FC2ブログ

◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL10(追記)

.16 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理は完成後更にフォノモーターの回転振動
ノイズを減少させる為の「低反発をフォーム」を使用して改良を行い、長時間エージングテストは順調でした。
丸一日経ちまして、梱包準備の前にLPレコードをかけて、「インバーターノイズ」と「モーター振動ノイズ」の両ノイズの
無い音に満足し、続いて45回EPレコードを乗せて45回転でスタートさせますが、33回転で回っています。??
そんな筈がないのに」と思い、ターンテーブルを外して調べますと、モータースピにドルにベルトが掛っていません。
33回転の位置のまゝです。



IMGP2143_600x400.jpg

↑ 45回転に切り替えてもモータースピンドル33回転の位置にベルトが掛っています。


IMGP2148_600x400.jpg

↑ モータースピンドルが規定値より下がっています。




モータースピンドルの取り付けネジをゆるめてモータースピンドルを上に移動させようとしますが、限界で不可能です。
下がった原因はモーターが規定位置より下がったことになります。

これはモータ重量で「低反発フォーム」が圧縮されたためです。
「低反発素材」は温度により柔らかくなる性質があります。 長時間の回転でモーターの温度が60℃近くになります。
そしてゴムのように反発力はありません。その為「低反発フォーム」が圧縮されて厚みが薄くなったようす。



IMGP2141_600x400.jpg

↑ ある程度圧縮したままで取付方法を改良いたしました。

接触面を広くする意味で大きな平ワッシャーを使用いたしました。


IMGP2135_600x400.jpg

IMGP2136_600x400.jpg

IMGP2137_600x400.jpg

↑ 取り付けボルトの締め付け具合も柔らかくいたします。


IMGP2139_600x400.jpg

↑ 調整しながらテストを繰り返し最良の状態にしていきます。  


IMGP2150_600x400.jpg

↑ 全長32cmのアームは通常27~29cmより長いためプレーヤーボートからの振動を受けやすくなります。

しかし、思いきった対策によりモーター振動は改善いたしました。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL9(追記)

.14 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理は完成いたしました。
ヘルツフリー化は正弦波インバーター電源の組み込みによるパルス性高調波のノイズを想定した対策が功を
奏してノイズの発生が予想以下の低雑音に満足いたしました。
低音域最大で音量中以上(大音量)でカートリッジから拾っているフォノモーター振動音の方が目立っています。
普通はここまでボリュームアップをして聞くことはありませんが、やはり気になります。
当初のあの状態からここまでパフォーマンスを高めてここで妥協するのは残念です。
「よし、ダメもとでも、最善を尽くそう」と決心の作業をはじめました。



IMGP1893_600x400.jpg

IMGP1915_600x411.jpg

↑ 最初、劣化した防振ゴムを交換いたしました。


IMGP1900_600x400.jpg

IMGP1897_600x400.jpg

↑ 防振ゴム交換後は飛躍的にノイズが減少いたしました。


ここまでは完成までの状況です。



更に進化させるには「防振素材」を過去に使用した実績のない「高性能な素材」を使用する必要があります。

脳裏をよぎったのは「低反発素材」です。

低反発フォームは、特殊な分子構造で 衝撃吸収材としてシリコンやポリプロピレンを原料にした低反発素材です。
私は従来からゴムにこだわっていました。そして円形のグロメット様のもで低反発素材はありませんでした。
4年前に大型HCでゴムパーツを物色中に見つけた低反発素材「ピタフォーム」を購入しておりましたが使用する事
はありませんでした。
ここで、救世主になるとは・・・・・早速その効果の確認作業を開始いたしました。


IMGP2130_600x472.jpg

↑ 低反発素材「ピタフォーム」は厚さ6mmのシート状ですので、適当な大きさにカットして2枚重ねで使用
いたします。


IMGP2127_600x400.jpg

↑ 取り付け方法も素材の性質を生かせた方法に変更いたします。


IMGP2128_600x400.jpg

↑ 先に使用したグロメットは一部使用いたします。


IMGP2129_600x583.jpg

IMGP2132_600x400.jpg

↑ テストの結果は、期待通り低反発素材の素晴らしさを実感いたしました。

半世紀以上前は夢の夢でした素晴らしい素材です。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL8(完成)

.14 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理VOL8工程は、「正弦波インバーター電源装置」を
センターキャビネットに格納いたしました。



IMGP2121_600x411.jpg

↑ 完成画像です。


IMGP2120_600x400.jpg

IMGP2114_600x841.jpg

IMGP2122_600x411.jpg

IMGP2101_600x541.jpg

IMGP2104_600x599.jpg

↑ 「スイッチング電源」と「正弦波インバーター電源」に固定金具を手作りして取り付けます。


IMGP2108_600x536.jpg

↑ 「スイッチング電源」と「正弦波インバーター電源」を格納して接続を完了いたしました。


IMGP2110_600x380.jpg

IMGP2106_600x899.jpg

↑ 「スイッチング電源」と「正弦波インバーター電源」の最大の敵は動作時に発せられるパルス性の
「高調波によるインバーターノイズ」です。
増幅度の高い「フォノ入力回路」に「ジーッ」とノイズが入ります。
しかし、取り付け位置や回路構成を研究の結果、最もノイズの少ない方法で取り付けを行いました。

(プレーヤーを回転させたままでAMラジオの受信はインバーターノイズで使用出来ません)


IMGP2113_600x400.jpg

IMGP2112_600x479.jpg

IMGP2105_600x400.jpg

↑ 低音を最大にした時にフォノモーターの回転振動を針先からカートリッジに伝わるノイズを
極力減少させる為にターンテーブルゴムマットの下に振動フィルターを挿入いたしました。


IMGP2107_600x1052.jpg

↑ 当時の操作パネルのダイヤルスケールのバックライトが暗いのは仕方がないと思います。
6.3Vの豆電球3個では無理があったようです。
その後ビクターやパイオニアは4ch時代は12Vのヒューズ型特殊パイロットランプを6~7個使用して華やかさを
競い合ってきました。


IMGP2124_600x400.jpg

波乱万丈の難関を突破して完成に漕ぎつけました。
「不可能は排除」と自身に檄をかけて「SANSUI APS-1200」は蘇りました。

この製品の印象は保存環境が影響して自然な経年劣化のダメージがありました。
しかし、内部を詳しく観察いたしますと、使用感が少なく感じました。
過去の故障修理の痕跡も認められません。

最近の家電製品のように「短寿命使い捨て」ではなくビンテージオーディオは家電文化財的な
優れた製品です。

只、懸念されるのが、半導体や回路部品の潜在的なトラブルが浮上してくるかもしれません。
レトロオーディオ等は修復修理を行って新品状態に復活したのではありませんが、
今後の使用がエージングになり性能が定着してまいります。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL7

.13 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL7工程は、
レコードプレーヤーは60Hz対応ですが、ご使用地域が50Hz地域のため急遽「正弦波インバーター電源装置」を
構築導入いたします。
このまま使用しますとレコードの回転数が約12%遅くなります。



IMGP2060_600x535.jpg

IMGP2061_600x375.jpg

↑ インバーター電源装置の漏洩ノイズが少ない位置をイメージしておきます。


IMGP2062_600x410.jpg

IMGP1889_600x419.jpg

↑ APS-1200のフォノモーターは「4極ヒステリシス・シンクロナスモーターを使用されています。
配線の変更を慎重に行います。   (元画像)


IMGP2067_600x464.jpg

↑ 配線変更後の画像です。


IMGP2063_600x900.jpg

↑ モータースイッチから発生するスパーク軽減用コンデンサーです。


IMGP2065_600x400.jpg

↑ 1Aのプレーヤー専用電源ヒューズを増設しておきます。


IMGP2069_600x400.jpg

IMGP2067_600x400.jpg

IMGP2068_600x400.jpg



簡単に動作説明をいたします。

商用電源の60Hz又は50HzAC100Vを「スイッチング電源」に入力してDC12Vを生成します。

DC12Vの直流電源を「正弦波インバーター電源」に入力して60HzAC100Vを生成してモーターを回転させます。
チューナーアンプはコンセントの50HzAC100Vを使用しています。

「正弦波インバーター電源装置は」出力が50/60Hz切換付が絶対条件です。(既存のモーターに合わせるため)
組み込み前に.テストを行います。



IMGP2070_600x390.jpg

IMGP2076_600x355.jpg

IMGP2077_600x400.jpg

IMGP2078_600x400.jpg

IMGP2079_600x400.jpg

↑ 簡易ストロボで回転数のチェックを行います。  ピッタリです。


IMGP2081_600x400.jpg

IMGP2082_600x400.jpg

IMGP2083_600x400.jpg

IMGP2084_600x816.jpg

IMGP2086_600x900.jpg

↑ テストは良好です。

スタート時とストップ時に「正弦波インバーター電源」から「ピッ」と発信音が鳴ります。


IMGP2087_600x805.jpg

IMGP2088_600x400.jpg

IMGP2089_600x367.jpg

↑ 45回転EPレコードのテストも正常です。


IMGP2092_600x400.jpg

IMGP2094_600x900.jpg

IMGP2096_600x433.jpg

↑ 59.89Hzで安定しています。


IMGP2099_600x400.jpg

↑ 商用電源は59.94Hzでした。

次はキャビネットに組み込みいたします。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL6

.11 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL6工程はセンター
キャビネットとスピーカーエンクロージャーの全体クリーニングを行い、シャーシーとレコードプレーヤーの組み込み
を行います。

アンプとレコードプレーヤーはキャビネットにマウントにより状態が変化する場合があります。
非常に緊張する工程になります。



IMGP1999_600x391.jpg

IMGP2004_600x397.jpg

↑ キャビネットとスピーカーエンクロージャーの外観全体の半世紀以上の汚れを時間をかけて丁寧にクリーニ
ングを行いました。
洗剤などを使用しのますと地肌の塗装面を痛めますので、なるべく使用いたしません。
そして、小傷や色抜けしたヶ所を修正して目立ちにくくいたしました。

仕上げに少量の特殊ワックスで磨き上げました。


IMGP2003_600x389.jpg





IMGP2007_600x403.jpg

組み込みテストを開始いたしました。

スプリットテストでは、あまり気にならなかった現象が強く出てきました。
それは、フォノモーターの回転振動がカートリッジの針先に伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出る
問題です。
キャビネットにマウント後は箱型のキャビネットに共鳴してさらに大きくブーンとノイズが出ます。 
通常の音量ではかき消されますが、無音域では不快に音になります。

対策を行います。




↓ VOL3工程での防振ゴム交換前画像
IMGP1893_600x400.jpg

↑ フォノモーターの回転音と回転振動が大きいのは、防振ゴムでモーター振動をプレーヤーボードに伝わり
にくくする構造になっています。
しかし、その防振ゴムが劣化しているため、効果がなくなっています。
その結果、回転振動が針先にもろに伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出てきます。
劣化して硬くなった防振ゴムを交換いたします。

↓ 防振ゴムを交換後の画像です。
IMGP1900_600x400.jpg

ここまではVOL3工程の一部を転記いたしました。



前回に交換した箇所をもう一度見直しましたが、変化はありません。

フォノモーターの交換は不可能です。

色々対策を考えましたが最終的にフォノモーターの「マウント構造を改良」することにいたします。

IMGP2051_600x400.jpg

↑ 元は真鍮製パイプにボルトを通していますが、
替わりに弾力の強いゴムチューブを使用してこの部分で振動を吸収する方法をとることにいたします。


IMGP2010_600x400.jpg

↑ 改良を行いテストを実行いたします。


IMGP2008_600x400.jpg

↑ 成功です。  大音量でも大丈夫です。




もう一つ問題があります。
これはごく稀にカートリッジのR/Lの出力が途切れたり、音量が変化したりしておりましたが、解決しておかなけれ
ばならない問題でした。
ラジオの場合は同じ症状はありません。



IMGP2033_600x400.jpg

IMGP2040_600x411.jpg

↑↓ これはカートリッジの接続ピンと接続線の接触不良を修復して解決いたしました。

IMGP2050_600x400.jpg

IMGP2037_600x400.jpg

IMGP2012_600x400.jpg

↑ プレーヤーの問題は全て解決いたしました。


IMGP2015_600x831.jpg

IMGP2016_600x400.jpg

IMGP2018_600x400.jpg

IMGP2020_600x400.jpg

IMGP2021_600x400.jpg

IMGP2027_600x372.jpg

IMGP2028_600x421.jpg

IMGP2030_600x400.jpg

↑ 下扉のストッパーが錆びていましたので磨いておきましたが、メッキが剥げています。


IMGP2038_600x401.jpg

↑ 前面の上扉は左側スライドに不具合がありますが、修理は不可能です。
下に収納したままでよいと思います。


IMGP2039_600x397.jpg

IMGP2022_600x400.jpg

IMGP2025_600x448.jpg

↑ SANSUI エンブレムと赤いパイロットランプが嬉しそうに見えます。


IMGP2054_600x400.jpg

↑ このステレオAPS-1200はスピーカーケーブルをFMアンテナとして利用していますので、
FM放送が受信が不安定な時はスピーカーケーブルを延ばしたり角度を変えたりしますと受信が
良くなる場合があります。






◆1955年代ナショナルHiFi MAGIC SUPERラジオ「UF-770」の修復修理 VOL1

.09 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE18_0800x264.jpg



1955年代ナショナルHiFi MAGIC SUPERラジオ「UF-770」の修復修理の記録です。
昭和30年代初期の製品ですので60数年以上前の製品です。



IMGP1995_600x394.jpg

↑ サイズ   W540    H325    D210mm

頑丈な木製キャビネットで前面の一部が樹脂製です。


IMGP1976_600x386.jpg

UF770_01_600x412.jpg

↑ 内部シャーシーは経年劣化が酷く、初期テストを行いますが電源が入りません。 

電源が入らない原因は、特殊回路のため「リモートスイッチアダプター」が欠品しているため通電できない構造
が判明いたしました。


IMGP1988_600x900.jpg

↑ 配線の外被の劣化が限界に達しています。


IMGP1986_600x400.jpg

↑ 電源ヒューズホルダーも錆びて朽ち果てて通電不可能状態です。


IMGP1980_600x400.jpg

IMGP1982_600x400.jpg

↑ パイロットランプ用配線は外被の変質硬化のため亀裂によりショートが懸念されます。


IMGP1977_600x400.jpg

IMGP1979_600x400.jpg

IMGP1989_600x423.jpg

IMGP1990_600x400.jpg

↑ 「リモートスイッチアダプター」が欠品のため直結処理を行い強制的に電源投入を行いました。

しかし、真空管ヒーター回路とパイロット回路は通電しましたが、動作はいたしません。
B電源回路が動作していないようです。(リモートスイッチに関連あり)


IMGP1991_600x400.jpg

IMGP1992_600x400.jpg

↑ スイッチ接点がかなり劣化しています。


IMGP1984_600x400.jpg

IMGP1988_600x900.jpg

↑ 画像上部の2×5=10個の小さなコイル群はロータリースイッチ選局用の放送局5局の周波数を固定し
てスイッチで選局するもので、当時は画期的なものでした。

しかし、現在ではこれが仇になっています。 
元通りになったとしても現地で各放送局の周波数に合わせて調整が必要になりります。


IMGP1994_600x381.jpg

↑ 基本のバリコンによる選局に改良する方法が無難かと考えますと、全体的な改造が必要になります。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL5

.04 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL5工程は
レコードプレーヤーの全体のクリーニングを行いました。

レコードプレーヤーは精巧な機器です。
しかも、経年劣化のダメージを最も受けやすいデリケートな機器です。 
そして、「ステレオの顔」です。  きれいにしてやりたいと思います。




IMGP1884_600x400.jpg

IMGP1888_600x401.jpg

IMGP1885_600x400.jpg

IMGP1886_600x400.jpg

IMGP1884_600x485.jpg

IMGP1887_600x400.jpg

↑ カートリッジヘッドシェルとトーンアームのクリーニングも行います。




分厚いアルミダイキャストのターンテーブルは普通よりもかなり重く作られています。
これは重いほど回転中の「ワウ・フラッター」(回転ムラ)が少なく安定した回転が維持されます。
この重量ターンテーブルを回すために大型のフォノモーターが使用されています。

ゴムマットから露出した部分の表面が劣化変色して見苦しくなっていますので、細かいサンドペーパーに洗剤を
つけて丹念に研磨いたしました。↓

IMGP1971_600x459.jpg

IMGP1972_600x400.jpg

IMGP1963_600x473.jpg

↑ ゴムマットは洗剤でブラシ洗いを行いました。


IMGP1968_600x400.jpg

↑ 飾りのリングもきれいになりました。


IMGP1975_600x626.jpg

IMGP1958_600x400.jpg

IMGP1960_600x400.jpg

↑ カートリッジヘッドシェルとトーンアームもこんなにきれいになりました。



IMGP1952_600x400.jpg

IMGP1950_600x400.jpg

↑ プレーヤーボードのクリーニングを最後に行いました。


IMGP1954_600x400.jpg

↑ ゴムベルトを架けながらターンテーブルをセットいたします。


IMGP1946_600x400.jpg

IMGP1944_600x420.jpg

↑ 完了いたしました。


IMGP1940_600x528.jpg

↑ ゴムマットの縞目が照明や角度により変化します。 

肉眼ではこんなに変化がないのですが、微妙です。

次工程でシャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットに組み込んでみます。
組み込みによエージングテストを行うことにより、今まで出なかったトラブルが発見できます。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL4

.03 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL4工程は
シャーシーの経年劣化による錆の補修を行いました。



IMGP1919_600x479.jpg

IMGP1923_600x756.jpg

↑ シャーシーの錆はこのままでも機能的には問題はありませんが、今後のことを考えますとこの機会に補修
しておくことが重要と考えました。

全塗装は不可能ですので、錆の酷い箇所を塗装いたします。

922_600x370.jpg"



シャーシーは0.5mm程の鉄板にメッキを施してありますので普通は錆びろことはありません。
私の経験では過去にビクターの真空管ステレオで鼠が巣つくり排泄物で錆びて腐蝕しているのがありました。
修復修理の記録はブログ内検索「SSL-96」でご覧いただけます。

● 錆びた部分の清掃を行いシルバー色ラッカーの塗装を行いました。


IMGP1925_600x385.jpg

IMGP1924_600x414.jpg

↑ 2回塗りを完了いたしました。


IMGP1927_600x870.jpg

↑ 表面の塗装が完了いたしました。


IMGP1938_600x841.jpg

↑ 裏面の一部の塗装をしています。   後部の一部が残っていますが、最後に塗り上げます。


IMGP1933_600x400.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。


IMGP1935_600x727.jpg

IMGP1931_600x400.jpg

IMGP1934_600x457.jpg

次工程でレコードプレーヤーの全体的なクリーニングを行います。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL3

.31 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL3工程は
レコードプレーヤーの修復を行います。



IMGP1911_600x400.jpg

↑ 手動式のレコードプレーヤーですが、色々問題を抱えております。


IMGP1884_600x400.jpg

IMGP1885_600x400.jpg

IMGP1888_600x400.jpg

IMGP1904_600x409.jpg

IMGP1905_600x400.jpg

IMGP1886_600x400.jpg

↑ ドライブベルトのゴムが劣化して脱落して消滅していますので、新しいゴムべルトを装着いたしました。


IMGP1887_600x400.jpg

↑ レコードテストを行います。

① 60Hz用のフレーヤーの回転は安定しています。
   しかし、フォノモーターの回転音と回転振動が気になります。
   そして、その振動音がカートリッジの針先に伝わりスピーカーからブーンとノイズになり出てきます。

② カートリッジのR/Lに出力差があります。


IMGP1889_600x419.jpg

IMGP1893_600x400.jpg

↑ フォノモーターの回転音と回転振動が大ききいのは、防振ゴムで軽減させる構造になっています。
しかし、その防振ゴムが劣化しているため、効果がなくなっています。
その結果、回転振動音が針先にもろに伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出てきます。

防振ゴムを交換いたします。


IMGP1915_600x411.jpg

↑ 劣化した防振ゴムを取り外しました。


IMGP1897_600x400.jpg

IMGP1900_600x400.jpg

↑ 3ヶ所の新しい防振ゴムを交換してフォノモーターを再マウントいたしました。


IMGP1896_600x400.jpg

↑ フォノモーターに注油を行いました。


IMGP1913_600x400.jpg

IMGP1914_600x400.jpg

IMGP1908_600x400.jpg

IMGP1906_600x414.jpg

↑ テスト中の様子です。

かなりノイズは低くなりました。 カートリッジR/Lの出力差の問題は次工程で行います。


IMGP1909_600x417.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL3

.30 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理にかからせていただきます。

VOL3工程はレコードプレーヤーの修復を行います。




IMGP1884_600x400.jpg

IMGP1888_600x400.jpg

IMGP1885_600x400.jpg

IMGP1886_600x400.jpg

IMGP1887_600x400.jpg


IMGP1889_600x419.jpg




IMGP1893_600x400.jpg

◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL2

.30 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理にかからせていただきます。

センターキャビネットからチューナーアンブシャーシーとレコードプレーヤーを取り外します。



IMGP1857_600x342.jpg

IMGP1858_600x330.jpg

↑ センターキャビネットからチューナーアンブシャーシーとレコードプレーヤーを取り外しました。


IMGP1861_600x927.jpg

↑ 取り外したシャーシーを見て劣化の凄さに注目いたしました。


IMGP1862_600x405.jpg

IMGP1859_600x1058.jpg

↑ 金属シャーシーの錆具合と腐蝕、ホコリの堆積の様子から塩害でないかと推察いたします。
海に近い地域の農家の納屋・物置等で外気に直接触れやすい場所に永年に亘り保管されていたとのでは
ないでしょうか。

通常の生活空間で発生するハウスダストが殆ど見当たりません。
いままでの経験では、普通このような劣化はありません。


IMGP1861_600x700.jpg

↑ 鉄板製のシャーシーのメッキが劣化して錆びているのは機能的に問題ありませんが、
心配なのは、プリント基板の方です。
プリント基板には電子部品のトランジスタ・コンデンサー・抵抗・コイル・ボリューム・スイッチ・配線等が取り付け
られています。
新品の時はプリント基板全体に表面処理を行って湿度やホコリから守っています。
しかし、それも経年劣化で効果が薄れています。

●4個のパワートランジスタの外装の腐蝕は性能には影響がありません。


IMGP1878_600x972.jpg

↑ 外気に直接触れないシャーシーの内部は比較的きれいです。 

前面パネルとツマミはアルミ製ですので大丈夫です。


IMGP1877_600x900.jpg

↑ 各ボリューム/セレクターロータリースイッチ等全てのガリ・接触不良を接点復活剤の注入とすり合わせに
より丹念に修復を行っていきます。


IMGP1873_600x761.jpg

↑ 操作部分が完全な状態で全体的な動作テストを行います。


IMGP1864_600x400.jpg

IMGP1865_600x280.jpg

IMGP1866_600x400.jpg

↑ 先ず、ガリ・接触不良が無い状態でラジオのテストでは、

AMラジオ・・・・・感度は良好ですが、同調周波数ズレがあります。
          バリコンの不具合で局部発信停止で一部受信不能があります。
          ダイヤル選局中にロープ滑車から異常音発生確認。

FMラジオ・・・・・感度不足


IMGP1879_600x400.jpg

IMGP1881_600x400.jpg

IMGP1882_600x400.jpg

↑ ラジオの選局はダイヤルツマミをまわてバリコンを回転させる構造はかなり複雑です。
ダイヤルシャフト、ナイロンロープと樹脂製の滑車バリコンドラムなどから構成されています。

キイーキイー鳴るのはダイヤルシャフトの油切れてした。 
シュルシュル鳴るのは5個の滑車から出ていました。 どちらも潤滑剤で直りました。


IMGP1883_600x400.jpg

↑ バリコンの不具合で局部発信停止で一部受信不能の不具合は、バリコンのローターシャフトの接触不良
が原因でした。
潤滑剤の投入とすり合わせで解決いたしました。

レコートプレーヤー修復とFMラジオの感度不足は次工程で進めます。




◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL1

.28 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE17_800x263.jpg



予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理にかからせていただきます。



IMGP1846_600x400.jpg

↑ 今回はオークションの出品先から丁寧な梱包で3個口で届いておりました。


IMGP1841_600x400.jpg

IMGP1844_600x400.jpg

↑ センターキャビネットの上扉に開閉時の不具合が確認できましたが、これは輸送中に起きたものではなく
最初からの状態のようです。

普段は開いての使用ですので、全く問題はないと考えます。


IMGP1848_600x432.jpg

↑ スピーカーを接続してテストの準備を行います。


IMGP1850_600x400.jpg

IMGP1853_600x400.jpg

↑ 電源投入で初期動作テストを行います。

① 電源が入り操作パネルのダイヤル照明の点灯OK

② AMラジオ受信OK
FMラジオ受信 (感度弱く外部アンテナ必要)

③ ●音量調整ボリュームの劣化による接触不良が酷く音途切れにより全く音が出ない位置が多くガリの
     修復が必要。
   ●音質調整ボリューム・バランス調整ボリュームにも接触不良のガリがあります。

④ ●PHONO/FM/AM/AUXのセレクタースイッチの接触不良
   ●アコースチックコントロールスイッチの接触不良

⑤ 電源スイッチを含めて計6個の小型のスイッチの接触不良も要点検

以上はレトロ機器の経年劣化の修復には必須条件になります。

修復にはシャーシーを取り外してトランジスタ回路基板の点検修理を行います。


IMGP1843_600x402.jpg

↑ レコードプレーヤーの初期点検を行います。


IMGP1849_600x400.jpg

↑ タ-ンテーブルは回転いたしません。


IMGP1854_600x400.jpg

IMGP1855_600x400.jpg

↑ ターンテーブルを取り外して調べます。

フォノモーターは回転しています。
しかし、ドライブベルトは、経年劣化で朽ち果てて外れて落下してボード上に形跡が残っています。

カートリッジは次工程で確認を行います。





/

◆1970年代初期の珍しいビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」の修復修理 VOL5

.21 2019 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)
BANNRE16_800x263.jpg



予てよりお持ち込みを頂いておりましたビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」修復修理の記録です。
長時間の連続エージングテスト中に左アンプの音の変化は、冷却ファンの取り付けにより改善されました。
5時間以上の連続使用にもパワートランジスタの異常な温度上昇がなく好調です。

次はアンプシャーシーとプレーヤーをキャビネットに取り付けたテストを行います。



IMGP1773_600x408.jpg

↑ スピーカーグリルサランネットも新しく張り替え、木部もクリーニング、ワックスかけにより見違えるように
美しくなりました。
アンプシャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットに収めますと、グーンと存在感がアップいたします。


IMGP1775_600x400.jpg

IMGP1776_600x400.jpg

↑ レコードプレーヤーもピカピカ輝いています。


IMGP1779_600x400.jpg

IMGP1780_600x400.jpg

IMGP1782_600x400.jpg

IMGP1783_600x400.jpg

IMGP1786_600x409.jpg

IMGP1787_600x412.jpg

IMGP1755_600x682.jpg

↑ 内蔵FM簡易アンテナを300Ωフィダー線を使用して造り、キャビネットの背面に取り付けました。
これにより、ローカルFM放送局の電波が外部アンテナなしで受信できます。


IMGP1755_600x400.jpg

↑ FM電波の受信感度は良好です。 但しステレオ本体を設置する向きによりアンテナの指向性が変わり
受信感度が悪くなる場合があります。


IMGP1756_600x393.jpg

IMGP1757_600x400.jpg

IMGP1768_600x400.jpg

IMGP1770_600x405.jpg

IMGP1772_600x422.jpg

IMGP1773_600x400.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。


IMGP1652_600x819.jpg

IMGP1636_600x400.jpg

↑ 修復前の外観の状態です。





◆1970年代初期の珍しいビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」の修復修理 VOL4

.19 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE16_800x263.jpg



予てよりお持ち込みを頂いておりましたビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」修復修理の記録です。

長時間の連続エージングテスト中に左アンプの音の変化に気付ました。
「パワー基板内の左パワートランジスタのヒートシンク」の温度がかなり上昇していました。
一旦電源を切り冷えてから再度テストを行いますと正常に戻っています。
どうやらアルミ製のヒートシンク(放熱板)の自然対流放熱では限界のようです。



IMGP1735_600x571.jpg

↑ 急遽、冷却ファンの取り付けに踏み切りました。


IMGP1751_600x403.jpg

↑ PCパーツの静音型の80mm×15mm厚の薄型ファンを2個使用いたしました。


IMGP1735_600x430.jpg

↑ L型金具を作り冷却効率の良い上部から吹き付ける形で取り付けました。  


IMGP1734_600x400.jpg

IMGP1737_600x381.jpg

IMGP1738_600x400.jpg

IMGP1740_600x400.jpg

IMGP1733_600x407.jpg



ファンの電源はDC12V0.1Aです。 2台で0.2Aですからどこから調達するかを考えます。



IMGP1739_600x400.jpg

↑ 運よく電源トランスのパイロット回路のAC12Vを整流して使用いたします。


IMGP1744_600x400.jpg

↑〇印のダイオードと電解コンデンサーをラグ板を介して取り付けDC12Vを作りました。


IMGP1747_600x400.jpg

IMGP1741_600x400.jpg

IMGP1742_600x400.jpg

IMGP1746_600x400.jpg

IMGP1748_600x391.jpg

↑ テスト中の様子です。

冷却効果は良好です。  回転音は静かです、長時間の連続使用に安心です。





◆1970年代初期の珍しいビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」の修復修理 VOL3

.16 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE16_800x263.jpg



予てよりお持ち込みを頂いておりましたビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」修復修理の記録です。
このビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」はあまり見かけない珍しい機種ですが、私の推測ですが、
1970年代初期に各メーカーが4CHステレオの研究を始めた頃の製品ではないかと思います。




IMGP1716_600x842.jpg

↑ センターキャビネットの袴の部分の表面材が剥離していますので木工用ボンドで接着を行います。


IMGP1717_600x400.jpg

IMGP1718_600x400.jpg

↑ かなり酷くめくれています。


IMGP1719_600x400.jpg

↑ しっかり接着をいたします。


IMGP1722_600x400.jpg

IMGP1725_600x400.jpg

↑ 天板の汚れを綺麗に取り去りワックスかけを行いました。


IMGP1726_600x400.jpg

IMGP1727_600x400.jpg

↑ 見違えるようになりました。




プレーヤーのフォノモーターの3か所の防振ゴムの交換を行います。



IMGP1697_600x400.jpg

IMGP1728_600x400.jpg

↑ 劣化した防振ゴムを取り外しました。


IMGP1720_600x400.jpg

IMGP1721_600x400.jpg

↑ 防振ゴムの交換完了です。


IMGP1730_600x408.jpg

IMGP1731_600x419.jpg

IMGP1732_600x429.jpg

IMGP1729_600x400.jpg

次工程へ進みます。


.

◆1970年代初期の珍しいビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」の修復修理 VOL2

.15 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE16_800x263.jpg



予てよりお持ち込みを頂いておりましたビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」修復修理の記録です。
このビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」はあまり見かけない珍しい機種ですが、私の推測ですが、
1970年代初期に各メーカーが4CHステレオの研究を始めた頃の製品ではないかと思います。




IMGP1633_600x400.jpg

IMGP1652_600x415.jpg

↑ スピーカーグリルのサランネットの「シミ」はステレオの品格を保つうえにも重要な要素になります。

新しく張り替えるとにいたします。


IMGP1661_600x814.jpg

↑ 右の大きな丸い孔は低音増強の バスレフ(位相反転)構造を形成しています。


IMGP1652_600x819.jpg

IMGP1656_600x900.jpg

IMGP1655_600x900.jpg


↑ スピーカグリルを外して、音の良さを納得できました。

25cmウーハーからなる3WAスピーカーシステムでした。
そしてバスレフ効果の素晴らしいエンクロージャーです。 低音が良すぎるわけです。




それでは、いまどきのサランネットに張り替えます。 なるべくオリジナルの色合いを損なわずに進めます。




IMGP1678_600x400.jpg

IMGP1679_600x400.jpg

IMGP1681_600x400.jpg

IMGP1680_600x400.jpg

IMGP1682_600x400.jpg

↑ きれいに仕上りました。


IMGP1657_600x375.jpg

IMGP1688_600x400.jpg

IMGP1687_600x400.jpg

↑ 経年の汚れを落とさないとつり合いが取れなくなりました。

テスト的にクリーニングを試しましたので、綺麗にいたします。





◆1970年代初期の珍しいビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」の修復修理 VOL1

.15 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE16_800x263.jpg



予てよりお持ち込みを頂いておりましたビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」修復修理の記録です。
このビクター4CHセパレートステレオ「QSL-F555」はあまり見かけない珍しい機種ですが、私の推測ですが、
1970年代初期に各メーカーが4CHステレオの研究を始めたころの製品ではないかと思います。



IMGP1636_600x400.jpg

↑ 当時、かなり高額をかけてお求めになった製品ですが、鳴らなくなってから長い間放置していた様子です。 

症状は電源は入るがプレーヤーも回らず、音が出ない状態です。


IMGP1637_600x839.jpg

IMGP1650_600x900.jpg

↑ 背面の様子です。


IMGP1651_600x394.jpg

IMGP1642_600x400.jpg

↑ シャーシーを取り出して点検を開始いたします。


IMGP1715_600x808.jpg

↑ シャーシー上面です。  大型のシャーシーです。  かなり複雑です。   
製造したメーカーも大変だったと察します。

堆積した約半世紀のホコリが物語っています。


IMGP1702_600x860.jpg

↑ シャーシー裏面です。  プリント基板のパターンを見て年代が分かります。


IMGP1707_600x400.jpg

IMGP1706_600x400.jpg

↑ 各セレクタースイッチ群と各ボリューム群に経年劣化による接点不良から発生する電気的接触不良
を修復していきます。
接点クリーナー/接点復活剤の投入によりすり合わせを行い、接触改善を行います。


IMGP1710_600x400.jpg

↑ パワーアンプ基板等その他のシッカリした造りで当時の純日本製の信頼性が窺われます。


IMGP1668_600x383.jpg

↑ シンプルなセミオートでリターンメカのみの単純メカですのでトラブルが少なくて結果的には
良いと思います。


IMGP1705_600x400.jpg

IMGP1703_600x337.jpg

↑ AM/FMラジオの動作が蘇りました。




続いてレコードプレーヤーの仮修理を行います。




IMGP1640_600x400.jpg

↑ 4CHカートリッジとセミオートプレーヤーです。


IMGP1647_600x400.jpg

IMGP1645_600x444.jpg

↑ ターンテーブルを回転させるゴムベルトが劣化して溶け落ちて下のボードの上にへばりついて固まっています。


IMGP1690_600x369.jpg

↑ 一般のターンテーブル20cmリム        本機のターンテーブル24cmリム         


IMGP1693_600x400.jpg

↑ 上  一般の20cmゴムベルト        下  本機の24cmゴムベルト を取り付けました。  


IMGP1696_600x486.jpg

↑ セミオートプレーヤーの裏面の様子です。


IMGP1697_600x400.jpg

↑ フォノモーターに注油を行いました。  防振ゴムは劣化していますので後で交換を行います。


IMGP1698_600x400.jpg

IMGP1662_600x400.jpg

IMGP1664_600x791.jpg

↑ カートリッジは健在です。 レコード針は欠けていますので、別の針を付けてテストを行います。


IMGP1665_600x900.jpg

↑ 想像を絶する音に大満足です。  


IMGP1674_600x400.jpg

IMGP1673_600x400.jpg

IMGP1672_600x400.jpg

IMGP1671_600x400.jpg

IMGP1670_600x400.jpg

IMGP1669_600x388.jpg

何が凄いのかは次工程でわかります。  お楽しみに・・・・・





◆懐かしい1988年製ブラウン管カラーテレビの復刻版TOSHIBA" off シリーズ"18RF1の修復修理 VOL2

.12 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE15_800x263.jpg


1988年製ブラウン管カラーテレビの復刻版TOSHIBA" off シリーズ"18RF1の修復修理は、
電源投入してパイロットランプは点灯しますが、暫く待っても電源が入らない状態でした。

VOL1工程で修理の結果、エージングテストは順調でした。
しかし、最初音声が出なかったのですが、音声回路電源の電解コンデンサーが液漏れ短絡していましたのを発見
し交換を行い音声は出るようになりました。
ところが、どうも音響パワーが弱く音質も悪いのが気になりました。 日にちの経過によりひどくなったような気がい
たします。



IMGP1619_600x447.jpg

↑ 音声回路基板をチェックしますが、基板内に異常は認められません。

最後にスピーカーの不良を発見いたしました。


IMGP1623_600x553.jpg

IMGP1625_600x440.jpg

IMGP1624_600x430.jpg

↑ 小型スピーカーの経年劣化によるパワーの低下です。

代わりのスピーカーをテストに接続してみますと、俄然音響パワーがアップいたしました。


IMGP1626_600x400.jpg

IMGP1629_600x400.jpg

↑ 画像 左上 交換に使用する中古スピーカー    右上 インピーターンス不一致のため使用不可

   画像 下 取り外した劣化不良のスピーカー


IMGP1630_600x400.jpg

IMGP1632_600x400.jpg

↑ 交換完了です。   素晴らしく良い音質/音量になりました。  元気に鳴っています。





◆懐かしい1988年製ブラウン管カラーテレビの復刻版TOSHIBA" off シリーズ"18RF1の修復修理 VOL1

.07 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE15_800x263.jpg


予てよりご相談を頂いたおりました1988年製ブラウン管カラーテレビの復刻版TOSHIBA" off シリーズ"18RF1の修復
修理 ですが、本機の特徴は外観はロータリーチャンネルをガチャガチャ回して親から叱られたブラウン管真空管式の
レトロ感のカラーテレビですが中身は当時の最先端のICトランジスタ・ワイヤレスリモコン・ビデオ入力端子付き、
そしてレトロ映像演出のモノクロ・セピア映像などの新機能が盛り込まれています。

しかし、30年の経年劣化のダメージに翻弄されて誤動作や動作不良を余儀なくされています。
マイクロプロセッサー搭載のシャーシーの修復修理は全ての機能をントロールしている「QA01」のIC TMP47C6342426
マイクロプロセッサーが不良の場合はIC TMP47C6342426 の入手は不可能なため困難を極めておりますが、
過去の経験則により適切な修復修理を行ってまいります。



IMGP1549_600x590.jpg

↑ 電源投入してパイロットランプは点灯しますが、暫く待っても電源が入らない状態です。

そのまま30分程放置しておくと、電源リレーが「カチカチカチカチ」と連続して小さな音をたててチャタリング状態
になっています。
そして一瞬画面が光りそうになりますが、消えてしまいます。


IMGP1497_600x571.jpg

↑ 背面の様子です。  すごく丁寧な造りになっています。





当時TOSHIBA" off シリーズ"18RF1が開発発売された意図を振り返ってみます。

1988年と言えば31年前、昭和最後の年バブル経済絶頂期の頃でした。
当時、東芝はヤング指向のコンセプト商品として、「日常生活からoff し、自由に暮らす、シングルライフのわがまま
に応える」
「offシリーズ」の「ヤングライフ家電製品」を発売いたしました。

若い頃に思い切って手に入れて大切にご愛用の思い出の多い宝物です。



18RF1_500X982.jpg

toshiba_off_500x367.jpg

toshiba_off_500x365.jpg

DSCF0574_500X375.jpg

DSCF0568_500X667.jpg




IMGP1498_600x551.jpg

↑ シャーシーを取り出して清掃を行います。


IMGP1500_600x400.jpg

↑ 内部はホコリの堆積はありますが、過去に修理の形跡は認められませんでした。


IMGP1502_600x485.jpg

IMGP1507_600x449.jpg

IMGP1512_600x603.jpg

↑ シャーシーを取り外しました。


IMGP1510_600x900.jpg

IMGP1516_600x778.jpg

↑ 1枚ものの大きなプリント基板はダメージの受けている部分が変色しています。
これはその部分の部品の発熱で変色したのですが、直ちに故障に結びつくことはありません。


18RF1_600x800.jpg

↑ ◎チャタリングで電源が入らない原因は電源回路の一部の電解コンデンサーの不良でした。
    2個の電解コンデンサーを交換いたしました。

  ◎音声回路にも異常がありました。
    イヤホンジャックでは音は出ますが、内蔵スピーカーから音が出ません。
    原因は音声出力回路の電解コンデンサーの不良でした。 交換を行いました。

このテレビの頭脳に位置するQA01のIC TMP47C6342426 マイクロプロセッサーは大丈夫でした。


IMGP1548_600x591.jpg

↑ シャーシーを元に戻してテストを行います。

DVDプレーヤーの映像をビデオ入力端子に接続いたします。


IMGP1539_600x586.jpg

IMGP1541_600x561.jpg

IMGP1542_600x577.jpg

IMGP1543_600x566.jpg

IMGP1544_600x545.jpg

↑ 映像・音声とも良好で安定しています。

電源投入直後の様子と連続通電の様子などテストを続けます。


IMGP1556_600x456.jpg

↑ レトロ感アップのセピア映像です。


IMGP1568_600x449.jpg

↑ モノクロ映像です。

エージングテストを続けます。




◆1970年代パイオニアマルチアンプセパレートステレオ「S-88」の修復修理 VOL3

.04 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE14_800x263.jpg


1970年代パイオニアマルチアンプセパレートステレオ「S-88」はマルチアンプ搭載の高音質の大型ステレオです。
過去に同機種を数台修復修理の経験がありますが、いずれも難航した記憶があります。

VOL3工程でシャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットに組み込み動作テストを行います。



IMGP1480_600x412.jpg

↑ シャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットに組み込み動作テスト中の様子です。


IMGP1462_600x833.jpg

IMGP1465_600x429.jpg

↑ 300Ωフィダー線で作ったFM簡易アンテナをセンターキャビネット背面に取り付けました。

FM簡易アンテナですが結構感度がよく便利に使用できます。


IMGP1478_600x395.jpg

IMGP1481_600x400.jpg

↑ レコード演奏でテスト中の様子です。

やはりマルチアンプステレオの真価がもろに出ています。   凄い音です。

画像でスピーカーのサランネットから透けて見える3WAYスピーカーですが、
                           
                      「左上 ホーン形ツイーター(高音)」    「右上 12cmスコーカー(中音)」
                                     
                                     「中央 25cmウーハー(低音)」
 

IMGP1482_600x892.jpg

↑ レコードプレーヤーのエージングテスト中です。


IMGP1483_600x403.jpg

IMGP1484_600x387.jpg

IMGP1485_600x400.jpg

IMGP1486_600x405.jpg

↑ テスト中ですが被写角によりいろんな表情が出てきます。

永い眠りから覚めて生きいきしているのを感じます。


IMGP1487_600x400.jpg

IMGP1490_600x400.jpg

IMGP1491_600x390.jpg

IMGP1493_600x400.jpg

IMGP1479_600x395.jpg

エージングを続けます。





◆1970年代パイオニアマルチアンプセパレートステレオ「S-88」の修復修理 VOL2

.04 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE14_800x263.jpg



1970年代パイオニアマルチアンプセパレートステレオ「S-88」はマルチアンプ搭載の高音質の大型ステレオです。
過去に同機種を数台修復修理の経験がありますが、いずれも難航した記憶があります。

VOL2工程でレコードプレーヤーの修復を行います。



IMGP1433_600x405.jpg

IMGP1473_600x400.jpg

↑ ターンテーブルを外しますとドライブベルトは経年劣化で溶けて外れ落ちてボードにへばりついて固まっています。
新しいベルトを装着して回転の具合を見ます。


IMGP1469_600x501.jpg

↑ 新しいベルトを取り付けました。


IMGP1475_600x400.jpg

IMGP1467_600x400.jpg

↑ モータースピンドルにひっかけます。


IMGP1454_600x416.jpg

IMGP1454_600x41.jpg

↑ S-88に搭載のフルオートレコードプレーヤーはデリケートで特にオートリターン機構に不具合が多く苦労を
強いられました。

メカの元凶は矢印の「回転コントロールスイッチ」の構造と劣化による不具合です。
これはスイッチの固定接点がプリント基板の工法で造られていて接触抵抗に弱く摩耗して回転スライド接点との
電気的接触が不完全になるためオートリターン動作が不規則になってしまいます。
以降の製品ではマイクロスイッチに改良されましたが、マイクロスイッチでもスイッチ接点不良が出ています。

今回も祈るような気持ちで修復テストを行いました。


IMGP1457_600x400.jpg

↑ フォノモーターの防振ゴムは大丈夫です。

パイオニアのプレーヤーの防振ゴムは強いです殆ど交換したことはありません。
ゴムの材質が良く驚異的に耐用年数が伸びています。  その割にはゴムベルトはボロボロですが・・・・・


IMGP1458_600x400.jpg

↑ フォノモーターに注油を行いました。


IMGP1456_600x400.jpg

↑ メカの可動部に潤滑剤を注入いたしました。


IMGP1459_600x400.jpg

IMGP1460_600x400.jpg

↑ スタートスイッチの接点を磨いておきます。


IMGP1477_600x400.jpg

↑ カートリッジは検査の結果大丈夫ですが針が欠けておりますので新しくいたします。


IMGP1466_600x380.jpg

↑ とりあえず別のカートリッジに付け替えてテストを行います。


IMGP1446_600x400.jpg

IMGP1450_600x400.jpg

IMGP1448_600x515.jpg

↑ レコードの動作テストは一連の自動動作はクリアできましたが、このプレーヤーの癖は皆同じようです。

エージングテスト(慣らし)を繰り返して安定感は出てくると思います。


IMGP1472_600x400.jpg

↑ プレーヤー全体をきれいにクリーニングをいたしました。





◆1970年代パイオニアマルチアンプセパレートステレオ「S-88」の修復修理 VOL1

.03 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE14_800x263.jpg



1970年代パイオニアマルチアンプセパレートステレオ「S-88」はマルチアンプ搭載の高音質の大型ステレオです。
過去に同機種を数台修復修理の経験がありますが、いずれも難航した記憶があります。
しかし、何ごとも経験や修練がスキルアップにつながります。



IMGP1432_600x928.jpg

↑ 故障したまま永い間眠っていたようです。


IMGP1433_600x900.jpg

↑ レコードプレーヤーも全く動きませんが次の工程で点検を行います。


IMGP1434_600x400.jpg

↑ パイオニアはスピーカー専門メーカーでしたせいでしょうか、スピーカーの組み合わせが上手いです。


IMGP1428_600x350.jpg
 
↑ シャーシーを取り出しました。

電源投入しますと、突然「バリバリッ」と落雷のような猛烈なショックノイズが続きます。


IMGP1437_600x819.jpg

↑ シャーシー上面の各プリント基板群です。

回路基板ごとに切り分けて原因追及を行います。


IMGP1436_600x863.jpg

↑ 裏側の基板パターン面です。


IMGP1440_600x436.jpg

↑ 先ずマルチパワーアンプ内を入念に調べましたが異常は見つかりません。


IMGP1439_600x871.jpg

↑ 最も怪しいプリアンプ基板内を使用トランジスタの不良が確認できました。

不良は赤丸印の8個のトランジスタ全部ではありませんが、全てのトランジスタを交換いたします。


IMGP1495_600x428.jpg

↑ 2SC870×2   2SC871×2   2SC458×4 を代替えトランジスタ 2SC1815Y×8個に交換を行いました。


IMGP1496_600x400.jpg

↑ ダイヤル照明用の特殊ヒューズ型パイロットランプ2個を交換いたしました。


IMGP1442_600x400.jpg

IMGP1441_600x850.jpg

IMGP1443_600x400.jpg

IMGP1444_600x400.jpg

↑ 以上で完全にあの猛烈なショックノイズから解放されました。




◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL12(梱包)

.29 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は、
発送準備の梱包を完了いたしました。



IMGP1420_600x593.jpg

↑ 梱包サイズ W990  D490  H900mm
梱包は大変重要な作業になります。

① 完成した製品を最高のコンディションでお届をいたします。
② 到着後の開梱の手間を最小限にする。(脚部を取り付けたままの梱包ですが脚部に荷重負荷ゼロ)
③ 梱包資材の要再利用


IMGP1425_600x722.jpg

↑ 側面の様子です。 


IMGP1424_600x422.jpg

↑ ガラス引戸は別梱包です。 (送られて来た時の状態のまま)




キャビネットに全ての組み込みが終わり最後のエージングテスト中に小さなショック性ノイズ(ポツッ)と
「短く、小さく」感知いたしました。 
真空管の脚ピンとソケットの接触不良を疑いましたが、違いました。
打診で真空管の内部電極の接触不良かと思いきや、それでもありません。

シャーシーを取り外して基板内を詳しく調べました。
結局、真空管の1個のカップリングコンデンサーの不良を発見いたしました。
狭いシャーシー取付け空間の温度上昇によるものでした。
この際、今後の事を考えて7個のカップリングコンデンサー全てを交換いたしました。



IMGP1409_600x400.jpg

IMGP1412_600x400.jpg

IMGP1411_600x400.jpg

IMGP1427_600x419.jpg

↑ 土壇場で発見できたことはラッキーでした。


IMGP1417_600z400.jpg

IMGP1418_600x400.jpg

IMGP1415_600x400.jpg

↑ こうして最後まで気が抜けないのが、レトロオーディオの世界です。





◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL11(完成)

.25 2019 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は、
最終工程に到達いたしました。



IMGP1405_600x400.jpg

↑ オートチェンジャーの特徴は演奏時間が短いEPドーナツ盤の連続演奏に威力を発揮いたします。
基本構造は複雑です。 LPスピンドルがレコード盤を操っています。

そのLPスピンドルにEPスピンドルアダプターを被せてEP盤を重ねてオートチェンジをさせる構造になっています。
今回最終工程ですEPスピンドルアダプターのメンテナンスを行いました。


IMGP1391_600x464.jpg

↑ EP盤11枚を連続演奏テストの様子です。 テストでは最高枚数に挑戦します。


IMGP1389_600x841.jpg

IMGP1389_600x439.jpg

IMGP1392_600x400.jpg

↑ 1枚目テスト中


IMGP1393_600x400.jpg

↑ 2枚目テスト中


IMGP1394_600x400.jpg

↑ 10枚目演奏中で最後の一枚になりました。


IMGP1397_600x400.jpg

IMGP1395_600x400.jpg

IMGP1403_600x400.jpg

↑ 最後の11枚目が終わろうとしています。 完全ノーミスです。


IMGP1408_600x654.jpg

↑ EPスピンドルアダプターが2個用意されていました。やや新しい方をテストしましたが正常に動作をいたし
ませんでした。


IMGP1387_600x629.jpg

↑ もう一つの方はかなり使いこんだものでしたが、テストの結果マウント方法に問題があり修正出来ました。

◎EPスピンドルアダプターの脱着はコツがいります。


IMGP1381_600x400.jpg

IMGP1382_600x400.jpg

↑ すぐに慣れてくると思います。


IMGP1383_600x400.jpg

IMGP1384_600x400.jpg

↑ 1枚テストの様子です。





◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL10

.21 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は、
チューナーアンプシャーシーの組込み作業を続けます。



IMGP1314_600x430.jpg

↑ オートチェンジャーを組み込み後の様子です。


IMGP1333_600x400.jpg

↑ ハウリング防止用の防振ゴムを取り付け検討前の画像です。


IMGP1331_600x343.jpg

IMGP1315_600x440.jpg

IMGP1324_600x530.jpg

↑ ルームランプが両方点灯しています。


IMGP1316_600x400.jpg

IMGP1317_600x456.jpg

IMGP1319_600x440.jpg

IMGP1321_600x400.jpg

↑ ハウリング防止用の防振ゴムを取り付けた状態です。


IMGP1325_600x672.jpg

IMGP1318_600x423.jpg



オートチェンジャープレーヤーは最後まで問題を抱えておりました。
ここまで不具合箇所は徹底的に根本原因を追究して解決を行いました。

ところが組み込み段階になりまして、あってはならないパーツの欠品による対策を考える必要がありました。

全てのレコードプレーヤーには3~4箇所の脚のような固定金具があります。
そしてスピーカーの音の振動を軽減させるための防振スプリングを取り付けて木製のボードに乗せています。
この防振用スプリングを取付けないでレコードをかけますとスピーカーのコーンの振動による音量による振動が
キャビネットに伝わり、そして針先に伝わりカートリッジからアンプに伝わるフイードバック現象でハウリング状態
になりブァーン~~~と大音量の発振音になります。



IMGP1110_600x364.jpg

↑ この画像は届いた直後に撮影しましたが、木製ボードに密着しています。
これはすでにスプリングが装着されていない状態を示しています。


IMGP1320_600x411.jpg

↑ この画像は金属製の同型のスプリングが無いため防振ゴムを組み合わせてマウントを完了したものです。

ボードから3mm程浮いています。


IMGP1353_600x406.jpg

IMGP1350_600x400.jpg

↑ 金属性のスプリングは入手不能のため、3種類のゴム素材を組み合わせて同じ効果が出るように
使用いたしました。


IMGP1144_600x522.jpg

↑ 防振部品の無い状態です。


IMGP1347_600x531.jpg

↑ ゴム製防振部品を取り付けた状態です。


以下の画像は別機種のオートチェンジャーの防振スプリングの様子です。

IMGP1344_600x484.jpg

IMGP1334_600x517.jpg

↑ 機種により方法が異なりますが、この機種は強固にネジ止めされていますので絶対外れません。


IMGP1341_600x462.jpg

IMGP1339_600x443.jpg

IMGP1340_600x447.jpg

↑ 以上 参考画像です。


IMGP1329_600x484.jpg

IMGP1327_600x487.jpg

↑ エージングテスト中の様子を高所からの撮影画像です。

素晴らしい音とオートチェンジャーののんびりした動作を見ていると、
                      
                       「よくもここまで蘇ってくれた」と褒めてやりたい気持ちです。





◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL9

.20 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は、
チューナーアンプシャーシーの組込み作業を続けます。



IMGP1303_600x487.jpg

↑ チューナーアンプシャーシーをマウントした様子です。


IMGP1290_600x531.jpg

IMGP1286_600x543.jpg

↑ 垂れ下がっていた断熱材のグラスウールをしっかり再取付を行いました。


IMGP1293_600x445.jpg

↑ 背面の様子です。


IMGP1295_600x500.jpg

↑ スピーカー/リバーブマシン/パイロットランプ/ルームランプ/FM内蔵アンテナ等の接続を行います。


IMGP1292_600x400.jpg

IMGP1292_600x459.jpg

↑ ここでスピーカー配線の一部に不良個所を発見いたしました。

シャーシー接続部のスピーカープラグから10cmほどの箇所で無造作に折れ曲がって被覆が剥がれて
いる部分がかりました。 詳しく調べますと7本撚りの芯線が断線して僅かに1本でつなかっていました。


IMGP1311_600x900.jpg

↑ スピーカー/リバーブマシン/パイロットランプ/ルームランプ/FM内蔵アンテナ等の接続を完了して通電テスト
を行いました。


IMGP1310_600x400.jpg

IMGP1309_600x400.jpg

↑ 次にエコー装置のリバーブマシンとアンプの接続を行いました。


IMGP1308_600x419.jpg

↑ オートチェンジャー以外のすべての接続が終わりました。


IMGP1306_600x417.jpg

↑ テスト中の様子です。


IMGP1305_600x426.jpg

IMGP1304_600x400.jpg

IMGP1299_600x493.jpg

IMGP1302_600x424.jpg

IMGP1298_600x523.jpg

↑ 底板前部の塗装を行いました。


IMGP1297_600x489.jpg

IMGP1313_600x394.jpg

IMGP1312_600x387.jpg

↑ オートチェンジャーの最終調整を行っています。

次の最終工程でキャビネットに搭載いたします。





◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL8

.17 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は、
キャビネット底板の補強取付を終り両側面板のパーチクルボードの崩れを木工ボンドを塗布して固まりましたので
シャーシーの組み込みを行います。



IMGP1290_600x531.jpg

↑ 底板の前面部の木肌部分は最後に黒色に塗装を行います。


IMGP1286_600x543.jpg

↑ 背面の様子です。




キャビネットにシャーシーを組み込み前に総点検中にMW(AM)ラジオの1000KHz~1200KHzの電波を受信しない
事が判明いたしました。

AMラジオの周波数帯域は531KHz~1602KHzですからその一部が受信不能になっています。



IMGP1282_600x382.jpg

↑ ラジオの受信回路はコイルとバリアブルコンデンサーによる同調回路によってラジオ局の周波数に同調して
受信しています。
今回の特定周波数帯で受信不能の障害はバリコン(バリアブルコンデンサー)の不具合によるものと判定いたしま
した。


IMGP1276_600x400.jpg

↑ バリコンのローター翼が閉じた位置で531KHzの低い周波数は異常ありません。


IMGP1275_600x496.jpg

IMGP1277_600x400.jpg

↑ 700KHz付近も大丈夫です。


IMGP1278_600x400.jpg

↑ 1000KHz付近から1200KHz付近に不具合が出てきます。 1300KHz付近以上は問題ありません。

これはバリコンの劣化による不安定動作によろものです。
原因追及と改善のためにあらゆる修復対策を試みましたが効果がありませんでした。



試行錯誤の結果バリコンの回転翼と固定翼が不具合の起きる位置で接触(ショート)している事が確認できました。
僅か0.5mmの間隙にもう一枚のバリコン固定翼が互いに触れることがなく空間を保たないとならないことが最重
要です。
経年劣化でジュラルミン製のバリコン翼に少しでも腐蝕により突起物が発生しているかもしれないと判断して、
最後の手段に入りました。



IMGP1285_600x400.jpg

↑ サンドペーパー(紙ヤスリ)で研磨を試みます。 前代未聞の一発勝負にかけます。

間隙の広い方はFM用のバリコンですので不具合はありません。


IMGP1279_600x400.jpg

↑ 局部発信回路のバリコンから始めました。
端から順番にゴシコ゜シ研磨をはじめ一枚ごとにテストを行いました。

3枚目が終わった時に症状がビタッと止まりました。  成功です。


IMGP1280_600x420.jpg

部品の小型化による構造と経年劣化が重なり微妙なトラブルに見舞われました。
修復修理の終盤に差し掛かり発見できてよかったと思います。

交換用のバリコンの手当ても不可能です。
もっと初期のバリコンは2倍以上大きくこのようなトラブルはありません。





◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL7

.15 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は
キャビネット底板の補強取付けを行います。



厚つさ12mm  890mm×385mmの丈夫な合板をキャビネット枠組みの桟に長さ50mmの造作用特殊ビス27本で
シッカリと取付けを行いました。 要所に木工ボンドを使用いたしました。



IMGP1268_600x428.jpg

IMGP1269_600x400.jpg

IMGP1272_600x360.jpg

↑ 脚部取り付け金具を安定性を考慮して脚部の傾き、位置を決定して取付を行いました。


IMGP1270_600x413.jpg

IMGP1271_600x400.jpg


IMGP1273_600x883.jpg

IMGP1273_600x757.jpg

IMGP1274_600x465.jpg

↑ 4本の脚部を取り付けました。 安定感抜群です。





◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL6

.12 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は
本体スピーカーに接続して音出しを行います。 キャビネット底板の補強取付けの準備にもとりかかります。



IMGP1256_600x401.jpg

↑ キャビネットの底部を上にして置きます。


IMGP1258_600x400.jpg

↑ 右スピーカーです。16cmウーハーとスコーカー/ツイーターの3WAYです。


IMGP1259_600x400.jpg

IMGP1262_600x400.jpg
 

↑ 左スピーカーです。16cmウーハーとスコーカー/ツイーターの3WAYです。
狭いスペースに付いています。
スコーカー(中音スピーカー)はキャビネット側面にセットされています。

シッカリとした真空管ステレオでは珍しくピュアな感じの音作りが成されています。


IMGP1243_600x1069.jpg

↑ パーチクルボードの底板は痛みが激しく、このままでの補修は脚の取り付け金具などの様子から考えますと
荷重に耐えられないため、12mm厚のコンパネのように丈夫な板を底部全体に貼り付けることにいたします。


IMGP1244_600x372.jpg

IMGP1247_600x418.jpg

↑ 後部右足金具の陥没孔です。


IMGP1250_600x900.jpg

IMGP1255_600x400.jpg

IMGP1248_600x400.jpg

↑ 以前に前部右脚金具の陥没を補強金具で補修がしてあります。


IMGP1266_600x400.jpg

↑ 補強金具を取り外しました。


IMGP1252_600x400.jpg

IMGP1253_600x400.jpg

IMGP1267_600x350.jpg

↑ こんな状態ですが一枚ものの底板をネジ留しますので頑丈になります。
残った2個の金具も取り外しておきます。





◆1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理 VOL5

.11 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE13_800x263.jpg



1960年代ビクター真空管ステレオHiFiオーディオラオートチェンジャー搭載「BR-790C」の修復修理は
愈々アンプシャーシー内部の修復修理に取り掛かります。
オートチェンジャーを接続してレコードの音出しを行います。



IMGP1204_600x416.jpg

↑ 先ずシャーシー上面のクリーニングを行います。


IMGP1207_600x400.jpg

IMGP1209_600x400.jpg

↑ 低周波増幅出力回路は当時の最先端のプリント基板が使用されています。
11cm×11cmの小さなベークライトの基板に8球の真空管が林立しています。


IMGP1208_600x400.jpg

↑ 稼働時は真空管8球分の熱でかなりの温度上昇があり放熱を考慮して基板をシャーシーから浮かせて空気の
対流を考慮してあります。


IMGP1212_600x538.jpg

↑ 綺麗になると放熱も改善されます。


IMGP1211_600x413.jpg

IMGP1211_600x543.jpg

IMGP1214_600x400.jpg

↑ すべての真空管を外して脚部ピンとソケットの接触不良の修復を行いました。


IMGP1211_600x543.jpg

↑ シャーシー上面のクリーニングが終りました。


IMGP1199_600x400.jpg

IMGP1198_600x876.jpg

↑ この状態で別のテスト用の小型スピーカーを接続してオートチェンジャーも接続してテストを行います。


IMGP1219_600x877.jpg

↑ テストの結果不具合箇所が見えてきました。

AM/FMラジオの受信・・・・・OK   
PHONO・・・・・OK でした。
過去事例ではこの同形式のピアノ式セレクタースイッチは最もダメージが酷く悩まされたことがあしました。

ボリューム関係は全滅でした。
① メインボリュームの接触不良(猛烈なガリ音)
② 低音調整ボリュームの接触不良
③ 高音調整ボリュームの接触不良
④ エコー調整 組み込み時にテストを行います。

IMGP1201_600x900.jpg

↑ 各ボリュームの接触不良を修復のため接点復活剤の噴射注入によりボリューム内部の接触片のすり合わせ
を丹念に行い改善をいたしました。




次は安全対策のAC100V電源回路とDC150V電源回路の「改修強化」を行います。
これは過去事例で.修復修理のテスト中に起きた電解コンデンサーのパンクや電源ヒューズホルダーの劣化による
金属疲労のため接触片折損などがありました。




IMGP1203_600x900.jpg

↑ シャーシー内のDC150V整流回路部分です。


IMGP1202_600x509_600x491.jpg

↑ 〇印の整流ダイオード(半導体)を交換いたします。


IMGP1211_600x544.jpg

↑ アルミの円筒ケースのブロック型大容量電解コンデンサーと横の電源ヒューズホルダーの交換を行います。


IMGP1220_600x400.jpg

↑ AC100Vのプラグ付電源コードも50年の経年劣化は否めません。 直接外部に出ています部分で安全のため
交換を行います。


IMGP1223_600x400.jpg

↑ 交換取り付け後の画像です。


IMGP1224_600x400.jpg

↑ 交換取り付け後の画像です。


IMGP1227_600x400.jpg

↑ 続いて電源スイッチの交換です。
ピアノ式押しボタンに連動しているオムロンのマイクロスイッチですが、現在は大丈夫で動作していますが、
突然機能しなくなります。

苦い経験がありましたので、要注意で交換をしておきます。


IMGP1229_600x400.jpg

↑ 電源マイクロスイッチを取り外しました。


IMGP1230_600x400.jpg

↑ 新しい電源マイクロスイッチを取りつけました。


IMGP1233_600x420.jpg

↑ 交換した部品です。


IMGP1240_600x400.jpg

↑ ブロック型電解コンデンサーを単体の電解コンデンサー3個に置き換えました。


IMGP1238_600x400.jpg

↑ 後部からのシャーシーの様子ですです。 ブロック型電解コンデンサーを取り外しました。


IMGP1239_600x419.jpg

IMGP1242_600x400.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。

テスト用のヤマハ2way小型スピーカーで鳴らしていますが、やはり真空管特有の柔らかい音色です。





 HOME