FC2ブログ

◆1970年代PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の修復修理 VOL3

.18 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE8_800x264.jpg

1970年代PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の修復修理はプレーヤーをアンプに接続して動作確認
と修復をいたします。


IMGP9869_600x400.jpg

↑ プレーヤーをアンプに接続して音出しを行います。


IMGP9880_600x400.jpg

IMGP9833_600x400.jpg

↑ 先ず、50Hz仕様のプレーヤーを60Hz電源で回しますと、約12%回転数が速くなります。
これでは美しいメロディを快適な状態で楽しむことはできません。

回転数を正常にするには2種類の方法があります。

① 周波数を50Hzから60Hzに変換をする
② モータースピンドル(プーリー)を60Hz用に交換する


IMGP9884_600x400.jpg

↑ 今回は ② モータースピンドル(プーリー)を60Hz用に交換する方法を採用いたします。

手前のやや太いモータースピンドルが取り外した50Hz用のモータースピンドルです。


IMGP9881_600x415.jpg

↑ 60Hz用に交換が完了しました。


IMGP9876_600x389.jpg

↑ 回転数はピッタリ安定良好です。(回転ストロボチェック済)


IMGP9870_600x400.jpg


IMGP9875_600x364.jpg

IMGP9877_600x390.jpg

IMGP9877_600x401.jpg

↑ カートリッジも異常なく音出しは良好です。


IMGP9871_600x317.jpg

IMGP9873_600x400.jpg

IMGP9879_600x400.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。

今後の作業工程
◎ 一定時間の慣らし動作を行います。
◎ 調子を整えて各部の清掃クリーニングを行います。
◎ キャビネットの補修なども行います。
◎ シャーシー・プレーヤーをキャビネットに組み込みを行います。
◎ リアスピーカーのコード取り付け等
◎ CD等外部入力端子の確認



◆1970年代PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の修復修理 VOL2

.18 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の修復修理は次工程「チューナー4CHアンプシャーシー」
の修復修理を行います。


IMGP9852_600x400.jpg

↑ 「チューナー4CHアンプシャーシー」をキャビネットから取り外して点検修理を開始いたしました。

やはり経年劣化が酷く予想通りの展開になりました。

パイオニア4チャンネルFDシリーズは高性能4チャンネルの複雑な回路で半導体仕様のため経年劣化が
故障の原因になります。
部品入手は途絶えております。
トランジスタに対しては互換性のトランジスタの使用により対応いたしますが、「IC」の場合は対応が不可
能になります。


IMGP9868_600x865.jpg

↑ キャビネットからシャーシーを取り出して点検修理を開始いたしました。

過去事例故障内容でFD-5は「パワーIC」「ヘッドアンプ回路」「チューナー回路基板」の故障
が最も多くあげられます。


IMGP9861_600x807.jpg

↑ 今回電源ONして最初はガリガリ、バリバリノイズがありますが何とかAMラジオ入ります。
しかしFMが全く入らない状態です。
そして時間が経つとフロントとリアの両方とも片方が全く動作をしていないことが判明いたしました。

更にテストを続けますと、全体に猛烈なバリバリ音でボリュームで.絞れませんので、
明らかに出力基板内の不具合でパワーICの不良が確認できました。


IMGP9855_600x400.jpg

IMGP9850_600x400.jpg

IMGP9858_600x350.jpg




このような場合に備えて普段から希少な中古パーツのストックを心掛けております。
今回のFD-5のシャシーでパワーICが正常動作の在庫品の持ち合わせがありましたので、
早速活用をさせていただきます。




IMGP9868_600x853.jpg

↑ かなり以前に整備を完成しておりましたが、チューナー基板内のAM回路の小規模ICの不良で
AMラジオが動作いたしません。
しかしFMは良好に動作をいたします。


IMGP9849_600x394.jpg

IMGP9856_600x388.jpg

↑ スピーカーを接続して点検テストの結果、AMラジオ以外は全て完全動作をいたしました。


IMGP9857_600x340.jpg

IMGP9851_600x400.jpg

IMGP9868_600x400.jpg

IMGP9863_600x522.jpg

IMGP9842_600x378.jpg

↑ 画像左側のシャーシーが交換用のシャーシーです。


IMGP9853_600x306.jpg

IMGP9865_600x400.jpg

IMGP9867_600x400.jpg

↑ 画像左側のシャーシーが交換用のシャーシーです。





◆1970年代PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の修復修理 VOL1

.17 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」」の修復修理の記録です。

当時オーディオメーカー各社が臨場感立体音響を求めしのぎを削り研究開発した4CHステレオです。
永年の保管で厳しい劣化があり動作不良のため、今回の修復は全体的な修復作業になります。


IMGP9841_600x414.jpg

↑ リアスピーカーを含む全体の様子です。

 
IMGP9803_600x419.jpg

IMGP9804_600x400.jpg

IMGP9811_600x752.jpg

↑ 背面の様子です。


IMGP9808_600x400.jpg



いつもの習慣でターンテーブルを手で回してみて全く回らずロック状態です。
かなり劣化が進んでいる状況です。
プレーヤーの修復から進めることにいたします。




IMGP9806_600x392.jpg

↑ 普通はターンテーブルを手で回してみて軽く回転しますが、全く動きません。


IMGP9807_600x400.jpg

↑ ターンテーブルを外しました。


IMGP9812_600x400.jpg

↑ センターのシャフトが強固にロックしています。 オイルが経年劣化で固着しています。

潤滑剤を浸透させて溶かそうと試みましたが、効果がありません。


IMGP9827_600x405.jpg

↑ 軸受を加熱することにいたします。

半田鏝を軸受に密着させて5分間加熱いたしました。素手で触れない温度になりました。
そしてシャフトにゴムを巻き傷をつけないように工具で回しながら引き抜きました。


IMGP9813_600x400.jpg

IMGP9813_600x513.jpg

↑ シャフトと軸受に付着した油分をきれいに拭き取りました。


IMGP9832_600x380.jpg

↑ シャフトを軸受に取り付けました。


IMGP9833_600x400.jpg

IMGP9838_600x400.jpg

↑ 新しいベルトを付けてターンテーブルを装着いたします。


IMGP9834_600x400.jpg

↑ このプレーヤーは50Hz仕様でした。  60Hzに変換の必要があります。

これは別途対策を行います。




この時点でプレーヤーの動作テストを行います。




IMGP9823_600x371.jpg

↑ ターンテーブルが回転するようになりましたのでフルオートプレーヤーの動作点検を行います。


IMGP9825_600x391.jpg

↑ 右端の操作ボタン    〇STOP    停止
                〇REPEAT  繰り返し
                〇START   スタート

操作ボタン3箇所の内の 〇STARTと〇REPEATのボタンの動作がスムーズでなく引っ掛かりがあり
戻らないようです。
 

IMGP9817_600x428.jpg

IMGP9819_600x400.jpg

↑ ボタンを分解して清掃と白いリングの内側をサンドペーパーで平滑に仕上げて動きをスムーズに
します。


IMGP9821_600x393.jpg

IMGP9822_600x400.jpg

IMGP9820_600x411.jpg

IMGP9828_600x431.jpg

↑ 元通りに組み立ててプレーヤーボードに取り付けます。


IMGP9824_600x400.jpg

↑ レコード盤でオート機構の動作テストを行います。


IMGP9826_600x400.jpg

↑ レコード演奏の自動動作は順調です。    エージングにより安定います。

カートリッジの音出しテストは本体アンプの不具合のため後になります。


IMGP9827_600x400.jpg

IMGP9829_600x400.jpg

IMGP9830_600x400.jpg

IMGP9831_600x400.jpg

↑ フォノモーターの防振ゴムに異常はありません。

その他の機構部に潤滑剤を.注入しておきます。





◆1970年代コロムビアポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理 VOL2

.15 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
1970年代コロムビアポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理は前工程で「コトコト」回転音が出て
おりましたが、再度原因を探ります。


IMGP9796_600x400.jpg

IMGP9793_600x400.jpg

↑ プラスチック製のターンテーブルを外します。


IMGP9795_600x400.jpg

↑ 「コトコト音」に関係するものは、モーターキャプスタン・アイドラー・ターンテーブルなどです。

「コトコト音」のピッチから判断するとアイドラーです。

的中でした。
ゴム製のアイドラーと真鍮製のキャプスタンが密着したまま保管状態で経年劣化のため陥没していました。


IMGP9794_600x400.jpg

↑ フォノモーターの回転軸受にも摩耗によるガタツキがありますが、修復は不可能です。
アイドラーの交換も不可能ですからこのままの使用を余儀なくされます。

レコードplay中は音量にかき消されます。


IMGP9797_600x400.jpg

↑ 33回転OK


IMGP9798_600x400.jpg

↑ 45回転OK





◆1970年代HITACHIポータブルレコードプレーヤー「MQ-20」の修復修理 VOL2

.14 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
1970年代HITACHIポータブルレコードプレーヤー「MQ-20」と、
1970年代コロムビアポータブルレコードプレーヤー「SE-8」はデザインと内部構造も同じ製品です。
そして修復修理のご依頼者も同じでした。


IMGP9312_600x400.jpg

↑ このHITACHI製の「MQ-20」は回転数が若干速いとご指摘を受けておりました。

使用されているDCモーターは速度調整がないため難しい問題です。
電気的に回転数を遅くする方法を考える必要があります。


IMGP9775_600x400.jpg

↑ レコードの曲を聴いテンポが速いことがはっきりわかります。

DC(直流)モーターはHzに関係なく回転します。
最初から回転が速かったとは考えられません。


IMGP9777_600x400.jpg

↑ モーターキャプスタンとアイドラーのか関係もあります。


IMGP9777_600x414.jpg

↑ 詳しく調べましたが、問題なさそうです。


IMGP9782_600x400.jpg

↑ モーターへの供給電圧の実測値が7.4Vですので1.4V下げる必要があります。


IMGP9785_600x400.jpg

IMGP9786_600x400.jpg

↑ カットアンドトライで6個の直列抵抗値40Ωで5.9Vを確保いたしました。


IMGP9791_600x690.jpg

↑ 回転ストロボでチェックしてピッタリの回転数に合わせました。

回転ストロボチェックは蛍光灯の照明で行います。1秒60回の点滅照明が基準になります。
自然光やLED照明では効果がなく反応いたしません。


IMGP9787_600x400.jpg

↑ ボリュームのガリの修復を接点クリーナーの噴射注入すり合わせを行います。


IMGP9792_600x661.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。





◆Columbiaトランジスタラジオ内蔵ポータブル電蓄「MODEL 268」の修復修理

.13 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
Columbiaトランジスタラジオ内蔵ポータブル電蓄「MODEL 268」の修復修理の記録です。


IMGP9773_600x418.jpg

↑ 真っ赤なプラスチックボディのトランジスタラジオ内蔵ポータブル電蓄です。

ラジオは入りますが、レコードの音が出ません。


IMGP9758_600x420.jpg

↑ ターンテーブルは回転します。


IMGP9760_600x375.jpg

IMGP9762_600x400.jpg

↑ レコード盤を乗せてカートリッジを下しますが音が出ません。


IMGP9766_600x400.jpg

↑ カートリッジを点検いたしますが、若干感度が落ちていますが、問題ないようです。


IMGP9768_600x400.jpg

↑ 針先が欠けていました。

新しいサファイヤ針を取り付けました。


IMGP9763_600x400.jpg

↑ テストを行います。 LPレコードを乗せる前に回転切り替えを「33」に合わせておきます。
   
  音は良好に出ています。


IMGP9765_600x400.jpg

↑ 内部の点検を行っておきます。


IMGP9771_600x400.jpg

↑ 音量調節ボリュームに接点クリーナーを噴射注入を行っておきます。


IMGP9772_600x432.jpg

↑ 小さいEPレコードのドーナツ盤はセンターにアダプターを載せて回転切り替えは「45」に合わせてください。

  
   完了致しました。





◆1973年製Technics 4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理 VOL4

.13 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1973年製Technics 4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理は唯一正常動作のパワーICは問題なく動作をして
フロントSP左右同時に駆動させる方法で使用していただきまして、同機種で部品どり可能な製品が入手でき
た時点でパワーICを交換して4チャンネルの完全駆動をさせる予定でした。

ところが案外早く「SC-2500D」の4CH駆動を目指して修復作業を進めます。

IMGP9723_600x316.jpg

↑ 入手できましたTechnics 4CHステレオ「SC-2500D」チューナーアンプは色違いでパネルのエッジが
クロームメッキのものです。

動作状態は全く不明です。


IMGP9725_600x360.jpg

↑ こちらは最初の「SC-2500D」チューナーアンプです。


IMGP9733_600x282.jpg

IMGP9731_600x288.jpg

↑ 左が部品どり用の「SC-2500D」チューナーアンプです。




フロント×2 リア×2 合計4基のICアンプが完全動作を期待しながら、祈るような気持ちで取り掛かりました。
先ず部品どり用の「SC-2500D」チューナーアンプの状態を詳細点検を行います。

結果は、フロント×2 OK リア×1 OK リア×1 NG(リア左) 




IMGP9753_600x998.jpg

↑ パワーIC基板自体の徹底チェックを行いましたが、動作異常は認められませんでした。

ここまでの検査で異常は信号が基板入力への前段で発生していると断定いたしました。



打診、ひねり、など少々荒っぽく原因探索をしていますと、一瞬だけ「リア左」から音が出ました。
藁をもつかむ気持ちで、各種基板とコネクターでの接続箇所をチェックを根気よく続け遂に原因を発見
できました。




IMGP9734_600x485.jpg

↑ 元凶はVOLUM/BASS/TREBLE基板内で起きていることを突き止めました。


IMGP9726_600x427.jpg

IMGP9727_600x415.jpg

↑ VOLUM/BASS/TREBLE基板を取り外した跡の様子です。


IMGP9736_600x362.jpg

IMGP9738600X346.jpg

↑ 外したVOLUM/BASS/TREBLE基板を詳しく調べますと音量調節の4連ボリュームの不良でした。

4つのボリュームの内の「リア左」信号のボリュームが壊れていました。
基板からボリュームを外して分解してまた元へ戻している形跡がはっきり確認できました。

これは以前に、ガリが酷く接点クリーナーの注入口の無い構造の為分解したようですが、
うまくいかずに諦めたようです。

ボリュームは破壊されていますので、最初の「SC-2500D」シャーシーからVOLUM/BASS/TREBLE基板を
外して、移植取り付けを行いました。

これで4チャンネル完全動作の復活です。


IMGP9740_600x400.jpg

↑ パワーIC基板のヒューズを点検中に1つのホルダーの接触片が金属劣化で折れた為全てを直付に
改造いたしました。


IMGP9742_600x400.jpg

↑ 弾力が弱くヒューズをしっかり保持することが不可能になり、今後の故障に繋がってしまいますので
対策を行います。


IMGP9749_600x800.jpg

↑ 完全動作のパワーIC基板です。


IMGP9754_600x353.jpg

IMGP9757_600x400.jpg

↑ フリーのスピーカー端子をフロント・リアの取り付けを行いました。





◆奇抜なステレオ!スペースエイジデザインステレオ1975年「Weltron 2007」 の改良

.11 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
普段殆どお目にかかれない奇抜すぎるスペースエイジデザインステレオ1975年製「Weltron2007」は直径が
約58cmの円盤状の筐体でUFOを連想させる日本メーカーの製品です。
オールトランジスタAM/FMチューナーステレオアンプ/レコードプレーヤー/8トラックカセットデッキ6スピーカー
構成の高音質ステレオです。

本来ステレオは角型のイメージは拭えず、円形薄形でキャスター付で重く、どうも使い勝手が悪いようです。

そこで今回、本体・スピーカーのオールイン・ワン化と移動自由自在を実現いたしました。



↓ 完成画像

IMGP9659_600x900.jpg

IMGP9662_600x447.jpg

IMGP9660_600x900.jpg

IMGP9663_600x400.jpg

IMGP9665_600x900.jpg

IMGP9667_600x900.jpg

IMGP9672_600x900.jpg

以下オールイン・ワン改良工程の様子です




IMGP9652_600x544.jpg

↑ このオールイン・ワン改良工程に寄与したのがこの「薄型テレビスタンド」の利用でした。


IMGP9640_600x382.jpg

IMGP9636_600x403.jpg

↑ 本体底部に固定用12φ雌ネジがあります。

スタンドの固定支持部は改造補強をいたします。


IMGP9653_600x475.jpg

↑ そして下部の強化ガラス棚には半円形のスピーカーをR/L抱き合わせに置きます。


IMGP9638_600x646.jpg

↑ このようにV字形に置くだけです。


IMGP9642_600x699.jpg

IMGP9643_600x760.jpg

IMGP9645_600x602.jpg

↑ 上端の本体取り付け金具を改造しておきます。

液晶テレビは垂直取り付けでしたが、このステレオ本体は水平取り付けになります。




本体仮取り付けの様子です。
前後左右のバランスは良好です。

IMGP9646_600x813.jpg

IMGP9647_600x920.jpg

IMGP9648_600x1029.jpg

IMGP9650_600x900.jpg

IMGP9652_600x855.jpg

IMGP9654_600x882.jpg

IMGP9655_600x900.jpg

IMGP9656_600x1047.jpg

IMGP9657_600x900.jpg

↑ 外観バランスは良好です。


IMGP9670_600x900.jpg

↑ 重量バランスもよさそうです。


IMGP9674_600x900.jpg

IMGP9675_600x900.jpg



本体取り付け金具の補強を行いました。




IMGP9678_600x400.jpg

IMGP9680_600x400.jpg

IMGP9685_600x400.jpg

IMGP9677_600x422.jpg

↑ テスト中の様子です。





◆1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第122号受信機の修復修理 VOL4(補足)

.29 2019 家電品の修理 comment(1) trackback(0)

1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第122号受信機の修復修理 VOL3に於いて説明不足が
ございましたので詳しく解説をさせていただきます。


IMGP9577_600x421.jpg

↑ 画像左上のブルートゥース受信機を接続して、スマートフォン等とペアリングして音楽を聴けるようにいたしました。

完成画像です。


IMGP9528_600x547.jpg

IMGP9528_600x438.jpg

↑ 超簡易型PHONO入力端子(手前)

当時は殆どのパーソナルラジオには外部入力端子は設けられておりません。
組み込に使用した内部シャーシーはコロムビア真空管式3バンド5球スーパーラジオですが、
レコードプレーヤー(クリスタルカートリッジ用)を接続できる簡易端子が設けられておりました。
それは使用時にショートバーを切り離してレコードプレーヤーの出力ケーブルをネジ止めする必要があります。
レコードプレーヤーの使用が終われば、元通りにショートバーを取り付けます。


122PHONO_600x567.jpg

↑ ロータリーセレクタースイッチを使用して本格的なPHONO切り替え回路を設けました。
スイッチ回路接点に余裕がありましたので、おまけにAUX端子を増設いたしました。


IMGP9582_600x400.jpg

↑ やはり完璧な動作を重視した方法に決定いたしました。

ロータリーセレクタースイッチを使用いたします。


IMGP9568_600x434.jpg

↑ 接点数に余裕がありますので、直接接続できるAUX端子としてRCAピンジャックを増設しておきました。


IMGP9568_600x433.jpg

IMGP9567_600x557.jpg

IMGP9572_600x400.jpg

IMGP9570_600x414.jpg

↑ 小さなツマミで「ラジオ」⇒「ブルートゥース」⇒「ピンジャック」と切り替え変化いたします。



イコライザーは低周波の「ある特定の周波数帯域のデシベルの増強や減衰により音の補正を行う回路」ですが
この機器ではイコライザーの必要はありません。








◆1973年製Technics 4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理 VOL3

.27 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1973年製Technics 4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理は唯一正常動作のパワーICは問題なく動作をして
フロントSP左右同時に駆動しております。

この状態で各部のパフォーマンスの向上と使い勝手の良い改良を加えていきたいと思います。  
ご依頼者のご了解の上進めさせていただきます。


IMGP9631_600x648.jpg

IMGP9631_600x400.jpg

↑ FM受信に不安がありましたが、FM MUTINGスイッチの接触不良があり接点復活剤の噴射注入で
改善されました。

そしてダイヤル内中心部のFM STEREO放送受信時に点灯するインジケーターランプも点灯いたします。


IMGP9618_600x435.jpg

↑ フロントスピーカーの接続端子をプラグレスのフリーの端子を別途取り付けを行います。


IMGP9633_600x400.jpg

↑ このスピーカー端子はフロント出力の片チャンネルを出力していますので、R/Lスピーカーが
R出力同じ音になりますが、実際に聞いてみて不快感は全くありません。
AMラジオやFM MONOなどはモノラルですからR/L同じです。


IMGP9624_600x449.jpg
IMGP9634_600x400.jpg

↑ スピーカーケーブルを接続する場合は「+ -」 の極性をR/L同じに合わせます。
どちらかが逆になりますと音波が打消しあって音が歪ます。





◆1973年製Technics4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理 VOL2

.27 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1973年製Technics4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理は唯一正常動作のパワーICは問題なく動作をして
フロントSP左右同時に駆動しております。  


IMGP9614_600x515.jpg

↑ ダイヤル照明の一部に時々不点灯があります。

非常に込み入った表示灯になっています。
交換は非常にやりにくい構造になっています。


IMGP9616_600x413.jpg

↑ 2ヶ所のランプ切れがありました。


IMGP9606_600x607.jpg

IMGP9607_600x432.jpg

↑ 交換完了です。


IMGP9613_600x801.jpg

IMGP9615_600x592.jpg





◆1973年製Technics4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理 VOL1 

.25 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

非常に珍しい1973年製Technics 4CHステレオ「SC-2500D」の修復修理の記録です。


IMGP9584_600x400.jpg

↑ チューナーアンプとフロントスピーカーそしてリアスピーカーをお預かりしておりました。


DSCF0449_500x376.jpg

↑ ☆参考画像     以前に修復修理を行いました同型の製品です。


IMGP9585_600x403.jpg

↑ チューナーアンプです。


IMGP9586_600x375.jpg

IMGP9588_600x339.jpg

IMGP9589_600x400.jpg

↑ フロントスピーカーを接続して電源投入、ガリガリ、ウーン・・・、電源断。


IMGP9590_600x400.jpg

↑ 出力回路基板のチェックを行います。

予感的中、「パワーIC」 のダウンですが、致命的です。


IMGP9593_600x400.jpg

↑ 出力回路基板


IMGP9595_600x400.jpg

IMGP9597_600x421.jpg

IMGP9598_600x400.jpg

↑ パワー回路の増幅、出力の集積回路(IC)は当時の高性能4チャンネルアンプに使用されておりました。
しかし一旦トラブルが発生した場合はICの交換になり現在では致命的になります。


IMGP9599_600x400.jpg

↑ パワICはフロントアンプR/L  リアアンプR/L の4か所に使用されています。

現状を詳しく調べますとフロントアンプRのみ正常動作しています。


IMGP9601_600x400.jpg

IMGP9602_600x561.jpg

IMGP9604_600x442.jpg

↑ AM→ FM→ FMST→ PHONO回路の動作及び各ボリュームのガリ、各スイッチの接触不良の修復は
接点復活剤の噴射注入で回復いたします。

ホーン型スピーカーの使用により独特の「前に飛び出す感」の切れの良い音質は維持されています。





◆1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第122号受信機の修復修理 VOL3

.23 2019 家電品の修理 comment(1) trackback(0)

1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第122号受信機の修復修理は最終工程に入ります。


IMGP9577_600x421.jpg

↑ 完成画像


IMGP9582_600x400.jpg

↑ やはり完璧な動作を重視した方法に決定いたしました。

ロータリーセレクタースイッチを使用いたします。


IMGP9568_600x434.jpg

↑ 接点数に余裕がありますので、直接接続できるRCAピンジャックを増設しておきました。


IMGP9568_600x433.jpg

IMGP9567_600x557.jpg

IMGP9572_600x400.jpg

IMGP9570_600x414.jpg

↑ 小さなツマミで「ラジオ」⇒「ブルートゥース」⇒「ピンジャック」と切り替え変化いたします。


IMGP9569_600x409.jpg

IMGP9575_600x425.jpg

IMGP9579_600x400.jpg

IMGP9578_600x573.jpg

↑ 手前に置いてありますシャーシーが122号ラジオの最初のシャーシーです。

蘇り、グレードアップした122ラジオは120%以上活躍してくれると確信いたします。



◆1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第122号受信機の修復修理 VOL2

.23 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
   
1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第122号受信機の修復修理 は工程VOL2へ進みます。


IMGP9559_600x407.jpg

↑ スピーカーグリルサランネットを貼り付てシャーシーを組み込んだ状態です。


IMGP9536_600x596.jpg

↑ スピーカーバッフルボードを作っておきます。


IMGP9539_600x393.jpg

↑ サランネットを張り付けてキャビネットに固定いたします。


IMGP9541_600x478.jpg

IMGP9542_600x603.jpg

↑ シャーシー補強と固定用の金具を取り付けておきます。


IMGP9539_600x647.jpg

↑ 比較的小形のキャビネットですが、予定通りにマウントを行います。


IMGP9545_600x469.jpg

↑ 小型のダイナミックスピーカーはバッフルボードに取り付けますと格段に音質音量がダイナミックに
なります。


IMGP9565_600x408.jpg

IMGP9549_600x400.jpg

IMGP9550_600x400.jpg

IMGP9557_600x408.jpg

IMGP9560_600x392.jpg

IMGP9564_600x415.jpg

↑ シャーシー固定用の金具を取り付後文字板の位置に少しズレが生じました。
お定まりのカットアンドトライで苦戦を強いられやっと納得の状態に漕ぎつけました。




ベースのコロムビアラジオのPHONO入力が簡単すぎて、ブルートゥース受信機の取り付には、
少々問題があり改善方法を模索中です。




IMGP9543_600x400.jpg

IMGP9552_600x421.jpg

↑ どうしても別付スイッチが必要になります。
最初考えたこの方法の問題点に改良を加えたいと思います。

あまり大袈裟にならず簡易的になる方法がベターと考えております。
ヒントは既に浮かんでおります。 

次工程で・・・




◆1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第122号受信機の修復修理 VOL1

.21 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1941年製造の国民ラジオ早川電機製「放送局型第百二十二号受信機」は78年前昭和初期の製品です。
ラジオ受信機の普及促進でNHKとメーカーが設計した標準回路により各メーカーが製造して販売されました。
真空管4球の「再生検波方式」のラジオです。
しかし、当時は不具合が多くラジオ屋が修理に苦労したものです。
正に文化財的な貴重な製品です。

「再生検波方式」の意味はごく簡単には検波出力をフイードバックして発振一歩手前の最も感度の高い状態
を同調バリコンと再生バリコンを調整して使用するものですが、混信もあり、あまり使用感の良いものではあ
りませんでした。
後には「スーパーヘテロダイン方式」になり感度も格段に良くなり、現代のラジオもこの「スーパーヘテロダイン
方式」が採用されています。


IMGP9506_600x410.jpg

↑ キャビネットは綺麗に修復が成されております。

サイズ  W395 H240 D142mm


IMGP9509_600x417.jpg

IMGP9510_600x408.jpg

↑ 内部は修理の形跡がありますが、スピーカーが取り外されています。




ご依頼者のご希望は外観のレトロ感を残して多目的に使用したいというお話でした。

現状ではご希望を全てクリアするは問題がが多発して不可能に近く、結局5球スーパーラジオを組み込むことに
なりました。




IMGP9495_600x382.jpg

↑ 組み込みに使用する5球スーパーラジオの選定は難しくシャーシーの構造により決まりますが、
箱型シャーシーよりも平型垂直シャーシーが適しています。


IMGP9498_600x400.jpg

↑ 今回はコロムビア真空管式3バンド5球スーパーラジオを使用いたします。

先ず中古のコロムビア3バンド5球スーパーラジオの修理をはじめながら進めます。


IMGP9499_600x329.jpg

↑ シャーシーを取り外して3ヶ所のツマミシャフトの位置合わせを考えます。


IMGP9504_600x299.jpg

IMGP9507_600x640.jpg

↑ 元ラジオのキャビネットの3ヶ所のツマミの位置は、下側2つの間隔が80mmです。
  組み込み用のコロムビアラジオのシャーシーの方は100mmですが20mm狭くする必要があります。
  上のダイヤルツマミの位置は高さも横位置も異なります。
  下のつまみ2つを底辺にした3角形の頂点の高さが底辺から60mmに合わせます。


IMGP9500_600x373.jpg

↑ 100mmから80mmに20mm移動するのには部品が密集混雑しているシャーシー上では無理があります。

左側の電源スイッチ付ボリュームを20mm右絵へ移動するには「中間周波トランス」があります。

方法として「中間周波トランス」の移動を行います。
そして、その後に電源スイッチ付ボリュームを取り付けます。


IMGP9517_600x388.jpg

↑ 電源スイッチ付ボリュームを20mm右へ移動取り付け配線を行いました。


IMGP9516_600x400.jpg

↑ 一旦取り外した「中間周波トランス」を取り付け接続をいたしますが、規定通りの取り付け穴を
開けることは出来ません。
そこで通常は採用しない方法で既存の開口部を利用して取り付け配線を行います。

まず「中間周波トランス」のケースに取り付け脚として1.6mmの銅線を2か所に取り付けておきます。
そして4か所の接続端子にリード線を半田付しておきます。


IMGP9515_600x679.jpg

準備の出来た.「中間周波トランス」を空きスペースに既存のビス孔などからシャーシーに脚としての銅線を
差し込み「中間周波トランス」のケースをシャーシー面から15mm程浮かせて脚としての銅線をシャーシーに
直接半田付をして固定します。
最後に4か所にはんた付けしておいたリード線を所定の回路に半田付接続を行いました。


IMGP9519_600x400.jpg

↑ .「中間周波トランス」を空きスペースに半田付接続を行った様子です。


IMGP9521_600x400.jpg

↑ 次は画像左の選局バリコンを所定の位置へ取り付けます。 

下のつまみ2つを底辺にした3角形の頂点の高さが底辺から60mmに合わせます。


IMGP9522_600x484.jpg

↑ そして同時進行でタイヤル文字板の取り付け方法をの下準備をしておきます。

これは前後の位置合わせもありますので更に注意が必要です。


IMGP9523_600x447.jpg

IMGP9524_600x338.jpg

↑ 続いて問題が出てまいりました。

バリコンを右回し全開の時羽根がブロック型電解コンデンサーケースに僅かに触れてしまいます。
これは、取り外して単体の電解コンデンサーに交換して分散取り付けに改良いたします。


IMGP9525_600x400.jpg

↑ 選局バリコンのシャフトの穴開け位置が予定通り決まりました。
バリコン取り付けの穴開けを行います。

バリコン取り付け、シャフト延長と同時進行でダイヤル文字板の取り付けボルトの位置合わせも進めます。


IMGP9531_600x338.jpg

↑ ブロック型電解コンデンサーを単体の電解コンデンサー3個に交換を行いました。


IMGP9532_600x400.jpg

↑ ダイヤル文字板のバックライトの配線を新しくしておきます。


IMGP9527_600x400.jpg

↑ ローレットシャフトにツマミの収まりを心配しましたが、想像以上にしっかりしております。


IMGP9529_600x400.jpg

IMGP9530_600x400.jpg

IMGP9526_600x400.jpg

↑ ベースに使用したCOLUMBIA MODEL1206 はMW/N.S.B./SW 3バンド 5球スーパーラジオです。
状態は良好です。
ただ、PHONO機能が充実していませんので次工程で改良を行ってまいります。

ラジオの動作テストを続けます。

次工程はブルートゥース組み込みの準備に進みます。





◆1950年代ビクターSPレコードプレーヤー「RP-7」の修復修理 VOL1

.17 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1950年代ビクターSPレコードプレーヤー「RP-7」の修復修理は以前にピックアップアームの交換とケーブルなど
の交換を行いました。
今回はマグネチックカートリッジの音質が歪むため修理を行います。


IMGP9472_600x400.jpg

IMGP9473_600x400.jpg

IMGP9473600x438.jpg

↑ 前回交換したピックアップアームは「ナショナル」でした。


IMGP9475_600x400.jpg

IMGP9478_600x400.jpg

↑ マグネチックカートリッジを取り外して分解します。


IMGP9481_600x400.jpg

↑ 馬蹄形磁石を使用した前世代より少し新しく小形になっています。    

発電コイルの直流抵抗は1.5kΩです。


IMGP9482_600x403.jpg


IMGP9487_600x400.jpg

↑ 更に分解してカンチレバーを取り外しました。


IMGP9488_600x429.jpg

↑ カンチレバーの緩衝ゴムの劣化を確認して新しいものに交換をして組み立てを行いテストをいたします。


IMGP9489_600x471.jpg

IMGP9480_600x400.jpg

↑ テストの前に音量調節用の20kΩボリュームの接触不良を接点復活剤を注入して修復いたしました。


IMGP9492_600x427.jpg

↑ テスト中の様子です。

音質はやや蓄音機に近く、出力は先に修理を行ったコロムビアより低目です。

フォノモーターのトルクが弱くスタートの初速が低速で暫くして定速回転になります。
色々対策しますが効果が出ません。

エージング中。





◆1950年代コロムビアレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理 VOL2

.12 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1950年代コロムビアレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理は仕上げの作業を行います。


IMGP9466_600x398.jpg

IMGP9468_600x400.jpg

↑ 完成画像


IMGP9445_600x373.jpg

IMGP9448_600x421.jpg

↑ スライド式フレーヤーボードをキャビネットに収納いたします。

内部の電源コードが短くて難しいため少し長いコードを付け替えます。



IMGP9451_600x400.jpg

IMGP9452_600x429.jpg

↑ フォノモーターのスタート/ストップスイッチが切れる瞬間のスパークによりショック性のノイズが酷いため
ノイズ軽減用のコンデンサーを取り付けておきます。


IMGP9437_600x416.jpg

↑ 赤丸印がフォノモーターのスタート/ストップスイッチの最初の状態でコンデンサーがありません。


IMGP9456_600x400.jpg

↑ 完成したプレーヤーボードの裏面の様子です。


IMGP9458_600x389.jpg

IMGP9459_600x421.jpg

↑ 最終テストの様子です。

このプレーヤーのフォノモーターは50Hzと60Hzの切り替えタップがありますが、
60Hzに切り替えますとモーターが回りません。

調べますとモーターコイルの導通がありません。 コイルの断線です。
結局50Hzに戻しました。

速度調整でかなりブレーキがかかっておりますので最初はトルク不足でスロー回転になりますので、
調整が必要になります。 長時間の使用で安定して来ます。







◆1950年代コロムビアレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理 VOL1

.11 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
1950年代コロムビアレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理はクリスタルカートリッジ搭載のピックアップアーム
を別のプレーヤーから外したマグネチックカートリッジ付のピックアップアームを載せ替える作業になります。
  

IMGP9426_600x400.jpg

IMGP9428_600x400.jpg

↑ コロムビアレコードプレーヤー「RP-450」です。 78回SPレコード専用クリスタルカートリッジです。


IMGP9430_600x400.jpg

IMGP9431_600x400.jpg

↑ 換装に使用するマグネチックカートリッジ付のピックアップアームです。

マグネチックカートリッジを点検しますと直流抵抗2.13kΩでカンチレバーの状態も良好です。


IMGP9433_600x400.jpg

IMGP9435_600x406.jpg

↑ プレーヤーボードの取り外しが少々面倒です。 前カバーを取り外します。


IMGP9436_600x400.jpg

↑ ピックアップアームを取り外しました。


IMGP9437_600x400.jpg

↑ 電源の一部の配線を切り離しました。


IMGP9438_600x400.jpg

↑ オートストップのアームレバーとオートスイッチのタイミングの位置合わせが微妙な作業になります。


IMGP9440_600x343.jpg

↑ レコードを架けながらスタート、ストップの位置を合わせます。


IMGP9441_600x400.jpg

IMGP9444_600x400.jpg

IMGP9442_600x400.jpg

IMGP9443_600x400.jpg

↑ 音質も良好です。


続きます



◆1960年後期コロムビア3スピードポータブル小型電蓄「MODEL2000」緑の修復修理

.11 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
    
2台目の1960年後期コロムビア3スピードポータブル小型電蓄「MODEL2000」緑の修復修理はケースの色違いで
その他は同様です。


IMGP9425_600x400.jpg

↑ 外観はすごく綺麗です。


IMGP9376_600x455.jpg

↑ クリスタルカートリッジは装着されていましたがロネット式ターンオーバーで出力線が片方断線しています。
半田付接続してテストしますが、やはり劣化で音が出ません。


IMGP9379_600x478.jpg

↑ 新しいセラミックカートリッジを仮接続して音出しを確認いたしました。


IMGP9381_600x436.jpg

↑ 新しいセラミックカートリッジは固定式の為接着取り付けを行いました。


IMGP9383_600x551.jpg

IMGP9383_600x468.jpg

↑ 回転メカの点検注油を行いました。 60Hz仕様の為安心です。


IMGP9385_600x471.jpg

↑ フォノモーターの下部軸受けにも注油を行いました。


IMGP9388_600x400.jpg

IMGP9389_600x400.jpg

↑ 45EPのテストの様子です。


IMGP9391_600x400.jpg

↑ 33LPのテストの様子です。

やはりセラミックカートリッジの方が音質音量とも優れています。




◆1960年後期コロムビア3スピードポータブル小型電蓄「MODEL2000」ピンクの修復修理

.11 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年後期コロムビア3スピードポータブル小型電蓄「MODEL2000」はまだカセットテープが普及していなかった
時代でお手軽にレコードが楽しめるこのポータブル小型電蓄は50万台のヒット商品でした。


IMGP9423_600x400.jpg

↑ カラー鉄板でプレス成型されたケースは美麗・堅牢で半世紀以上の経年に耐えています。


IMGP9394_600x400.jpg

↑ ターンテーブルゴムマットとクリスタルカートリッジが欠品しています。


IMGP9400_600x400.jpg

IMGP9403_600x400.jpg

↑ 交換用のクリスタルカートリッジが用意れていましたが、差し込み式の出力線が断線しているため
取り付けが出来ないのでそのままになっていたようです。


IMGP9410_600x400.jpg

IMGP9412_600x496.jpg

↑ このクリスタルカートリッジが使用可能かテストの結果大丈夫ですので直付半田付で取り付けました。


IMGP9396_600x400.jpg

IMGP9398_600x400.jpg

↑ ターンテーブルの回転が極端に遅いためフォノモーターとアイドラー軸に注油を行い動きを改善いたしました。


IMGP9405_600x579.jpg

↑ この製品は50Hz仕様のため回転数が極端に早くなりますが、マグネット式の速度調整機能がありますので
調整範囲でカバーできると思います。


IMGP9414_600x400.jpg

IMGP9416_600x400.jpg

↑ 45回転はキャプスタンが太くてスリップが少なく伝導ロスが軽くてスムーズに回転しています。


IMGP9420_600x394.jpg

↑ 33回転はスタート時にスリップがありますが、すぐに正常になります。
50Hzと60Hzでは12%の差がありブレーキによる調整は許容範囲を超えていますがなんとか使用できます。


IMGP9421_600x400.jpg

↑ 完成です。



◆1970年代HITACHIポータブルレコードプレーヤー「MQ-20」の修復修理 VOL1

.09 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代HITACHIポータブルレコードプレーヤー「MQ-20」の修復修理の記録です。


IMGP9301_600x397.jpg

IMGP9287_600x365.jpg

↑ Lady Bird テントウムシブランドでしょうか製造販売は複数のメーカーがあります。

 こちらはHITACHI製の「MQ-20」です。 デザインも内部仕様も全て同じです。

●不具合の症状は「アームの支点に違和感があり音が出たりでなかったりする」と云うことです。


IMGP9311_600x400.jpg

↑ アーム支点部の極細の出力シールドケーブルその他に異常はありません。


IMGP9310_600x400.jpg

↑ 原因はクリスタルカートリッジの劣化不良です。


IMGP9316_600x400.jpg

↑ セラミックカートリッジを交換取り付けを行いました。


IMGP9312_600x400.jpg

↑ 音質/音量は申し分なしで、回転は少々速いようですが安定しています。





◆1970年代コロムビアポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理 VOL1

.09 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代コロムビアポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理の記録です。


IMGP9302_600x400.jpg

↑ レトロ感覚より現代にも十分通用する生命力を感じる魅力的なデザインです。

お部屋に置いて年齢など超越して愛されるアイテムだと思います。

●不具合の症状は「既定の回転数にならない」様子です。

IMGP9287_600x365.jpg

↑ Lady Bird テントウムシブランドでしょうか製造販売は複数のメーカーがあります。


IMGP9288_600x400.jpg

IMGP9289_600x400.jpg

↑ 原因はフォノモーターをマウントしているクッションゴムが経年劣化で溶けて位置ずれを起こしています。


IMGP9290_600x400.jpg

↑ そのため、モーターキャプスタンとアイドラーの接触点が合わないため回転異常を起こしています。


IMGP9291_600x400.jpg

↑ フォノモーターと取り付け板を外してクッションゴムを取り外して交換を行います。


IMGP9293_600x400.jpg

IMGP9294_600x400.jpg

↑ 3か所のクッションゴムの交換が完了いたしました。


IMGP9297_600x400.jpg

IMGP9300_600x400.jpg

↑ テスト中の様子です。 回転は安定しましたが「コトコト」騒音が出ています。


IMGP9304_600x377.jpg

↑ 劣化したクッションゴムの破片です。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL8(完成)

.07 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON 「MS-35」は最終仕上げ工程が終了いたしまして完成いたました。

最初に見た時に、このオールトランジスタ製の東芝ステレオ LISBON MS-35 はシャーシーの設計が当時の先進
のヨーロッパメーカーの製品を参考にしたように思いました。

兎に角当時としては斬新すぎるのです。 何もかもが、外国製の雰囲気が備わっています。
そして良質で無駄がなく、造られているのです。
本当に、最初こんなにコンパクトなシャーシーで 「LISBON」の銘にふさわしいダイナミックな音が出るのかと
疑念をいだきました。


IMGP9370_600x388.jpg

↑ 完成画像


IMGP9371_600x359.jpg

IMGP9373_600x400.jpg

↑ プレーヤー部分の様子です。

オートチェンジャーの為かなり深くなっています。


IMGP9348_600x400.jpg

↑ シャーシーの取り外しは大変でしたが、元通りマウントするのも簡単ではありません。


IMGP9346_600x400.jpg

↑ 小形のシャーシーから接続ケーブルでつなぐものが多すぎます。
接続ケーブルが多すぎてジャングルのツタのように絡まっています。


IMGP9349_600x389.jpg

IMGP9351_600x635.jpg

IMGP9354_600x400.jpg

↑ 白いコネクターと配線は「正弦波インバーター電源」用の新しく取り付けた配線です。


IMGP9355_600x400.jpg

IMGP9361_600x400.jpg

IMGP9365_600x885.jpg

↑ 「正弦波インバーター電源」からは高調波の変換ノイズが発生しています。
ノイズを避けんため色々工夫を行っております。
しかしノイズを「0」にはできませんが最少の状態に取り付け位置などを調整いたします。


IMGP9356_600x399.jpg

↑ テストの様子です。


IMGP9357_600x412.jpg

IMGP9359_600x732.jpg


IMGP9366_600x386.jpg

↑ 回転安定・ノイズ最少・音質音量良好


IMGP9367_600x599.jpg

↑ 簡易FMアンテナ装着のためFM放送の受信は良好ですが、
設置場所により不安定な場合があります。 その場合は外部FMアンテナの設置が必要です。


IMGP9369_600x393.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。


IMGP9375_600x403.jpg

↑ 明るく画像処理を施しています。 実際のダイヤル照明はこんなに明るくありません。





◆1970年代 COLUMBIA 卓上電蓄「SE-20M」の修復修理

.04 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
   
福岡県のお客様からのご依頼ですが、1970年代 COLUMBIA卓上電蓄「SE-20M」です。


IMGP9317_600x375.jpg

IMGP9321_600x377.jpg


↑ 赤と黒のビビットなデザインのオールプラスチックのお手軽に使いやすいレコード専用卓上電蓄です。


IMGP9322_600x400.jpg

↑ ご依頼内容は「レコードの回転が1.5倍に速すぎる」と云うことです。

この製品には50Hzの標示があります。
明らかにHz(ヘルツ)違いです。 現在地は60Hz地域ですから当然回転数は上がってしまいます。
仕方がないのです。
しかし何とかしないとならないのですが、・・・・・

インバーター電源によるフリーヘルツ化は使用できない原因があります。
 

IMGP9345_600x400.jpg

↑ このプレーヤーのフォノモーターは凄く変わっています。
トランジスタアンプの電源供給用の低電圧のAC10Vの捲き線をモーター鉄心に同居させています。
そのため正弦波インバーター電源は使用できません。




このままで回転を落とすには「ブレーキ」しかありません。
無音のブレーキは「マグネット」の使用です。  試してみます。




IMGP9325_600x435.jpg

IMGP9326_600x397.jpg

↑ 小型スピーカーを分解して強力なマグネットを取り外しました。


IMGP9327_600x435.jpg

IMGP9328_600x400.jpg

↑ ターンテーブルの真下にマグネットを両面テープで張り付けて位置、高さをカットアンドトライで綿密に
調整をしながらテストを行いました。
しかし思うように回転速度に変化が出ません。
最終的にマグネットを2個使用すると規定の速度になりました。
45回転時はまずまずですが、33回転時はトルクが不足して不安定になったり停止したりいたします。

色々工夫しますが、良い結果は得られません。
   


今まで一度も挑戦しなかったモーターキャプスタンの研磨を残すのみです。
失敗が許されないので、キャプスタンを細くする精密な作業工程を脳裏に描き「これならいける」と自信を持って
取り掛かりました。




IMGP9328_600x409.jpg

IMGP9328_600x393.jpg

↑ 研磨前のモーターキャプスタンです。


IMGP9336_600x397.jpg

IMGP9329_600x400.jpg

↑ 途中何度も「ストロボ円盤」で回転数の変化を読みながら続けます。 削り過ぎに注意します。


IMGP9338_600x400.jpg

IMGP9339_600x400.jpg

↑ 研磨成功です。


IMGP9329_600x395.jpg

IMGP9330_600x444.jpg

↑ 回転速度と回転ムラなどを観ていますが、安定しています。


IMGP9331_600x424.jpg

IMGP9332_600x412.jpg

IMGP9333_600x383.jpg

↑ エージングテストの様子です。


IMGP9341_600x389.jpg

IMGP9343_600x387.jpg

↑ ボリュームの接触不良のガリ音を接点復活剤の噴射により修復いたしました。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL7

.02 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理はキャビネット周りの修復工程が終わり
ますと、全ての機器の組み込みを行います。


IMGP9282_600x400.jpg. 

↑ キャビネット回り修復完成画像


IMGP9259_600x400.jpg

↑ 新しいスピーカーケーブル取り付けをおこないます。


IMGP9261_600x400.jpg

IMGP9262_600x486.jpg

IMGP9263_600x400.jpg

IMGP9279_600x441.jpg

↑ スピーカーケーブルを取り付けて、後部板を16本×2の新しい木ネジで固定して完了です。

続いてウレタンニス2回塗りで着色を行いました。




キャビネット/スピーカーとも下部袴部分(ベース)のダメージがかなりひどくパークルボードは「崩れ」
ベニヤ合板は「剥がれ」があり、細部の修復が必要です。




IMGP9283_600x400.jpg

↑ キャビネット/スピーカーとも下部袴部分(ベース)の材質は4辺の内、最後部はパーチクルボードで
あと3辺はベニヤ合板です。

画像は剥がれた破片です。


IMGP9265_600x900.jpg

↑ パーチクルボードの部分は崩れた部分と崩れかけいる部分を木工ボンドを塗布して固めます。


IMGP9266_600x624.jpg

IMGP9267_600x647.jpg

IMGP9268_600x900.jpg

↑ ベニヤ合板の部分で全体的な剥がれは取り除きます。


IMGP9274_600x631.jpg

IMGP9277_600x471.jpg

IMGP9278_600x445.jpg

IMGP9275_600x400.jpg

↑ 袴部分(ベース)は黒色の塗装を行いました。


IMGP9269_600x497.jpg

IMGP9271600x449.jpg

IMGP9272_600x473.jpg

↑ 上扉の開閉が中間で止まらずに扉が勝手に落ちてしまう不具合をヒンジの調整で修正いたしました。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL6

.02 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は半世紀の経年劣化で全体的に劣化が進んでいます。
チューナーアンプ/オートチェンジャープレーヤー修復が進みました。


IMGP9258_600x466.jpg

↑ スピーカーの内部の点検を行います。
真空管式のアンサンブルステレオは開放型のスピーカーですが、
セパレートステレオは密閉型の為内部の様子が見えません。


IMGP9244_600x462.jpg

↑ 後部板を取り外しました。


IMGP9254_600x400.jpg

IMGP9255_600x400.jpg

↑ 低音スピーカー(ウーハー) と高音スピーカー(ツィーター)は正常です、コンデンサーも異常なしです。


IMGP9260_600x400.jpg

↑ 最初から気になっていましたスピーカーケーブルは経年劣化で被覆が固くなり変質変形しているため
交換をいたします。


IMGP9259_600x400.jpg

↑ 交換用のスピーカーケーブルに外した専用のスピーカープラグを付け替えておきました。


IMGP9247_600x450.jpg

IMGP9248_600x451.jpg

↑ 取り外した後部板は内側に吸音材が貼り付けてあります。


IMGP9285_600x404.jpg

IMGP9246_600x379.jpg

IMGP9247_600x432.jpg

IMGP9284_600x400.jpg

↑ 後部板の材質はベニヤ合板ではなく当時の合成材(パーチクルボード)です。
細かく粉砕した木片を接着剤で固めたものですが、経年劣化で変質して強度が低下して崩れが発生しています。
このまでは使用できないため、交換をいたします。


IMGP9251_600x362.jpg

IMGP9250_600x479.jpg

↑ 580×417mmの丈夫な12mm厚のコンパネを使用いたします。


続きます




◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL5

.31 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
日本の電源周波数は、富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境に、わかれています。

●東側 (50Hz=ヘルツ)
●西側 (60Hz=ヘルツ)

電圧は一定の(100V=ボルト)ですがモーターは回転数が変化いたします。

レコードプレーヤーは回転数が最も重要になります。
50Hzのレコードプレーヤーを60Hzで使用しますと約12パーセント回転が速く回ります。
レコード盤をかけますと男性歌手の歌声が女性歌手の歌声になり早口になります。
60Hzのレコードプレーヤーを50Hzで使用しますと逆に遅くなります。


IMGP9199_600x400.jpg

IMGP9184_600x400.jpg

↑ 50Hzのレコードプレーヤーを60Hz用に変換するにはリムドライブ(アイドラー)レコードプレーヤーの
場合はモーターキャプスタンを細くするか、それともアイドラーを大きくすれば回転数は遅くできますが、
非常に難しくなります。


IMGP9229_600x400.jpg

IMGP9236_600x400.jpg

↑ そこで私が考案いたしました市販特定機器の「正弦波インバーター電源装置の組み込み」により
日本国中どこでも正常に動作する「ヘルツフリー化」を実現いたしました。 

画像[左] 正弦波インバーター電源    画像[右] スイッチング電源

二つの機器をプレーヤーに接続してフォノモーターの回転を60Hzから50Hzに変換した電源を供給して正常な
回転数にいたします。(50Hzから60Hzに変換する場合も同様です)。


IMGP9198_600x457.jpg
IMGP9226_600x475.jpg

↑ 画像[上] 最初の状態

   画像[下] 正弦波インバーター電源/スイッチング電源の接続配線の改造後の様子です。


IMGP9226_600x400.jpg

↑ 正弦波インバーター電源装置を接続いたしました。


IMGP9234_600x434.jpg

IMGP9238_600x400.jpg

IMGP9237_600x400.jpg

↑ 33回転/3分の1LPレコードテスト中、簡易回転ストロボチェックで正常回転数、ワウ・フラッター
のチェック良好です。


IMGP9240_600x385.jpg

IMGP9241_600x464.jpg

IMGP9239_600x400.jpg

IMGP9239_600x487.jpg

↑ 45回転EPレコードテスト中、簡易回転ストロボチェックで正常回転数、ワウ・フラッター
のチェック良好です。


IMGP9235_600x400.jpg

IMGP9243_600x313.jpg

IMGP9233_600x435.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL4

.29 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理はチューナー/アンプシャーシーの劣化した
パーツの交換を行います。
特に経年劣化で液漏れや膨張した電解コンデンサーは限界寿命がとっくに過ぎていて今後の使用に
不都合が生じますので、安全の為の交換を行います。


IMGP9207.jpg

↑ チューナー/アンプシャーシーの全体像です。


IMGP9209_600x400.jpg

IMGP9222_600x400.jpg
 
↑ 交換の為取り外した例年劣化の電解コンデンサーです。

1000μF/500μF/200μFの大容量ですが耐圧は低く25V~35Vです。


IMGP9213_600x400.jpg

IMGP9215_600x400.jpg

↑ 交換が終わりました。


IMGP9216_600x900.jpg

↑ 交換後のチューナ/アンプシャーシーの全体像です。


IMGP9211_600x4.jpg

↑ シャーシー基板の裏面の様子です。


IMGP9224_600x361.jpg

↑ 画像の右側がチューナー/アンプシャーシーから別付で接続コネクターと外付の電源トランスその他
の部分の様子です。

後は「ヘルツ変換の問題」があります。




◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL3

.28 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は
レコードプレーヤーはオートチェンジャープレーヤーが搭載されています。
しかし、残念ながら色々なトラブルを抱えております。

解決策は
① 50Hz仕様の為回転数が速く使用不可
● 周波数変換の正弦波インバーター電源の採用する予定です。

② オートチェンジャーのセンタースピンドルが欠品しています。
● センタースピンドルのは入手不可能の為セミオートで使用することにいたします。

③ コンデンサーカートリッジが不良の為レコードの音が再現できません。
● 別途カートリッジに交換いたします。

④ ターンテーブルの回転時に異常音が発生します。
● メカの修復を行います。

IMGP8589_550x367.jpg

IMGP8590_550x355.jpg

IMGP8598_550x367.jpg

IMGP8601_550x382.jpg

↑ 最初のカートリッジの様子。


IMGP8606_550x401.jpg

↑ コンデンサーカートリッジは経年劣化で機能いたしません。


IMGP9200_600x594.jpg

IMGP9206_600x770.jpg

IMGP9200_600x764.jpg

↑ シェル幅が僅か10mmに合わせる為、幅11mmのセラミックカートリッジの両サイドをヤスリで削り
サイズを合わせました。
プラグイン式の極細のL/Rの出力シールドワイヤーとの接合が難しく、直付の半田付は不可能でコネ
クター側が取り外せないため、不良のコンデンサーカートリッジを分解して接合ピン部を利用してセラ
ミックカートリッジの出力ピンに工夫をして半田付を行いました。


IMGP9202_600x565.jpg

IMGP9203_600x400.jpg

IMGP9205_600x400.jpg

↑ いよいよレコードテストです。


IMGP9187_600x400.jpg

IMGP9188_600x400.jpg

IMGP9190_600x400.jpg

IMGP9192_600x400.jpg

↑ かなり難易度は高く失敗を覚悟でやり遂げました。

結果は上々です。


IMGP9193_600x400.jpg

↑ ターンテーブルの回転時にすれたような異音が発生しています。


IMGP9179_600x400.jpg

IMGP9183_600x400.jpg

↑ 回転機構の修復を行います。


IMGP9186_600x400.jpg

IMGP9184_600x400.jpg

↑ 異音の原因はすぐにわかりました。

アイドラーの軸受の油切れです。 全く油分なしで乾燥状態でした。 
アイドラーを外して注油でOKです。


IMGP9194_600x426.jpg

IMGP9195_600x400.jpg

オートチェンジャーメカは連動動作が確実に移行するようになっています。
全部のカムやレバーの動きがスムーズになるように潤滑剤を噴射注入いたします。


IMGP9196_600x400.jpg

IMGP9198_600x450.jpg

↑ フォノモーターのマウントは大丈夫です。


IMGP9199_600x400.jpg

↑ 50Hz仕様の標示がありますので、もちろん60Hzの関西圏では回転数が約12%程度早く回転いたします。

周波数変換の正弦波インバーター電源の取り付けを予定しております。

この希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は
エキスポ70大阪万博の1970年頃のオールトランジスタの大型3点セパレートステレオ「リスボン」です。





◆1970年代Technicse 4チャンネルセパレートステレオ「SC-1200G」の修復修理(不具合発生)

.24 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
1970年代Technicse 4チャンネルセパレートステレオ「SC-1200G」は2018年11月に修復修理を行いました。
暫くして、「左からノイズが出る」とご相談を頂きました。 
「暫く様子を見ていただくように」ご説明をいたしておりました。


IMGP9155_600x545.jpg

↑ 今回、センター部のみをお持ち込みいただきました。

早速、別のテスト用スピーカーを接続してテストを行いました。

やはりフロント左から「歪んだような」 別の表現では「詰まったような」 「ラジオの選局がズレタような」
異常音が確認できました。 


IMGP9157_600x403.jpg

↑ フロントアンプユニット基板 [L] [R]   リアアンプユニット基板 [L] [R] と4基の同じユニット基板で構成 
しています。


IMGP7333_600x603.jpg

↑ 予想通りフロントアンプユニット基板内のトラブルを判明いたしました。

詳しく点検の結果、フロントアンプユニット基板内の「DC電源ヒューズホルダー」の接触不良でした。
経年劣化による金属疲労で弾力がなく接触片の当たりを強くしようとして触れると簡単に折れてしまいました。
基板用の交換用ヒューズホルダーが無いため2Aガラス管ヒューズに銅線を半田付して基板に直付をいたしました。
(ヒューズ切れを起こした時はトランジスタなど回路故障ですから基板を外して交換を行います)

IMGP9178_600x392.jpg

↑ 折れた接触片


IMGP9159_600x400.jpg

IMGP9158_600x400.jpg

IMGP9158_600x468.jpg

↑ 再発防止のため、4基すべてのDC電源ヒューズを同様の処置を行いました。




初回の処置



IMGP7322_600x412.jpg
 
↑ やはりこの機器の全ヒューズホルダーは耐久性が誹弱でした。


IMGP7581_600x394.jpg

↑ 初回の修復修理の時はAC100V電源回路のため、金属シャーシー用ヒューズホルダーに交換を
行いました。




 HOME