FC2ブログ

◆1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理 VOL5(最終工程)

.05 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


BANNRE50_750X245.jpg

予てよりお預かりしておりました1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理の記録です。



修復修理の主要工程を終えてエージングを続けておりました。何の問題もなく好調です。
しかし、なんとなく.達成感を得られないのは、ラジオの顔に当たるダイヤル表示盤.の劣化です。



IMGP4108_600x401.jpg

IMGP4174_600x470.jpg

↑ ラジオのダイヤル表示盤.はラジオ局のコールサインなどの表示盤とバックボードの2重構造に
なっています。

バックボードのクリーム色塗装が劣化して剥がれています。

ダイヤル表示盤を分解して、バックボードの塗装を剥がして塗り替えを行います。






IMGP8395_600X936.jpg

↑ シャーシーを取り外してダイヤル表示盤を取り外します。


IMGP8394_600X905.jpg

IMGP8398_600X819.jpg

IMGP8399_600X695.jpg

IMGP8400_600X401.jpg

↑ バックボードを取り外しました。


IMGP8402_600X401.jpg

IMGP8406_600X401.jpg

↑ 取り外しますと凄いことになっていました。


IMGP8415_600X401.jpg

↑ サンドペーパー掛けをして再塗装を行いました。


IMGP8407_600X331.jpg

IMGP8408_600X343.jpg

IMGP8410_600X360.jpg

IMGP8416_600X370.jpg

IMGP8417_600X401.jpg

IMGP8419_600X381.jpg

↑ 再塗装済みのバックボードを組み込みました。


IMGP8425_600x450.jpg

↑ すっきり致しました。


IMGP8424_600X394.jpg

IMGP8425_600X401.jpg

IMGP8428_600x350.jpg

↑ 4箇所の脚ゴムを交換いたしました。


IMGP8429_600x401.jpg

IMGP8431_600x387.jpg

IMGP8432_600x401.jpg

↑ 劣化した脚ゴムです。


IMGP8424_600X394.jpg

↑ 何事もなかったように60数年をタイムシフトしました。 元気な音を奏でています。




 

◆1970年代TRIO 4チャンネルステレオ「ST-6VD」の修復修理 (追加修理)

.28 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
先月修理をさせていただいた1970年代TRIO 4チャンネルステレオ「ST-6VD」は、チューナーアンプシャーシー
を「ST-7VD]に換装いたしました。
今回、「スリーピング機能が動作しない」とのご依頼がありました。

操作の間違いが考えられますので、再度確認いただきましたが、
やはり、「スリーピング機能」が動作せず、レコード演奏が終わり、トーンアームがアームレストに
戻ってもチューナーアンプの電源が切れない。

再点検の為プレーヤーとチューナーアンプシャーシーをお送り頂きました。



IMGP4102_600X388.jpg

↑ 最初の修理後のテストではスリーピング再生は正常に動作をしておりました。

換装いたしました「ST-7VD]は「ST-6VD」とスリーピング機構が少々異なります。


IMGP8391_600X409.jpg

↑ 最初の「ST-6VD」はPOWERスイッチは [OFF]→[ON] →[SLEEP]となっていますから、
   [SLEEP]の位置でレコード演奏が終わると電源が切れました。


IMGP8392_600X401.jpg

↑ 今回換装を行った「ST-7VD]はPOWERスイッチが [OFF]→[ON] となっています。
  [SLEEP]スイッチがりません。
  プレーヤーのスリーピング再生は電源[OFF]のまゝプレーヤーをスタートしますと勝手に出源が
  入り動作いたします。 
  そして、レコード演奏が終わると勝手に電源が切れます。
  
  ●引くとスピーカーの音が切れて、ヘッドホンに変わります。

通常使用の場合はPOWER スイッチを[ON]にします。


IMGP8383_600X401.jpg

↑ お送り頂いた状態でスリーピング再生テストを行いましたか、正常動作をいたしました。
しかし、全く異常は認められませんでした。


IMGP4085_600X403.jpg

↑ 念のため故障を想定したパーツの交換を行っておきます。


IMGP4086_600X420.jpg

IMGP4087_600X401.jpg

↑ プレーヤーとチューナーアンプシャーの各部を詳細に点検致しましたが異常個所は出ませんでした。


IMGP4085_600X350.jpg

↑ 念のため、関連するマイクロスイッチとコンデンサーの交換を行いました。


IMGP8387_600X401.jpg

↑ マイクロスイッチとコンデンサーの交換を行つたプレーヤーの様子です。


IMGP8381_600X401.jpg

IMGP8389_600X394.jpg

↑ 交換済みのマイクロスイッチです。


IMGP8390_600X401.jpg

↑  交換済みのコンデンサーです。


IMGP8384_600X527.jpg

↑ レコードのスリーピング再生中の様子です。


IMGP8385_600X494.jpg

↑ レコードプレーヤーのスリーピング再生終了の様子です。  完全に電源が切れています。




 

◆1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理 VOL5

.23 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理の記録です。



DSCN8337_600X450.jpg

↑ 各項目の調整が終了した映像のショット画像です。




横一からようやくラスターが現れて地デジチューナーをRFモジュレーターを介してVHF1chに接続して
地上デジタル放送を受信しました。



IMGP4320_600X401.jpg

↑ しかし、画面は同期不良状態です。


IMGP4321_600X401.jpg

↑ オシロスコープで同期信号の検出はありませんでした。


IMGP4322_600X401.jpg

↑ これは交換した「IC AN5435」の不良ではないかとと推察したしました。

即、最初のナショナル製の「IC AN5435」に戻しました。


IMGP4329_600X392.jpg

↑ 結果は問題なくOKです。


IMGP4330_600X401.jpg

↑ 続いてCRT(ブラウン管)のホワイトバラス調整及び映像調整を行います。



以下映像のショット画像の様子です。


IMGP4348_600X401.jpg
IMGP4349_600X401.jpg
IMGP4350_600X401.jpg
IMGP4351_600X401.jpg
IMGP4352_600X401.jpg


以下 更に微調整を完了した映像のショット画像です。


DSCN8328_600X450.jpg
DSCN8338_600X450.jpg
DSCN8340_600X450.jpg
DSCN8343_600X450.jpg
DSCN8349_600X450.jpg
DSCN8337_600X450.jpg
DSCN8366_600X450.jpg
DSCN8369_600X450.jpg

音声も正常に出ておりますが、ボリュームのガリは接点復活剤の噴射注入とすり合わせにより
修復いたしました。




 

◆1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理 VOL4

.22 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理の記録です。



IMGP4016_600X433.jpg

↑ 横一の画面を見ていますと寂しくなります。  やっと出口が見えて来ました。
迷路に迷い込んだように感じましたが、確実に前進していました。


IMGP4357_600X401.jpg

↑ ご依頼者がら提供いただいたナショナルパナカラー別機種の回路図が役立ちました。


IMGP4356_600X401.jpg

IMGP4361_600X401.jpg

IMGP4299_600X401.jpg

↑ 故障個所が何重にも重なった状態が修復を長引かせていました。
それは、40年の経年劣化と、かなり使い込んだ基板の部分的な焦げ跡が物語っています。
普通、故障の原因が2重3重はありますが、それ以上の複雑さになっていました。
しかし、確実なパーツ類の準備などがあり、この瞬間が生まれました。

ラスターが出ました。 スノーノイズも出ています。


IMGP4292_600X345.jpg

IMGP4294_600X405.jpg

↑ 垂直発振回路が動作を始めました。  オシロスコープに鋸歯状波が出てします。


IMGP4360_600X401.jpg

↑ 古いオシロスコープは2台共故障しています。  この際、新調いたしました。


IMGP4297_600X501.jpg


IMGP4302_600X401.jpg

IMGP4303_600X401.jpg

↑ 急転直下垂直偏向回路が動作したのは、IC AN5435内部の垂直発振回路が停止していたのが
稼働したためです。
決め手になったのは、DC12V電源回路の故障を発見するきっかけになったのは、回路図です。

同時に電源回路内の5.6Ω3Wのセメントモールド抵抗が断線しているのを発見していました。

しかし、まだあったのです。 黄◯印の電源レギュレーターの2SD762も不良になっていました。


IMGP4304_600X401.jpg

↑ セメントモールド抵抗3W5.6Ωが手元にありませんので、急遽、奥の手を行使します。

昔から東芝テレビの修理を一時期、毎日のようにやっておりました。
IC トランジスタテレビは修理時にショートさせたりしますと回路ヒューズを飛ばします。
そしてトランジスタなどを共倒れにさせてしまいます。
それを回避するためヒューズの代わりに100Wの電球を使用いたします。
すると、故障で電球が点灯します。 また、過大電流の場合は明るさで判できます。

今回修理中にこれを使用いたします。


IMGP4305_600X401.jpg

↑ 明るい時は異常時です。


IMGP4307_600X401.jpg

IMGP4308_600X401.jpg

↑ 今回水平パワートランジスタの共倒れがありました。  交換済み


IMGP4311_600X401.jpg

↑ 交換済み


IMGP4313_600X401.jpg

IMGP4315_600X401.jpg

↑ CRT(ブラウン管)基板 ブラウン管の基本発光色調整を行います。


IMGP4317_600X401.jpg

↑ セメントモールド抵抗3W5.6Ωが調達中はこのまゝにしておきます。 
信号、波形、電流等が停止します。


IMGP4291_600X401.jpg

IMGP4289_600X401.jpg

IMGP4289_600X387.jpg

↑ プリント基板内にこのような半田付けが劣化したクラックがありました。


IMGP4299_600X401.jpg

↑ 地デジチューナーとRFモジュレーターを接続して調整を行います。

VOL5工程で公開したします。


IMGP4349_600X401.jpg


詳しくは次工程に続きます




 

◆1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理 VOL4

.19 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

BANNRE51_750X245.jpg

予てよりお預かり致しておりました1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理の記録です。



VOL3工程のレコードプレーヤーの修復修理では、下記の2点の不具合がありました。
①  レコード演奏の左の音質が悪く音量も小さい。 右は正常。
② アームがリターンしてアームレストに戻ってもターンテーブルが回転したままで停止しない。



①  レコード演奏の左の音質が悪く音量も小さい。 右は正常。
PHONO入力回路のプリアンプ基板の詳細点検により増幅回路の不具合箇所を検出いたします。


IMGP4285_600X937.jpg

IMGP4279_600X401.jpg

↑ PHONO入力回路はプリアンプ基板内のトップのL回路入力トランジスタの経年劣化による
不具合を発見いたしました。

↓ カートリッジからの微小な音声出力を低ノイズ高増幅度トランジスタ2SC458 ×2をダーリントン
接続により使用されています。2個のトランジスタの片方だけが不具合を起こしても動作は崩れます。
L/Rのバランスを考慮してL/R 双方の交換を行います。

IMGP4283_600X446.jpg

↑  画像上  不良の2SC458
  画像下  代替交換の2SC1815Y


IMGP4267_600x401.jpg

IMGP4270_600x401.jpg

IMGP4272_600x401.jpg

IMGP4273_600x401.jpg
IMGP4275_600x401.jpg

↑ 基板パターンの様子です。


IMGP4278_600x401.jpg

IMGP4279_600X401.jpg

↑ 黄◯印の2SC1815Y ×4個の交換を完了いたしました。


IMGP4280_600X900.jpg

↑ 検査テストにより増幅度と音質/歪が改善されました。




② アームがリターンしてアームレストに戻ってもターンテーブルが回転したままで停止しない。

プレーヤーのセミオートメカの詳細点検によりフォノモーターのスタート/ストップメカの不具合箇所を
検出いたします。

IMGP4265_600x401.jpg

↑ マイクロスイッチは正常です。 他に原因があります。


IMGP4214_600X400.jpg

↑ フォノモーターのON/OFF時にマイクロスイッチの接点から発生するスパークから接点を痛めたり
ショックノイズの発生があります。
スパークノイズを弱めるためコンデンサーをスイッチ接点にまたがって取り付けてあります。
そのコンデンサーがショートしている様子を発見いたしました。
これが原因でスイッチが入ったままの状態になっていました。


IMGP4266_600x401.jpg

↑ メタライズコンデンサー0.1μF/400WV×2個を直列接続に使用して0.05μF/800WVとして
  使用いたしました。 
  これには理由があります。
  フォノモーターにはトランスと同じように鉄芯に大量の巻き線があります。
  電源が切れる瞬間に大きな火花が発生して逆起電力により高電圧が発生します。
  もしコンデンサーがないと大きな瞬間的な雑音が出ます。
  またスイッチの接点も破壊消耗します。
  そのスパークを抑え込むためにコンデンサーを使用いたします。
  コンデンサーの耐圧が低いとコンデンサーがダメージを受けます。
  因みにショートした不良のコンデンサーは耐圧400WVでした。


IMGP4285_600X792.jpg

IMGP4286_600X407.jpg

IMGP4287_600X387.jpg

エージングテストテストの様子です。  良好です。

このプレーヤーは50Hz仕様です。 当地は60Hzですので回転が速くなっています。



 

◆1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理 VOL3

.18 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

BANNRE51_750X245.jpg

予てよりお預かり致しておりました1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理の記録です。



VOL3工程はレコードプレーヤーの修復修理を進めます。



IMGP4210_600X404.jpg

↑ 経年劣化は潜在的に目に見えない箇所にも及んでいますので注意が必要です。

「ゴムベルト」「ターンテーブルマット」「フォノモーター防振ゴム」などのゴム製品は最も影響を
受けます。


IMGP4209_600X401.jpg

IMGP4222_600X401.jpg

↑ ターンテーブルを取り外します。   ベルトが欠品しています。


IMGP4218_600X401.jpg

IMGP4213_600X386.jpg

IMGP4214_600X389.jpg

↑ フォノモーターは健在ですが、防振ゴムが経年劣化で固着していますので、新しい防振ゴム
に交換を行います。


IMGP4216_600X401.jpg

↑ リターンギヤとスタート/ストップスイッチです。


IMGP4219_600X401.jpg

↑ リターンメカのメンテナンスを行います。


IMGP4220_600X401.jpg

↑ カートリッジシェル/カートリッジ/ダイヤモンド針が一体になっています。

ダイヤモンド針はカンチレバーの先端のダイヤモンド針が欠けています。


IMGP4221_600X370.jpg

↑ トーンアームの動作状態は良好です。

IMGP4214_600X427.jpg

↑ フォノモーターは回転時に「キュルキュル」と異音が発生しています。 モーター回転軸に注油
を行いました。

重要な「防振ゴム」が経年劣化で変質して固くなりゴムの弾力が無くなり堅くなりポロポロ崩れる
状態になっています。  取り外して防振ゴムの交換を行います。


IMGP4258_600X401.jpg

↑ 劣化した防振ゴムを取り外しました。


IMGP4246_600x401.jpg

IMGP4247_600x401.jpg

IMGP4248_600x401.jpg

IMGP4247_600x424.jpg

IMGP4248_600x407.jpg

↑ 3箇所の防振ゴムを交換いたしました。


IMGP4261_600X401.jpg

IMGP4262_600X401.jpg

↑ ドライブベルトを取り付けました。


IMGP4256_600X401.jpg

↑ カートリッジの針先が欠けているため、別のカートリッジを仮付けして動作テストを行います。


IMGP4251_600x900.jpg


↑ レコードプレーヤーの動作テストを開始いたしました。

セミオートプレーヤーの一連の動作はOKですが、
2点の不具合がありました。

①  レコード演奏の左の音質が悪く音量も小さい。 右は正常。

② アームがリターンしてアームレストに戻ってもターンテーブルが回転したままで停止しない。.


IMGP4252_600X829.jpg

↑ ①  レコード演奏の左の音質が悪く音量も小さい。右は正常 の原因は、

● 矢印のPHONOヘッドアンプ基板内の不具合の可能性があります。

  ② アームがリターンしてアームレストに戻ってもターンテーブルが回転したままで停止しない。.

● 次工程でスタート/ストップのマイクロスイッチの交換を行います。


IMGP4253_600X422.jpg

IMGP4254_600X401.jpg

IMGP4255_600X401.jpg

IMGP4264_600X603.jpg


次工程に進みます


 

◆1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理 VOL2

.17 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

BANNRE51_750X245.jpg

予てよりお預かり致しておりました1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理の記録です。



4CHステレオの修復修理で最も大切なことは、4系統のアンプが全て正常に動作を維持できるかに
かかります。
1系統でも「音が出なかったり」「バランスが崩れたり」「ノイズがあったり」「歪が酷かったり」
潜在的な原因も掘り起こして修復を行います。



IMGP4243_600x401.jpg

↑ 後継機のビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」はその他の機種とはかなり回路が異
なり過去の修復経験と違った部分もあります。

個体的な特徴もありますが大きな発見は以前の機種のようなTR(トランジスタ)の劣化による不具合が
:現時点では見当たらないことです。

と、なればその他の箇所に動作不良の原因があると断定して、修復を行っていきます。

●最初にチューナーアンプシャーシーとプレーヤーを取り外した時に
経年劣化でシャーシーと固定ネジが湿度の錆で固着がありました。

これはいずれのレトロ機器にもおこりうる現象ですが、機器により現れ方が異なります。

矢印は影響を受けやすい部分です。


IMGP4202_600X368.jpg

↑ 今回、特に注目したのはこの2つのセレクタースイッチです。

セレクタースイッチのSOURCE AM/FM/PHONO と FUNCTION 2CH/MTX1-MTX2(R-M)/4CH 
の動作不良です。
接点復活剤を噴射注入によりすり合わせを丹念に行い接触接点の修復を行いました。

その他の全てのボリュームにも同様の処置を行いました。




続いて最初から重要視しておりました4CHパワーアンプ基板の回路内ヒューズホルダーの
経年劣化により弾力が衰えて接触不良が発生していました。



IMGP4203_600X395.jpg

↑ 4CHパワーアンプ基板の回路内のTRの保護ヒューズホルダーのガラス管ヒューズ保持接触
片の経年劣化による金属疲労で保持力が低下して緩くなり接触不良が起きています。
これは、音途切れやノイズの原因になりTRにも悪影響を及ぼします。

全てのヒューズホルダーの接触片を折り取り、ヒューズホルダーの取り付けをやめてガラス管ヒ
ューズを直付けすることにいたしました。


IMGP4245_600X402.jpg

↑ 折り取った接触片と劣化のガラス管ヒューズです。


IMGP4236_600x401.jpg

↑ 新しいガラス管ヒューズに銅線を半田付けして基板に直接半田付けを行いました。


IMGP4237_600x401.jpg

IMGP4238_600x401.jpg

↑ 動作テストの結果、4系統のアンプが全て正常に動作をいたしております。 

ノイズもありません。




続きまして、最初から気になっておりましたステレオの顔にあたる操作パネルのバックライトが殆ど
切れてたった1個のパイロットランプが点灯していて誠に活気のない顔になっていました。



IMGP4194_600X394.jpg

IMGP3144_600X400.jpg

↑ 画像左が従来のガラス管ヒューズ型のパイロット球です。 画像右がLEDランプです。


IMGP4239_600x401.jpg

↑ 昔はパイロットランプの交換は考えていなかったのものですから、交換は簡単ではありません。
しかも、従来のガラス管ヒューズ型のパイロット球は現在手に入りにくくなっています。

現在は自動車用のもの中から使用できるものを利用しています。


IMGP4223_600X401.jpg

↑ バックライトボックスを慎重に取り外してLEDランプ5個を取り付けました。


IMGP4226_600X401.jpg

↑ 点灯を確認いたしました。  凄く明るいです。


IMGP4227_600X406.jpg

IMGP4230_600X313.jpg

IMGP4232_600X322.jpg

↑ 素晴らしいです。


IMGP4234_600X276.jpg

IMGP4235_600X299.jpg

↑ 音もきれいで、ステレオの顔も明るく生気がみなぎっています


画像では実際の目視の感覚が伝わりませんが、 蘇った感じです。



次工程はレコートープレーヤーの修復を行います。 


 

◆1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理 VOL1

.16 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE51_750X245.jpg

予てよりお預かり致しておりました1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理の記録です。



IMGP4190_600X851.jpg

↑ ビクターのDFシリーズ4CHステレオです。
[DF-5] [DF-9] [DF-11] [DF-11DX] [DF-15] [DF-19]の修復修理は過去の修理事例でこのブログ内
に掲載いたしております。

今回の珍しい[DF-21R]は初めてになります。
センターキャビネットのチューナーアンプシャーシーとプレーヤー搭載部のみお預かりしておりました。
一瞬、トリオの4CHステレオと見間違えるほど似ています。


IMGP4192_600X507.jpg

IMGP4193_600X711.jpg

↑ 背面の様子です。


IMGP4206_600X900.jpg

↑ チューナーアンプシャーシーとプレーヤーを取り外しました。

経年劣化でシャーシー固定ネジが湿度の錆で固着がありました。


IMGP4194_600X394.jpg

↑ ヘッドホンで動作状態を確認いたします。 
ラジオ受信で何とか音が出ていますが、ノイズや音の大小や途切れや歪等で乱れています。

現状は4CHアンプの不具合でフロントアンプR/L及びリアアンプR/L基板内に経年劣化による不具合
があります。


IMGP4196_600X353.jpg

IMGP4197_600X376.jpg

↑ 4CHアンプのフロントアンプR/L及びリアアンプR/L基板内のトランジスタ回路内のトランジスタ
とヒューズホルダー等の交換が必要です。


IMGP4198_600X332.jpg

IMGP4200_600X338.jpg

IMGP4202_600X429.jpg

IMGP4203_600X395.jpg

IMGP4206_600X900.jpg

↑ 続いてレコードプレーヤーですが、

いずれのステレオの場合でもプレーヤーのダメージは激しく、メンテナンスを行いまして、レコードが
正しく回転を取り戻して針先からカートリッジ伝わりアンプに入りスピーカーから素晴らしい音が奏で
る状況になります。


IMGP4209_600X401.jpg

IMGP4210_600X404.jpg

IMGP4222_600X401.jpg

↑ ベルトが欠品しています。


IMGP4213_600X386.jpg

IMGP4214_600X389.jpg

↑ フォノモーターは健在ですが、防振ゴムが経年劣化で固着していますので、新しい防振ゴム
に交換を行う予定です。


IMGP4216_600X401.jpg

IMGP4218_600X401.jpg

IMGP4219_600X401.jpg

↑ リターンメカのメンテナンスを順次行っていきます。


IMGP4220_600X401.jpg

↑ カートリッジシェル/カートリッジ/ダイヤモンド針が一体になっています。


IMGP4221_600X370.jpg

↑ トーンアームの状態は良好です。



次工程に続きます



 

◆1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理 VOL3

.11 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修の記録です。



IMGP4176_600x401.jpg

↑ 垂直偏向回路内の故障で横線一本状態のままの故障ですが、回路内の関連パーツのIC AN5435が
  ご依頼者から届きましたので交換を行います。


IMGP4179_600X401.jpg

IMGP4177_600X401.jpg

↑ 赤◯印のIC AN5435の交換を行います。


IMGP4013_600X580.jpg

IMGP4182_600X401.jpg

↑ ICの脚ピンの半田付けを溶かして取り外しました。


IMGP4183_600X401.jpg

↑ 交換用のICを挿入しました。


IMGP4188_600X401.jpg

↑ 基板の裏側から18本の脚ピンの半田付を行いました。


期待をしながら電源投入・・・テストを行いましたが、期待外れで、水平偏向回路まで停止して
横線も何も出なくなりました。.

これは、交換したICの不良に違いありません。
幸いにICは2個送られておりましたので、再度交換を行いました。

結果は横線一本の状態でした。
これは、故障原因は他にある証になります。 再度原因の究明を行います。




  

◆1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理 VOL4

.06 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE50_750X245.jpg

予てよりお預かりしておりました1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理の記録です。



愈々最終工程のキャビネットの補修作業に入ります。



IMGP4161_600x401.jpg

↑ キャビネットの塗装を完了してきれいに蘇った様子です。 (完成画像)


IMGP4111_600x356.jpg

↑ 最初のキャビネットの外観は60年以上保管の経年劣化で風化状態でした。


IMGP4112_600x401.jpg

↑ 塗装が剥がれて木肌がむき出しになっています。


IMGP4113_600x401.jpg

↑ 木肌がむき出しの部分を色付けして埋めていきます。


IMGP4114_600x401.jpg

↑ レトロ感を残しながら整った形できれいにいたします。


IMGP4168_600x367.jpg

↑ ウレタンニスを乾いてから3回重ね塗りを行いました。


IMGP4162_600x401.jpg

↑ 前面下部のツマミの配列部分も風化により見苦しくなっていましたが、
ここは重ね塗りをすると文字が消えそうですので1回塗りにいたしました。


IMGP4167_600x401.jpg

IMGP4159_600x401.jpg

↑ 背面の様子です。

アンテナ線2mを接続端子に半田付けを行いました。
この当時は外部アンテナが必要でした。
このアンテナ線の全長を伸ばして下に垂らすだけで短波放送も受信できます。


IMGP4174_600x373.jpg

↑ 素晴らしい音質/音量で元気に鳴っております。




 

◆1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」設置画像のご紹介

.04 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
IMG_20200329_102912_600x376.jpg



1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」設置画像をお送り頂きましたのでご紹介いたします。



IMGP3824_600X443.jpg

↑ 完成直後の画像です。



   ヨネデン 米川様

   ○○です。
   先日は、ナショナル製 SE-8800 を修理いただきありがとうございました。
   おかげさまで元気に動いています。(若干の不具合はありますが大丈夫です)

   音は凄くいいです。
   それにレコードの音って心地いいですね。

   こんな感じで設置していますので、写真をお送りします。




SE-8800_600X449.jpg


SE-8800_600X496.jpg


SE-8800_600X745.jpg


    ありがとうございました。

 

◆1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理 VOL3

.04 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE50_750X245.jpg

予てよりお預かりしておりました1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理の記録です。



IMGP4146_600x401.jpg

↑ ペーパーコンデンサー及び電解コンデンサーの交換を開始いたしました。


IMGP4119_600x1087.jpg

↑ 交換前の内部の全容です。


IMGP4150_x994.jpg

↑ 同時にブロック型電解コンデンサーを取り外して単体の電解コンデンサーに交換を行いました。


IMGP4155_600x401.jpg

↑ ブロック型電解コンデンサーを取り外した開口部の様子です。


IMGP4157_600x401.jpg

↑ 電源コードを交換いたしました。


IMGP4158_600x401.jpg

IMGP4147_600x401.jpg

↑ アメリカ RCA製 マジックアイ UZ6E5(同調標示真空管)を入手、交換を行います。


IMGP4148_600x401.jpg

IMGP4152_600x1434.jpg

↑ 殆ど全ての劣化コンデンサーの交換により全体のパフォーマンスと安全度が向上致しました。


IMGP4154_600x382.jpg

↑ 取り外した劣化パーツです。

次工程ではキャビネットの修復を行います。



 

◆1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理 VOL2

.01 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE50_750X245.jpg

予てよりお預かりしておりました1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理の記録です。



VOL2工程でコンデンサー等の交換を予定しておりましたが、劣化したダイヤルローブが切れた為に予定を
変更して新しいナイロンロープの掛け替えを行いました。



IMGP4133_600X401.jpg

↑ 通常ラジオのダイヤル指針は殆ど左右の水平移動が採用されています。
しかし、このラジオは上下の垂直移動になっています。


IMGP4136_600X401.jpg

↑ 少し複雑な糸掛けになります。




①横長の大きな水平ダイヤル指針を上下に移動させます。
②ダイヤルツマミを右回しで指針が上へ移動、左回しで下へ移動
③ダイヤルツマミを右回しで周波数が高く、左回しで低くなる。
◎この3つの動作を確実に行う糸掛け工程を考えながら進めます。



IMGP4137_600X401.jpg

↑ ポイントはナイロンロープを後ろでクロスさせることです。
クロスさせないと両サイドの動き方が反対方向になり捻じれてしまいます。
クロスさせることにより同じ方向に動きます。


IMGP4138_600X401.jpg

IMGP4139_600X401.jpg

↑ ダイヤル指針の汚れを拭きとり取り付けを行います。


IMGP4140_600X401.jpg

↑ ダイヤル指針を取り付けました。


IMGP4141_600X401.jpg

IMGP4142_600X401.jpg

IMGP4143_600X401.jpg

IMGP4144_600X401.jpg

↑ ダイヤルロープの掛け替えを完了いたしました。




 

◆1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理 VOL1

.31 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE50_750X245.jpg

予てよりお預かりしておりました1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理の記録です。



IMGP4105_600x401.jpg

↑ 約60年前の終戦後に製造された高性能ナショナルオールウエーブ真空管ラジオです。
まとまったデザインと高感度高音質で好感度のよいラジオです。

全体的な修復を行います。


IMGP4108_600x401.jpg

↑ 5球スーパーヘテロダイン回路の2バンドラジオは高感度で海外の短波放送ラジオを受信いたします。

16cmのパーマネントダイナミックスピーカーと出力真空管UZ42は小型電蓄並みの音が出ます。


IMGP4111_600x356.jpg

↑ キャビネットの部分補修も必要のようです。


IMGP4112_600x401.jpg

IMGP4113_600x401.jpg

IMGP4114_600x401.jpg

↑ 底部の固定ビスを取り外してシャーシーを取り出します。


IMGP4116_600x401.jpg

IMGP4117_600x395.jpg

↑ 見た感じは、保存状態が良く60年以上の経年を感じません。


IMGP4119_600x1087.jpg

↑ ヒューズホルダーの劣化や電源スイッチの不良で通電しにくい状態ですが、何とか動作させて点検
テストを行いました。

ボリュームやスイッチ等の劣化で猛烈な接触不良があります。


IMGP4121_600x975.jpg

↑ 接点復活剤を投入して入念なすり合わせを行い、ラジオの仮動作をさせました。

12個のペーパーコンデンサーとブロック型電解コンデンサーの交換を次工程で行います。


IMGP4122_600x401.jpg

IMGP4123_600x402.jpg

↑ 電源コードも途中でつながれています。 交換が必要です。


IMGP4128_600X401.jpg

IMGP4125_600X401.jpg

IMGP4126_600X401.jpg

↑ ラジオの選局同調標示真空管のUZ6E5が劣化していますのて交換の必要があります。


次工程へ続きます。

 

◆1970年代TRIO 4チャンネルステレオ「ST-6VD」の修復修理

.26 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
2016年10月に修復修理をさせていただきました1970年代トリオ4チャンネルステレオ「ST-6VD」が今回修理で
お預かりしておりました。
今回、先月にTRIO 4チャンネルステレオ「ST-7VD」シャーシーを「ST-6VD」の代替として組み込みました。
しかし


症状は「フロント右スピーカーの音が出ない」故障です。 
しかし、テストでは、直ぐには症状が出ません。 こういう事はよくあります。
輸送中の強力な振動などで変化が起きます厄介な状況です。

色々点検している内に必ず不具合が出るまで待ちます・・・・・予想通り案外早く出てきました。
症状が一定ではなく変化します。 音が絞れ切れなくなったりもします。

ここで、初回の修理時のメインボリュームの4連ボリュームの不具合の修復が鮮明に蘇りました。
リンクではなく当時の修復の様子を貼り付けます。 

以下2016年10月11日全文



1970年代トリオ 4チャンネルステレオ「ST-6VD」の修復修理は
「特殊なタップ付4連ボリューム100kΩ」で入手は不可能なため、
昨日、基板取り付け用の小形特殊ボリュームの端子片の接触不良の修理は
困難を極めましたが、一応直っておりました。

本日朝からエージングテスト中にボリュームツマミに触れると、なんとなく違和感を覚えました。
「一瞬、フロント左の音が絞り切れず少し残ります」。
しかし、また正常になります。
再発の傾向です。 やはり・・・・・と云った、不安感がよぎります。

徹底交戦・・・・・最後の手段即、折角組み込んだシャーシーを再度取り外します。

プリアンプ基板を取り外して4連ボリュームを基板から外して修理を行います。

DSCN6715_500x617.jpg

DSCN6703_500X375.jpg

↑ プリアンプ基板をシャーシーから取り外して4連ボリュームを基板から外すには、
後方のパワーアンプ基板と電源基板が邪魔になりますのでこの2点を少し移動させます。


DSCN6722_500X375.jpg

↑ 慎重に作業を行います。プリアンプ基板のジョイント配線も6本だけ切断します。

何とか取り外せます。


DSCN6723_500X375.jpg

DSCN6724_5020X375.jpg

DSCN6725_500X375.jpg

DSCN6726_500X375.jpg

↑ プリアンプ基板の裏面から4連ボリュームの端子片とプリント基板パターンの半田を
溶かして取り去って、不良ボリュームを外します。


DSCN6728_500X375.jpg

↑ 4連ボリュームの端子片がに3ヶ所、更に外れて取れてしまいました。


DSCN6732_500X375.jpg

DSCN6752_500X375.jpg

↑ 欠損した端子片は最初の2個から3個増えて5個になりました。

端子片は極小のリベットでカシメてあります。
ボリューム(可変抵抗器)はカーボンの為端子片は直接半田付けは不可能です。

画像下段の小さな金属片を加工してクリップで挟むような感じで抵抗体と接触をさせます。
そして銅線を半田付けして基板のパターンに接続します。


DSCN6736_500X375.jpg

DSCN6738_500X375.jpg

↑ 準備が出来ました。
テスターで最小抵抗値約10Ω 最大抵抗値約100KΩ を4個とも確認OKです。


DSCN6739_500X375.jpg

↑ 画像左の12個の小さな穴にボリュームの端子片を挿入して半田付けを行います。


DSCN6742_500X375.jpg

DSCN6744_500X375.jpg

↑ 修理済みのプリアンプ基板を元の位置に取り付けます。

切断した隣の基板とのジョイント線を半田付けします。


DSCN6745_500X375.jpg

DSCN6746_500X375.jpg

↑ 移動させた後方のパワーアンプ基板と電源基板を元通りに取り付けます。

結果はフロント、リアとも完璧に動作しました。


ここまで 2016年10月11日の記事


お客様から修理不可の場合は適当な機器の組み込みをご要望頂いておりました。
●「特殊なタップ付4連ボリューム100kΩ」で入手は不可能
●この「ST-6VD」シャーシーはかなり使い込まれ今後の使用に耐えないと判断して別シャーシーの
 組み込みを行います。



IMGP4919_550x401.jpg

↑ 展示中の1970年代TRIO 4チャンネルステレオ「ST-7VD」中古整備済完動品です。
 「ST-6VD」のワンランク上位機種になります。


IMGP4954_550x825.jpg

↑ このチューナーアンプシャーシーを取り出して移植交換を行います。


IMGP4075_600X401.jpg

↑ 右に「ST-7VD」がスタンバイしています。


IMGP4080_600X401.jpg

↑ 取り外した「ST-6VD」チューナーアンプシャーシーです。


IMGP4076_600X401.jpg

↑ シャーシーの固定孔の位置がかなり違いまいので、孔開けを行いました。


IMGP4077_600X900.jpg

IMGP4078_600X329.jpg

IMGP4081_600X373.jpg

↑ サイズ的には殆ど同じです。


IMGP4083_600X748.jpg

↑ ピッタリです。


IMGP4084_600X401.jpg

↑ 底板から4本のビスで固定を完了いたしました。


IMGP4085_600X403.jpg

IMGP4086_600X420.jpg

IMGP4087_600X401.jpg

↑ プレーヤーを装填する前にカートリッジからの出力プラグの形が異なるために交換いたします。


IMGP4089_600X401.jpg

IMGP4090_600X401.jpg

IMGP4091_600X401.jpg

↑ 出力プラグを交換いたしました。


IMGP4094_600X391.jpg

↑ プレーヤーを載せました。


IMGP4096_600X762.jpg

↑ テストを開始いたします。


IMGP4097_600X389.jpg

IMGP4099_600X429.jpg

IMGP4100_600X430.jpg

IMGP4102_600X388.jpg

IMGP4103_600X401.jpg

「ST-7VD」はパワーも音質も満足です。




 

◆1970年代Victor 4CH SERVO player搭載セパレートステレオ「DF-5」の修復修理

.23 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1970年代Victor 4CH SERVO player搭載セパレートステレオ「DF-5」の修復修理の記録です



IMGP4028_600X866.jpg

↑ ビクター高性能4CHセパレートステレオDF-5は現存しているビクターDFシリーズでDF-11やDF-11DX
  の上位機種です。   搭載のサーボプレーヤーの不具合でお預かりいたしました。 
 
  サーボプレーヤーはHzフリーです。
  Victor DF-5は Pioneer FD-5と混同するような形式名です。
  
  センター部サイズ   W 595  H710  D430mm


IMGP4064_600X388.jpg

↑ ターンテーブルが回転しないのは経年劣化でベルトが伸び伸びでしたので、交換を行いました。


IMGP4024_600X471.jpg

↑ 最初は調子よく回っていましたが1分ほどで急に遅くなり、遂に停止してしまいます。

再度試みますが全く回転致しません。


IMGP4025_600X507.jpg

↑ 10分ほど待って動作させると、最初回転はしますが同じ状況です。

これはサーボ回路基板内の不具合が原因と考えます。


IMGP4048_600X401.jpg

IMGP4049_600X401.jpg

↑ プレーヤーをキャビネットから取り外してサーボ回路基板の修復を行います。


IMGP4050_600X401.jpg

IMGP4052_600X401.jpg

IMGP4055_600X421.jpg

IMGP4057_600X401.jpg

IMGP4056_600X372.jpg

↑ サーボ回路基板の全容です。大小8個のトランジスタが使用されています。


IMGP4066_600x401.jpg

↑ 2SC1213×2  2SC829×1  2SA673×1  2SA1015×2 が使用されています。

  調査の結果2SC1815Y 2SA733互換性トランジスタで交換を行います。

 
IMGP4067_600x546.jpg

IMGP4059_600X697.jpg

IMGP4063_600X401.jpg

↑ 念のため33/45回切換えメカとスピード微調整ボリュームのガリに接点復活剤を投入いたします。


IMGP4065_600x401.jpg

IMGP4030_600X538.jpg

↑  トランジスタ交換後の45回転動作テストは良好です。


IMGP4031_600X401.jpg

↑  トランジスタ交換後の33回転動作テストは良好です。


IMGP4032_600X401.jpg

IMGP4034_600X401.jpg

↑ カートリッジも良好です。


IMGP4035_600X388.jpg

IMGP4037_600X375.jpg

IMGP4038_600X427.jpg

IMGP4041_600X401.jpg

IMGP4044_600X900.jpg

↑ エージングテストを続行中です。


IMGP4067_600x545.jpg

↑ 最終にパワートランジスタ2SC1061×2を追加交換いたしましたのでサーボ基板内の全ての
トランジスタを交換いたしました。  正確な回転数をキープして安定感抜群です。


IMGP4069_600X429.jpg

↑ 交換したパーツです。




 

◆1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理 VOL2

.22 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理の記録です。



IMGP4005_600X399.jpg

↑ 垂直偏向回路のIC AN5435の調達を行い返事待ちの状態ですが、万一の入手不能を考慮して
次の対策を考えました。

過去の多くの経験では(東芝カラーテレビの場合)垂直偏向出力ICの不良が多かった気がいたします。
今回のナショナルの場合も準備の必要があります。


IMGP4005_600X400.jpg

↑ 緑◯印が直偏向出力ICですが、ICの記号が見えません。


IMGP4005_600x507.jpg

↑ 取り付け位置の関係でICの記号が読めません。


IMGP4019_600x399.jpg

↑ 半田付けを外してヒートシンクごと取り外しました。 AN5512でした。


IMGP4021_600x401.jpg

↑ webでAN5512のデーターシートを見付けてテスターで調べますと、内部で短絡を起こしている状態を
確認いたしました。

運よく国内で見つかりました。  入荷を待ちます。




 

◆1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修 VOL1

.20 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
予てよりブラウン管テレビの修復修理のご相談を頂いておりましたが、現在テレビの修理は事情によりお断り
致しておりました。
しかし、ご依頼者の「診断だけでも」と熱心なご要望により製品をお送りいただいておりました。



IMGP4016_600X433.jpg

↑ 大切に永年ご愛用の1981年製ナショナルpanr color ブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」です。

残念ながら、垂直偏向回路の故障により横線1本の「横一」になっています。


IMGP4004_600X427.jpg

↑ ICとトランジスタ仕様の大型ブリント基板シャーシーを取り外して詳細点検を行います。


IMGP4005_600X399.jpg

↑ ターゲットを絞り込みました。  黄◯印が最も怪しい垂直発振回路を含むICです。


IMGP4010_600X900.jpg

IMGP4013_600X401.jpg

IMGP4013_600X580.jpg

IMGP4008_600X420.jpg

↑ 電圧測定の結果、電圧に異常があります。


IMGP4013_600X406.jpg

↑ 緑色の2.7KΩと10KΩの抵抗が相当発熱が酷く基板に焦げ色が見られます。
これはIC AN5435が異常になり大電流が流れたことになります。

早速 IC AN5435の調達を打診致しましたが、入手の可否が運命の分岐点になります。


IMGP4012_600X401.jpg


ICの入荷を待ちます。




 

◆1960年代コロムビア真空管式FM/AMラジオ付小型卓上電蓄「#333D」の修復修理

.19 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1960年代コロムビア真空管式FM/AMラジオ付小型卓上電蓄「#333D」の修復修理の記録です。

IMGP3956_600X355.jpg

↑ 旧型のMODEL #333をグレードアップされた機種です。

   MODEL #333    サイズ  W 605  H195 D205mm 
   MODEL #333D  サイズ  W 610  H250 D235mm 一回り大きくなっています。

R/L 10×15cmの楕円型パーマネントダイナミックスピーカーが搭載されています。
FM受信回路も増設されています。
レコードプレーヤーも45/33回転の2スピードでターンテーブルも大きくなり安定感があります。


IMGP3957_600X349.jpg

IMGP3959_600X336.jpg

↑ 通電不可です。


IMGP3961_600X381.jpg

↑ 電源ヒューズ切れの状態です。


IMGP3964_600X367.jpg

↑ 新しい電源ヒューズを入れても即断です。


IMGP3966_600X387.jpg

IMGP3967_600X401.jpg

↑ 電源回路と出力回路が合体したサブシャーシー内のショートしたペーパーコンデンサーの不良を発見して
切り離しました。

これにより通電いたしました。


IMGP3968_600X339.jpg

↑ 各ボリュームとセレクタースイッチの接触不良を接点復活剤の注入とすり合わせにより改善いたしました。


IMGP3970_600X1043.jpg

↑ FM/AM/PHと動作をさせていきます。

FMは内蔵簡易アンテナを後ほど改善いたしますが、受信回路には問題はありません。
AMはOKです。


IMGP3972_600X401.jpg

↑ 高性能真空管12AX7を使用したPHONO アンプ回路は大丈夫です。

しかしレコードプレーヤーにはかなり問題が潜んでいます。




小型プレーヤーはシンプルな手動メカです。修復を行っていきます。
フォノモーターもターンテーブルも小型の為トルクが小さく完璧な修復が必要です。
ターンテーブルは #333はφ120mm でしたが、 #333Dはφ160mmに大型化されています。
クリスタルカートリッジも劣化の為交換を行います。




IMGP3978_600X401.jpg

↑ プレーヤーは50Hz専用です。


IMGP3979_600X401.jpg

↑ 重要なアイドラーは経年劣化でゴムが固くなっていますのでメンテナンスを入念に行います。


IMGP3986_600X401.jpg

↑ クリスタル素子のカートリッジは経年劣化で起電力が消滅していますので殆ど音が発生いたしません。

新しいセラミックカートリッジに交換を行います。


IMGP3980_600X401.jpg

IMGP3981_600X401.jpg

↑ セラミックカートリッジに交換を行いました。


IMGP3976_600X401.jpg

↑ テスト中の様子です。 良好です。


IMGP3973_600X401.jpg

↑ 45回転EPレコードのテスト中の様子です。 良好です。


IMGP3974_600X401.jpg

↑ プレーヤーのクリーニングは最後に行います。


IMGP3987_600x322.jpg

↑ キャビネットの底板のパーチクルボードが経年劣化による崩れがあります。


IMGP3989_600x328.jpg

↑ このまま放置しておくと益々崩れが拡大して崩壊いたします。

補強を行います。


IMGP3990_600x319.jpg

↑ 崩れた部分を木工ボンドで固めてアルミのL型アングルを被せてボルトナットで補強いたしました。

外した簡易FMアンテナを再度取り付けました。 陥没していた後ろ脚の取付け部を補強致しました。


IMGP3997_600x396.jpg

IMGP3998_600x372.jpg

↑ レコードプレーヤーのクリーニングを行いました。


IMGP4003_600x401.jpg

↑ きれいになりました。


IMGP4002_600x306.jpg

↑ キャビネット両サイドのエッジ部分の塗装を後で行います。 

小型卓上型として音質は素晴らしいと思います。



 

◆1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理 VOL7(補足)

.15 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE48_750X245.jpg


予てより遠方からお持ち込みを頂いておりました1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理の記録です。



お引き取りの前日になり、エージングテスト状態のレコードプレーヤーをキャビネットに完全組み込みを行い、
最終動作を行いました。
プレーヤーは正常動作で演奏が終わりオートリターンしてトーンアームがアームレストに戻りました。
しかし、ターンテーブルが回転したままになっています。
修理中のエージング時はフォノモーターを別コードで直接駆動をしていましたので、この状態は確認出来なかったのです。




IMGP3940_600x401.jpg

↑ 再度プレーヤーを取り外し修正を行います。


IMGP3945_600X401.jpg

IMGP3947_600X401.jpg

↑ 取り外してあったメカを参考に原因を究明いたしました。


IMGP3948_600X429.jpg

↑ アームリターンのマイクロスイッチの取り付け位置の不備が原因と分かり修正を行いまいした。


IMGP3950_600X401.jpg

IMGP3951_600X399.jpg

↑ 微妙な位置調整で正常になりました。


IMGP3943_600x401.jpg

↑ 傷んだレコードなどで針飛びがあるため軽すぎる針圧を少し重くするため工夫いたしました。

修正ウエイトを前後させて調整できます。





◆半世紀前のレトロなSONYソリッドステートクロックラジオ「8RC-49」の修復修理

.09 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


当ブログを立ち上げ修理記録情報を公開するようになりまして、足掛け10年になりました。
現在、累計230,000アクセスを超えました。 
熱心なレトロファンの皆様方のお蔭で心より感謝申し上げます。

お陰さまで、全国各地より修理依頼やご相談を頂いております。
難易度の高い製品が多く、年中無休の状態でも、未完でお待ちいただいております。
大変申し訳けございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。



今年は初仕事に昨年にお預かりしておりました、
半世紀前のレトロなSONYソリッドステートクロックラジオ「8RC-49」の修復修理をさせていただきました。
以下完成までの記録を一気に公開させていただきます。



IMGP3923_600x359.jpg

↑ 目覚まし機能付きトランジスタAMラジオのSONYソリッドステートクロックラジオ「8RC-49」です。

電源コードの不良で、いきなりブレーカーが落ちます。


IMGP3913_600x519.jpg

↑ 真っ先に電源コードの交換を行います。


IMGP3917_600x401.jpg

IMGP3921_600x336.jpg

IMGP3899_600x401.jpg

IMGP3903_600x375.jpg

↑ 電気時計は一応動きましたが、時々停止します。


IMGP3899_600x352.jpg

IMGP3901_600x804.jpg

↑ 超小型のインダクションモーターのリード線の接続が劣化していますので交換を行いますが、
小さすぎて半田付けも困難な状態です。


IMGP3909_600x401.jpg

IMGP3904_600x401.jpg

IMGP3905_600x401.jpg

↑ 電気時計の修理は諦めて、ラジオだけ完成させようと考えました。


IMGP3907_600x401.jpg

↑ やはり、諦めきれず、直してしまいました。


IMGP3908_600x356.jpg

↑ ラジオはボリュウームの接触不良が極端て接点復活剤とすり合わせで直りました。

ところが、15分ほどテスト中に音量が10分の1位に低下しています。


IMGP3911_600x401.jpg

IMGP3929_600x900.jpg

↑ スピーカーを鳴らしている出力トランジスタの2SB22の不良を判定いたしました。


IMGP3931_600x401.jpg

↑ 2SB22の代替としてTOSHIBA 2SB56を使用して交換を行いました。


IMGP3933_600x401.jpg

↑ 赤◯内は2SB56半田付けの様子です。


IMGP3927_600x350.jpg

↑ 音質/音量は良好で安定しています。

時計は50Hz用です。 精度は不明ですが、目覚まし機能は正確です。


IMGP3936_600x364.jpg

↑ 不良のトランジスタ 2SB22 です。


IMGP3939_600x357.jpg

↑ 劣化して柔軟性がなくなった.不良の電源コードです。


IMGP3934_600x401.jpg

↑ 安全使用の為電源ヒューズの取り付けを追加いたしました。




 

2021 Happy New Year yoneden

.01 2021 未分類 comment(0) trackback(0)



   明けましておめでとうございます

IMGP3875_600x375.jpg


    昨年中は一方ならぬご厚情を賜りまして心より感謝申し上げます。

        2020年は予期せぬコロナ禍により翻弄されました。
        見えない相手に立ち向かうのはあらゆる困難を伴いますが、
        人々は賢く強くなり時代の変化に立ち向っております。

        レトロオーディオは永遠です。   

        オーディオを愛する方々と共に、いのちの続く限り精進をいたしてまいります。

            今後とも、どうぞご支援ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

            皆様方のご多幸をお祈り申し上げます。    令和3年元旦

                                 
                    ヨネデンレトロオーディオ再生工房   米川 勇



       
            ※ 時代の流れにより年賀状の有り方に変化が顕著になって参りました。
              今年も時流に合わせまして「WEB年賀状」とさせて頂きます。

              「ハンダ」と「半田鏝」は切っても切れない関係です。
              どちらが欠けても役に立ちません。
              私にとっては、最良のコンビです。いい仕事をしてくれます。
              だから、長年愛用しています。 これからも・・・・・。

IMGP3875_600X352.jpg





 

◆1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理 VOL6(最終工程)

.30 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE48_750X245.jpg


予てより遠方からお持ち込みを頂いておりました1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理の記録です。



最終のエージングテストになる筈でしたが、レコードプレーヤーが変な動きを時々しています。
オートリターンはレコード演奏中にトーンアームがレコード盤の終端に差し掛かって、
カートリッジの針先がレコード面から離れて浮き上がりアームがリターンしてアームレストに戻る一連の動作を
しないで、リフトアップのタイミングが遅れてリターンするため、針先がレコード面を擦る状態になります。




IMGP3862_600X900.jpg

↑ プレーヤーをキャビネットから降ろして点検を行い原因を究明いたします。


IMGP3870_600X401.jpg

↑ オートメカの構造上の調整などは最適な状態に修復を行った結果、異状はありません。

そこて、目を付けたのがマイクロスイッチ関連の不具合が考えられますので、
2箇所のマイクロスイッチの交換を行いました。


IMGP3872_600X379.jpg

↑ 2箇所のマイクロスイッチの交換の結果、効果が的中いたしました。 


IMGP3837_600X401.jpg

↑ 正常動作を取り戻しました。


IMGP3839_600X401.jpg

↑ 回転数を「回転ストロボスコープ」でピッタリ合致していることを確認いたしました。


IMGP3845_600X400.jpg

IMGP3847_600X401.jpg

IMGP3850_600X401.jpg


IMGP3851_600X401.jpg

IMGP3855_600X440.jpg

IMGP3863_600X618.jpg

IMGP3866_600X401.jpg

IMGP3867_600X401.jpg

↑ 不良プレーヤーの残骸ですが、保管をしておきます。




 

◆1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理 VOL5

.16 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE48_750X245.jpg


予てより遠方からお持ち込みを頂いておりました1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理の記録です。



IMGP3763_600X378.jpg

シャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットに組み込み作業を行います。


IMGP3417600X471.jpg

↑ 最初の修復前の画像です。 ガムテープ跡が目立ちます。


IMGP3418_600X401.jpg

↑ 組み込み前に気になることがあります。

前面の3箇所の大きなガムテープ跡と天扉の3箇所の大きなガムテープ跡は、酷すぎます。
かなり古く固まり手の施しようがありません。
いろんなテープ跡の剥離は経験しましたが、今回のは強力です。 幅広で枯れ過ぎて化石化しています。
無理をすると下地を痛めます。 しかし、見過ごすわけにはまいりません。


IMGP3813_600X455.jpg

↑ シャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットに組み込みました。


IMGP3817_600X390.jpg

↑ 左から根気よく下地にダメージを与えない方法でテープ跡を取り除きました。

右端はもう一息まで来ていますが厳しいところです。


IMGP3819_600X431.jpg

IMGP3820_600X497.jpg

IMGP3822_600X469.jpg

IMGP3824_600X443.jpg

↑ 光の具合でかなり変わります。


IMGP3825_600X432.jpg

IMGP3826_600X367.jpg

↑ 天扉の方も見違えるようにきれいになってきました。


IMGP3828_600X392.jpg

IMGP3830_600X317.jpg

IMGP3831_600X401.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。


IMGP3811_600X374.jpg

↑ 密閉式スピーカーの後部遮蔽板の取り付けビスを全て新しくいたしました。





 

◆1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理 VOL4

.15 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE48_750X245.jpg


予てより遠方からお持ち込みを頂いておりました1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理の記録です。



IMGP3422_600X464.jpg

↑ 電源スイッチの破損の修復が、交換パーツの調達が難航したため、後回しになりました。


IMGP3430_600X401.jpg

IMGP3472_600X401.jpg

IMGP3808_600x401.jpg

↑ 左のタクトスイッチを使用いたします。 右のスライドスイッチは取り付けに無理があります。


IMGP3802_600X401.jpg

IMGP3803_600X401.jpg

↑ タクトスイッチを金属製の操作パネルに強固に取り付けができました。 丈夫で長持ちいたします。


IMGP3807_600X401.jpg

↑ リード線を半田付けして、シャーシーとの接続はコネクターを介して行います。


IMGP3805_600X401.jpg

↑ このようになります。




MT管は小型で高性能な真空管です。管内の劣化は殆どありません・
しかし、欠点と云えば7ピン又は9ピンの脚ピンの経年劣化による腐蝕で真空管ソケットとの接触不良で
動作が不安定になっています。
14球全ての真空管の脚ピンを1本づつ丁寧に磨いて酸化した部分を削って取り除きます。



IMGP3794_600X401.jpg

IMGP3795_600X401.jpg

IMGP3801_600X401.jpg

IMGP3799_600X395.jpg

IMGP3809_600x450.jpg

IMGP3810_600x458.jpg

↑ 真空管にショックを与えてもノイズが入らなくなりました。



 
 

◆1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理 VOL3

.13 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

BANNRE48_750X245.jpg


予てより遠方からお持ち込みを頂いておりました1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理の記録です。



IMGP3450_00x401.jpg

↑ プレーヤーのダメージも相当酷い様子です。 「回転せず」 「音です」の状態です。


IMGP3453_600x442.jpg

IMGP3450_600X379.jpg

↑ プラグインタイプのトランジスタカートリッジは固定部、画像→印の箇所が亀裂によりパイプアーム
から脱落しそうで、テーピングしてあります。

普通に考えますと瞬間接着剤で・・・・・となりますが、これは一時的で継続使用は不可能です。
プラスチック自体が劣化しています。 このままではホロポロと崩れます。


IMGP3777_600X443.jpg

↑ 救済に出現した姉妹機のたナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-5500」です。
     全く同じプレーヤーが搭載されています。
     しかし、こちらもプレーヤーが壊れていますが、修復の見込みがありますので、このプレーヤーを
     取り外して修復を行い移植交換を行います。



IMGP3789_600X387.jpg

IMGP3793_600X431.jpg

↑ クリーニングを行いました様子です。


IMGP3779_600X385.jpg

↑ プレーヤーボード裏面のオートメカの修復を行います。 セミオートプレーヤーです。


IMGP3766_600X401.jpg

↑ フォノモーターをマウントしている防振ゴムが激しく劣化して原型をとどめていません。



IMGP3767_600X392.jpg

IMGP3769_600X401.jpg

↑↓ 経年劣化して溶けて固まったゴムを取り除いて新しい防振ゴムを装填いたします。
    
    ほとんどのレトロプレーヤーはこの状態です。


IMGP3783_600X401.jpg

IMGP3784_600X401.jpg

IMGP3781_600X401.jpg

↑ フォノモーターが所定の位置にマウントされました。


IMGP3787_600X401.jpg

IMGP3756_600X362.jpg

↑ 動作調整テストを始めます。


IMGP3757_600X401.jpg

IMGP3758_600X401.jpg

IMGP3759_600X362.jpg

↑ 半導体カートリッジの動作は良好です。


IMGP3760_600X775.jpg

IMGP3761_600X911.jpg

IMGP3790_600X401.jpg

↑ ターンテーブルの回転はやはりアイドラーのゴムの劣化による弾力の弱体により、
かなりスリップ気味になります。

あらゆる対策により、調整を行ってパフォーマンスを高めていきます。


IMGP3762_600X306.jpg

IMGP3763_600X378.jpg

IMGP3765_600X415.jpg

↑ 調整テストの様子です。  

流石にプッシュプルOTL方式の真空管アンプは凄い音が出ています。




 

◆希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理 VOL9(最終工程)

.09 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE49_750X245.jpg


希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理の記録です。
真空管や半導体分野ではトップを走っていたお堅いイメージの「技術の東芝」が本格的にオーディオに進出
した当時のセパレートステレオ"IC BOSTON"です。 最先端のICをふんだんに使用した4CH STEREOです。



IMGP3717_600X355.jpg

↑ 愈々最終工程を迎えました。

心配しておりました、センター/スピーカーのベース部分が欠品していました。
直置きには出来ない為、W1500×H300×D400mmの大型テレビ用の置台を利用することになりました。


IMGP3729_600X411.jpg

↑ 3点セパレートの全長が1520mmですので両端10mmづつ出っ張りますが、安定感・強度から云っても
先ず問題はありません。

シャーシーとプレーヤーの組み込みを行いました。


IMGP3727_600X401.jpg

↑ テストは良好です。


IMGP3731_600X834.jpg

↑ 下の開口部は棚を取付けて、設置時に外部機器など収納いたします。

両サイドは引き出し式収納になっています。


IMGP3732_600X433.jpg

IMGP3736_600X386.jpg

IMGP3738_600X401.jpg

IMGP3740_600X401.jpg

↑ 背面の様子です。


IMGP3741_600X401.jpg

↑ 8個の頑丈な固定式のキャスターが付いていますので、接続などで移動時は非常に便利です。


IMGP3742_600X469.jpg

↑ キャビネットの手入れを行いました。 潤いと輝きを取り戻しました。




 

◆希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理 VOL8

.02 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE49_750X245.jpg


希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理の記録です。
真空管や半導体分野ではトップを走っていたお堅いイメージの「技術の東芝」が本格的にオーディオに進出
した当時のセパレートステレオ"IC BOSTON"です。 最先端のICをふんだんに使用した4CH STEREOです。



IMGP3697_600X624.jpg

↑ 簡易FMアンテナをキャビネットの背面に取り付けました。

これによりFM放送を簡単に受信が出来ます。 
FMアンテナに指向性がありますので、設置の向きにより感度が変わります。
直角方向が最も感度が良くなります。 水平方向が最低になります。




簡易FMアンテナを取り付け中にキャビネットの底面のダメージの酷さを見て、
このままでは、益々剥離が進行して側板が崩れて行く懸念があります。今のうちに強化を行っておきます。

IMGP3552_600X429.jpg

しかし、実際のセッテイング状態は下に台座がありますから、何か直置きにしなければならない
問題があったのでしょうか?疑問が残ります。
そして、スピーカーの方は底板にダメージはなくきれいな状態です。
想像ではセンター部分とスピーカーは並べてセットで置かずに別置きになっていたのでしょうか。



IMGP3703_600X361.jpg

IMGP3705_600X401.jpg

↑↓ 酷いです。

IMGP3706_600X401.jpg

IMGP3707_600X405.jpg

↑↓ パーチクルボードの側板がここまですり切れた状態は、コンクリートの上を何回も引きずったりしないと
ならないと思います。 謎が残ります。

IMGP3708_600X401.jpg

IMGP3709_600X413.jpg

↑ 木工ボンドを塗り込んで圧着して接着を行います。


IMGP3711_600X401.jpg

↑ 完全に乾燥すると透明になります。


IMGP3714_600X401.jpg

↑ 前面下扉の下側はレザー貼りの表面材の剥がれが広がらないように接着を行っておきます。


IMGP3716_600X440.jpg

↑ 10時間かかって完全に固まりました。 これて安心です。




 

◆希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理 VOL7

.01 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

BANNRE49_750X245.jpg


希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理の記録です。
真空管や半導体分野ではトップを走っていたお堅いイメージの「技術の東芝」が本格的にオーディオに進出
した当時のセパレートステレオ"IC BOSTON"です。 最先端のICをふんだんに使用した4CH STEREOです。



IMGP3649_600X344.jpg

↑ 愈々スピーカーケーブルとコネクターの交換を行います。

エンクロージャーの後部遮蔽板を外して4芯ケーブルの交換から始めます。


IMGP3651_600x502.jpg

IMGP3653_600x401.jpg

IMGP3656_600X388.jpg

IMGP3662_600x401.jpg

IMGP3664_600x401.jpg

↑ 交換用ケーブルと元のケーブルでは色の配列が違いますので間違うと大変です。

古い銅線は酸化して黒くなっていますので、ペーパーヤスリで磨いてしっかり接続して半田付けを行い
テーピングをいたします。


IMGP3658_600X401.jpg

IMGP3659_600X401.jpg

IMGP3660_60X338.jpg

↑ 後部遮蔽板の16個の取り付けビスは劣化で使用せず、全て同色色付けビスに交換を行いました。


IMGP3569_600X401.jpg

↑ 次はチューナーアンプシャーシーにコネクターメス側を取り付けます。


IMGP3572_600X401.jpg

IMGP3575_600X401.jpg

↑ 固定爪が劣化で欠けていますまで、グラついています。


IMGP3666_600X401.jpg

↑ 配線を切り離して取り外します。


IMGP3690_600x401.jpg

IMGP3693_600x401.jpg

IMGP3694_600x404.jpg

↑ 円形の金属製4Pコネクターの取り付けは四角の開口部を上下左右約1mmヤスリで削り広げておきます。


IMGP3675_600X401.jpg

↑ 仮付けを行いテストしながら進めていきます。 最も緊張するところです。


IMGP3676_600X401.jpg

IMGP3681_600X401.jpg

IMGP3682_600X401.jpg

↑ 取り付け配線が完了いたしました。


IMGP3686_600X401.jpg

IMGP3687_600X401.jpg

↑ スピーカーケーブル側にコネクターオスを半田付け取り付けを完了いたしました。

新しいスピーカーケーブルの直流抵抗が減少したため音質が変化が出て良かったと思います。




 

◆希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理 VOL6

.29 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
BANNRE49_750X245.jpg


希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理の記録です。
真空管や半導体分野ではトップを走っていたお堅いイメージの「技術の東芝」が本格的にオーディオに進出
した当時のセパレートステレオ"IC BOSTON"です。 最先端のICをふんだんに使用した4CH STEREOです。



IMGP3626_600X401.png

↑ 次の工程に進む前に気になる部分の修復とその他の確認を行います。


IMGP3627_600X401.jpg

↑ ダイヤルバックライトが消灯していることがありました。
6.3Vのパイロットランプが使用されていますが、交換をするために外そうとしますが外れません。


IMGP3646_600x468.jpg

↑ 差し込み式のパイロットランプで固着して外れませんのでソケットごと外しました。

交換用には普通のネジ式ソケットとパイロットランプを使用いたします。


IMGP3648_600x491.jpg

↑ 交換を行ました。


IMGP3628_600X401.jpg

↑ 点灯の様子です。 当時は50年後にパイロットランプの不良で交換は全く考えていなかったと思います。


IMGP3631_600X401.jpg

↑ プレーヤーを接続してスコーカー・ウーハー交換後の音質を確認いたします。


IMGP3632_600X401.jpg

IMGP3633_600X401.jpg

IMGP3635_600X376.jpg

IMGP3639_600X387.jpg

↑ 絶好調です。


IMGP3643_600X391.jpg

↑ あまり目立たないエンブレムですが、ひっそりと目立っています。


IMGP3645_600X349.jpg

↑ 次工程でスピーカーケーブルの交換を行います。




 
 HOME