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◆1940年代ゼネラル真空管式5球スーパーラジオの修復修理

.28 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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↑ 予てよりお預りしておりました1940年代ゼネラル真空管式5球スーパーラジオです。




↑ 通電可能ですが、ボリュームの猛烈な接触不良です。

接触面を見つけ、かすかに電波の受信を確認できます。


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↑ シャーシー内部からボリュームを点検いたしますが、当時のボリュームは密閉式で接点復活剤の注入孔が
ありません。
仕方なく、金属カバーの一部に孔を開けて、そこから接点復活剤を注入して、すり合わせを行い復活いたしました。

劣化した電源コードを交換いたしました。


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↑ ラジオのダイヤル調整がスムーズにできない原因が素人修理の木綿糸使用で掛け方不備の為
ダイヤル専用ナイロンロープで掛け替えを行いました。


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    ↑ 使用不能の木綿糸です。


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              ↑手前のダイヤルバックボードを取り付けます。


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↑ ダイヤル指針を取り付けます。


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↑ キャビネットに組み込みます。 


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↑ テストの様子です。


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↑ アンテナ線が50cmしかなく感度不足の為2.6mに付け替えました。


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↑ バックガードが不在の為、丈夫な樹脂製ネットを貼り付けました。

完成です。






◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL9(完成)

.27 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期「SG-640」の日立真空管式ステレオ修復修理の記録です。

今回は最終工程になります。
仮組み込みのキャビネットからチューナーアンプシャーシーとレコードプレーヤーを再度取り外しまして残りの作業
を行います。



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↑ 今は何とか大丈夫でも、これから5年先、10年先のことを考えた対策をいたしておきます。
電源一次側は常時AC100Vのコンセントに繋がっております。
60年前のコードがそのままでは不安ですのて前工程で交換を行いました。
最終工程では万一の時に電源を遮断する電源ヒューズの取付部の「ヒューズホルダー」を交換いたします。


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↑ 電源ヒューズホルダーの接触片が経年劣化で腐食があり金属疲労でゆるみも出そうです。
普通は片側(1P)ですがこの機種は両側(2P)です。3Pを使用していますのは、110V切り替用タップが付いて
いるためですが、日本国内では100Vで使用しますので2PでOKです。


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↑ 取付ネジ穴の位置が変わりますので穴あけを行い取り付けをいたします。


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↑ 新しい電源ヒューズホルダーを取り付けて配線を行いました。


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↑ 2Aのガラス管ヒューズを取り付けました。..


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↑ 赤◯印のスピーカーを駆動させる出力トランスの一次側のコンデンサーの劣化があります。


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↑ 赤◯印の出力トランスの一次側のコンデンサーを交換いたしました。


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↑ 今後使用中にレコードプレーヤーのフォノモーターのスタート/ストップのスイッチから発生するスパーク
によるノイズを防止するコンデンサーのショートが起きる確率が非常に高いため交換を行っています。
ショートした場合は停止しなくなります。


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↑ 後部カバーの一部が折損していましたので金具で補修をいたしました。


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↑ 最終エージングテスト中の様子です。


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↑ AUX端子に接続したCDプレーヤーからエージングテスト中の様子です。


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廃棄か存続か危ぶまれた状態から見事に復活を遂げました。

製品の材質が良く家電文化財的な価値だけではなく実用的に耐える家電品として存続ご愛用できるように
蘇りました。

当時は現在の貨幣価値で高級車1台分に匹敵する贅沢品として高額な物品税が課せられておりました。
生きた家電文化財として後世に伝わればと思います。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL8

.25 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期「SG-640」の日立真空管式ステレオ修復修理の記録です。

前工程でキャビネットにシャーシーとプレーヤーを仮組み込みを行いました。
実装を行いますと、必ずと言ってよい程、今まで見えなかった症状が露見いたします。
そして、更に完成度を高めるアイデアも生まれます。



レトロオーディオの象徴の「真空管」は字の通り電極がガラス管の内部に真空状態で封じ込まれていますので
経年劣化がありません。
こんなに素晴らしい真空管にも、弱点があります。
それは・・・・・



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↑ ガラス管内の電極から露出した脚ピンの腐食です。


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↑ このままでは真空管ソケットの接触不良で正常に動作しなくなり、雑音が出たりいたします。


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↑ 全ての真空管の脚ピンの腐食を取り除きます。




この1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」には当時としては非常に珍しく「AUX端子」が設けられています。
しかし、当時はまだカセットデッキなどの機器が普及していなかったため未使用のままになっていました。



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↑ CDプレーヤーを接続してテストを行いましたが、正常に動作をいたしません。


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↑ 当時のRCAピンジャックは形状と素材が現在のものと異り劣化も激しいため、交換を行います。


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↑ 古いピンジャックを取り外しました。


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↑ 新しいピンジャックに交換を行いました。


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↑ 真空管のアナログ機器から出るCDデジタルの音は、レコードやテープの音のように滑らかさがありませんが
ソース(音源)の違いがはっきり分かります。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL7

.23 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。
愈々終盤に近付きました。
キャビネットにシャーシーとプレーヤーを仮組み込みを行います。



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↑ 仮組み込みの様子です。


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↑ シャーシーのダイヤルバックボードのクリーニングを行い仮組み込みを行います。


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↑ レコードプレーヤーは更に手入れを行いました。


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↑ レコードプレーヤーも再度クリーニングを行い仮組み込みを行います。
回転精度もアップいたしました。


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↑ ツマミは薄めた洗剤液に浸しておいたものを乾燥させて取り付けました。


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↑ ステレオの顔となる部分が引き立ちました。


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↑ 前脚だけを取り付けて全体のバランスを確認しました。


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↑ 仮組み込みにおいて全く問題はありません。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL6

.23 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ 脚部の修復塗装を行いました。
脚部の先端部の金メッキの金具は真っ黒に酸化していました。
金色の塗料を塗布しましたが、地色が黒いため4回重ね塗りを行いました。画像では黄色に見えますが、
もう少し金色に近くなります。 キヤビネット関連はここで一旦中断いたします。

続いてアンプ部の強化に関連した修復を行います。

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↑ レトロオーディオの電源回路の故障率が最も高くなります。
特に交流電源から直流電源を生成する「整流回路」関連の故障です。
整流真空管又は整流半導体(ダイオード)と大容量電解コンデンサーの組み合わせになります。
電圧も高く200V~300Vになります。
半世紀の間に劣化したまま、通電して直ぐに弱点が出て故障になる場合と使用後に起きる場合があります。
最も多いのが大容量電解コンデンサーの破裂と、次に整流ダイオードの短絡です。
修復修理でテスト中に起きる場合もあります。

電源トランスの左に整流タイオードとブロック型大容量電解コンデンサーです。

ブロック型大容量電解コンデンサーは 100μF300WV×1  20μF300WV×3の4個の電解コンデンサーか
1つのアルミニウムの缶体に収められています。しかし現在は生産していません。


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↑ ブロック型大容量電解コンデンサーは、
単体の大容量電解コンデンサー 100μF400WV×1  47μF400WV×3の4個の電解コンデンサーを使用して
回路配線を改造して交換を行いました。


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↑ 一部の不良チューブラーコンデンサーの交換を行いました。


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↑ 交換後の様子です。


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↑ 交換したパーツです。 劣化のAC100V電源コードも交換を行いました。

全て「安全安心」の対策です。






◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL5

.21 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



前工程で経年劣化したキャビネットの修復でスピーカーサランネットの交換を完了いたしました。
続いてキャビネット本体のクリーニングを行い、木部の塗装の剥離や色褪せ、傷などで荒れている部分の補修
と再塗装を行います。

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↑ キヤビネットの修復が80%程進んだところで、サランネットの交換を完了したスピーカーボードを仮取り付け
してバランスの様子を確認いたします。

全体的に締まった感じになり、良かったと思います。


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↑ 塗装は高級なウレタンニスを使用いたします。

下塗りと上塗りを行います。 部分により、3回重ね塗りをいたします。 

時間との戦いになり塗装中はカメラ撮影ができません。


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↑ ステレオが大きく見えて存在感が増しました。

センター部のダイヤルと操作ツマミがある部分は大きな傷や剥がれがありませんのできれいにクリーニングを
行いまして、全体的なバランスの中心になるレトロなオリジナルの質感を大切に継承していきたいと考えております。

まだ脚部などキャビネット全体に修復作業が続きます。

アンププ部も仕上げ工程があります。 そして レコードプレーヤーも仕上げ工程があります。




◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL4

.20 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



経年劣化したキャビネットの修復で再塗装とスピーカーサランネットの交換を開始いたします。
このステレオは側面にスピーカーが組み込まれて更に調整用の扉があります。
分解してサランネットの交換から始めます。


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↑ 左スピーカー


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↑ 右スピーカー


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↑ スピーカーを付けたままL型構造のスピーカーボードを取り外します。


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↑ スピーカーボードはネジ止めにラッカーなどを塗布して固めてあります。
そのため取り外す場合にネジが緩まないため止めネジを切断しなければならない箇所もあります。


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↑ キャビネットから取り外したスピーカーボードです。


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↑ スピーカーボードから劣化したサランネットを剥ぎ取ります。
周囲のホッチキス止めを外しながら丁寧にはずしていきます。




交換用のサランネットは「ベージュ」 「ブラウン」 「ブラック」などから適当なものを使用いたします。



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↑ 「ブラウン」にいたします。                   ↑ 「濃いベージュ」は伸縮性が少ないためパス            


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↑ サランネットの張替え完了です。

 光の具合により実際の色彩風合いが画像と少し違いますが、非常にマッチングしています。 


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↑ キャビネットの修復塗装が終わってから取り付けを行います。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL3

.18 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。


チューナーアンプとレコードプレーヤーは仮修理で音出しに成功いたしました。
小型の別スピーカーでのテストですが、それでも結構低音の効いたいい音が出ております。
しかし、キャビネットのダメージが気になりまして、小さな画像ではわかりませんので、
急遽ズームアップで撮影いたしました。


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キャビネット再塗装の準備に進みます。




◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL2

.17 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ レコードプレーヤーも露出度が高く相当劣化が進んでいます。
特に金属精密部分とゴム素材の箇所とクリスタルカートリッジなどを修復いたします。


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↑ ターンテーブルを取り外した状態です。


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↑ プレーヤーボード裏面のメカ部の状態です。


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↑ フォノモーターとマウント部分の劣化の状態ですが、
この種のプレーヤーでは珍しく2重防振構造のマウント方法を採用しています。
これはフォノモーターの回転振動を極力少なくするための入念な方法です。

劣化した防振ゴム交換の難易度は高くなります。


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↑ フォノモーターの取付板に3箇所とプレーヤーボードに3箇所で合計6箇所の防振ゴムの交換を行います。
 
先ずフォノモーターの取付板にモーターが付いたままプレーヤーボードから取り外します。
 

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↑ そして、劣化している3箇所の防振ゴムを取り外して新しい防振ゴムに交換を行います。


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↑ 新しい防振ゴムに交換を終わった7.5cm×12cmのフォノモーター取付板をプレーヤーボードに
3箇所の防振ゴムを新しい防振ゴムに交換を行いながら取り付けます。


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↑ レコードプレーヤー全体のクリーニングを行います。


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↑ 速度調整円板の付いたスピンドルの位置調整を行います。


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↑ 最初のテストでクリスタルカートリッジの劣化を確認しておりましたので、
新しいセラミックカートリッジに交換を行います。


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↑ 画像左  劣化のクリスタルカートリッジ   画像右  交換用の新しいセラミックカートリッジ


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↑ セラミックカートリッジはLP/SP兼用ですので、
旧式クリスタルカートリッジのようにターンオーバー式ではありません固定式です。


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↑ テスト中の様子です。  良好です。   エージングテストを続けます。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL1

.15 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ サイズ W1140   H400   D360mm (別途340mm脚があります)      
  
4本脚で左右両スピーカーのステレオタイプの電蓄は珍しい時代の製品です。
正しくは「初期のアンサンブルステレオ」です。
当時はまだFM放送もありません。
この時代にMW(AM)放送の2波(2つの放送局の電波)を使用してステレオ(立体)放送を実験放送として行われ
ていました。
当時、私達は2台のラジオを左と右に置き左をNHK第1放送こ合わせ右をNHK第2放送に合わせて実験放送の
電波を受信してステレオ感を体験したのです。

この日立「SG-640」は2台の電蓄を組み込んだ製品として当時の一歩先を行っていました。.
MW(AM)放送の2波(2つの放送局の電波)を使用したステレオ(立体)放送は立ち消えになりました。
その後まもなくFMステレオ放送が実用化されました。


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↑ 60年以上経っていますので経年劣化が進んでおります>


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↑ 電源プラグの状態を見てこの機器の過去がある程度の判別できます。


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↑ 背面から見た様子です。


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↑ 通電して点検の為シャーシーを取り外します。


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↑ 長年堆積したホコリを取り除きました。


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↑ 点検の為、通電いたしましたが、パイロットランプは点灯しますが動作はいたしません。

そして、しばらくすると、なんとなく熱気が感じられます。
急遽電源を切り、点検しますと、電源トランスが異常に熱くなっています。

原因は電源ヒューズの入れ違いです。
画像右下のヒューズホルダーに3本のヒューズが取り付けてあります。
これは、間違いです。 2本で良いのです。 110V用のタップは電圧の高い時などに使用いたします。
通常電源ヒューズは1.5A又は2Aです。 使用されていたのは自動車用の10Aを2本と20Aを1本でした。
仮に間違って3本使用しても1.5A又は2Aでしたら、即断しますから事故にはなりませんが、
電気知識のない方が切れない大きなものを入れたものと思います。


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↑ 通電して点検を開始いたします。
回路電圧チェックを行い2つのラジオ受信回路をテストしますが、動作をいたしません。

先ず、全体的にセレクタースイッチと各ボリューム類の接触不良が激しいため、接点復活剤を噴射注入
して擦り合わせを行いました。

その結果、かすかに電波の受信が確認できますが、スーパーヘテロダイン回路が正しく動作をしていません。


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↑ シャーシー内部の様子です。


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↑ スーパーヘテロダイン回路内の局部発信回路のコンデンサーの不良交換を発見して交換を行いました。

画像 左 不良の400PF小容量コンデンサー      画像 右 良品の400PF小容量コンデンサー
  

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↑ 2A電源ヒューズに交換いたしました。

次工程に進みます。



◆1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理完了後に異常発生 VOL2

.12 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理は2019年12月に完成いたしましてお届けいたしておりましたが、この度、突然の予期せぬトラブルが発生いたしました。

トラブルの原因は1本の真空管の不良でした。



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↑ 当時の完成画像です。


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↑ 自分の記憶では手持ち在庫の中に6BM8が有ったような気がします。
探して見ましたら東芝真空管で8B8が見つかりました。
この東芝真空管8B8は6BM8と同規格の高性能3極5極複合真空管ですが、ヒーター電圧が8Vです。

6BM8はヒーター電圧が6.3Vです。 しかし、この差は心配いりません。
省エネと寿命の点では有利になります。 
これを使用いたします。


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↑ 画像右が東芝製8B8です。


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↑ 画像右奥に使用いたしました。   動作は良好です。


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↑ シャーシーをキャビネットにセッティングして梱包を行います。


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↑ 梱包を完了いたしました。





◆1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理完了後に異常発生 VOL1

.11 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理は2019年12月に完成いたしましてお届けいたしておりましたが、この度、突然の予期せぬトラブルが発生いたしました。



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↑ 当時の完成画像です。


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↑ 修理の為、センター部分のみお送りいただきました。

幸い万一の為、梱包資材を保管いただいておりましたので、少しはお役に立ったと思います。


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↑ 早速シャーシーを取り外して点検を行います。


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↑ いつもの120%の修復作業にも落ち度があったのか?  緊張の一瞬です。

シャーシーの底部にはボードがあります。 

ボードを外さなくても予想通り小型電解コンデンサーのパンクでした。


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↑ 飛び散ったコンデンサーの内容物がそれを物語っています。


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↑ パンクした電解コンデンサーを取り除いて、R/L共新しい電解コンデンサーを交換取り付けを行いました。


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↑ 出力真空管6BM8 PPのカソードのバイパスコンデンサー30μF25Vには通常約15Vの電圧がかかっています。

しかし、何かの異常によりその数倍の電圧がかかりパンクしたものと推察されます。


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↑ L側スピーカーからバリバリと猛烈なショック音が出ておりましたので、電源即断を行いました。

スピーカーのボイスコイルを飛ばすほどの強烈なショック音です。


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↑ 原因は出力真空管6BM8 PPの1本の真空管の内部電極タッチスパークによるバリバリ音です。


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↑ 画像の黄色◯印の部分が黒く焦げているのが内部電極の管内放電によるものです。


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↑ 画像下は正常な状態です。


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↑ 出力真空管6BM8 の調達を待ちます。


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↑ 片チャンネルにてテストを続けます。





◆1970年代 TRIO 4CHセパレートステレオ「ST-8V」の修復修理 VOL3

.07 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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エージングテスト中にプレーヤーが始動時に回転が遅く立ち上がりが不安定な状態が見つかりました。
プレーヤーの修復を行います。



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↑ プレーヤーに関しましては殆ど問題は発生していなかったのですが、
33回転スタートの始動時にスロー過ぎる状態が見つかりました。

ベルトのスリップの様子でした。
ターンテーブルを外して見ましてもその気配はありません。


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↑ ベルトの劣化はありません。


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↑ プレーヤーボードの裏面の様子は・・・・・と見ますと、フォノモーターの様子がおかしいです。


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↑ 取り付けが、不自然に傾いています。


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↑ 防振ゴムが1箇所陥没しています。


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↑ 防振ゴムが経年劣化でもろくなり、脱落していました。


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↑ 3箇所の防振ゴムを取り外して、新しく交換を行います。

 1箇所の防振ゴムが陥没したためモータースピンドルが傾いてスリップの原因になりました。


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↑ 3箇所の防振ゴムの交換を完了いたしました。


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↑ 劣化した防振ゴムです。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ フルオートメカの様子です。


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↑ 確実な動作を確認いたしました。





◆1970年代 TRIO 4CHセパレートステレオ「ST-8V」の修復修理 VOL2

.03 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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原因不明の4CHトランジスタアンプの厄介なノイズでしたが予想通りの展開で修復に成功いたしました。
その他の点検とプレーヤーの状態を確認しながらテストを行ってまいります。



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↑ ノイズ発生予備群の同じトランジスタを交換しておきます。

黄色の◯印はプリアンプ「フロント右」  「リア左」  「リア右」 を2SC1815Yに交換を行いました。


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↑ プリアンプ基板全体には多数のトランジスタが存在しますが、すべての交換は必要ないと思います。


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↑ プレーヤーには現在問題点は出ておりません。


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↑ エージングを続けます。









◆1970年代 TRIO 4CHセパレートステレオ「ST-8V」の修復修理 VOL1

.03 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


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昨年にアンプシャーシーとプレーヤーをお預かりしておりましたが、大変お待たせをいたしました。
原因不明の4CHアンプの内部ノイズの修復を進めてまいります。



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↑ アンプシャーシーは増幅トランジスタの内部ノイズの発生の原因究明と修復修理を行います。

プレーヤーは全体的なメンテナンスを行います。


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↑ 別途スピーカーを接続して回路点検を行いました。

フロント左からメインボリュームをゼロ状態で「ゴソゴソ、ジリジリ」と 常時TRの内部ノイズを確認
できました。


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↑ 発生源がパワーアンプ基板内かプリアンプ基板内かに切り分けを行いながら究明を進めます。


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↑ 点検テスト中に一瞬左アンプの音量が低下する現象がありました。
しかし、その後は異状は認められませんでした。


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↑ フロント左に不具合が確認されましたので、コンプリメンタリー 回路構成のパワートランジスタ
に問題がありそのまま、増幅部ノイズの究明に進む前に正常な状態に整えておきます。


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↑ コンプリメンタリー接続のパワートランジスタHITACHI 2SC1061/2SA755は現在入手不能の為
同規格の代替えとしてTOSHIBA 2SD234/2SB434に置き換えて交換を行っておきます。


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↑ 取り外したトランジスタです。


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↑ 交換後テストを続けますと、確かに時間が経つとノイズが質が変わりましたが、ノイズが残っています。


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↑ このノイズはプリアンプ基板内にあることを断定いたしました。

赤◯印のHITACHI 2SC1345がノイズ源です。


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↑ HITACHI 2SC1345の代替としてTOSHIBA 2SC1815Yを使用して交換を行いました。

長時間の動作テストでいかなるノイズの発生もなく好調に動作を続けております。





◆1960年代後期ビクター真空管式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200」の修復修理 VOL1

.30 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代後期ビクター真空管式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200」の修復修理の記録です。



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↑ この製品は本来60Hzようですがご使用の地域が50Hzのため低速回転になり使用できない状態です。


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↑ オーディオの場合はアンプ部はHzに関係なく動作をいたします。

しかし、レコードプレーヤーは回転用フォノモーターが周波数に同期して安定した回転数を維持するモーターを
使用していますので、周波数が変わると回転数が変化してしまいます。
昔はメーカーが50Hz用と60Hz用のキャプスタン(プーリー)を用意していましたので、キャプスタンの交換で簡単に
変更できました。
大型の高性能ステレオの一部にはサーボモーターなどの使用でHzに関係なく一定の正確な回転を維持いたします。


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↑ 私の考案したHzフリー化の場合は正弦波インバーター電源装置の組み込みにより確実に50/60Hzに関係
なく使用が可能になりますが、スペースと費用の点で制約があります。

最も簡単な方法はスピンドルの交換になりますが、残念ながら交換用のスピンドルの入手が不可能なため実現
できません。



キャプスタンの改造は10年前から行っておりますが、色々制約がありすべてに対応できるものではありません。
16/33/45/78回転の内の1箇所場合と速度調整装置のある場合は成功率が高まります。
33/45の複数の場合は難易度が高まります。

そして、50Hzから60Hzへの変更はスピンドルの研磨のため難易度が高くなります。
逆に60Hzから50Hzへの変更はスピンドルを太くするため対応方法が異なります。

今回は60Hzから50Hzへの変更のため33/45の複数のスピンドルを変更いたします。



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↑ この画像は他機種の物ですが説明の為使用いたします。

先端の細い部分が33回転用その下に45と78回転用です。 今回は78回転は変更いたしません。


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↑ スピンドルの先端を少し太くするため被せる丈夫なスリーブを物色いたします。

各種の電線のビニル被覆の中から適当なものを見つけましたので、これを使用いたします。


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↑ 0.1ミリ単位の小さなスリーブを細いスピンドルの先端に装着するのは工夫が必要です。
高速回転中に簡単に外れては困りますので、しっかり取り付けます。 接着剤は使用不可ですので、窮屈なものを
使用いたします。

45回転の方から取り付けます。


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↑ 取り付けが完了いたしました。 ブレのないようにスムーズに付いたようです。


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↑ 33回転テストの様子です。


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45回転テストの様子です。


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↑ 内部の様子です。 各部の点検を行っています。


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↑ モータースイッチのスパークノイズ軽減用コンデンサー0.01μFが劣化しています。


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↑ モータースイッチのスパーク軽減用コンデンサーを0.047μFに交換を行いました。

エージングテストを続けます。

 



◆1970年代SONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」の修復修理 VOL2

.28 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1970年代SONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」修復修理の記録です。
一世を風靡した「生録ブーム」の必須アイテムの携帯型録音機のソニー"デンスケ"です。




ご紹介いたします2台のTC-3000SDは大阪市のお客様より2019年1月と2019年11月に1台づつお預かりしておりました。

2019年1月にお預かりしたTC-3000SDは2019年2月に分解修理に取り掛かりました。
分解修理の結果、テープ走行は可能になり音出しができましたが、右トラックの音が出ず、完成には至らず中断したままに
なっておりました。 



その修復修理の記録は下記リンクにご紹介しております。
◆1970年代SONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」修復修理 V0L1 ←クリックしてください



その後2019年11月に再度もう一台の「TC-3000SD」をお持ち込みいただきまして、2台の「TC-3000SD」から
「良いとこどり」をして1台を完成させて欲しいとご要望を頂いておりました。
しかし、今まで延び延びになっておりました。



2回目にお預かりしました「TC-3000SD」です。

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↑ 外観は使用感が少なく全体的にきれいです。


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↑ 3WAY電源になっています。


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↑ 単1電池4個でも動作します。 


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↑ 専用の電源コードの持ち合わせがありました。


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↑ 内蔵電源回路によりAC100V電源でテスト動作確認を行います。


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↑ カセットテープを挿入して動作テストを行いました。 

立派に音出しをしてくれます。  凄いです。  アナログテープの醍醐味に改めて感動いたします。


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↑ R/LのアナログVUメーターも躍動しています。 


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↑  録音再生テストなどを行います。

以上の点検の結果、テープデッキメカの不具合は認められず、分解修理の必要はないものと思います。








1台目の「TC-3000SD」は前回の分解修理で分解したままになっておりました。
組み立て前に、再度撮影を行っておきます。

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◆1970年代希少なビクター4チャンネルモジュラーステレオ「MS-503」の修復修理 VOL2

.25 2020 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)
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1970年代希少なビクター4チャンネルモジュラーステレオ「MS-503」の修復修理の記録です。
良好にエージングテストを完了して仕上げ工程に入ります。



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↑ プレーヤーとチューナープリメインアンプの全体クリーニングを行いました。


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↑ ダストカバーの前面の大きな擦り傷をアクリル研磨剤を使用してきれいに傷がなくなりました。


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↑ 最終テストの様子です。


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↑ 背面の接続端子全体の清掃を行いました。


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↑ 梱包を完了いたしました。





 

◆1970年代コロムビアてんとう虫スタイルポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理

.24 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

1970年代コロムビアてんとう虫スタイルポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理の記録です。

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↑ てんとう虫をデザインした当時のヒット商品でした。

症状はモーター回転音はありますが、ターンテーブルが回転いたしません。


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↑ 分解をいたします。


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↑ モーターが回転しますがアイドラーとの接触が正常に行われない為ターンテーブルにトルクが伝達致しません。


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↑ 防振ゴムが劣化によりバラバラに砕けています。        ↑ 交換用の防振ゴム


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↑ モーターのマウント防振ゴムの劣化のためモーターの位置ずれが原因でスピンドルとアイドラーが接触
不良が発生してターンテーブルにトルクが伝導しなくなっています。


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↑ モーターに注油を行いましたが回転音が目立ちますが、レコードの音にかき消されています。


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↑ 防振ゴムの交換を行いました。

アイドラーとモータースピンドルが長年密着したまま放置していたため、接触面に陥没ができて「コトコト音」
が出ています。


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↑ 33回転LPレコードテスト中の様子です。


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↑ 45回転EPレコードテスト中の様子です。





◆1970年代後期のコロムビア小型卓上電蓄「GP-11」の修復修理

.24 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

予てより、お預かりしておりました1970年代後期のコロムビア小型卓上電蓄「GP-11」の修復修理の記録です。


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↑ 症状は電源が入りモーターが回転している様子ですが、ターンテーブルが回転せず、手で手伝うと回ります。
そして、カートリッジと針はOKです。


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↑ 分解して内部点検を行います。


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↑ ターンテーブルを外しました。


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↑ 小型卓上電蓄では珍しくベルトドライブ方式でした。

ベルトは経年劣化でのびのびでスリップしていました。


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↑ このプレーヤーのベルトの取り付けは、少々コツが必要です。


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↑ 電源トランス とアンプ基板です。


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↑ テストの様子です。


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↑ 33回転LPレコードは正常回転になりました。


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↑ 45回転EPレコードは正常回転になりました。


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↑ 78回転SPレコードは正常回転になりました。


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↑ ストロボスコープで回転数調整を行っています。


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↑ 33/45/78回転の微調整ボリュームで調整完了です。





◆1970年代希少なビクター4チャンネルモジュラーステレオ「MS-503」の修復修理 VOL1

.21 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1970年代希少なビクター4チャンネルモジュラーステレオ「MS-503」の修復修理の記録です。
昨年にお預かりいたしながら、大変長い間お待たせいたしまして重々にお詫び申し上げます。
現状は、チューナーアンプ部は全て正常動作をしていますがレコードプレーヤーに色々不具合が集中している様子です。




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↑ プレーヤーとチューナーアンプが分離型のように見えますが、実は固定合体されております。
分離して使用することはできません。

テスト用のスピーカーを接続して動作テストを行いました。「バランスボリューム」にガリΩがありました。
接点復活剤を注入して擦り合わせを行っておきます。


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↑ レコードプレーヤーの修復修理に取り掛かります。

ご指摘の不具合を確認いたしました。

①45回転不動作
②33回転時リターン不良
③アームリフター不具合
④全体的に不安定動作


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↑ プレーヤーの分解修理のためプレーヤーボードをチューナーアンプ部から切離しを行います。


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↑ ターンテーブルを取り外すためターンテーブルコムマットをめくりますと、
一面に黒い粉末が散らばっております。 


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↑ これは、古いウレタン製の防振マットが劣化してバラバラに砕けて散らばったものですので、
クリーナーで吸い取り清掃いたしました。


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↑ 両サイドの4本の取り付けビスを外して、プレーヤーの分離を行います。


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↑ プレーヤーボードを取りはずして、ターンテーブルを取り外しました。


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↑ プレーヤー内部のフォノモーターとオートメカの様子です。


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↑ フォノモーターのマウント用防振ゴムが経年劣化で崩れています。


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↑ ●モーターの位置ずれによりモーターの回転振動音(ゴロ)が出ます。 

そして●スピンドルとアイドラーの位置ずれにより45回転の動作不良になります。


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↑ フォノモーターを取り外して3箇所のマウント防振ゴムを交換いたします。


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↑ フォノモーターを取り外しました。


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↑ 取り外した防振ゴムです。 3箇所の防振ゴムはそれぞれ劣化の度合いが異なります。
1箇所は溶けてなくなっていました。
後2箇所はそれぞれご覧の様子で、全体に斜めに傾いて、動作に想定外の様相を呈しておりました。


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↑ フォノモーターの取付け台を清掃して防振ゴム取付けます。


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↑ 防振ゴム取替えの終わったフォノモーターを取付けてテストを行い高さの調整を行います。


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↑ 動作は良好です。  回転安定  回転振動音(ゴロ)も出ません。

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↑ 33回転も45回転もすべての動作が良好です。 
リターンも定位置できっちり戻ります。 レコードを引っ掻く こともありません。


エージングテストを続行いたしまして最後に全体清掃を行います。





◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL9 (梱包)

.14 2020 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)

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1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理は無事完成いたしました。
愈々お届け発送の準備に取り掛かりました。
直線距離で1000Km以上の北海道まで耐えられ製品を守る梱包を行います。



現在の運送事情ではアンサンブルステレオは横長の大型で重量も重くなり厳しくなります。
私は以前から修理完成品の梱包について、色々考案改良を加えて現在の梱包方法を採用いたしております。
この方法により梱包不良による「輸送事故ゼロ」を実現できました。



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↑ 梱包完成画像です。


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↑ 梱包材料には大型冷蔵庫の段ボールを再利用いたします。
お陰様で家電販売の冷蔵庫や洗濯機の廃ダンボールを丁寧に保管したものを再利用させていただいております。


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↑ 1台の冷蔵庫から4面のW1850mmXD730mmの段ボールが用意できます。


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↑ W1320mm×D560mmに裁断したものを2枚作ります。


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↑ 6cmの浅い 箱状の底部と蓋部を作り、しっかりテーピングをして丈夫に仕上げます。


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↑ 更に内寸に合わせた2枚の段ボールで底部と蓋部の補強を行います。


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↑ 次は洗濯機と冷蔵庫の段ボールで周囲を囲うダンボールを作ります。

サイズが大きいため前部と後部を別々に作り梱包時に合体させます。


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↑ 全体像はこんな感じになります。

準備が完了いたしました。

次は、製品を底部に乗せて周囲を囲って、合計8本の黄色の梱包バンドで締め付けます。

開梱は非常に簡単です。 梱包バンドを切って上蓋を取り、囲い物を外すと製品が取り出せます。




◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL8 (完成)

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1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理は最終工程を迎えました。
潜在的な不具合を想定した修復と将来的な安心安全対策を含め、修復修理を完了いたしました。



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↑ 完成画像     エージングテスト中の様子です。


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↑ 扉を閉めた状態です。  左扉のヒンジを修理したためスムーズな開閉を取り戻しました。


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↑ フラッシュなしの撮影でダイヤルバックライトとプレーヤーブースの照明の様子です。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ Victorエンブレム横の赤いパイロットランプも点灯を確認いたしました。


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↑ 背面の様子です。  留め具の欠品がありましたが、すべてに取り付けました。


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↑ キャビネットの目立つ小傷(小さな塗料が剥がれ木肌がむき出しになった傷)を目立ちにくいように
補修いたしました。

脚を取り付ける場合は脚より5センチほど大きい高さの台を中心に置き脚を取り付けてから台を外すと
簡単に取り付けができます。





◆希少な1960年代後期 SANSUI AM/FM MPX真空管アンプ「SAX-200」の設置画像ご紹介

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↓完成直後の画像です。


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2020年2月修復修理の1960年代後期SANSUI AM/FM MPX真空管アンプ「SAX-200」の設置画像をご紹介いたします。

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皆様の愛機の設置画像をメール添付ファイルでお送り下さい。 よろしくお願い申し上げます。





◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL7

.08 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

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昨年お預かりしておりました、1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661F」の修復修理の記録です。
最終工程になりました。 
レコードプレーヤーの二つの問題点の解決を目指します。
レコードプレーヤーの修復を最終工程に持ってきたのには、理由がありました。




 レコード演奏時にモーター音を拾うため、低音をブーストすると「ブー」とうなり音が入る。


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↑ 理由は防振処置は既に行われておりました。

フォノモーターの防振ゴムの交換が行われておりました。


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↑ プレーヤーボード裏面は前面に防音シートの貼り付けもして完璧の状態でした。
最初にプレーヤーの簡易テストを行ってモーター回転振動の激しさに疑問を持っておりました。
この時点ではフォノモーター不良を疑いました。




各部を詳細に調査を開始いたしました。 その結果、決定的と思われる、原因を2点発見いたしました。


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↑ 赤◯印の2箇所のビスです。 これは輸送時の固定ビスで使用時には無用になり取り外します。
このビスがありますと、折角の防振ゴムが機能いたしません。ので撤去いたします。
新しいビスでしたので、後付けの物と思われます。



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↑ 更に赤◯印のプレーヤーボードの4箇所の内、後ろ2箇所の防振スプリングの機能に不具合を発見
いたしました。
防振スプリングは、ボードの重量バランスによりスプリングの強さがそれぞれ異なります。



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↑ 後ろ2箇所の不具合がありました。


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↑ 4箇所全てのクッションゴムを交換して組みなおしました。 スプリングを取り違えたぶ分を修正
いたしました。



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↑ 仮組み込みをしてテストの準備を行います。


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耐用年数の過ぎたカートリッジは突然の停止にさきがけて交換を行います。


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↑ 旧のカートリッジはターンオーバー 式クリスタルカートリッジです。 SP側の様子です。
クリスタルカートリッジは平均寿命約30年です。


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↑ 旧のカートリッジはターンオーバー 式クリスタルカートリッジです。 LP側の様子です。


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↑ 左 取り外したクリスタルカートリッジジ   右 新しいセラミックカートリッジ


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↑ クリスタルカートリッジを取り外した状態が深すぎてセラミックカートリッジが沈みすきます。


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↑ 嵩上げのためウレタンの台座を接着いたします。


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↑ セラミックカートリッジの取り換えが完了です。


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↑ 小さなツマミが無いと見た目が寂しくなり、ネジ止めが不可能なため両面テープで貼り付けました。


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↑ テストの様子です。  良好です。  音質が飛躍的に良くなりました。



最後にリバープユニットの点検取り付けを行います。


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↑ 入力と出力と極性を間違えると正常に動作をいたしません。

取付完了で良好動作を確認いたしました。


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↑ 弱いスプリング4箇所懸架ですが輸送中に激しく揺れるため壊れますので、半固定にしています
ので必ず外しい下さい。




◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL6

.05 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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昨年お預かりしておりました、1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661F」の修復修理の記録です。

キャビネットの修復を続けます。 実際に脚を装着して確認を行います。



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↑ キャビネットの構造上後部の2箇所のダメージが大きくなっており、十分な補強を行いました。


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↑ 脚金具は非常に強固にしっかり取り付けできました。 実際に脚を装着して見ます。


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↑ キャビネットを垂直に置きます。


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↑ 手持ちの同機種の脚を取り付けて状態を確認いたしました。

●補強済み後部 R/L 完璧
●補強無し前部 R=異常なし  L=不安あり(底板強度不足) 補強を行います。


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↑ 脚金具は緩まない構造になっていますが、パーチクルボードに少しづつ崩れが発生してゆるみがでます。
取り外しは細いボルトナットには「ゆるみ防止塗料」が使用されています。


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↑ ●補強無し前部  L=不安あり(底板強度不足) 補強を行います。


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↑ 扉が閉まっている状態です。


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↑ 扉が開いいるている状態です。


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↑ パーチクルボードの角面の崩れが酷くならないように木工ボンドの塗布を行いました。

(乾くと透明になります)


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↑ 再度、脚を装着して確認を行いました。


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↑ アンサンブルステレオの4本脚スタイルはレトロオーディオの象徴ですが、
数十キロの本体を半世紀に亘り支えて来ました。
しかし、脚自体の折損はほとんどありません。 
脚が付いたままで移動時には「テコの原理」で数倍の力が金具部にかかります。 注意が必要です。





◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL5

.04 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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昨年お預かりしておりました、1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661F」の修復修理の記録です。

チューナーアンプシャーシーの修復修理が完了してキャビネットに組み込みを行います。
同時にキャビネットの不具合を修復していきます。



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↑ 愈々シャーシーを所定の位置へマウントいたします。

固定用ビスが不足していますので、「ネジ箱」をひっくり返して3.5mm.×30mmの旧型のインチネジを
探してマウントいたしました。

多種多様の小さなネジですが、合致するネジ1個が足りないために作業が中断いたします。
古いネジは大切です。 捨てずに拾ってネジ箱にいれます。
いつの間にか宝の箱になっています。


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↑ 煩雑な接続ケーブルを整理してシャーシーのマウントが完了いたしました。動作も問題ありません。
最初から気になっていたキャビネットの底板ですが、やはり、60年の経年劣化によりパーチクルボードの
強度が心配です。
パーチクルボードは木片を粉砕して圧縮成形した集成材ですので、湿度により劣化していきます。


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↑ パーチクルボードは12mmの厚さで特に力のかかる脚部金具付近が陥没の恐れがあります。


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↑ 既にへの字に変形している状態です。


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↑ 亀裂があり脚を取り付けますと「グラつき」があります。 完璧な補強対策を行います。




小学生の時代から工作大好きな人間にはムラムラとアイデアが湧いてきます。
材料も工具も揃っているので流れが止まりません。



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↑ 丈夫な12mm厚の合板と嵩上げの20mmの板を採寸してR/L 2組用意します。


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↑ 扉を開いた時の位置を確認しておきます。


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↑ R/L共こんな感じになります。


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↑ 全ての板間に木工ボンドをタップリ塗布してから造作用ビス40mmと50mmを使用して固定いたしました。


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↑ 中央の跡形は扉の開閉不良で開閉時に擦れた部分です。 原因を調べます。


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↑ 原因は蝶番の破断でした。


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↑ 蝶番の破断は芯棒が抜け落ちてなくなっておりましたので1.4mmのステンレスワイヤーで間に合いました。


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↑ スピーカーの後部カバーを取り付けました。


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↑ 脚金具を取り付けました。  非常に強固にしっかり取り付けできました。

次工程では、脚はお預かりしておりませんので。同機種の脚を取り付けて様子を確認いたします。





◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL4

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昨年お預かりしておりました、1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661F」の修復修理の記録です。

過去の同系統の機種の修復修理でピアノ鍵盤式のスライドスイッチの劣化不良で苦慮した経験がありました。
今回は状態が良く様子が違うように思います。



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↑ このピアノ鍵盤式セレクタースイッチは独特の方式を採用しています。
普通の電源スイッチは「ON」←→「OFF」ですが、この機種は「OFF」専用になっています。
「MW」などのセレクタースイッチを押し下げると、即、電源が「ON」になります。
「OFF」スイッチを押し下げると電源が切れます。



この電源OFFスイッチはOMRONのマイクロスイッチですが、過去に苦い経験かありました。
Victorのこの方式のステレオで修理完了後キャビネットに組み込みが終わりエージング中も良好でした。
念のため出荷前の最終テストを行った時に電源が入らないのです。
折角組み込んだシャーシーを取り外して原因を調べますと、電源OFFスイッチ接点の経年劣化による接触不良
が判明いたしました。
その後は必ずマイクロスイッチを交換しております。



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↑ 左 交換前のOMRONマイクロスイッチ(3A)  右  新しく交換したOMRONマイクロスイッチ(10A)


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↑ 取り外しました。


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↑ 新品のマイクロスイッチを取り付けました。


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↑ AC100Vラインに入っているモジュレーションむハム除去用の劣化コンデンサーペーパー
コンデンサーを交換したしました。


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↑ プレーヤーのスタート・ストップスイッチについています、接点から発生するスパークによるノイズ
の発生を抑制する劣化のペーパーコンデンサーの交換を行いました。





◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL3

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昨年お預かりしておりました、1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661F」の修復修理の記録です。

VOL3工程では、②FM/FM-ST 動作完全停止で電波ノイズもありません。
過去の事例ではこの場合の原因はピアノ鍵盤式のスライドスイッチの不良がありました。
しかし、今回のは様子が違うように思います。



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↑ FM 放送受信機の中間周波数は 10.7MHz ですが中間周波増幅回路はMWと共通になっています。
MWラジオは感度良く受信しております。
局部発信回路で10.7MHzを生成していますが回路に異常はありません。
セレクタースイッチの不具合でもありませんが他の原因が見当たりません。
真空管の不良も視野に入れて電圧測定と回路の切り分け、などを綿密に行いました。
その結果、中間周波増幅回路に原因があることが判明いたしました。

中間周波増幅回路は真空管12AB6が2球で2段増幅になっています。
1段目までは異状なく動作して信号が来ていることを突き止めました。 直結してFM放送がかすかに
聞き取れました。
2段目に不具合がある確信を得ました。

やはり12BA6の不良か?と思い、真空管を取り外して・・・・・なんと、12AV6でした。
12AV6は検波/低周波増幅2極3極複合管です。
12AB6は高増幅率の高周波増幅5極管で両者全く共通点がありません。

ここで問題なのは、何故MWラジオが受信できたか???ですが、
大きな理由は「検波」はダイオードで行われていたからです。


●検波とは、高周波(電波)を低周波(音波)に変換すること


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↑ この真空管が両方が入れ替わっておりました。


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↑ 黄◯印 12AV6       赤◯印 12AB6   が正しい配列です。




次は、「安心安全」のための対策で、過去の修理事例でも行っております
「電気回路の安全性」と「電解コンデンサー」などの経年劣化による破裂などを想定した交換作業を行います。



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↑ 60年前の電源コードを100Vのコンセントに常時差し込んだ状態は安全とは言えません。

交換を行いました。


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↑ ヒューズホルダーも金属疲労で接触不良があります。  交換を行いました。


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↑ ブロック型電解コンデンサーは要注意です。

単体の電解コンデンサー3個に交換いたしました。


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↑ ブロック型電解コンデンサーの端子面です。


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↑ ブロック型電解コンデンサーは、ララグ板を介して100μF400WV×2個をシャーシー内部に、
1個をシャーシー表面に取り付けました。


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↑ 直流電源の重要な整流ダイオードの交換を行います。


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↑ 交換を終了いたしました。

エージングテストを続行いたします。





◆1965年代ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FM」の修復修理 VOL2

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昨年お預かりしておりました、1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661F」の修復修理の記録です。

「アンプ」→「プレーヤー」「R/Lスピーカー」「リバーブユニット」「FMSTアダプター」への接続ケーブルの長さに余裕がない為
アンプシャーシーを取り外して動作確認、修復修理をスムーズに行えるように接続ケーブルを改良してから電源投入を行い
詳細動作点検を開始いたしました。



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↑ ●チューナーアンプシャーシー動作点検結果
① MW(AM)   全真空管13球に通電異常はなく動作しております。
② FM/FM-ST 動作完全停止で電波ノイズもありません。
③ PHONO レコードプレーヤーが回転して音出しが可能ですが、左スピーカーから音が出ません。
④ 各ボリュームにガリノイズの発生があります。
⑤ ピアノ式セレクタースイッチの接触不良?
⑥ 電解コンデンサー/ペーパーコンデンサーの経年劣化
⑦ 整流ダイオードの経年劣化

  ●レコードプレーヤー動作点検結果
① 78/45/33/16回転不安定
② アイドラーの劣化
③ クリスタルカートリッジの状態は現在は不具合は出ておりませんが、耐用年数は過ぎております。
④ フォノモーターの回転音
⑤ フォノモーターの防振ゴム(一部交換済ですが詳細点検)
⑥ オートリターン機構 動作点検テスト(必須)
⑦ スタート/ストップスイッチのスパーク防止コンデンサーの経年劣化
⑧ 各部の注油(必須)


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↑ シャーシー表面の様子です。
お手入れがなされた様子で非常にきれいになっています。 過去に修理の痕跡があります。


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↑ シャーシー内部の様子です。

コンデンサー類の経年劣化は否めませんので交換を行います。


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↑ レコートプレーヤーの動作テストの様子です。


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↑ 33回転(LP)の場合ターンテーブル起動時にアイドラーのゴムの硬化によりスリップがあますります。
修復を行います。


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↑ ターンテーブル駆動メカとアームコントロールメカの修復を行います。
このアイドラーの好不調にかかってきます。


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↑ レコードの演奏が終わりアームが自動で戻すメカの重要な部分です。


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↑ スイッチ接点から発するスパークを減少して接点保護と雑音防止用のコンデンサーですが
接点火花の発生を抑えるコンデンサーはショートしてモーターが回ったままになる場合があります。
経年劣化で確率が高くなりますので、交換を行います。


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↑ PHONOモーターに注油を行います。


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↑ クリスタルカートリッジはロッシェル塩素材の圧電素子ですので経年劣化により性能が激しく
低下します.。 平均寿命が30年程度です。
交換にはセラミックカートリッジを使用いたします。





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