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◆1960年代ドイツ製真空管式卓上電蓄「BRAUN SK-5」の修復修理

.27 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりしておりました、1960年代ドイツ製真空管式卓上電蓄「BRAUN SK-5」修復修理の記録です。



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↑ 横幅58cmの真空管式卓上型小型電蓄ですが有名なBRAUNの半世紀以上前の製品です。
「AM/FMラジオの受信感度が悪い」 「レコードの回転が若干遅い」この2点の修復ですが、
これが結構厄介な問題が潜んでいます。

キャビネットは分厚い鉄板製で、両サイドのみ木製です。 全体重量も日本製の2倍以上あります。
内部の造りもシャーシーやパーツ類すべてがしっかり作られています。
部品配置や配線等も後の修理時の対応はあまり考えていないようです。 
絶対故障はしない自信があったのでしょう。


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↑ プレーヤーを取り外しました。 プレーヤー裏面の様子です。

50Hz仕様のフォノモーターに異常はなさそうです。


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↑ ターンテーブルの駆動方式はアイドラーによるリム駆動ですが、通常はターなテーブルの内周で駆動
していますが、全く逆で外周駆動になっています。


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↑ この製品は世界モデルで電源が50Hzで110V→125V→150V→220→V240Vと5段階切り替えに
なっています。
当然110Vに切り替えてありますが、単純に考えますとモーターの回転が10%遅くなると思いますが、

しかし、実際はこの種のレコートープレーヤーのフォノモーターは回転精度の安定した交流周波数に
同期したモーターを使用しています。
そのために電圧が10%下がっても回転数はほとんど変化致しません。
私が以前に実験したときに85Vまで下げても聴いた感じでは微妙な変化しか確認できませんでした。

更に電圧を低くしますと回転数に影響が少し出ます。その時点でトルク(力)が極端に低下いたします。

今回の場合はフォノモーター/アイドラー/ターンテーブルの「油切れ」「スリップ」等を軽減するよう
クリーニング注油を行いました。


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↑ 45回転EPレコードテスト中の様子です。


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↑ 33回転LPレコードテスト中の様子です。



「AM/FMラジオの受信感度が悪い」
この問題は非常に厄介な多重故障がありますので対策前に確実な原因究明が必要になります。



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↑ 当時のこの製品はMW/LW/UKW(FM)ラジオの受信は外部アンテナの接続が必要です。
しかし、現在は放送電波の出力も大きくなり外部アンテナ無しでも、ある程度受信は可能です。
それは、電灯線がアンテナの代わりをしているからです。

ところが、実際に受信テストをしてみますと、確かに感度不足は否めません。


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↑ 内蔵FMアンテナを作り仮取り付けをして受信状態を検証致いたします。

VHF帯のFM電波の平均波長を考えて、300Ωフィダー線を160cmの長さに切り、
その片線の中点の80cm部分を給電点として給電用のフィダー線をT字型に半田付けします。
80cmの左右の先端は直結に半田付けします。  これで完成です。

55.5cm×22.5cmのキャビネットの小さな底カバーに取り付けます。
金属製のキャビネットの為このこの部分しか取り付け位置がありません。


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↑ 内蔵アンテナを取り付けて受信テストを行いました。

効果はありました。MW(AM)は顕著に現れました。 良好です。

全然受信できなかったUKW(FM)も辛うじて入感がありますが、かなり感度不足の様子です。
指向性がありますので、最良点でもかなり弱い感じです。


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↑ 内蔵アンテナの取り付け構図がT字からかなりずれていますので、受信効率が悪いためと判断して
取り外して再製作を行い取り替えました。

しかし、結果は殆ど変わりませんでした。

これで、はっきりと感度不足要因が判明いたしました。


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↑ スーパーヘテロダイン回路全体に問題があります。

局部発振/周波数変換回路用真空管「ECC85」が怪しい様子です。

欧州仕様の「ECC85」は手元にありませんがNETで入手可能ですが高額で日数もかかります。

日本製で互換性の真空管は「6AQ8」です。
しかし、普段はあまりお目にかからない「6AQ8」です。手持ちの約120本ほどの東芝真空管新品箱入り
の中から2本出てきました。 ラッキーです。


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↑ 取り外しも、取り付けも難しい奥まった箇所にありますが、交換いたしました。

祈る気持ちでスイッチを入れ起動を待ちました。
当たっていました。 感度は上がりました。 
スーパーヘテロダイン回路の補助調整を行い感度を上げていきます。

アンテナコイルのインダクタンスのダストコアの調整を行いFM簡易アンテナ入力とのマッチングを行います。


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↑ 中間周波トランスの微調整を行いました。 

   相当感度が上がりました。


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↑ 代替に使用したTOSHIBA真空管「6AQ8」です。


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↑ 感度不足の欧州製の「ECC85」です。






◆1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL7

.17 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりまして大変お待たせいたしました。1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



最終工程が終わり、長時間の連続エージングテスト中にMWラジオ/SWラジオ/PHONO/AUX等
すべての動作を詳細確認を行いました。

2点の問題が発生いたしました。



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↑ ① 右スピーカーからハム音が発生し徐々にひどくなってきました。
  ② MWラジオに時々予期せぬノイズがあったり、途切れたり不安定になりました。
    そしてSWラジオが全く受信できなくなりました。


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↑ ① 右スピーカーから、かなり気になるハム音が発生しました。

     出力真空管32A8を右と左を入れ替えると左スピーカーへ、ハム音が移動しました。
     これは明らかに出力真空管32A8の劣化不良です。
     良品の出力真空管32A8に交換を行いました。


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↑ ② MWラジオに予期せぬノイズがあり不安定になりました。 
     そしてSWラジオが全く受信できなくなりました。

     右ラジオスーパーヘテロダイン回路の局部発振真空管12BE6の劣化の不具合です。
     普通は真空管の脚ピンとソケットの接触不良がありますが、
     今回のは真空管の劣化によるものです。 
     良品の12BE6に交換を行いました。

     お届け後のトラブルでなく幸運でした。

     通常の使用状態を想定したランダムなエージングテストを続けます。


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↑ 東芝真空管32A8が新品箱入りで入手できましたので最終交換を行います。


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↑ やはり2本共交換を行いました。  

飛躍的に音質が向上致しました。 伸びのある艶やかな感じがいたします。


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↑ 取り外したHITACHI 12BE6と32A8×2ですが、1本は品名が消えていますが、電極の構造から見て
代替品のようです。


       


◆1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL6

.16 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりまして大変お待たせいたしました。1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



最終工程を迎えました。 
仕上がったキャビネットへシャーシーとレコードプレーヤーを組み込みます。 緊張する作業です。
経験によりますとキャビネットから取り外して修理テスト中に発生しなかった症状が組み込み後のテスト中に
浮上することが度々あります。
これは、動作環境の変化により発生したと考えられます。 潜在的な不具合が増幅して表面化したものです。
何が起きても不思議ではありません。
このようなレトロオーディオ特有の性質がありますので、気が抜けない最終工程になります。



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↑ きれいに仕上がったキャビネットにシャーシーを組み込みます。


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↑ プレーヤーをセッティングします。


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↑ プレーヤーカートリッジの出力ケーブルと電源コードをシャーシーに接続します。


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↑ 右スピーカー


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↑ 左スピーカー


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↑ 完成画像です。 


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↑ レコードの演奏テストを行っています。


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↑ 撮影時の照明の具合でスピーカーサランネットの色合いに変化があります。
↓ この中間が最も近いと思います。


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↑ 最後のレコードの演奏テストが終わりました。


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↑ このプレーヤーのクリスタルカートリッジはロッシェル塩素材の圧電素子ですので経年劣化により性能が
激しく低下します.。 平均寿命が30年程度です。
交換するにはターンオーバーではないセラミックカートリッジを使用いたします。 
LP/SP兼用になります。 そして音質も変わります。

この機器のカートリッジは不思議な程劣化していません。 
出力電圧も音質も全く問題ありません。
ターンオーバーで両面にLP用とSP用の針があります。 
小さなツマミをクルット一回転してLPとSPに切り替えをします。

交換針は新しく取り換えをしておきます。


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↑ LP用です。


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↑ SP用です。


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↑ エージングテストを続けます。





◆1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL5

.15 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりまして大変お待たせいたしました。1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



キャビネットの塗装が無事終了いたしました。
シャーシーとプレーヤーを組込み前に脚部の取付けに問題がないか、塗装の終わった脚部を取り付けてみます。

ガタツキなどありません。



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↑ 取付金具に錆が発生して脚ボルトの取り付けにかなり締め付けに無理があることが判明いたしました。
金具の錆を取り除き塗装を行いました。 脚ボルトに潤滑剤を塗布して4本脚を取り付けてみました。


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↑ プレーヤーの組み込みにも問題がないかを確認いたしました。


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↑ 脚部を外してお送りいたしますので、セッティングの時に脚部の締め付けが緩いと、後に脚部にも
金具にも.底板にもダメージが来ます。

力いっぱいの固定が.重要です。

愈々最終工程のシャシー組み込みへ進みます。




◆1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL4

.14 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりまして大変お待たせいたしました。1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ キャビネットの修復完了画像です。  頑丈に、きれいになりました。


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↑ この1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の60年間の歩みにつきましては想像しか
できませんが、良くここまで耐えてくれたものと思います。
愛され大切にされた機器には愛用者の心が宿ります。 

正に、このままでは朽ち果てそうな、このステレオを見て、そう感じました。


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↑ キャビネットの自然劣化は容赦なく朽ちていきます。

後世に伝えるべく補修を行いたいと思います。


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↑ 「ステレオの顔」に当たる前面パネルの突板が経年劣化で剥がれが加速しています。


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↑ 突板と下地の隙間に木工ボンドを注入して貼りつけを強化しておきますが、なくなっている部分が広範囲
になり、処置が難しくなります。


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↑ 15mmアルミL型アングルの出番になります。サイズも風合いもピッタリで強度も申し分ありません。


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↑ みじめなところが全て覆い隠されました。 3本のビス止めで強度も抜群です。


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↑ 最も難航する覚悟でしたが 15mmアルミL型アングル のおかげで絶好調です。


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↑ HITACHIエンブレムの緑錆をけずり落とします。 何とか地金が露出しないように。




愈々ウレタンニスの塗装を行います。 木肌がむき出しの部分はそのままでは、ブラックのウレタンニス
は透明感がありますので、浮き上がってしまいますので、木肌がむき出しの部分を下塗り補修をしておき
ます。



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↑ キャビネットの天板は古い塗装が劣化してひび割れ状のすじが5mm間隔で入っています。
そして、各所に凹みや擦り傷があります。


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↑ スピーカーのサイドドアです。


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↑ 開閉扉の内側とプレーヤーボードはきれいなため、塗装は致しません。


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↑ 基本的には乾いてから2度重ね塗りいたします。 酷い箇所は3度塗りいたします。


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↑ 完了です。


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↑ 脚部は一度塗りを行いました。





◆1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL3

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↑ 最初の「右スピーカー音出ず」は出力トランスを仮付けして修復修理を進めておりました。
1次側インピーダンス5KΩ2次側8Ωの新しい出力トランスが届きましたので早速交換を行いました。


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↑ 効果は予想通り左側の旧出力トランス以上に出ております。

少し小ぶりですが、やはり「オリエントコア」使用の出力トランスの威力がでています。 




次はレトロオーディオを今後「安全安心」に使用できるように電源回路の強化を行います。



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↑ 真空管ステレオには直流200Vの電源回路が搭載されています。

電源トランス/整流ダイオード(半導体)/大容量電解コンデンサーにより構成されています。
最も故障率の高い回路です。
電解コンデンサーの破裂は修理のテスト中に発生する場合があります。
半世紀前の電解コンデンサーに安全性はありません。
特にブロック型電解コンデンサーには3~5個の大容量電解コンデンサーがアルミの缶体に封入されています
ので心配です。
現在はブロック型電解コンデンサーの製造はされていません。
単体の大容量電解コンデンサーに交換を行っておきます。

整流ダイオード(半導体)は交流を直流に変換する部品です。 
半世紀以上の寿命はありません。 突然ダウンししておかしくありません。

「安全安心」を最も大切にしております。


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↑ 画像上部の円形の開口部はブロック型電解コンデンサー を取り外した跡形です。

整流ダイオード(半導体)は交流を直流に変換する部品です。 

2個のシリコンダイオードに交換を行いました。


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↑ ブロック型電解コンデンサーを取り外しました。


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↑ 単体の100μF400WV×1  47μF400WV×3の電解コンデンサーをシャーシー内部の適所に取り付けを
行いました。  配線などは一部改造を行いました。



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↑ AC100V電源の安全を守る「電源ヒューズ」は最後の護りになり大変重要です。

電源ヒューズホルダーは経年劣化で緑錆が発生して接触不良が起きています。


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↑ 3Pのヒューズホルダーは110Vタップの為に使用されていましたが、2Pのホルダーを使用するため
110Vタップは未使用に改造いたしました。

交換を行い2Aガラス管ヒューズを取り付けました。


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↑ 電源コードを交換いたしました。 これはヒューズホルダーとセットで交換することにしています。


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これで「安全安心」対策が完了いたしました。


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交換の為取り外した部品です。 (プレーヤー関連の劣化で原型をとどめず破棄したパーツを除きます)





◆1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL2

.09 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりまして大変お待たせいたしました。1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ プレーヤーの修復修理を行います。

60年間の経年劣化が激しくゴム製部品の変質溶融で原型をとどめておりません。
潤滑油の劣化による可動部の枯渇などで、動作不全が起きています。


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↑ キャビネットからプレーヤーを取り外しました。


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↑ プレーヤー裏面の様子です。


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↑ ターンテーブルをを取り外しました。


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↑ アイドラー/スピンドル/速度微調整マグネットです。
連携動作が全くなくターンテーブルが回転致しません。

フォノモーターは異状なく回転します。


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↑ カートリッジとレコード針の様子です。


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↑ ピックアップアームの支持部が陥没しています。


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↑ ピックアップアーム支持部の防振ゴムが溶けて固まっています。


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プレーヤーのダメージは深刻な状態ですが、全分解により完全修復を行います。



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↑ オーバーホールを行います。


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↑ アームを取り外しました。


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↑ フォノモーターの防振ゴムはダブルクッションになっています。
モーター取り付け台とプレーヤーボードの2段クッションになります。 合計6箇所の防振ゴムを交換します。


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↑ 6箇所の防振ゴムの交換を完了いたしました。


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↑ アイドラーを取り外しクリーニングを行いました。


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↑ アイドラー軸のクリーニングを行いました。


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↑ アイドラーを取り付け注油を行いました。 フォノモーターにも注油を行いました。


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↑ ピックアップアームとプレーヤーボードの間上下にクッション材を挿入して取り付けを行いました。
同時にアームスイッチの取り付けも行いました。


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↑ モータースイッチの取り付けを行いました。


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↑ 完成時のプレーヤーボード内部の様子です。


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↑ ピックアップアーム取り付け時の上クッション材の様子です。


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↑ プレーヤー完成時の様子です。


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↑ 33回転LPレコードテスト中の様子です。  良好です。


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↑ 45回転EPレコードテスト中の様子です。  良好です。


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↑ ダブルクッション懸架のフォノモーター回転動作中の様子です。






◆1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL1

.07 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりまして大変お待たせいたしました。1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ 1960年代前期日立Hi-Fi真空管式ステレオ「SG-640」は2020年5月に大阪府内のお客様の
修復修理をさせていただきました。

今回の製品は九州のお客様からのご依頼でした。 希少な製品が続くのは大変珍しいことです。

サイズ W1140   H400   D360mm (別途340mm脚があります)      
  
4本脚で左右両スピーカーのステレオタイプの電蓄としては珍しい初期の製品です。
当時のラジオは、まだFM放送もありませんでした。
当時NHKではMW(AM)放送の2波(2つの放送局の電波)を使用してステレオ(立体)放送を実験放送として
行われていました。
2台のラジオを左と右に置き左をNHK第1放送こ合わせ右をNHK第2放送に合わせて実験放送の電波を
受信して音の立体感を体験したのです。

この日立「SG-640」は2台のラジオを組み込んだステレオで電蓄として製品化したものでした。.
MW(AM)放送の2波(2つの放送局の電波)を使用したステレオ(立体)放送は立ち消えになりました。
その後まもなくFMステレオ放送が実用化されました。


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↑ ラジオ部及びプレーヤー部共、機能しておりません。


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↑ 背面の様子です。


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↑ シャーシーを取り外します。


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↑ 各セレクタースイッチと各ボリューム群に接点復活剤を注入とすり合わせを行い接触面を修復します。

しかし、それだけでは収まりません。
原因不明の「高周波発振」や「低周波発振」があり、安定いたしません。

カップリングコンデンサーやバイパスコンデンサーを片っ端に交換を行いました。


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↑ 黄色は劣化のチューブラーコンデンサーです。

赤茶色は最新の交換済のメタライズフィルムコンデンサーです。


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↑ 殆んどの不良コンデンサーの交換を終わりました。


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↑ 不良のチューブラーコンデンサーです。




交換後のテストで右スピーカーから全く音が出ていない様子です。



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↑ 点検の結果、出力トランスの一次巻き線の断線が判明いたしました。


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↑ インピーダンスのほゞ同じ出力トランスを   ↑ 2.5kΩ10Wホーロー抵抗器の取り付け金具が
  交換いたしました。              不安定なため取り付け金具を交換いたします。


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↑ 2.5kΩ10Wホーロー抵抗器の取り付けが不安定なため取り付け金具を交換いたしました。


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↑ エージングテスト中の様子です。





◆1970年代Victor 4chレコードプレーヤー「DT-33S」の修復修理

.05 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1970年代Victor 4chレコードプレーヤー「DT-33S」ですが、4chレコード単体のプレーヤーの修復修理の記録です。



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↑ 永い間の保管中に内部では外観からはわからない経年劣化が起きています。


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↑ 電源を入れてもびくとも動きません。


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↑ Victor 4chレコードプレーヤー「DT-33S」です。


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↑ 何事もなかったような、今でも美しいダイヤキャストのターンテーブルを取り外します。


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↑ ゴムベルトの残骸が見当たりません。


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↑ モータースピンドル(プーリー)に緑錆が絡みついています。


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↑ 真鍮製のキャプスタンに劣化したゴムベルトが巻き付き、そのまま経年劣化が進み真鍮との
科学化学反応により緑錆が発生して、固着していったものと思います。


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↑ 強固に貼りついて簡単に削り落とすこともできません。


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↑ 無理をするとキャプスタンに傷をつけてしまいます。


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↑ キャプスタンを取り外して、処置をいたします。


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↑ 結局、特殊な溶剤に浸して溶かしながら根気よく剥離を行いました。


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↑ きれいになりました。


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↑ 新しいゴムベルトを装着いたします。


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↑ カートリッジは大丈夫ですが、針先が欠けて無くなっています。 アームも異常ありません。


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↑ 回転テストを行います。

回転ストロボチェックシートと蛍光灯の光で回転数の整合性を調べました。
正確に60Hzに於ける33回転/45回転をキープしています。


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↑ フォノモーターと電気回路に異常はありません。


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↑ 元々回転機構部は50Hz用ですが、スピンドルは60Hz用に変更済になっていました。


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↑ ダストカバーとキャビネット周りのクリーニングを完了いたしました。





◆1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL5

.03 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」修復修理の記録です。



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↑ 修復修理を済ませておきましたプレーヤーをアンプに接続して音出しを行います。

このプレーヤーの交換針は現在調達中の為、他機種のカートリッジシェルを装着してテストを行います。


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↑ プレーヤーをアンプに接続して音出しを行っています。   

PIONEERのカートリッジシェルを装着してテストを行っていますいます。  良好です。


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↑ このプレーヤーは50Hz用です。


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↑ 33回転で45回転EPレコードをかけて丁度良い感じです。


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↑ 右端のラジオのレベルインジケーターのバックライトが点灯していません。


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↑ 6.3Vのパイロットランプが断線していましたので交換を行いました。


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↑ キャビネット周りの修復を行います。


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↑ クリーニングと補修の準備を行います。





◆1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL4

.02 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」修復修理の記録です。



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↑ SANYO製「2SD187」+「2SB187」のコンプリートトランジスタ(三洋電機製未使用品)を2セットを
幸運に入手できました。
webを駆使して広く深く情報を集め、当時製未使用品を探し当てました。



以下は、元半導体メーカーOBと推察される提供者のコメントです。

三洋の低周波電力増幅器用トランジスタ2SB187と2SD187のコンプリペアです。50年ぶりの再会です。
当時三洋には岩瀬新午さんがおられ、三洋半導体が輝いていた頃のものです。
数少ない同番号コンプリです。 再び、同番号でコンプリプッシュプルを実現しましょう。

2011年、三洋電機はパナに吸収されましたが、大変残念です。



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↑ 入手の2SB187と2SD187のコンプリペアを交換前に焼損した抵抗15Ω/47Ω/56Ω3本の
交換を行います。


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↑ 焼損した抵抗15Ω/47Ω/56Ωです。


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↑ 被せてあるリング状の放熱板を取り外して、2SB187と2SD187の交換を行います。


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↑ 2SB187と2SD187のR/L双方の交換を完了いたしました。


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↑ 動作テストを行います。


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↑ 音出しは成功いたしました。

最初は原因不明の「低周波発信」で悩まされました。
コンデンサーの追加と半固定の可変抵抗器の調整を行い、電圧調整により正常動作を確認いたしました。


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↑ 交換直後のプリント基板パターンの様子です。


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↑ AM受信時のダイヤル面の様子です


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↑ FM受信時のダイヤル面の様子です。


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↑ エージングテスト中の様子です。






◆1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL3

.28 2020 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」修復修理の記録です。



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↑ 劣化不良の2SB407に互換性のあるパワートランジスタとして調達を行っておりました。

2SB554が入荷したしました。


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↑ 早速交換を行いました。


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↑ 配線を完了して動作確認を行いました。


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↑ AMラジオの受信での音出しテストですが、左スピーカーの音量が上がらず、音も歪が酷い状態です。、
右スピーカーは何とか動作している様子ですが完全ではありません。

やはり数分後に右スピーカーの動作がダウン致しました。 
残念ながら初期状態と似た状態です。

これで、原因が絞れました。

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↑ 詳細に電圧チェックの結果、パワートランジスタの前段の赤丸で囲ったドライバートランジスタ
は特殊な「コンプリトランジスタ」の劣化不良で異常電圧を確認いたしました。


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↑ 赤↑=トランジスタ2SD187  黄↑=トランジスタ2SB187 で2個セットのコンプリトランジスタです。


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「2SD187」+「2SB187」セットのコンプリトランジスタの調達は困難が予想されます。





◆1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL2

.25 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」修復修理の記録です。



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↑ パワートランジスタ 「SANYO 2SB407」は当時のSANYO独自開発のパワートランジスタです。
現在は入手ができません。

代替トランジスタを用意いたします。


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↑ SANYO製 パワートランジスタ 2SB407は 2SB=PNPゲルマニュームトランジスタです。


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↑ 現在代替に使用できるトランジスタが見つかりませんので、2SB407に互換性のある
トランジスタを調べて調達を行います。



次はレコードプレーヤーの修復修理に取り掛かります。


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↑ プレーヤーもかなり劣化が進んています。


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↑ ゴムベルトが経年劣化により緩んでターンテーブルから落下してそのまま数十年の歳月が流れ
変質を繰り返して硬化して金属板に接着して取り除くことが困難になるほどです。


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↑ 先の鋭利なマイナスドライバーで削り落としました。プレーヤーボード全体にクリーニングを行いました。


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↑ 大型のフォノモーターが使用され、防振ゴムの劣化で、重さに耐えきれず、
スピンドルの位置が下がり速度異常が出ています。


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↑ 3箇所の防振ゴムが劣化しています。


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↑ 3箇所の防振ゴムが劣化しています。


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↑ 3箇所の防振ゴムを交換いたします。


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↑ 3箇所の防振ゴムを交換完了です。


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↑ 実際の使用時はこの様にモーターは下向きになります。


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↑ ターンテーブルにゴムベルトを取り付けます。


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↑ 回転テストを行っています。


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↑ 33/45回転切換えボタンの操作がスムーズに行えませんので順次改善していきます。


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↑ カートリッジのテストは後で行います。





◆1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL1

.23 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。1969年SANSUIソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」修復修理の記録です。



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↑ 初期段階では電源は入りますが、殆ど動作は致しません。


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↑ 前扉の下部の突板の剥がれはサンスイの製品ではよく見かけます。 後で修復を行います。


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↑ APS-1200のシャーシーの取り外しは初めてこの機種の修復修理の時は戸惑いがありました。

それはシャーシー固定の4本の底ネジ以外に、隠しネジのような感じで気が付かないところに2本の
ネジがあります。 何故あのようなことをしたのか考えてしまいます。


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↑ シャーシーをキャビネットから取り外しました。


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↑ シャーシー全体に猛烈なホコリと、前部にホコリではない「きな粉」のようなものがホコリの上に
大量に散らばっています。 これはキャビネットの木部とシャーシーの金属部分が擦れて落ちたもの
かもしれませんが、謎です。 


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↑ プレーヤーを取り外しました。


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↑ ゴムベルトの残骸です。


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↑ スピンドルの周辺もかなり荒れています。


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↑ 清掃と点検を開始いたします。


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↑ シャーシー内部の全体像です。


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↑ シャーシー内部の全部の各セレクタースイッチとボリューム群の接触不良を接点復活剤の使用により
入念なすり合わせを行い接触面を修復したします。

その結果、AMラジオの受信が完全ではありませんが音出しができました。
しかし、左スピーカーの音量が上がらず、音も歪が酷い状態です。、
右スピーカーは割合正常の様子でした。

ところが、数分後に右スピーカーの動作がダウン致しました。 全く出ません。


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↑ パワー基板内の電圧チェックを行いDC48Vラインが0Vです。

原因は1.5Aのヒューズの断線でした。 


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↑ ヒューズ交換後も、即、ヒューズ切れです。

これはパワートランジスタの劣化による短絡状態により大電流が流れて保護ヒューズが切れて
しまいました。


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次工程でパワートランジスタの交換を行います。





◆HITACHI ポータブル電蓄「MQ-25」の修復修理

.17 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
今回、お客様から2台のHITACHI ポータブル電蓄「MQ-25」の修復修理のご依頼がありました。
2台共、ターンテーブルの回転不良やガリノイズなど満足に使用できない状況です。
2台同時に分解メンテナンスを行います。



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↑↓ 内部の修復修理が終わりエージングテスト中の様子です。

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↑↓2台同時に分解修理を進めます。 

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↑↓2台同時に基板内の音量ボリュームと速度微調整ボリュームの接触不良を接点復活剤の注入と
   すり合わせにより修復していきます。

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↑↓2台同時にターンテーブルの固定ピンを外してターンテーブルを取り外します。

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↑↓2台同時にターンテーブルを取り外しました。

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↑↓2台同時にフォノモーターとアイドラー軸に注油を行います。

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↑↓2台同時にアイドラーのゴム部のクリーニングを行います。

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↑2台同時にカートリッジとレコード針の点検を行いエージングテストを行っています。





◆SHARP Auto Discモジュラーステレオ [VZ-V30]の修復修理 VOL4

.15 2020 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)


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1982年グッドデザイン賞に輝いた「技術の粋が詰め込まれた」SHARP Auto Discモジュラーステ レオ [VZ-V30]の修復修理の記録です。



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↑ 大幅に分解をした状態でテストを行っておりましたが、トラブルもなく順調に動作をいたしております。

最終仕上げ工程で完全組み込みを行いまして最終のエージングテストを行いました。


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↑ 完全組み込みを行いました。


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↑ 完成状態で各プレイモードのテストを行いました。


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↑ エージングテストは安定して動作を続けています。


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↑ 少々の外部からの振動や衝撃があっても針飛びもなく安定したレコード演奏は、
リニアトラッキングプレーヤーならではの安定性の結果と思います。

そして、レコード盤の表と裏を勝手に演奏なんてレーザーディスクと同じです。





◆SHARP Auto Discモジュラーステレオ [VZ-V30]の修復修理 VOL3

.12 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


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1982年グッドデザイン賞に輝いた「技術の粋が詰め込まれた」SHARP Auto Discモジュラーステ レオ [VZ-V30]の修復修理の記録です。



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↑ 基本的な動作確認テストを行いました。


[A面/B面]   [くり返し]    [両面演奏] について正しく動作が行われているかをテスト致しました。



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↑ 結果は全てノーミスで完璧に動作をいたしました。


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↑ レコードの裏面を演奏する場合は「裏面専用カートリッジ」が動作いたします。


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↑ 裏面カートリッジが演奏中の様子を撮影いたしました。


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↑ カセットデッキを取り外して修復が可能かを点検を行いました。

● メインベルトは平ベルトで劣化はありませんでした。
● 期待感を抱きながらテープ再生テストを行いました。
● テープメカがロック状態でテープは走行致しません。
● ロック箇所を見つけて、何とか動きました、音も出ました。
● しかし、テープが巻き取られずにたるんでグシャグシャになります。
● テンションプーリーの不具合のようですが、何とかもう少し頑張ってみます。
● 劣化で伸びていたナンバーリングベルトは交換いたしました。


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続きます





◆SHARP Auto Discモジュラーステレオ [VZ-V30]の修復修理 VOL2

.11 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1982年グッドデザイン賞に輝いた「技術の粋が詰め込まれた」SHARP Auto Discモジュラーステ レオ [VZ-V30]の修復修理の記録です。



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↑ φ195×0.5×5 平ベルト(ターンテーブルドライブ用) 
                            
                       φ30×0.95角ベルト(リニアトラッキング制御用)

ベルト交換を完了して動作テストを行います。


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↑ 45回転EPレコードをセットいたします。


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↑ PLAYボタンを押してレコードが回転しました。


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↑ 音も正常に出ています。

しかし、途中で針飛びのような現象で同じ箇所を繰り返して先へ進みません。
レコード盤の不良を考えて、テストレコードを交換しても同じ位置から先へ進みません。


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↑ 33回転LPレコードでテストを行います。


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↑ 33回転LPレコード盤を色々変えても症状は同じです。

この現象は明らかに「リニアトラッキングメカに異常がある」と判定いたしました。


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↑ リニアトラッキングメカの動作が直視できるようにカバーを取り除いて動作状態を観察したしました。


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↑ リニアトラッキングメカ動作状態を観察中に原因を特定できました。

リニアトラッキングメカは垂直置きのレコード面を最適な針圧を保ちながらトレースしていきます。
カートリッジの針先がレコードの音溝に正しくトレースしながら水平方向に移動していきます。
しかし、レール上を水平移動の途中のレールの一部に滑りの鈍いところで、リニアトラッキングの
制御が不能になることが分かりました。

リニアトラッキングメカのクリーニングを行い、全体的にスムーズな動きを取り戻すための手入れ
を綿密に行いました。

これでリニアトラッキングメカによるレコード演奏が可能になりました。


次へ進みます、





◆SHARP Auto Discモジュラーステレオ [VZ-V30]の修復修理 VOL1

.10 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1982年グッドデザイン賞に輝いた「技術の粋が詰め込まれた」SHARP Auto Discモジュラーステ レオ [VZ-V30]の修復修理の記録です。



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↑ 当時はまだCDがなかった時代ですが、「レコードをCDのように使用できたら」とメーカーの
技術を結集した155,000円の夢のような製品でした。

AM/FMチューナー/リニアトラッキングレコードプレーヤー/カセットデッキ搭載のモジュラーステレオです。


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↑ 前面の35×35cmの大きな蓋をガチャンと開きます。


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↑ 35cmLPレコードを垂直に挿入して蓋をしめます。


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↑ PLAYボタンを押してもレコードが回転致しません。 モーターの回転音はしています。


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↑ プレーヤーユニットをキヤビネットから取り外して点検を行いました。


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↑ プレーヤーの制御回路は相当複雑になっています。


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↑ アンプ部は集積回路(IC)により簡略化されています。


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↑ 外観の様子から真逆の内部の粉塵の堆積により保管場所の影響が窺われます。


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↑ 内部の清掃を行いながら、プレーヤー不動の原因を探究いたします。


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↑ ここにモーターが2箇所存在しますが、ベルトがかかっていません。

この時点で過去に一度分解の形跡が発見できました。


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↑ 通常は劣化したゴムベルトの残骸が散らばっていますが、全く見当たりません。

↓ 黒いターンテーブルは樹脂製ですが外周にもくっついていません。

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↑ とにかく分解してターンテーブルを取り外して見ます。


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↑ ターンテーブルに被さっている基板などを取り外す必要があります。


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↑ 固定金具を外して、 ターンテーブルシャフトを固定しているCリングを外して、 ターンテーブルを
取り外します。


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↑ ターンテーブルを外して納得しました。
劣化して溶解したベルトがターンテーブルの裏側にこびりついていました。


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↑ 凄い状態です。 ゴムの経年劣化で一番厄介な状態です。のり状に付着していますので拭いても
取れません、削り取りと溶かしながら拭き取る方法を同時に根気よく行います。


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↑ ターンテーブルのクリーニングが完了いたしました。


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↑ シャーシー鉄板に散らばった部分を清掃します。


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↑ エタノール系の溶剤で拭きますと最初は広がって、ひどく見えます。


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↑ この位で我慢しておきます。


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↑ スピンドルにも付着ていましたので取り去りました。


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↑ ターンテーブルを組こみゴムベルトを装着いたしました。


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↑ 続いてリニアトラッキング制御モーターの小さなベルトの交換取り付けを行いました。


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↑ プレーヤーユニットを組み上げて次工程で動作テストを行います。





 

◆ビクター・パイオニア・トリオ レコードプレーヤーの同時エージング

.08 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


レトロオーディオのレコードプレーヤーは経年劣化により環境変化の影響を受けて動作が不安定になる場合があります。
修復修理が完了後も十分な「慣らし運転」エージングを行います。



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↑     Victor SSL-55T        PIONEER PL-250        TRIO ST-7VD
                        SA-7500

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◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL10(梱包)

.04 2020 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。



最後に目が離せない重要な作業があります。
大型で精密な機器を長距離のトラック輸送に耐えられる梱包が必要になります。
そして開梱時の煩わしさからも解放された独特の梱包を考えました。



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↑ 「大きくて」 「重くて」 「デリケート」 な製品です。

お客様宅へ届いたら壊れていた、では悲劇です。


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↑ 振動・衝撃に最も弱いのがレコードプレーヤーです。

精密オーディオのレコードプレーヤーは全て3~4箇所の防振スプリングでキヤビネットから
浮かせてマウントしています。
セパレートステレオの場合は輸送用固定構造でロックして動かない製品があります。
しかし、お客様にロックを解除する作業が難しい場合があります。


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↑ 今回はプレーヤーをクッション材と養生テープで固定いたしました。 

この養生テープは跡形が残りません。 ゆっくり丁寧に剥がしてください。


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↑ ピカピカの鏡面仕上げの天板に映り込みがあります。

4本の脚部の取り付けは非常に難しいため取り付けたままで梱包を行いました。
しかし、そのまま梱包を行いますと全重量が細い脚部にかかり、長距離の振動に耐えかねて
脚部と底板に間違いなくダメージを与えます。

打開策として脚部に全重量がかからないように置台を強固な段ボールで作り保護いたしました。
そして段ボールの底部にベニヤ板を敷きました。


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↑ 梱包材は大型冷蔵庫・大型洗濯機・大型テレビの重量物の段ボールを再利用いたしました。

「たかが段ボール」ですが時代の流れで大きく進化しています。


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↑ 梱包完成画像です。 横幅 146cm  高さ 73cm  奥行 49cm  重量約55Kg 

家電品段ボールから梱包完成まで約2日かかりました。   開梱は3分でOKです。
全部の黄色のバンドを切って上蓋を取り、囲っている段ボールを取り、ビニールカバーを
外すだけです。

梱包材は万一の再修理の時に再利用のため保管を頂ければありがたく思います。
上と下の深さ7cmの箱状の蓋は大型冷蔵庫の丈夫な段ボールを2枚重ねになっています。


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↑ プレーヤーの試運転の前に必ずアームの固定物を外してください。


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↑ そしてアームレストに嵌め込んてあるアームをフリーにしておいてからスタートしてください。






◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL9(完成)

.28 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。



VOL9最終工程はメインシャーシーの固定やサブシャーシー等の固定、スピーカー後部遮蔽板の取付、その他の
仕上げ作業を行います。



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↑ 電源トランスの1次側に挿入のコンデンサーは常時AC100Vがかかっているためパンク率が高いため
交換をしておきました。


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↑ 密閉式スピーカーの吸音テックス張りの後部板を取り付け前に清掃を行いました。


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↑ キャビネットの後部カバーを清掃いたしました。


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↑ 右ピーカーの吸音テックス張りの後部板を取り付け完了いたしました。


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↑ 左ピーカーの吸音テックス張りの後部板を取付とキャビネットの後部カバーの取付けを完了いたしました。

そして、脚部4本の取り付けをいたしました。


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↑ この機種の脚部の取り付けは非常に難しくなります。

「先付け」と「後付け」のメリット/デメリットを考えまして「先付け」を選択いたしました。


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↑ 横線と〇点は傷ではありません、光の反射で映り込んでいます。


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      美しく 繊細に  そして豪快に 仕上がりました。







◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL8

.28 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。



VOL8工程は先ず、キャビネットの細部の手入を行います。



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↑ 最初は全体に黒っぽい光沢塗装のキャビネットに、とても半世紀以上前の製品と思えない美しさが印象
に残ります。


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↑ 角張った箇所はこのような状況に塗装が剥がれて木肌が露出しています。


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↑ 凹凸の激しいところは拭いたつもりでも、このように残ります。


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↑ 気を付けて拭き取ったつもりでも残ります。


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↑ 奥まった箇所に溜まった粉塵は拭き取っても隅のほうはこのように残ります。
これを取除かないと根本的に美しくなりません。

うすめた洗剤を綿棒に含ませてきれいに拭き取ります。


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↑ このような細部の木肌露出傷は同色に近い色で根気よく補修していきます。


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↑ 全体的にはマイクロクロスタオルを水で思いっきり固く絞り何回も乾いては拭きを繰り返すと、
本来の艶が蘇ります。

ワックスがけをする場合でも下地の汚れを取らずにワックスをかけますと、良くない場合があります。




◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL7

.24 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。



約50年前に製造されたこの「STL-670MG」に使用されているフルオートのレコードプレーヤー は精密機械的な
構造とアナログ電気回路を採用した当時日本では高級な部類のプレーヤーでした。
しかし、半世紀も放置されて自然的劣化により、細部の微妙な動作が損なわれておりました。

レコードプレーヤーのオート機構の懸命な修復作業により本来の動作を取り戻しましたが、
レコード演奏が終了して自動的にピックアップアームが元の位置へ戻る動作の「オートリターンメカ」が
レコードの終端で極たまに、アームがリターンをしないまゝ回転を続けることがありました。
調子のよい時は全くミスなしでリターンをしていますが、1日置いて次の日にトラブルが出たりしています。
そして、触っているうちに又調子を取り戻してノーミスで回転していました。

VOL6工程で修復後は完治した様子でノーミス動作を続けております。

この時点でアンプシャーシー/電源部サブシャーシー/レコードプレーヤー/ヘッドアンプ等をキャビネット
へ組み込みを行います。




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↑ 組み込み前にキャビネットの内外部のクリーニングを行います。


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↑ アンプシャーシー/電源部サブシャーシー/ヘッドアンプ等の接続線をアンプシャーシーに接続した
まゝでアンプシャーシーをキャビネットの所定の位置へ取り付けを行います。


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↑ アンプシャーシーを垂直取り付けいたしますが、余裕空間が狭く接続線も短いためこの機種は
最も難しくなります。


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↑ 取り付け前に「安心安全」使用の為電源コード/電源ヒューズホルダー/2A電源ヒューズを新しく
交換を行いました。

これはAC100V電源コンセントに常時接続しているため半世紀の経年劣化状態で今後のことを考慮
いたしました。


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↑ キャビネット上部のプレーヤー搭載部とアンプシャーシー部です。


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↑ 操作パネルの取り付けを行います。 ツマミの取り付けも行います。


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↑ レコードプレーヤーのセッティングを行い、テスト中の様子です。 良好です。


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↑ 流石に横幅140cmで50Kgの巨体は"音"も"存在感"も迫力があります。


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↑ 通常はこのカメラアングルでは撮影できませんので吹き抜けの2F階段から撮りました。


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↑ スピーカーサランネットのアップですが、光の関係で多少色に変化が出ていますが経年劣化等が
大してなく美しさを保っています。


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↑ エージングテスト中の様子です。






◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL6

.23 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。

VOL5工程でプレーヤー 「オートリターンメカの一部不具合」を修復いたしましたが、エージングテスト中に
レコードの終端で時々アームがリターンをしないまま回転を続けることがありました。
調子のよい時は全くミスなしでリターンをしていますが、1日置いて次の日にトラブルが出たりしています。
そして、触っているうちに又調子を取り戻してノーミスで回転しています。
もう少しのところですが、根競べになります。



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↑ 根気よく飽きるほど同じ動作テストを繰り返しても一度もミスはありません。 
完全ノーミス動作を続けています。


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↑  【通常動作】
   操作レバーによりレコード盤の演奏が終わるとアームがリターンしてアームレストに戻ります。

   【リピートモード】
   レコード盤の演奏が終わるとアームがリターンしてアームレストに戻らず繰り返して最初から
   演奏が始まります。操作レバーで停止させるまで、回り続けます。


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↑ 黄色で囲った部分がリターン動作の指令メカです。


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↑ この↑←が接触して既定の位置に移動してアームがリターンギヤの回転で元の位置へ戻ります。
この動作がスムーズに行われない原因は経年劣化による弱い力で動作をさせる機能が低下していました。

メカパーツのクリーニングを行い酸化防止のモリブデングリースの注入を行いました。


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↑ レコード盤の終端に針先が感知するリターン溝があります。 その位置でアームがレコード面から
離れて元へ戻されます。


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↑ アルミダイキャストのターンテーブルの外周部に塗装された部分が劣化して見苦しいため
サンドペーパーで磨き上げてピカピカに輝きました。

ゴムマットも洗剤で洗っておきました。


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エージングテストを続けます。





◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL5

.16 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。

VOL5工程はプレーヤー 関連で「オートリターンメカの一部不具合」と「レコード演奏時の音質に重大な問題点」
を追及いたします。



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↑ プレーヤーの修復修理で「オートリターンメカの動作テストを慣らし動作を行いながら、
「レコード演奏時の音質に違和感を覚えながら、メカの方に集中しておりました。

しかし、テスト中のその音質には疑問を持っておりました。 
表現を音響用語で言わずに普通に云いますと、「なんとも言えない粗さを感じます」

原因をを追及いたしますと、
① テスト用レコード盤の劣化・・・・・常時テスト使用しておりますが異常なし。

② レコード針の摩耗・・・・・ルーペで拡大目視で異常なし

③ MMカートリッジの不良・・・・・カートリッジからの出力をヘッドアンプを通さず、
                     AUX端子へ接続すると正常。

④ MMカートリッジのヘッドアンプの不具合・・・・①②③判定結果により原因は
                              「ヘッドアンプ」の劣化故障と断定いたしました。


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↑ MMカートリッジのヘッドアンプです。
真空管ステレオ時代でしたが、新時代のトランジスタ(半導体)が一部に初めて導入されていました。
正しくハイブリットの"さきがけ"でした。
 
2SC536E×2と2SC536F×2の合計4個の外国製トランジスタを使用しています。
回路の詳細点検の結果このトランジスタの劣化不良に間違いありません。


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↑ 取り外した劣化不良の2SC536E×2と2SC536F×2の合計4個の外国製トランジスタです。

同型のトランジスタは入手不可の為、代替品のトランジスタに交換を行いました。
しかし増幅度が高すぎて、最終的に2SC373×4個に交換を行い解決いたしました。


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↑ 2SC373×4個に交換を完了いたしました。


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↑ 動作テストは良好です。


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↑ 左から 「電源サブシャーシー」「チューナーアンプシャーシー」「ヘッドアンプ」「プレーヤー」です。


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↑ リピートモードの連続テスト中の様子です。


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↑ エージングテスト中の様子です。





◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL4

.14 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。

VOL4工程は「ステレオの心臓部の電源サブシャーシー」の強化を行います。



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↑ 通常の真空管ステレオの電源部はシャーシー一体化になっていますが、
この「STL-640MG」はデザインの関係でサブシャーシーになっています。

電源部は最も故障率の高い部分です。
特に直流高電圧回路の整流ダイオードやブロック型大容量電解コンデンサーなどは経年劣化で、
信頼度は低下しています。 50年間も休眠して目覚めて大電流を流すのは一時的には可能でも
安全度は低下していてますので、安心はできません。
修理テスト中にコンデンサーの破裂は時々あります。

特にブロック型大容量電解コンデンサーは複数の大容量電解コンデンサーを一つの缶体に封入
していますので心配です。
ブロック型大容量電解コンデンサーは現在製造されていません。
単体の大容量電解コンデンサーに交換を行います。

交流から直流を生成する半導体の整流用ダイオードも寿命がありますので交換をいたします。


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↑ 1個目の単体の100μF400WV大容量電解コンデンサーをシャーシー内部に取り付けを行いました。


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↑ 2個目の単体の100μF400WV大容量電解コンデンサーの取り付けを行いました。
3・4.・5個目単体の47μF400WV大容量電解コンデンサーの取り付けを行いました。
ここまで小さなシャサブシャーシー内部に収まりました。

3個の整流用ダイオードを交換いたしました。


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↑ 6・7・8個目単体の47μF400WV大容量電解コンデンサーはシャーシー上部に取り付けを行いました。

テスト結果は良好です。 電源部は音にも影響が出ます。


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↑ 交換のため取り外したパーツです。





◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL3

.14 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。

VO3工程は全動作不良のレコードプレーヤーの修復修理を行います。



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↑ このプレーヤーは、まだベルトドライブのプレーヤーは出現していない時代の4スピードリムドライブ
方式オートプレーヤーMMカートリッジ搭載の最上級モデルでした。

しかし半世紀以上の経年劣化が激しく、精密機構部のグリースやオイルが劣化変質で固着により微妙
な可動部の動作が停止して正常動作が阻害されています。

2015年10月に修復修理をいたしました「1966年製Victor STL-740MG」にも同じメカのプレーヤーが採用
されていました。
この時もメカの動作異常で悩まされました。


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↑ このプレーヤーのターンテーブルは大型の直径28cmのダイキャスト製です。


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↑ ターンテーブルの重量はかなり重く設計されています。
これはレコード盤に対して共振を少なくして音質を向上させる手段の一環として行われています。


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↑ フォノモーターは回転しますが、スピンドルからアイドラーにトルクが伝達せず、ターンテーブル
が回転いたしません。


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↑ 原因はアイドラー軸が固着しています。


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↑ アイドラー軸のロックを修復の結果、不完全ながら回転いたしました。

しかし、基本的にはフォノモーターの防振ゴムの劣化によりモーターのマウント位置が崩れています。


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↑ 哀れ! 防振ゴムが溶け落ちて無残! 


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↑ 溶けて固着した防振ゴムの残骸を削ぎ落して、フォノモーターを取り外して、
新しい防振ゴムに交換いたします。


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↑ 新しい防振ゴムに交換いたしました。


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↑ パーツクリーナーや潤滑剤などを使用して固着化した部分を溶かしながら根気よく改善を
進めていきます。


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↑ 動作テストを行いながら、各部の改善状態を広げていきます。


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↑ オートリターンのみ動作不良ですが、その他の動作は取り戻しつつあります。


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オートリターン機構の修復を進めていきます。





◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL2

.13 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。

VOL2工程でチューナーアンプの修復修理を行います。



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↑ チューナーアンプシャーシーをキヤビネットから取り外して点検する場合は各部の接続線の長さに
余裕がないためキャビネット背面の全てのネジ止めボードを取外しておきます。


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↑ 後部はこのオープン状態で、シャーシー固定のボルトナットを外します。


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↑ 次に上部のツマミと操作パネルを取り外して2箇所のシャーシー固定ネジを取り外します。


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↑ 超大型のキャビネットの狭小空間からチューナーアンプシャーシーを取り外しました。


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↑ 通電して動作状態で詳細点検を行います。


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↑ 上から4つのピアノ式セレクタースイッチと3つのボリュームと下の電源スイッチです。

全てに経年劣化による接触不良が発生しています。


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↑  ピアノ式セレクタースイッチ  AM/FM/FMSTEREO/PHONO   
  ボリューム           VOLUME/BASS/TREBLE
  電源スイッチ          POWER   
全てに経年劣化による接触不良が発生しています。
接点復活剤を噴射注入によりすり合わせを行い接触面の活性化を行いガリノイズを修復いたします。


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AM /FMラジオの受信テスト中に内部ノイズの発生を確認いたしました。
ボリュームの大きさに関係なく一定のジャリジャリ音が発生しています。

これはガリ音ではありません。 真空管の接触不良又はカップリングコンデンサーの不良と判断いたします。



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↑ 出力回路の30MP27プッシュプル回路にはノイズの発生源は認められませんでした。


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↑ その前段の12AX7の低周波増幅回路基板内の真空管関連又はコンデンサーなどの劣化不良が濃厚てす。


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↑ 真空管12AX7には問題はなく真空管ソケットの接触不良も大丈夫でした。


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↑ 詳細点検の結果、矢印のカップリングコンデンサーの劣化による絶縁不良と断定したしました。


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↑ 前段の2箇所のカップリングコンデンサーを交換してノイズはピタリと止まりました。


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↑ 後段のカップリングコンデンサーの交換も行いました。


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↑ 真空管の内部電極が原因の場合は振動や温度上昇により変化があります。


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↑ エージングテストを続けます。






◆1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」修復修理 VOL1

.12 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代ビクター真空管HiFiStereoAudiora「STL-670MG」は当時の真空管式アンサンブルステレオでは最大サイズです。
この「STL-670MG」はSTL-670/STL-670M/STL-670MGとグレードが最上級になります。
完全修復修理に取り掛かります。



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↑ サイズ W1400  H680(脚部含む)  D430mm  重量  約50Kg


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↑ 脚部を取り外して厳重に梱包して送られてきました。


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↑ 開梱に1時間以上かかりました。


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↑ 「MG」はプレーヤーがグレードアップされて28cmダイキャスト製ターンテーブルでMMカートリッジに
アップクレードをされておりました。

ターンテーブルは回転しませんが、フォノモーターは回転OKです。


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↑ 背面の遮蔽板を取り外します。


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↑ 密閉式の右スピーカーです。


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↑ チューナーアンプシャーシーです。


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↑ 電源部サブシャーシーです。

電源が入り、ラジオの受信ができましたが、ガリノイズでやっと、といった感じです。

完璧な状態に修復修理を進めてまいります。




 
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