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◆非常に珍しい1950年代Columbia「全蓄連推薦」真空管式卓上電蓄「R-117」の修復修理 VOL2

.03 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
予てよりお預かりしておりました、非常に珍しい1950年代Columbia「全蓄連推薦」真空管式卓上電蓄「R-117」の修復修理の記録です。

このレトロオ卓上電蓄のプレーヤーはリムドライタブ方式です。比較的簡単な構造で、ベルトドライブ方式より
安価で小型化が可能なため為採用されておりました。
新品の時は殆ど問題はありませんが、劣化したプレーヤーの修復修理には毎回苦労いたします。



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↑ 78/33/45/16回転の4スピードでアイドラーを使用したリムドライブ方式です。
一応、回転をしますが、スタート時の回転不調・回転が遅い・不安定・回転しないポジションがあるなど
不具合が多重しています。


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↑ ターンテーブルを取り外します。


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↑ 回転不調で注目する箇所は「アイドラー」「モータースピンドル」「ターンテーブル」です。

78/33/45/16回転の4スピード切替ツマミの動作がスムーズに行えません。
切換えメカの動作がギクシャクしているため潤滑剤をスプレーして動作をスムーズにいたします。


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↑ ターンテーブルのリムの内周面がところどころに錆が盛り上がっていました。
これはまずいです。回転の妨げになります。


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↑ 早速、サンドペーパーで丁寧にムラのないように磨き落としました。


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↑ アイドラーの接触面を清掃してスリップ止めに、「ゴム製パーツ保護剤」を試験的に塗布しました。


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↑ 回転ストロボシートを使用して蛍光灯の光を当てて回転調整テストを行います。


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↑ アイドラースプリングの調整も効果があります。


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↑ カットアンドトライで根気よく調整を行い正常回転を確保いたしました。


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↑ カートリッジの針先についたレコード盤のホコリの様子です。


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↑ フォノモーターに注油を行います。


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↑ モータースイッチの接点が荒れていますので磨いておきます。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ 楕円形スピーカーを使用しています。

出力管パワーは1.5W程度ですが、結構大音量で、丈夫な木製キャビネットと相まって迫力があります。




◆非常に珍しい1950年代Columbia「全蓄連推薦」真空管式卓上電蓄「R-117」の修復修理 VOL1

.02 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
予てよりお預かりしておりました、非常に珍しい1950年代Columbia「全蓄連推薦」真空管式卓上電蓄「R-117」の修復修理の記録です。



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↑ 昔、「全蓄連」略称? という団体があったのでしょう。 非常に珍しい製品です。

製品型名がありません。


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↑ 木製キャビネットでコンパクトにまとめられて、デザインも良く立派な製品です。


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↑ 通電して動作を確認いたします。

何とかレコードが回転して音も出ていますが、レトロオーディオ特有のノイズと不安定に覆われています。


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↑ プレーヤーもがっちりした作りで好感が持てます。


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↑ シャーシーは標準的なトランスレス方式のミニチュア管2バンド5球スーパーラジオです。


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↑ 当時の最高のパーツを使用して、シャーシーも頑丈に作られています。

設計者のセンスが窺われます。


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↑ 先ず、シャーシーの清掃を行い、ボリュームやセレクタースイッチのガリの修復を接点クリーナーの
注入とすり合わせにより修復を行います。


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↑ 電源コードが経年劣化で被覆硬化によりポキッと折れそうですので交換を行いました。


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↑ レコード回転、音出しは不安定ながら可能ですが、メカのメンテナンスが必要です。

カートリッジは珍しく生きています。 針先は摩耗しています。


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次工程へ進みます。





◆1970年代初期 SANYO 4CHセパレートステレオOTTO 「DC-7100」の修復修理 VOL3

.28 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1970年代初期 SANYO 4CHセパレートステレオOTTO 「DC-7100」の修復修理の記録です。
このOTTO「DC-7100」は非常に珍しく、4CHセパレートステレオとして開発初期の製品でした。



VOL3は最終工程になります。 
FMラジオの受信感度が良くありません。 室内用簡易アンテナでローカル局が受信できるはずですが無理のようです。

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↑ AM/FM回路基板を点検いたしますが、決定的な不良個所は見当たりません。


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↑ 詳細点検の結果、FM受信回路は動作はしておりますが、周波数帯域がずれていることが判明いたしました。


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↑ FM受信周波数の調整を行いました。


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↑ シャーシー組み込み前にFM簡易アンテナを300Ωフィダー線を加工して作手りしてキヤビネットの背面に
取り付けました。  これはダイポールアンテナの基本形になります。

FM外部アンテナを取り付けの必要がなく便利に使用できます。
しかし、指向性の為キャビネットの設置向きにより感度が変わります。

因みにキャビネットの前後の方向が感度が最も強く、左右方向は弱くなります。 8字特性となります。
電界強度の良いところは気にする必要はありません。


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↑ 経年劣化した電源コードは危険ですので新しい電源コードに交換を行いました。


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↑ 電源ヒューズも経年劣化でスイッチのON/OFFのショックで切れる場合がありますので新しい電源ヒューズ
に交換をしておきます。


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↑ 組み込み直前のアンプシャーシーです。


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↑ アンプシャーシーとプレーヤーの組み込みを完了いたしました。


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↑ アンプシャーシーとプレーヤーの組み込みを完了して、エージングテスト中の様子です。





◆1970年代初期 SANYO 4CHセパレートステレオOTTO 「DC-7100」の修復修理 VOL2

.27 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1970年代初期 SANYO 4CHセパレートステレオOTTO 「DC-7100」の修復修理の記録です。
このOTTO「DC-7100」は非常に珍しく、4CHセパレートステレオとして開発初期の製品でした。



キャビネットからチューナーアンプとレコードプレーヤーを取り外してテスト用スピーカーを接続して詳細点検修理を行います。

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↑ 長年の堆積ホコリを除去しながら各部の点検を行います。


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↑ シャーシー内部の前面操作部の多数のボリュー群とセレクタースイッチは経年劣化の為、機能不全を
起こしている箇所が多数あります。
この箇所を完全に正常動作を取り戻しておかないと原因不明のノイズの発生源の特定が難しくなります。


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↑ 前面のトグルスイッチの接触不良を発見いたしました。


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↑ トグルスイッチの金属カバーをこじ開けてノズルを挿入して接点復活剤を注入して擦り合わせを行いました。


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↑ セレクタースイッチに接点復活剤を注入して擦り合わせを行いました。

この時点でセレクタースイッチをPHONOに切り替えたときに右スピーカーからハム音が不定期に出ることが
確認できました。


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↑ プレーヤーを接続してテストを行いますと、右からのハム音は酷くなり音が出なくなります。
これはプレーヤー側のトラブルを一旦疑いましたが、様子が違います。
プレーヤーのカートリッジからの出力系統に問題はありません。

やはり、アンプ側に原因が潜んでいると確信いたしました。


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シャーシー内のPHONO回路ヘッドアンプ入力に接続されているシールドワイヤーとその他の配線が結束
されていますが、その部分軽く触れただけで、ハム音が出たりでなかったりします。
シールドワイヤーの外被のアース側をクリップコードでシャーシーに接続するとピタッとハム音がなくなりました。


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↑ 原因はこれです。

シールドワイヤーの外被マイナスアース側の半田付け劣化によるものでした。


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↑ 半田付け強化を行いました。

これで、すっきり美しい音の流れを満喫できます。




続いてレコードプレーヤーの総点検とクリーニングを行います。



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↑ 出力ピンコードをきれいにいたしました。  接触不良のないように。


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↑ フォノモーターの防振ゴムは素材が優秀で大丈夫です。


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↑ オートメカの部分ですが、2個のマイクロスイッチはオート動作から判断して大丈夫な様子です。


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↑ 大きいオートリターンギヤとピックアップアームとの連携動作に問題はありません。

プレーヤーボード全体のクリーニングを行いました。


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↑ 新品の輝きを取り戻して、音にも、安定度にも問題はありません。


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↑ エージングテストを続けます。





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」の緊急修理 VOL3(完成)

.25 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」は、2019年1月に修復修理をさせていただきました。
このアンティークステレオはお店のマスコットとしてご使用いただいておりましたが、使用中に突然大きなショック音とともに
故障して片方のスピーカーから音が出なくなり、緊急お持ち込みをいただきました。

最終工程でチューナーアンプシャーシーをキャビネットに組み込みを行いました。



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↑ キャビネット周りのクリーニングを行いシャーシーの組み込みを行いました。


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↑ エージングテスト中の様子です。


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↑ 背面の様子です。

このナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」は音質重視の設計がなされています。

① プッシュプル出力回路
② OTL出力回路(出力トランスレス方式)
③ 20cmウーハー+8cmツイーター 2WAYスピーカーシステム
④ 密閉式スピーカーエンクロージャー





◆1970年代初期 SANYO 4CHセパレートステレオOTTO 「DC-7100」の修復修理 VOL1

.24 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1970年代初期 SANYO 4CHセパレートステレオOTTO 「DC-7100」の修復修理の記録です。
このOTTO「DC-7100」は非常に珍しく、4CHセパレートステレオとして開発初期の製品でした。



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↑ センター部分のみをお送りいただいておりました。

レトロオーディオを快適にご使用いただけますようにメンテナンスを行います。


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↑ 先ずチューナーアンプとプレーヤーがキャビネットにセットされたままで、通電を行い不具合の
洗い出しを行います。

スピーカーがないためヘッドホンを使用いたします。 


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↑ チューナーアンプ部は一応の動作は確認できますが、潜在的な不具合の洗い出しはシャーシーを
キャビネットから取り外して行います。


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↑ レコードプレーヤーの動作点検中に片CHから音が出ず、ハム音のみが出たり不安定な状態を確認
いたしました。


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↑ 次工程でチューナーアンプシャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットから取り外して、
詳細な点検修復を行います。






◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」の緊急修理 VOL2

.24 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」は、2019年1月に修復修理をさせていただきました。
このアンティークステレオはお店のマスコットとしてご使用いただいておりましたが、使用中に突然大きなショック音とともに
故障して片方のスピーカーから音が出なくなり、緊急お持ち込みをいただきました。



右スピーカーを駆動しているプッシュプル出力管の30MP27×2の内の1本がクラックによりガラス管球が
破損しておりますので、交換用のナショナル30MP27を入手しましたが、状態が悪く使用に不安があり、
手持ち在庫で互換品の新品の東芝製30A5を使用することにいたしました。

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↑ 画像左 ナショナル 30MP27      画像右 東芝 30A5


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↑ 30A5を取り付けてテストを行いました。 問題なく良好に使用できました。


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↑ パンクの電解コンデンサーは220μF50WVに交換を行いました。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ バンクで取り外した電解コンデンサーです。


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エージングストとを行います。





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」の緊急修理 VOL1

.22 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」は、2019年1月に修復修理をさせていただきました。

このアンティークステレオはお店のマスコットとしてご使用いただいておりましたが、使用中に突然大きなショック音とともに
故障して片方のスピーカーから音が出なくなり、緊急お持ち込みをいただきました。



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↑ 後部からシャーシーを見ますと、

右スピーカーを駆動しているプッシュプル出力管の30MP27×2の内の1本がクラックによりガラス

管球が破損して空気が入りゲッターが白化していました。


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↑ シャーシーを取り外します。


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↑ シャーシー内部の小型電解コンデンサーがパンクしていました。


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↑ 出力回路は右と左のスピーカーを駆動しているプッシュプル出力管は30MP27×2球×2で4球使用
しています。

次工程で不良の30MP27とパンクの電解コンデンサーを交換して状態を調べます。





◆2台のSONYポータブル超小型カセットレコーダー「TCM-450」の修復修理

.22 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


一世を風靡したSONYポータブル超小型カセットレコーダー「TCM-450」の修復修理の記録です。

ご愛用者には大切な小型で録音再生が手軽に行こなえる高性能なSONYポータブルカセットレコーダー
「TCM-450」です、あまりにも小型で小さな筐体にマイクロパーツを詰め込んであります。

2台共カセットテープが走行致しません。   2台の「TCM-450」を同時に修理致します。



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↑ 今年3月に別の同じ機種を2台修理を行っておりました。
 
コンパクトな作りですから極小の止めごネジを使用しています。


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↑ 第一段階の分解で不良のメインベルトを取り外しました。 

 左 新ベルト     右 取り外した不良ベルト


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↑ 基板を少し持ち上げてその隙間からピンセットで30φのベルトを装着いたします。


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↑ ベルト交換を終わりテストを行います。


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↑ 全ての動作が良好です。 音質/音量も良くノイズもありません。




続いて2台目の修復修理を同じ手順で行います。




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↑ 分解して不良のメインベルトを取り外しました。


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↑ 基板の隙間から新しいベルトを装着したしました。


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↑ テストは良好です。


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2台のTCM-450の修復修理が完了いたしました。





◇特報!!◇ブログランキング上昇ベスト3入りのご報告

.19 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


日頃は当ブログの閲覧を頂きましてありがとうございます。

本日、FC2ブログ サブジャンルランキングで「ベスト3」入りを果たしました。
日頃の皆様方のご熱心な閲覧を頂きまして、心より感謝申し上げます。


◎ブログジャンルランキング      134,735人中 68位
◎社長ブログジャンルランキング      2,592人中  2位

2月よりアクセス数は毎日100人を超えておりました。
最高138人でした。
ここ、数日は100人に満たない日が続いておりました。

以上 ご報告させていただきます。 累計アクセス 212,103件

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今後とも よろしくお願い申し上げます。





◆1970年代初期ビクタートランジスタ式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200T」の修復修理VOL3

.19 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりしておりました1970年代初期ビクタートランジスタ式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200T」の修復修理ですが、
今回はアンプ回路がオールトランジスタの「SPE-8200T」です。

ノイズの修復が完了して、ターンテーブルの回転関連もメンテナンスを行いましてエージングテストを行っておりました。
33回転の連続動作中はほゞ異常はなく回転しておりましたが、今朝、動作を開始するとスタートをいたしません。
フォノモーターは回転しています。
やはり不安を抱えたアイドラーの経年劣化によるゴムの硬化によるスリップとターンテーブルの外周リムの腐食の影響が
浮上してまいりました。



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↑ 完成画像です。


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↑ レコートプレーヤーの場合は、「モータースピンドル」→「アイドラー」→「ターンテーブル」は完全
な3密にならなければなりません。
中間にある「アイドラー」が適当な柔軟性を保ちながらモーターの回転トルクをターンテーブルの外周リム
に導いてレコード盤を安定して回します。

しかし、残念ながら、半世紀以上の経年劣化でアイドラーのゴムがプラスチックのように固くなり、金属の
「モータースピンドル」からの動力を「ターンテーブル」に伝えきれずスリップしてしまいます。

この場合は劣化したアイドラーを弾力のある新品のアイドラーに交換をすれば問題ないのですが、
悲しいかな、現在は入手は不可能になります。


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↑ この「SPE-8200T」の場合はターンテーブルのリムの一部に腐触による凹凸がありました。
その原因で停止位置からのスタートや回転中に滑りが発生し回転ムラになりました。

腐蝕で盛り上がった箇所を紙ヤスリで削ります。


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↑ ここで裏技の「滑り止め」の出番になります。

今までに多くのプレーヤーで同様の修復を行ってまいりました。
研究の結果、「滑り止めワックス」の使用の効果を確認いたしました。

しかし、「滑り止めワックス」の塗布は技術的に非常に難しく、誤ると逆効果になります。


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↑ 「滑り止めワックス」の塗布を行いました。


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↑ カバーを取り付けます。


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↑ ターンテーブルマットが欠品でしたが、レコード盤が不安定になりますので、新しく取り付けました。


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↑ 最終エージングテストの様子です。





◆1970年代初期ビクタートランジスタ式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200T」の修復修理VOL2

.19 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりしておりました1970年代初期ビクタートランジスタ式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200T」の修復修理ですが、
今回はアンプ回路がオールトランジスタの「SPE-8200T」です。
前回はアンプ回路が真空管の「SPE-8200」でした。
この「SPE-8200T」の後継機にアンプ回路に当時では珍しいICを採用した「SPE-8200-IC」もあります。



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↑ ボリュームなどの「ガリノイズ」は接点復活剤で修復できましたが、劣化トランジスタの内部ノイズは
発生源のトランジスタを探し出して交換を行います。

不良のTOSHIBAトランジスタ2SB54を見つけ出して代替の2SB486に交換を行いました。


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↑          画像左 不良の2SB54         画像右 代替用の2SB486 


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↑ 劣化トランジスタから猛烈に出ていた不快なノイズはピタッとなくなりました。


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↑ アンプ基板を元へ戻し固定いたしました。


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↑ 矢印のコイルはフォノモーターの磁気回路を巧みに利用してトランスの役目をしてトランジスタアンプ回路
に電源を供給しています。
凄く面白い方法でビクターの技術者の発想でしょうか。


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↑ フォノモーターには問題はありません。


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↑ プレーヤーの生命線のターンテーブルの正常回転の維持を取り戻します。
付随している、回転微調整のマグネットに接近しているブレーキの役目のスピンドル円盤の位置調整を行いました。


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↑ アイドラーを取り外してクリーニングとシャフトのクリーニングとアイドラー軸受けに注油を行いました。


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↑ アイドラーを取り付けスピンドルの位置調整を行いました。


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↑ 修復の完了した内部の様子です。


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↑ LPレコードのテスト中の様子です。


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↑ EPレコードのテスト中の様子です。


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↑ ストロボスコープで回転精度のテスト中の様子です。

まったくノイズレスで定速回転を取り戻しました。




◆1970年代初期ビクタートランジスタ式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200T」の修復修理VOL1

.17 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりしておりました1970年代初期ビクタートランジスタ式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200T」の修復修理ですが、
今回はアンプ回路がオールトランジスタの「SPE-8200T」です。
前回はアンプ回路が真空管の「SPE-8200」でした。
この「SPE-8200T」の後継機にアンプ回路に当時では珍しいICを採用した「SPE-8200-IC」もあります。



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↑ 「想い出の宝もの」は消えることはありません
            
             しかし、「懐かしい音」は消えそうです


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↑ 凄いガリノイズとトランジスタ内部ノイズのダブルノイズです。


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↑ 内部の様子です。


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↑ 「ガリノイズのボリューム」「トランジスタノイズのアンプ基板」「不安定回転のフォノモーター」です。


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↑ ボリュームのガリ音は接点復活剤により修復いたします。


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↑ トランジスタノイズの修復はアンプ基板内の不良トランジスタの交換を行います。


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↑ アンプ基板を取り外して、劣化トランジスタの交換を行います。


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↑ フォノモーターは次工程でメンテナンスを行います。





◆1960年代ビクター真空管ステレオ「STL-466」の修復修理(プレーヤー/チューナーアンプシャーシー) V0L2

.08 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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↑ プレーヤーの修復を行います。


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↑ プレーヤー裏面のセミオートプレーヤーメカです。


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↑ カートリッジを交換しようとなさったのでしょうか、カートリッジの極細の出力シールドケーブル接続片
(ファストン)が破損しています。


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↑ 劣化不良で取り外したファストンです。


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↑ 超小型のファストンを極細のシールドワイヤーに半田付けを行いカートリッジの端子に装着を行いました。


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↑ 極細のシールドワイヤーの長さに少し余裕がありましたので都合よくできました。


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↑ プレーヤーの回転音出しテストを行います。


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↑ プレーヤーテストは良好です。


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↑ 音質/音量/回転/オート動作等、良好です。


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↑ 劣化のスイッチ接点保護とノイズ防止用のチューブラーコンデンサーを交換いたしました。
ショート間近の状態です。


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エージングテストを続けます。


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↑ [参考]  姉妹機のビクターSTL-466CMBの外観です。





◆1960年代ビクター真空管ステレオ「STL-466」の修復修理(プレーヤー/チューナーアンプシャーシー) V0L1

.07 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
今回は九州南部の離島からのご依頼の為、お客様のご要望により、プレーヤーとチューナーアンプシャーシーを
キャビネットから取り外してお送りいただいておりました。

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↑ キャビネットからの取り外しは、多くの接続配線が絡み合っておりますので、大変だったと思います。


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↑ 接続配線に目印を付けておられましたので組み込み時は大丈夫だと思います。


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↑ プレーヤーとチューナーアンプの様子です。


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↑ 接続配線を見つけて、テスト用スピーカーを接続して点検を行います。


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↑ 電源投入で点検テストを行いますと、レトロオーディオでは避けて通れないノイズの修理を行います。
真空管の脚部とソケットの接触不良がほとんどの真空管にありましのて修復を行いました。

セレクタースイッチにより PHONO →FM →FMST→MW と切り替えますがFMSTとMWラジオが入りません
FMSTは別付けのマルチフレックスアダプターがないため受信不能です。

MWラジオが入らないのはセレクタースイッチの接触不良かスーパーヘテロダイン回路のトラブルと考えます。
しかし、発送前はMWラジオは受信できていたそうです。

スーパーヘテロダインの局部発信回路を点検中に大幅に周波数ずれながら受信が確認できました。
小容量のコンデンサーを交換したりいたしましたが効果がありません。
単一調整を再度試みましたらバリコンのトリーマーの不調が判明いたしました。
手直しで解決いたしました。


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↑ 半世紀以上の経年劣化した回路を、これから5年先10年以上先を見据えて主要部品の交換を行い
強化いたします。 安心安全の為必要な修理です。
●AC100V電源・・・・・感電や発火
●電源ヒューズホルダー・・・・・安全ヒューズ
●ブロック型電解コンデンサーと整流ダイオード・・・・・真空管用電源(高電圧のDC直流電源)


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↑ 事故率の高いブロック型大容量電解コンデンサーです。
コンデンサー内部の電解液の劣化で突然高温になり破裂いたします。


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↑ 赤◯は真空管の代わりとして半導体でAC(交流)からDC(直流)に変換します。

劣化で突然ショートして電源ヒューズが切れて動作が停止します。


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↑ 電源ヒューズホルダーと筒形のブロック型大容量電解コンデンサーを交換いたします。


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↑ 電源ヒューズホルダーと筒形のブロック型大容量電解コンデンサーを交換を完了いたしました。

100μF400WV×2個 47μF400WV×1個の単体の大容量電解コンデンサーに交換を行いました。


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↑ 交換取り付けいたしましたパーツです。


次はプレーヤーの修復修理工程を掲載いたします。





◆希少な三菱ダイヤトーン4CHセパレートステレオ「DSS-S64D」の修復修理 VOL2

.04 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

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希少な三菱ダイヤトーン4CHセパレートステレオ「DSS-S64D」の修復修理の記録です。



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↑ シャーシーを取り外して総合的な点検を行います。

ダイヤルバックライトのパイロットランプの一部不点灯があります。


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↑ ダイヤルバックライトのパイロットランプ交換を行います。

全く交換を意識しない設計には恐れ入りました。

凄く手間のかかる6.3V豆電球の交換です。 驚くことに豆電球を直付け半田付けしています。

①全ての操作ツマミを取り外す
②操作パネルを取り外す
③バックライトボックスを取り外す
④半田付けした豆電球を取り外す
⑤新しい豆電球を取り付けて半田付けをする
⑥AC6.3Vの配線を半田付けする
⑦バックライトボックスをシャーシーに取り付ける
⑧操作パネルを取り付ける
⑨全ての操作ツマミを取付ける


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↑ 6.3V豆電球は1個が断線で2個目は取り外し中にベースが外れてしまいました。
結局、2個の交換になりました。


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↑ バックライトはほゞ均一になりました。


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↑ 全体的にノイズの発生もなく音の歪もなく、4CHのフロント・リアも問題がなく動作しています。

軽いガリの発生はありますが、 接点復活剤で対応いたします。


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↑ FMも問題なく受信しています。

潜在的なトラブルは時間との勝負になります。


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エージングテストを続けます。





◆1960年代後期ビクター真空管式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200」の修復修理 VOL2

.02 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

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1960年代後期ビクター真空管式ステレオポータブル電蓄「SPE-8200」の修復修理の記録です。



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↑ VOL1工程で60Hz仕様のビクター「SPE-8200」を50Hzに変換の為スピンドルの改造を行いましたが
安定性と耐久性に問題があり中断いたしました。


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↑ 同じビクター「SPE-8200」の50Hz仕様の製品を入手して変速板付きのスピンドルを部品取りをして
移植交換を考えておりましたが50Hz仕様は中々見つかりません。
SPE-8200-ICはありますが、33/45の2スピードですので使用できません。

色々調べましたら同じピクターでSTE-7100のプレーヤーメカの構造が最もよさそうでしたので入手いたしました。


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↑ ピクターでSTE-7100のプレーヤーの50Hzの変速板付きのモータースピンドルを取り外します。


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↑ 取り外した変速板付きのモータースピンドルです。


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↑ 60Hzの変速板付きのモータースピンドルを取り外した状態ですです。


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↑50Hzの変速板付きのモータースピンドルを取付けました。


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↑ 回転テストの様子です。  当然ですが、念のため回転ストロボスコープで確認しますとピッタリです。


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大型機器の場合は正弦波インバーター電源装置を組み込みましてフォノモーターの電源のみ周波数を変換します。

小型機器はスペースや費用対効果から考えますと難しくなります。 入手の段階で注意が必要になります。 






◆希少な三菱ダイヤトーン4CHセパレートステレオ「DSS-S64D」の修復修理 VOL1 

.01 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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希少な三菱ダイヤトーン4CHセパレートステレオ「DSS-S64D」の修復修理の記録です。



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↑ 定評のあるダイヤトーンスピーカーで有名な三菱電機の4CHセパレートステレオ「DSS-S64D」です。

最初は通電してガリなどありましたが、AMラジオは鳴っておりました。
さすがダイヤトーンの名に恥じない音です。

レコードプレーヤーはベルトが劣化消滅で不動でした。


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↑ ターンテーブルを外して新しいベルトを装着いたします。


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↑ 左 通常の30cmターンテーブルです       右 本機の30cmターンテーブルです
ドライブリムの直径が20cmです     ドライブリムが30センチのターンテーブルの外周になります


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↑ ベルトを装着するとこのようになります。


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↑ ベルトをモータースピンドルに掛けます。


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↑ レコードテストを行いました。  回転OK! カートリッジ音出しOKです。


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↑ 低音から中高音まで伸びのある素晴らしい音です。


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↑ スピーカーが見たくなり後部遮蔽板を取外して納得いたしました。
実は勘違いがありまして、てっきりシングルコーンと思っておりましたが2WAYスピーカーでした。
しかもアッテネーターも取付けされております。

ダイヤトーン20cmウーハーが素晴らしく、バスレフ効果も効いて素晴らしい低音が出ています。
このエンクロージャーは吸音材を使用しない設計のようです。、
後部遮蔽板が15mmの厚さがあります。


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↑ 下の2つの開口部はバスレフ(位相反転)効果により低音増強を行っています。

この20cmダイヤトーンウーハーは凄いです。


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↑ 次工程でシャーシーを取り出して点検を行います。






◆1940年代ゼネラル真空管式5球スーパーラジオの修復修理

.28 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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↑ 予てよりお預りしておりました1940年代ゼネラル真空管式5球スーパーラジオです。




↑ 通電可能ですが、ボリュームの猛烈な接触不良です。

接触面を見つけ、かすかに電波の受信を確認できます。


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↑ シャーシー内部からボリュームを点検いたしますが、当時のボリュームは密閉式で接点復活剤の注入孔が
ありません。
仕方なく、金属カバーの一部に孔を開けて、そこから接点復活剤を注入して、すり合わせを行い復活いたしました。

劣化した電源コードを交換いたしました。


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↑ ラジオのダイヤル調整がスムーズにできない原因が素人修理の木綿糸使用で掛け方不備の為
ダイヤル専用ナイロンロープで掛け替えを行いました。


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    ↑ 使用不能の木綿糸です。


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              ↑手前のダイヤルバックボードを取り付けます。


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↑ ダイヤル指針を取り付けます。


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↑ キャビネットに組み込みます。 


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↑ テストの様子です。


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↑ アンテナ線が50cmしかなく感度不足の為2.6mに付け替えました。


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↑ バックガードが不在の為、丈夫な樹脂製ネットを貼り付けました。

完成です。






◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL9(完成)

.27 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期「SG-640」の日立真空管式ステレオ修復修理の記録です。

今回は最終工程になります。
仮組み込みのキャビネットからチューナーアンプシャーシーとレコードプレーヤーを再度取り外しまして残りの作業
を行います。



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↑ 今は何とか大丈夫でも、これから5年先、10年先のことを考えた対策をいたしておきます。
電源一次側は常時AC100Vのコンセントに繋がっております。
60年前のコードがそのままでは不安ですのて前工程で交換を行いました。
最終工程では万一の時に電源を遮断する電源ヒューズの取付部の「ヒューズホルダー」を交換いたします。


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↑ 電源ヒューズホルダーの接触片が経年劣化で腐食があり金属疲労でゆるみも出そうです。
普通は片側(1P)ですがこの機種は両側(2P)です。3Pを使用していますのは、110V切り替用タップが付いて
いるためですが、日本国内では100Vで使用しますので2PでOKです。


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↑ 取付ネジ穴の位置が変わりますので穴あけを行い取り付けをいたします。


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↑ 新しい電源ヒューズホルダーを取り付けて配線を行いました。


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↑ 2Aのガラス管ヒューズを取り付けました。..


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↑ 赤◯印のスピーカーを駆動させる出力トランスの一次側のコンデンサーの劣化があります。


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↑ 赤◯印の出力トランスの一次側のコンデンサーを交換いたしました。


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↑ 今後使用中にレコードプレーヤーのフォノモーターのスタート/ストップのスイッチから発生するスパーク
によるノイズを防止するコンデンサーのショートが起きる確率が非常に高いため交換を行っています。
ショートした場合は停止しなくなります。


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↑ 後部カバーの一部が折損していましたので金具で補修をいたしました。


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↑ 最終エージングテスト中の様子です。


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↑ AUX端子に接続したCDプレーヤーからエージングテスト中の様子です。


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廃棄か存続か危ぶまれた状態から見事に復活を遂げました。

製品の材質が良く家電文化財的な価値だけではなく実用的に耐える家電品として存続ご愛用できるように
蘇りました。

当時は現在の貨幣価値で高級車1台分に匹敵する贅沢品として高額な物品税が課せられておりました。
生きた家電文化財として後世に伝わればと思います。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL8

.25 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期「SG-640」の日立真空管式ステレオ修復修理の記録です。

前工程でキャビネットにシャーシーとプレーヤーを仮組み込みを行いました。
実装を行いますと、必ずと言ってよい程、今まで見えなかった症状が露見いたします。
そして、更に完成度を高めるアイデアも生まれます。



レトロオーディオの象徴の「真空管」は字の通り電極がガラス管の内部に真空状態で封じ込まれていますので
経年劣化がありません。
こんなに素晴らしい真空管にも、弱点があります。
それは・・・・・



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↑ ガラス管内の電極から露出した脚ピンの腐食です。


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↑ このままでは真空管ソケットの接触不良で正常に動作しなくなり、雑音が出たりいたします。


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↑ 全ての真空管の脚ピンの腐食を取り除きます。




この1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」には当時としては非常に珍しく「AUX端子」が設けられています。
しかし、当時はまだカセットデッキなどの機器が普及していなかったため未使用のままになっていました。



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↑ CDプレーヤーを接続してテストを行いましたが、正常に動作をいたしません。


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↑ 当時のRCAピンジャックは形状と素材が現在のものと異り劣化も激しいため、交換を行います。


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↑ 古いピンジャックを取り外しました。


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↑ 新しいピンジャックに交換を行いました。


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↑ 真空管のアナログ機器から出るCDデジタルの音は、レコードやテープの音のように滑らかさがありませんが
ソース(音源)の違いがはっきり分かります。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL7

.23 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。
愈々終盤に近付きました。
キャビネットにシャーシーとプレーヤーを仮組み込みを行います。



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↑ 仮組み込みの様子です。


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↑ シャーシーのダイヤルバックボードのクリーニングを行い仮組み込みを行います。


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↑ レコードプレーヤーは更に手入れを行いました。


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↑ レコードプレーヤーも再度クリーニングを行い仮組み込みを行います。
回転精度もアップいたしました。


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↑ ツマミは薄めた洗剤液に浸しておいたものを乾燥させて取り付けました。


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↑ ステレオの顔となる部分が引き立ちました。


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↑ 前脚だけを取り付けて全体のバランスを確認しました。


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↑ 仮組み込みにおいて全く問題はありません。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL6

.23 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ 脚部の修復塗装を行いました。
脚部の先端部の金メッキの金具は真っ黒に酸化していました。
金色の塗料を塗布しましたが、地色が黒いため4回重ね塗りを行いました。画像では黄色に見えますが、
もう少し金色に近くなります。 キヤビネット関連はここで一旦中断いたします。

続いてアンプ部の強化に関連した修復を行います。

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↑ レトロオーディオの電源回路の故障率が最も高くなります。
特に交流電源から直流電源を生成する「整流回路」関連の故障です。
整流真空管又は整流半導体(ダイオード)と大容量電解コンデンサーの組み合わせになります。
電圧も高く200V~300Vになります。
半世紀の間に劣化したまま、通電して直ぐに弱点が出て故障になる場合と使用後に起きる場合があります。
最も多いのが大容量電解コンデンサーの破裂と、次に整流ダイオードの短絡です。
修復修理でテスト中に起きる場合もあります。

電源トランスの左に整流タイオードとブロック型大容量電解コンデンサーです。

ブロック型大容量電解コンデンサーは 100μF300WV×1  20μF300WV×3の4個の電解コンデンサーか
1つのアルミニウムの缶体に収められています。しかし現在は生産していません。


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↑ ブロック型大容量電解コンデンサーは、
単体の大容量電解コンデンサー 100μF400WV×1  47μF400WV×3の4個の電解コンデンサーを使用して
回路配線を改造して交換を行いました。


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↑ 一部の不良チューブラーコンデンサーの交換を行いました。


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↑ 交換後の様子です。


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↑ 交換したパーツです。 劣化のAC100V電源コードも交換を行いました。

全て「安全安心」の対策です。






◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL5

.21 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



前工程で経年劣化したキャビネットの修復でスピーカーサランネットの交換を完了いたしました。
続いてキャビネット本体のクリーニングを行い、木部の塗装の剥離や色褪せ、傷などで荒れている部分の補修
と再塗装を行います。

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↑ キヤビネットの修復が80%程進んだところで、サランネットの交換を完了したスピーカーボードを仮取り付け
してバランスの様子を確認いたします。

全体的に締まった感じになり、良かったと思います。


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↑ 塗装は高級なウレタンニスを使用いたします。

下塗りと上塗りを行います。 部分により、3回重ね塗りをいたします。 

時間との戦いになり塗装中はカメラ撮影ができません。


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↑ ステレオが大きく見えて存在感が増しました。

センター部のダイヤルと操作ツマミがある部分は大きな傷や剥がれがありませんのできれいにクリーニングを
行いまして、全体的なバランスの中心になるレトロなオリジナルの質感を大切に継承していきたいと考えております。

まだ脚部などキャビネット全体に修復作業が続きます。

アンププ部も仕上げ工程があります。 そして レコードプレーヤーも仕上げ工程があります。




◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL4

.20 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



経年劣化したキャビネットの修復で再塗装とスピーカーサランネットの交換を開始いたします。
このステレオは側面にスピーカーが組み込まれて更に調整用の扉があります。
分解してサランネットの交換から始めます。


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↑ 左スピーカー


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↑ 右スピーカー


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↑ スピーカーを付けたままL型構造のスピーカーボードを取り外します。


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↑ スピーカーボードはネジ止めにラッカーなどを塗布して固めてあります。
そのため取り外す場合にネジが緩まないため止めネジを切断しなければならない箇所もあります。


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↑ キャビネットから取り外したスピーカーボードです。


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↑ スピーカーボードから劣化したサランネットを剥ぎ取ります。
周囲のホッチキス止めを外しながら丁寧にはずしていきます。




交換用のサランネットは「ベージュ」 「ブラウン」 「ブラック」などから適当なものを使用いたします。



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↑ 「ブラウン」にいたします。                   ↑ 「濃いベージュ」は伸縮性が少ないためパス            


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↑ サランネットの張替え完了です。

 光の具合により実際の色彩風合いが画像と少し違いますが、非常にマッチングしています。 


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↑ キャビネットの修復塗装が終わってから取り付けを行います。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL3

.18 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。


チューナーアンプとレコードプレーヤーは仮修理で音出しに成功いたしました。
小型の別スピーカーでのテストですが、それでも結構低音の効いたいい音が出ております。
しかし、キャビネットのダメージが気になりまして、小さな画像ではわかりませんので、
急遽ズームアップで撮影いたしました。


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キャビネット再塗装の準備に進みます。




◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL2

.17 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ レコードプレーヤーも露出度が高く相当劣化が進んでいます。
特に金属精密部分とゴム素材の箇所とクリスタルカートリッジなどを修復いたします。


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↑ ターンテーブルを取り外した状態です。


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↑ プレーヤーボード裏面のメカ部の状態です。


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↑ フォノモーターとマウント部分の劣化の状態ですが、
この種のプレーヤーでは珍しく2重防振構造のマウント方法を採用しています。
これはフォノモーターの回転振動を極力少なくするための入念な方法です。

劣化した防振ゴム交換の難易度は高くなります。


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↑ フォノモーターの取付板に3箇所とプレーヤーボードに3箇所で合計6箇所の防振ゴムの交換を行います。
 
先ずフォノモーターの取付板にモーターが付いたままプレーヤーボードから取り外します。
 

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↑ そして、劣化している3箇所の防振ゴムを取り外して新しい防振ゴムに交換を行います。


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↑ 新しい防振ゴムに交換を終わった7.5cm×12cmのフォノモーター取付板をプレーヤーボードに
3箇所の防振ゴムを新しい防振ゴムに交換を行いながら取り付けます。


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↑ レコードプレーヤー全体のクリーニングを行います。


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↑ 速度調整円板の付いたスピンドルの位置調整を行います。


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↑ 最初のテストでクリスタルカートリッジの劣化を確認しておりましたので、
新しいセラミックカートリッジに交換を行います。


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↑ 画像左  劣化のクリスタルカートリッジ   画像右  交換用の新しいセラミックカートリッジ


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↑ セラミックカートリッジはLP/SP兼用ですので、
旧式クリスタルカートリッジのようにターンオーバー式ではありません固定式です。


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↑ テスト中の様子です。  良好です。   エージングテストを続けます。





◆1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理 VOL1

.15 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしておりました1960年代前期日立真空管式ステレオ「SG-640」の修復修理の記録です。



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↑ サイズ W1140   H400   D360mm (別途340mm脚があります)      
  
4本脚で左右両スピーカーのステレオタイプの電蓄は珍しい時代の製品です。
正しくは「初期のアンサンブルステレオ」です。
当時はまだFM放送もありません。
この時代にMW(AM)放送の2波(2つの放送局の電波)を使用してステレオ(立体)放送を実験放送として行われ
ていました。
当時、私達は2台のラジオを左と右に置き左をNHK第1放送こ合わせ右をNHK第2放送に合わせて実験放送の
電波を受信してステレオ感を体験したのです。

この日立「SG-640」は2台の電蓄を組み込んだ製品として当時の一歩先を行っていました。.
MW(AM)放送の2波(2つの放送局の電波)を使用したステレオ(立体)放送は立ち消えになりました。
その後まもなくFMステレオ放送が実用化されました。


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↑ 60年以上経っていますので経年劣化が進んでおります>


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↑ 電源プラグの状態を見てこの機器の過去がある程度の判別できます。


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↑ 背面から見た様子です。


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↑ 通電して点検の為シャーシーを取り外します。


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↑ 長年堆積したホコリを取り除きました。


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↑ 点検の為、通電いたしましたが、パイロットランプは点灯しますが動作はいたしません。

そして、しばらくすると、なんとなく熱気が感じられます。
急遽電源を切り、点検しますと、電源トランスが異常に熱くなっています。

原因は電源ヒューズの入れ違いです。
画像右下のヒューズホルダーに3本のヒューズが取り付けてあります。
これは、間違いです。 2本で良いのです。 110V用のタップは電圧の高い時などに使用いたします。
通常電源ヒューズは1.5A又は2Aです。 使用されていたのは自動車用の10Aを2本と20Aを1本でした。
仮に間違って3本使用しても1.5A又は2Aでしたら、即断しますから事故にはなりませんが、
電気知識のない方が切れない大きなものを入れたものと思います。


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↑ 通電して点検を開始いたします。
回路電圧チェックを行い2つのラジオ受信回路をテストしますが、動作をいたしません。

先ず、全体的にセレクタースイッチと各ボリューム類の接触不良が激しいため、接点復活剤を噴射注入
して擦り合わせを行いました。

その結果、かすかに電波の受信が確認できますが、スーパーヘテロダイン回路が正しく動作をしていません。


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↑ シャーシー内部の様子です。


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↑ スーパーヘテロダイン回路内の局部発信回路のコンデンサーの不良交換を発見して交換を行いました。

画像 左 不良の400PF小容量コンデンサー      画像 右 良品の400PF小容量コンデンサー
  

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↑ 2A電源ヒューズに交換いたしました。

次工程に進みます。



◆1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理完了後に異常発生 VOL2

.12 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理は2019年12月に完成いたしましてお届けいたしておりましたが、この度、突然の予期せぬトラブルが発生いたしました。

トラブルの原因は1本の真空管の不良でした。



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↑ 当時の完成画像です。


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↑ 自分の記憶では手持ち在庫の中に6BM8が有ったような気がします。
探して見ましたら東芝真空管で8B8が見つかりました。
この東芝真空管8B8は6BM8と同規格の高性能3極5極複合真空管ですが、ヒーター電圧が8Vです。

6BM8はヒーター電圧が6.3Vです。 しかし、この差は心配いりません。
省エネと寿命の点では有利になります。 
これを使用いたします。


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↑ 画像右が東芝製8B8です。


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↑ 画像右奥に使用いたしました。   動作は良好です。


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↑ シャーシーをキャビネットにセッティングして梱包を行います。


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↑ 梱包を完了いたしました。





◆1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理完了後に異常発生 VOL1

.11 2020 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年代初期のビクター真空管式セパレートステレオ「SSL-95」の修復修理は2019年12月に完成いたしましてお届けいたしておりましたが、この度、突然の予期せぬトラブルが発生いたしました。



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↑ 当時の完成画像です。


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↑ 修理の為、センター部分のみお送りいただきました。

幸い万一の為、梱包資材を保管いただいておりましたので、少しはお役に立ったと思います。


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↑ 早速シャーシーを取り外して点検を行います。


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↑ いつもの120%の修復作業にも落ち度があったのか?  緊張の一瞬です。

シャーシーの底部にはボードがあります。 

ボードを外さなくても予想通り小型電解コンデンサーのパンクでした。


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↑ 飛び散ったコンデンサーの内容物がそれを物語っています。


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↑ パンクした電解コンデンサーを取り除いて、R/L共新しい電解コンデンサーを交換取り付けを行いました。


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↑ 出力真空管6BM8 PPのカソードのバイパスコンデンサー30μF25Vには通常約15Vの電圧がかかっています。

しかし、何かの異常によりその数倍の電圧がかかりパンクしたものと推察されます。


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↑ L側スピーカーからバリバリと猛烈なショック音が出ておりましたので、電源即断を行いました。

スピーカーのボイスコイルを飛ばすほどの強烈なショック音です。


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↑ 原因は出力真空管6BM8 PPの1本の真空管の内部電極タッチスパークによるバリバリ音です。


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↑ 画像の黄色◯印の部分が黒く焦げているのが内部電極の管内放電によるものです。


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↑ 画像下は正常な状態です。


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↑ 出力真空管6BM8 の調達を待ちます。


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↑ 片チャンネルにてテストを続けます。





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