◆ビクター真空管ステレオHiFi Stereo Audiola 「STL-550」の修復修理

.17 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
"ふりだし"に戻ってきたラッキーなレトロステレオは、
ビクター真空管ステレオHiFi Stereo Audiola 「STL-550」60Hz専用機です。 
これは3年前に50Hz地区のお客様から間違いなく当方にて修復修理を承った時に
「ヘルツフリー化」のため「正弦波インバーター電源装置」を組み込んだものでした。

しかし現在の持ち主は変わっておられます。
そして、ヘルツの異なる60Hzの地域でのご使用で回転が速くて正常使用ができずお困りの状態です。
「ヘルツフリー化」を実施済みなのに謎めいた部分があります。 解明してまいります。


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↑ 「ヘルツフリー化」のための「正弦波インバーター電源装置」が既に取り外されてありません。

しかし、益々謎が深まります。

元々60Hz専用機ですから、「正弦波インバーター電源装置」を外して元に戻せば60Hzになる筈です。



以下は、3年前に「正弦波インバーター電源装置」を組み込んだ時の様子です。




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↑ シャーシーとヘルツフリー電源の組み込み完成画像です。


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↑ ヘルツフリー電源の組み込みは大型キャビネットで空間が十分ありノイズの少ない
最適位置へ離して置くことができます。


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↑ それでも、インバーター電源から出るパルス性ノイズをゼロにする事は不可能です。
許容範囲内の最もノイズの影響の少ない位置へ取りつけました。

ここまで当ブログ3年前の記事を引用いたしました。



プレーヤーの点検を行いました。

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↑ 確かに元々60Hz専用機です。


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↑ 詳細点検の結果、モータースピンドルが50Hzに交換されていました。
 
滅多に入手できないモータースピンドルです。

謎は解けましたが、この状態を60Hzに変更するには、
モータースピンドルを60Hz用に交換するか、
「正弦波インバーター電源装置」を組み込みしか方法はありません。


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↑ しかし、またもや問題が持ち上がりました。

このプレーヤーはオート機構です。
レコードプレイ時は手動ですが、アームリターンとフォノモーター停止は自動になっています。
プレーヤーには M=手動  A=自動 の切り替えツマミがありますが、Mになっていましたので
Aに切り替えてもオートリターンをいたしません。

オート機構部を修復します。
あらゆる対策を試み機能を修復しますが一進一退で完全な状態に直りません。


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↑ メカにかなり劣化があり修復不可能と判定いたしました。
 
手動なら使用できますが、「正弦波インバーター電源装置」を組み込み等の費用を考慮して
あまり得策ではないと判断いたしました。


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↑ 色々考えた結果、手持在庫の中から同系の60Hzプレーヤーを再メンテナンスして載せ替え
をすることになりました。


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↑ プレーヤーのテスト中の様子です。  オート動作は良好です。


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↑ 画像の右は付いていたターンオーバーのクリスタルカートリッジは出力電圧が弱いため
       左のセラミックカートリッジ(SP/LP兼用)に交換いたしました。


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↑ ブールーとイエローのコンデンサーは途中で交換されたようです。

次は電源スイッチの交換を行います、

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↑ 手前の電源スイッチつきボリュームの交換を行いました。


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↑ 画像左端の新しい電源スイッチつきボリュームはシャフトが短いためシャフト継ぎを使用します。
つまみがシャフトがギザギザのあるロレットタイプの為不良のボリュームから切り取って使用しました。

右は応急的に取り付けてありましたペンダントスイッチです。


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↑ キャビネットの側板の剥がれを補修いたしておきます。




◆1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]修復修理 VOL5(完成)

.12 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]は、
非常に珍しい大型モジュラーステレオ調の初期のオールトランジスタのビンテージステレオです。
いよいよ最終工程を迎えました。


HITACHI--[DPK-405]_120x80日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]修復修理VOL5(完成)

HITACHI--[DPK-405]_550x354

1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]は、最初の印象は外観も比較的綺麗
に保管されていた様子でしたが、やはり半世紀の経年劣化には勝てず、
不具合やキャビネットの突き板の剥がれなどで補修を行いました。

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↑ プリメインアンプの完成画像です。


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↑ レコードプレーヤーの完成画像です。


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↑ プリメインアンプのキャビネットの右側板の突き板の剥がれです。


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↑ 補修を行いましたが、光の具合でムラが見えたり見えなかったりしますが、
貼り付けた突き板が剥がれてなくなっていますが、範囲も広く難しいところです。


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↑ レコードプレーヤーのキャビネットも所々突き板の剥がれがあり補修を行いました。


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↑ レコードプレーヤーをキャビネットに組み込みを行います。

電源コードが経年劣化で硬くなってポキッと折れそうで危険なため交換を行いました。


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↑ レコードプレーヤーの組み込みの完了です。


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↑ 電源オフ時のプリメインアンプの様子ですが補修後の右側板が肉眼で見た場合はこんなに
色むらはないと思います。

日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]の音は素晴らしく、オリジナルのスピーカーで
も聴いてみたいところです。





◆1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]修復修理 VOL4

.10 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
予てよりお預かりしておりました、1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]は
非常に珍しい大型モジュラーステレオ調の初期のオールトランジスタのビンテージステレオです。


HITACHI--[DPK-405]_120x80日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]修復修理VOL4

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修復修理工程VOL4はレコードプレーヤーの修復修理です。



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↑ 経年劣化のフォノモーターの防振ゴムを取り外して交換を行います。


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↑ 劣化の防振ゴムを取り外しました。


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↑ 硬化して砕けています。


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↑ 新しい防振ゴムに付け替えます。


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↑ 新しい防振ゴムに付け替えを完了です。


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↑ キャプスタンベルトを装着します。


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↑ 中継用の小ターンテーブルを装着して平ベルトを.かけます。


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↑ メインターンテーブルとゴムマットを載せて完了です。


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↑ レコード盤を載せてテストを行います。


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↑ アームがリターンしてアームレストに着座してもターンテーブルが回転したままてした。

動作の不具合を修理しておきます。  タイミングスイッチの調整で直りました。


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↑ 回転も安定してフォノモーターの回転振動もカットされて快適です。

修復の済んだアンプの音質も良好です。


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↑ 経年劣化のプレーヤーの電源コードの交換を行いました。


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↑ メカの可動部に潤滑剤の塗布と注油を行います。

プレーヤーのエージングテストを充分行ってからプレーヤーキャビネットに取り付けを行います。





◆1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]修復修理 VOL3

.10 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
予てよりお預かりしておりました、1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]は
非常に珍しい大型モジュラーステレオ調の初期のオールトランジスタのビンテージステレオです。


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修復修理工程VOL3はレコードプレーヤーです。


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↑ レコードプレーヤーは他のメーカーでは、あまり見かけないものです。
普通のターンテーブルの駆動方式は「アイドラードライブ」 「ベルトドライブ」 「ダイレクトドライブ」等
ですが、Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]のプレーヤーはそのいずれにも属しません。


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↑ メインターンテーブルの直径の半分のセカンドターンテーブルにモーターキャプスタンからの
動力をベルトで伝え減速してメインターンテーブルを上に被せています。
ベルトドライブに近いものですが、安定した回転が得られます。
多分これがベルトドライブに進化したのでしょう。


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↑ ターンテーブル上面の全体像


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↑ シンプルな駆動機構 各部のメンテナンスを行います。


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↑ 重いフォノモーターを懸架している防振ゴムが経年劣化で崩れています。 

  4箇所の防振ゴムの交換を行います。


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↑ アームの支点

針圧調整ウエイト 調整


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↑  「カートリッジシェル」 異常なし
   「カートリッジ」 異常なし
   「ダイヤモンド針」 交換の必要がある


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↑ プレーヤーオート機構の動作に不具合があります。

オートリターンしてアームレストに着座してもターンテーブルの回転が停止しない。

VOL4工程でレコードプレーヤーの全体修復修理を行います。





◆1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]修復修理 VOL2

.09 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
予てよりお預かりしておりました、1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]は
非常に珍しい大型モジュラーステレオ調の初期のオールトランジスタのビンテージステレオです。

昨年12月にVOL1工程で全体像を把握しておりましたが、事情により中断いたしておりました。
今回VOL2より再開させて頂きました。


HITACHI--[DPK-405]_120x80日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]修復修理 VOL2

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↑ 今回スピーカーはお預かりしておりませんが、下の画像は、WEB上からお借りしたものですが、
この様なレイアウトになるようです。

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↑ 修復修理のテスト用スピーカーにSONY 「SS-S440」を使用いたします。


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↑ 長期の放置の為経年劣化などで、何とかラジオが受信できる状態です。


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↑ レコードプレーヤー


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↑ プリメインアンプ


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↑ プリメインアンプ後面


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↑ プリメインアンプから修復修理にかかります。

全ツマミを外して、前面パネルを取り外します。


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↑ 各セレクターロータリースイッチと各ボリュームの劣化による接触不良(ガリ)を修復のため
「接点クリーナー/接点復活剤」の噴射注入により丹念に摺り合わせを行います。


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↑ 左と右のどちらかのスピーカーの音が出たり出なかったり不安定な状態は、
「SPセレクタースイッチ」の不良と判定いたしました。


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↑ 画像上側のロータリースイッチの接点が折れ曲がっています。

下側はヘッドホンジャックです。


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↑ シャーシーから取り外しました。


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↑ 名門アルプスのロータリースイッチを調達いたしました。


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↑ 形が違いますが、動作的に問題の無いように配線を行います。


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↑ 最終的には若干配線に改良を加えてOKです。


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↑ ツマミの位置もピッタリです。


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↑ 劣化の電源コードを新しく付け替えを行いました。


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↑ 前面パネルを取り外した時にダイヤル面と共にクリーニングを行いました。


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↑ ダイヤル照明の6.3ボルトの豆電球が2個切れているのを交換いたしました。


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↑ ダイヤルが明るく見やすくなりました。


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次はレコードプレーヤーの修復修理へ進みます。





◆ビクター真空管ビンテージ電蓄RadioElectrola「RE-30」プレーヤーのWアーム改造VOL3

.06 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
VOL2工程では2つのピックアップアームを両方とも使用出来るようにプレーヤーボード上に取り付け
を行いました。


VOL1工程で「コブラ型マグネチックピックアッブアーム」の修復修理を完了いたしました。

IMGP5071_550x355.jpg ビクター真空管電蓄RadioElectrola「RE-30」Wアーム改造VOL3

VOL3工程では「コブラ型マグネチックピックアッブアーム」の座高が8cmと高いため、
深さが実測6.5cmのプレーヤーブースに取り付けた場合、上扉を閉じた場合当たってしまいます。
最初から分かっていたことですが、プレーヤーボードを2cm程下げれば解決出切ると思っていました。

しかし、実際はフォノモーターが大きく真空管との隙間も僅かなため、断念いたしました。



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↑ 上扉を約15mm持ち上げた完成画像


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↑ 実測して見てフォノモーターが大きく真空管との隙間も僅かなため、断念いたしました。


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↑ 下がダメなら上に広げよう、と云うことになりますが、上扉を約15mm弱持ち上げるのも簡単
ではありません。  ヒンジとドアストッパーがあります。


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↑ 先づ重い扉を支える割れたりしない丈夫な添え木を取り付けておきます。


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↑ ヒンジの取り付け時に扉の重さに耐えられる強度を確認致しました。


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↑ 扉を約15mm程浮かせるために扉の内側に貼り付ける適当な材料をHCで見つけました。

画像のコの字型の樹脂製の「深口カブセ」という部材です。


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↑ 早速、採寸して画像のものを作りました。


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↑ 扉の内側にビス止めして、 こんな具合になりました。

扉の取り付けはプレーヤー関連の終わった後で行います。


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↑ フォーノモータースイッチ接点のスパーク軽減コンデンサーの交換を行っておきました。


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↑ プレーヤーボード裏面のスイッチ周りの様子です。


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↑ 今回の改造で増設したピックアップ切り替えとフォノモーターON/OFFのプッシュスイッチです。


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↑ 後部の扉ヒンジの取り付け部のかさ上げの添え木にブラックの着色をしておきます。


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↑ 後部の様子です。





◆ビクター真空管ビンテージ電蓄RadioElectrola「RE-30」プレーヤーのWアーム改造VOL2

.03 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

VOL1工程で「コブラ型マグネチックピックアッブアーム」の修復修理を完了いたしました。
VOL2工程では2つのピックアップアームを両方とも使用出来るようにプレーヤーボード上に取り付け
を行います。



IMGP5071_550x355.jpg ビクター真空管電蓄RadioElectrola「RE-30」Wアーム改造VOL2



限られたスペースに大型の「コブラ型マグネチックピックアッブアーム」の取り付けは色々問題点が
あります。
アナログレコードの外周と内周をトレースする場合にどうしても差が出ます。
「オーバーハング」や「トラッキング」等の問題はアームの支点から針先までの距離が一定のピック
アップがレコード面の外周間と内周に均一にトレースするのが理想です。
しかし、ピックアッブアームの取り付け位置が極端にずれた位置では無理があります。
通常、SPレコードではそんなに深刻な問題はありません。




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↑ プレーヤーボードの奥行きが足りないので、「コブラアーム」の位置決めを慎重に行います。


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↑ 穴あけ位置が決まりましたので穴あけ決行します。


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↑ 「エアコン穴あけ用ホルソー」で60φの穴を開けました。


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↑ 大きな頑丈な「コブラアーム」の約75φのベースには3箇所の補強板が付いていますので大きな
開口部が必要になります。


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↑ 配置のみでまだ固定はしておりませんが、この位置関係は問題ありません。

次も問題点があります。

①2つのピックアップの切り替えスイッチを取り付け

②フォノモーターの手動スイッチを取り付け





◆ビクター真空管ビンテージ電蓄RadioElectrola「RE-30」プレーヤーのWアーム改造VOL1

.03 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
ご依頼者様から「コブラ型マグネチックピックアッブ」に交換して欲しい」とご連絡をいただいておりました。
両方とも使用出来るように2つのピックアップアームをプレーヤーボード上に取り付けを行います。



IMGP5071_550x355.jpg ビクター真空管電蓄RadioElectrola「RE-30」Wアーム改造VOL1


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↑ 現在では殆ど見ることができない「コブラアーム」です。

大きく重く鉛のウエイトでバランスをとっています。


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↑ 先端の鉄針用のマグネチックカートリッジは分解して修理の必要があります。


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↑ 先端部(カートリッジ)上面


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↑ 先端部(カートリッジ)裏面


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↑ アーム側面


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↑ 重いアームの支点部は頑丈に作られています。


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↑ マグネチックカートリッジを分解します。


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↑ U字型の馬蹄形磁石を外した様子です。


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↑ 発電コイルと端子の接続部分ですが、目視では断線はありません。

実測のコイルの直流抵抗は6.7Ωですからかなりのローインピーダンスです。
U字型の馬蹄形磁石の磁力が弱く少々心配があります。

初期のマグネチックカートリッジです。


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↑ カンチレバーの緩衝材のゴムは経年劣化で硬化して崩れています。


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↑ カンチレバーを外します。


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↑ 取り外したカンチレバーです。


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↑ ゴムチューブと平ゴムでカンチレバーの緩衝材を作ります。


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↑ 平ゴムで緩衝材を作りました。


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↑ カンチレバーにゴムチューブを取り付けて組み付けを行いました。


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↑ U字型の馬蹄形磁石を取り付けてカバーを付けて完成です。

カンチレバーの可動片がピタリと磁界の中心にあります。


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↑ 出力シールドワイヤーの取り付けを行いました。


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↑ どんな音が出るかテストしてみます。


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↑ かなり全長が大きいので手持ちで鳴らしてみました。

結構音質は良く感じましたが、やはり極端な低インピーダンスの為、出力が小さくなりますが
ボリューム最大まで行かなくても充分です。

これほど重く頑丈なアームのため低域の共振が小さくスッキリした音に感じます。
針圧も鉛のウエイトで固定ですが相当重くなっています。
蓄音機と同じくらいでしょうか・・・


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仮テストを終了して次は取り付けを行います。





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」レコードプレーヤーの不具合修理

.01 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

2017年11月に修復修理をいたしました1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の
レコードプレーヤーの不具合で再修理を行いました。


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不具合は、「回転が重くリターン動作も途中で止まる」



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↑ フォノモーター直結高速回転の直径約1mmのキャプスタンから、直径約40mmのアイドラーに
回転トルクが表面摩擦で伝達されます。
回転が速くなるほどキャプスタンの直径が大きくなりますので摩擦係数も大きくスリップがおきにく
くなります。

やはり、アイドラーのスリップが問題であることが分かります。
アイドラーが新品のゴムのように弾力があれば問題ないのですが、経年劣化で硬化しているもの
をやわらかくすることはできません。


アイドラーの経年劣化による硬化で起きるスリップの解説と画像は、
当ブログ「レトロオーディオの奥義」内のものを引用いたしました。




私は最近、同じ事例で実施した解決策の中で最も効果的な処置は、下記の方法です。



経年年劣化で硬化したアイドラーと金属が接触してスリップの無い回転トルクを維持させるため
アイドラーに「滑り止め剤」を塗布することを考えました。


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↑ 経年劣化で硬化したアイドラーと金属が接触してスリップの無い回転トルクを維持させるため
アイドラーに「滑り止め剤」を塗布することが最も効果があることが判明致しました。


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↑ スポーツ選手が使用する「滑り止め剤」が使用できないか?、
適当なものの中から「ハンドボール専用滑り止めワックス」を見つけまして実験を行いました。



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↑ 指先に付けて摺り込むように薄く塗りこみます。塗り過ぎは禁物です。


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↑ アイドラーの外周の接触面に「ハンドボール専用滑り止めワックス」を少量を指に付けて
均一にすり込むように薄く塗布しました。 他の部分には塗らないほうが良いと思います。

結果は非常に効果があり安定しています。


ここまでが解説になります。


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↑ アイドラーを取り外します。


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↑ ターンテーブルにこのように接触して減速しながら安定したフォノモーターのトルクを伝えます。


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↑ アイドラーの接触面に滑り止めワックスを指で均一にすり込みます。


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↑ テストを行っています。  アームのリターンも良好です。


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↑ アームの後部のプラスチックカバーが欠けていました。 交換不可能ですが金属部分に損傷が
ありませんので機能的には影響ありません。


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↑ 箱の中に散らばっていた破片です。


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↑ 先ほど大事をとって余裕の梱包を終えました。 明日、発送いたします。





◆掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして VOL7

.24 2018 家電品の修理 comment(1) trackback(0)

ジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」のエージングテストは順調です。

VOL6でFM簡易アンテナ取り付け時に撮影の画像で「FM STEREOインジケーター」が写っていません。
FM受信感度に気をとられておりました。

「FM STEREOインジケーター」の動作点灯が不明確でした。
撮影時はSTEREO MODEスイッチがMONOになっていたようです。

FM放送がMONOの場合は点灯表示致しません。


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↑ MODEスイッチがMONO以外の場合は「FM STEREOインジケーター」の動作点灯表示を
致します。 (CD-4のポジションは4CHレコード専用のためFMインジケーターは表示しません)


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スピーカーの前面縦格子のクリーニングを行いました。
エンクロージャーの下部のハカマの部分にパーチクルボードの劣化と剝離があり、このままでは
益々崩れがおきますので接着を行いました。




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↑ 過去に水浸しになった形跡です。

四辺を木工ボンドで固めます。


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↑ しっかりしたようです。


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↑ 美しくなりました。





◆掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして VOL6

.19 2018 家電品の修理 comment(1) trackback(0)
   
トリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」にはFM簡易アンテナが取り付けられておりませんので
別途、取り付けをいたします。


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↑ 簡易FMアンテナは300Ωフィダー線で作成してセンターキャビネットの後面に取り付けます。

厳密にはダイポールアンテナのエレメントの寸法をFM電波帯の平均波長に合わせますが、
実際にはセンターキャビネットの取り付け位置に収まる寸法に合わせれば間違いありません。


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↑ 完成しました。  受信感度は良好です。

ステレオの設置方向により大幅に受信感度が変化します。
ステレオの設置位置が最優先ですから気にする必要はありません。

ステレオの前面または後面がFM送信アンテナの方向が向いていれば最も感度がよくなります。
高層ビルやマンション地帯では電波の乱反射がありますので、受信感度が悪い場合は、
外部アンテナが必要です。

また、どちらも条件が満たされない場合は、T字型に最も感度の良い場所の壁に押しピンなどで
固定するワイヤー式もあります。





◆掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして VOL5

.18 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
ジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして・・・は
チューナーアンプとスピーカーはエージングテストが大したトラブルの発生も無く進みました。

そしてプレーヤーの方もオートメカ全般を潤滑剤の投入により動きを滑らかになりました。

スピーカーとセンターキャビネットの補修とクリーニングを行いまして、シャーシーとプレーヤーの
組み込みを行いました。

「お宝3点セパレート」のオンパレードです。 ご覧下さい  説明は不要でしょう。 音が聴こえそうで。


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↑ プレーヤーは全体をクリーニングいたしました。
ゴムマットは最後に洗います。


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↑ チューナーアンプのパネルはゴールドと勘違いするほど汚れていましたがクリーニング
によりシルバーであることが証明されました。

ツマミも全部はずして洗剤に浸して洗いました。




◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL10

.17 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理は緊張の連続でした。
しかし、安全にお届けできるまで、まだ終わりません。

横幅が112センチの大型重量物のアンサンブルステレオを細い丸脚を取り付けたままで、
お送りします。
遠距離を過酷なトラック輸送で緻密な機器を無事お届けするため、難しい梱包があります。

以前にこのブログをご覧のお方から「梱包の様子が知りたい」と云うリクエストがありました。
今回、一部を公開させていただきます。


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↑ 梱包で最も重要な点は、レコードプレーヤーの養生の方法です。

レコードプレーヤーはデリケートな機器で、しかも振動、衝撃に弱いのです。
そして、キャビネットに固定されていません。
プレーヤーボード全体をスプリングで浮かせて、載せてある状態です。


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↑ 先ず、梱包材ですが、大型で丈夫なダンボールが必要です。

お陰さまで、家電販売で、大型冷蔵庫・大型テレビ・洗濯機などの空ダンボールのストックが
役に立ちます。


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↑ はじめの頃は普通に丁寧に梱包しておりました。
しかし、お客様が開梱なさるとき時間がかかり、廃材の処理も大変なため、
方法を改良いたしました。

現在の開梱が簡単で製品の保護も安心で梱包材の再利用が便利な方法になりました。

梱包時間が短縮できますが、事前の準備に時間と手間がかかります。


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↑ 深さ6cm×横幅+3cm+3cm×奥行き+3cm+3cmの函型の底の部分と蓋の部分の2組
大型の場合は厚さ6mmのダンボールを2重にします。

そして、周りを囲む高さに合ったダンボールをカッターナイフで整えておきます。
全体で3時間以上がかかります。 


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↑ レコードプレーヤーの養生に効果的な「7mmの発泡スチロールボード」が効果的です。
古くなったREGZAのポスターボードを利用しました。

レコードプレーヤーはデリケートな機器でしかも振動、衝撃に弱いのです。
しかも、キャブネットに固定されていません。
プレーヤーボード全体をスプリングで浮かせて、載せてある状態です。

運送会社で積み込み時に縦積みにされた時に中でプレーヤーがずり落ちないように完全な
防御を施しておきます。
最初の頃はそれに気が付かず苦い経験を思い出します。


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↑ レコードプレーヤーが荷物がどの方向に積まれても外れたりずれたりしないようにします。


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↑ 青色の養生テープは木部には貼っておりません。
上扉を閉める前に上下のずれを防止する当て物をします。

養生テープを剥がすときは他に気をつけて、ゆっくりと水平方向に剥がして下さい。
剥がし終わってから緩衝材の「発泡スチロールボード」を外します。
そしてプレーヤーと木部の間に挟んである紙を抜いて下さい。

この作業の間カートリッジに注意して下さい。


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↑ 丸脚の先端は底部のダンボールにタッチしていません。

脚に負担を掛けていません。


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↑ このまま全体を持ち上げて設置いたします。


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↑ 荷姿です。

サイズ  W123cm H85cm D48cm

因みに 送料は ヤマトらくらく家財宅急便 Dランク 奈良県から関東圏内まで  11,286円(税込み)です。




◆希少な1968年頃のオシャレな東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL6

.15 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
1968年頃のオシャレな東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理は殆ど完成をいたしました。

ご依頼者様から「AUX端子を設けて欲しい」とご連絡がありました。


TAS-310_550x413.jpg  東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL6


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↑ シャーシーにピンジャックの取り付けはスペース的に無理なため「メスピンケーブル」を
PHONO入力と共用で取り付けました。

幸い「TAS-310」のレコード入力レベルとAUXのレベルが同じですので、RCAピンケーブル
のメス用R/Lを取り付けておきます。

セラミックカートリッジの入力インピーダンスが高く、AUX端子に接続する音源の出力インピ
ーダンスが低い場合は、PHONOでレコードをかける場合は外部接続を外す必要があります。



現代のオーディオ機器の入出力端子/ケーブルの色分けは、右R=赤   左L=白 ですが、

1960年代までは逆が多かったようですからご注意!




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↑ 「メスピンケーブル」をPHONO入力端子と共用で取り付けました。


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↑ CDを再生しています。   良好です。


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↑ エージングテスト中にMW(AM)ラジオが突然間欠的に途切れて不調になりました。
調べると中間周波増幅真空管ソケットと配線のアース側がタッチしていました。

画像青色の被覆線に交換を行いました。


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↑ ラジオ受信回路は旧式でフェライトバーアンテナではなくボビン型のアンテナコイルです。

アンテナ線が僅か30cmのところで断線していますので新しく2.5mのアンテナ線を取り付けました。
断然感度は上昇いたしました。


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↑ 3.5mmステレオミニプラグの場合の変換用です。





◆希少な1968年頃のオシャレな東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL5

.14 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
最終仕上げ工程に入りました。
チューナーアンプシャーシーに別のスピーカーを接続してテストをしておりましたが、
大したトラブルも無く経過しておりました。

電源ヒューズがあまり状態がよくないので交換しようとすると・・・・・
外れません、良く見るとヒューズホルダーのガラス管ヒューズを挟む接触片が折れています。
そのままではガラス管ヒューズが抜け落ちるため、なんと半田付けがなされています。
プレーヤーのトラブルで集中してしまい、気付くのが遅れました。

半世紀以上前のレトロ製品は部品の劣化が奥深く一旦修理が完了しても何が起きるか分かりません。
更に先を見た修復技術が求められます。


TAS-310_550x413.jpg  東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL5


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↑ 赤〇印がブロック型電解コンデンサーの交換に使用した単体の電解コンデンサーです。

シリコンダイオードは画像上部の3本の3Wの抵抗器の陰にかくれています。


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↑ ブロック型電解コンデンサーを取り外したシャーシーの開口部です。


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↑ 取り外したブロック型電解コンデンサーとセレン整流器です。


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↑ 交換に使用した単体の大容量電解コンデンサー100μF400WV/47μF400WVとシリコンダイオード
と配線用ラグです。




◆希少な1968年頃のオシャレな東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL4

.14 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

TAS-310_550x413.jpg  東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL4

最終仕上げ工程に入りました。
チューナーアンプシャーシーに別のスピーカーを接続してテストをしておりましたが、
大したトラブルも無く経過しておりました。

やはり、半世紀以上の経年劣化の機器には見た目の信頼性はあてになりません。
通電後のトラブルは否定できません。

「電源プラグ」→「電源コード」→「電源ヒューズホルダー」→「電源ヒューズ」までは
電気の入り口ですが・・・・・

電源ヒューズがあまり状態がよくないので交換しようとすると・・・・・
外れません、良く見るとヒューズホルダーのガラス管ヒューズを挟む接触片が折れています。
そのままではガラス管ヒューズが抜け落ちるため、なんと半田付けがなされています。

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↑ 早速、かしめ付けされたヒューズホルダーごと取り外しました。


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↑ 電源コードも交換します。


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↑ 電源トランスの90V/110Vのタップは必要なしですから、
100Vラインで1P電源ヒューズホルダー/カラス管ヒューズを交換いたしました。


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↑ 電源コードも交換いたしました。


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↑ 赤〇印は交流電源を直流電源に変換する旧式の「セレン整流器」ですが、比較的高い
電圧で動作をしますので、経年劣化による不良の発生があります。

現在のシリコンダイオードに交換をいたします。

赤↑印のブロック型電解コンデンサーは交流から直流に変換した電流を平滑にする3個
の電解コンデンサーが封入されています。
経年劣化でパンクや蒸気発生などの事後のトラブルがありますので単体の電解コンデン
サーに交換をしておきます。

セレクタースイッチ2箇所とボリューム2箇所に接点復活剤の噴射注入と摺り合わせを行
いました。


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↑ 赤↑印はブロック型電解コンデンサーです。 

単体の電解コンデンサー3個に交換を行います。


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↑ プレーヤーのフォノモーターのON/OFFスイッチのスパーク防止コンデンサーの交換
を行いました。

プレーヤーは50Hz専用です。





◆希少な1968年頃のオシャレな東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL3

.13 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
TAS-310_550x413.jpg  東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL3

真空管ステレオの時代のレコードプレーヤーの駆動方式は「アイドラー駆動」が主流でした。
トランジスタ(半導体)になってからは「ベルト駆動」になりました。
騒音や安定度はベルトドライブが優れています。

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↑ VOL2工程で33回転時に回転ムラが確認できました。
45回転と78回転での回転ムラはありません。


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↑ フォノモーター直結高速回転の直径約1mmのキャプスタンから、直径約40mmのアイドラーに
回転トルクが表面摩擦で伝達されます。
回転が速くなるほどキャプスタンの直径が大きくなりますので摩擦係数も大きくスリップがおきにく
くなります。

やはり、アイドラーのスリップが問題であることが分かります。
アイドラーが新品のゴムのように弾力があれば問題ないのですが、経年劣化で硬化しているもの
をやわらかくすることはできません。




私は最近、同じ事例で実施した解決策の中で最も効果的な処置は、下記の方法です。




経年年劣化で硬化したアイドラーと金属が接触してスリップの無い回転トルクを維持させるため
アイドラーに「滑り止め剤」を塗布することを考えました。


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↑ 経年劣化で硬化したアイドラーと金属が接触してスリップの無い回転トルクを維持させるため
アイドラーに「滑り止め剤」を塗布することが最も効果があることが判明致しました。


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↑ スポーツ選手が使用する「滑り止め剤」が使用できないか?、
適当なものの中から「ハンドボール専用滑り止めワックス」を見つけまして実験を行いました。



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↑ 指先に付けて摺り込むように薄く塗りこみます。塗り過ぎは禁物です。


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↑ 「TAS-310」のプレーヤーのアイドラーの外周の接触面に「ハンドボール専用滑り止めワックス」
を少量を指に付けて均一にすり込むように薄く塗布しました。
他の部分には塗らないほうが良いと思います。

結果は非常に効果があり安定しています。





◆希少な1968年頃のオシャレな東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL2

.12 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

大変希少な珍しい1968年頃のオシャレな東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理の記録です。


TAS-310_550x413.jpg  東芝ファミリーステレオ「TAS-310」の修復修理 VOL2



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↑ シャーシーとプレーヤーのみお預かりしています。


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↑ ピックアップアームの支点軸に過度な力が掛かって強烈に歪んでいます。

カートリッジの交換前に修理をしておきます。


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↑ ピックアップアームを取り外します。


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↑ かなりゆがんでいます。

支柱を支える金具が根元で曲がっていますが、凄い力がかかったようです。

プラスチックのアームに損傷がなかったのが幸いですが、修復には要注意です。


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↑ うまく直りました。




クリスタルカートリッジが劣化して動作をしていませんので音が出ません。

クリスタルカートリッジは素材がロッシェル塩で出来た圧電素子を使用したものです。
経年劣化で化学製品の還元作用で異質のものに変化して性能に衰えが現れ、
音質/音量が悪くなります。 全く音が出ない場合もあります。
寿命が約30年~40年ほどです。

使用しているクリスタルカートリッジはターンオーバー式で先端の小さなツマミで180度回転さ
せるとLP針からSP針に変わります。

現在でクリスタルカートリッジに代わるものはセラミックカートリッジになります。
しかし、殆ど製造はしておりません。
セラミックカートリッジはLP専用ですのでターンオーバーはできませんが、SPレコードも共用で
使用て゜きます。




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↑ 接続端子などの緑錆が劣化の激しさを物語っています。


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↑ ターンオーバー式LP側です。


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↑ ターンオーバー式SP側です。


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↑ きれいに取り外しました。


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↑ クリスタルカートリッジに代わるセラミックカートリッジを取り付けました。


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↑ カートリッジの質量が軽くなったため「針圧調整」のスプリングを調整します。


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↑ 調整範囲の限界で固定。


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↑ 音出しテストは良好です。

しかし、回転ムラがあります。


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↑ ターンテーブルを取り外して回転不安定に関わる全てをチェックして改善を計ります。


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↑ 特に注目したのがターンテーブルの外周内面の一部分の鉄錆です。

ここでスリップしていそうです。  早速綺麗に錆を取り除きます。


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↑ アイドラーは経年劣化でゴム気が全くな硬くなっています。 これも重要な原因です。


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↑ テストを繰り返しますが、78回転と45回転はかなり安定していますが、33回転はムラがあります。


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↑ 交換方法と専用ドライバーが付属です。


次工程に続きます・・・




◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL9

.11 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理は完成しました。

カートリッジの交換針の入荷待ちでしたが、本日入荷したため、早速交換を行いました。

このRA-3000のプレーヤーは少し変わっています。
お預かりした時に付いていた針は違っていました。
ロネットタイプのクリスタルカートリッジ用の針を無理に取り付けられていました。

ST(LP)用とSP用の針付きの2個のプラグインカートリッジを使い分けます。
しかも当時の最先端の高音質MCカートリッジです。


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↑ 唯一国産メーカーの「JICO NATIONAL EPS-11」LP用を取り寄せました。   

 (画像は空ケースです)


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↑ 取り付け完了です。 

小さ過ぎて一般の方には取り付けはかなり難しいと思います。
以前に付いていた代用の針が合わないため極小のゴム製のカンチレバーが経年劣化で少し変形
しているため接合が困難でした。


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↑ LP針交換の完了したMCカートリッジです。

「ST」の刻印があるカートリッジをシェルに差し込みます。


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↑ 細いアームとシェルの接合部に力がかからないように必ずシェルを指でしっかりつまんで
差し込んで下さい。


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↑ 慎重に注意して差し込みます。    完了です。

LP/EPレコードをかけて見ましょう。


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↑ 78回SP用のカートリッジです。 

最初から付いていたSP針には小さな「緑」の印があります。

カートリッジには「78」の刻印があります。


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↑ カートリッジの保管ケースです。





◆掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして VOL4

.11 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)


ジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして・・・は
チューナーアンプとスピーカーはエージングテストで順調です。

しかし、プレーヤーの方が小さな不具合が出ています。
これはオート動作の慣らしが必要ですのでオートメカ全般を潤滑剤の投入により動きを滑らかにして
エージングを行っていきます。


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↑ オートメカ全体に潤滑剤を注入を行いエージングテストの様子です。


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↑ オートメカの樹脂製カバーを取り外します。


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↑ カバーを取り外して全ての可動部に潤滑洗浄剤を噴霧します。


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↑ フォノモーターの防振ゴムは大丈夫です。

フォノモーターに注油します。


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↑ エージングテスト中の様子です。

カートリッジ/針も好調です。     お宝間違いなし。。。





◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL8

.06 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理は最終工程にたどり着きました。

数々の難問を制覇しながら完成を迎えました。


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↑ 組み込みを完了した全体像です。


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↑ 上扉を閉じた様子です。




以下は、最終工程の様子です。




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↑ ダイヤル文字板のクリーニングを行いました。

ツマミが外れないままですので、約1cmの隙間からベース側と樹脂製の文字板の内面を
拭きとり綺麗になりました。


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↑ コンデンサー類の交換を行いました。


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完成したシャーシーをキャビネットに取り付けを行います。




最初のシャーシーを取り外す場合に通常は「ツマミを全て取り外してシャーシーを下ろす」と言
う方法が取れないため、ツマミとダイヤル文字板が付いたまま上に抜き出す方法をとりました。
しかし、シャーシーと部品などが開口部に引っかかって取り出せないため、開口部を切り取り
広げて取り外しました。

取り付け時には大きくなった開口部が隠れるように計算して取り付けを行います。

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↑ 予定通りピッタリ取り付けに成功いたしました。


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↑ テストの様子です。


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↑ 左に12ミリ寄せましたが殆ど気づかない状態に仕上がりました。


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◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL7

.05 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理は本修理仕上げ工程に入ります。


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↑ 当時としては珍しいMCカートリッジ搭載のレコードプレーヤーはLP用の針交換は注文の
専用針の到着を待って交換を行いますが、その他の修復は完成いたしました。



以下はレコードプレーヤーの仕上げ工程の様子です。




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↑ 全体クリーニングと各部の注油等を行います。


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↑ ターンテーブルを取り外しプレーヤーボードのクリーニングを行います。

アイドラーを外してアイドラーシャフトをクリーニングして注油後にアイドラーを取り付けます。


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↑ アイドラーを取り付け、ターンテーブルシャフトにも注油をします。


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↑ アイドラーとフォノモーターキャプスタンの位置合わせを行います。


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↑ フォノモーターのON/OFF時に発生するスパーク軽減のコンデンサーを交換しておきます。

フォノモーターの注油も行います。


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↑ 完成のキャビネットに載せて見ました。





◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL6

.01 2018 家電品の修理 comment(2) trackback(0)

1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理は、
今回のセットは特に使用頻度と経年劣化に於ける製品全体の劣化とキャビネットのダメージの
修復に傾注しておりま。
 
約60年以上前の木製家具調キャビネットは木製合板の劣化、塗装の劣化、傷や擦り減りなど、
「見た目」が衰えています。
機能的な面とインテリアとしても修復を終えてこれから永い間ご愛用頂けますように修復修理
を行っております。 



キャビネットの清掃と全塗装と前面スピーカーグリルのサランネットの張替が完了致しました。 




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↑ キャビネット全体塗装完成の様子です。


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↑ カメラ撮りの照明によりスピーカーネットの色合いが若干異なります。


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↑ NATIONAL STEREO のエンブレムを取り付けました。


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↑ 上面の開閉扉の塗装が完成していますが、シャーシーの組み込みが終了後に取り付けを
行います。 (裏面は劣化がなくクリーニングのみで再塗装は行っておりません)


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↑ 丸脚4本の塗装も完了いたしました。




以下は塗装工程の様子です。  1回塗り終わり乾燥してから2回塗りを行いました。




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↑ イメージががらりと変わり、見違えるようになりました。

新品に生まれ変わったのではなく、
            
          レトロオーディオの雰囲気、「昭和モダンの復活」を心地よく感じます。





◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL5

.30 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理は仮修理が進みまして、
修復の方針が決まりました。

しかし、もう一つの問題点は「キャビネットの修復」です。
現在の状態では、クリーニングのみでは限界があります。
ダメージを修復して美しい姿をご覧にいれたい思いから、通常は機能的な修復修理が完了して
からキャビネットの修復修理を行いますが、工程を変更して中間工程で修復を行います。


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↑ キャビネットの状態は全体的によくなく補修が必要です。


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↑ 先ずキャビネット全体を拭きあげます。

そして、スピーカーグリルのバッフルボードを取り外します。


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↑ バッフルボードからサランネットを取り外します。


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↑ バッフルボードからサランネットを取り外しました。


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↑ スヒーカーの様子です。

コーン紙の部分まで随分ホコリが溜まっています。


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↑ バッフルボードのクリーニングを行います。


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↑ 「スピーカーネット現代版」に交換を行います。


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↑ ジャージのスピーカーネット現代版は伸縮性がありたるみがなくピッタリ張替えが出来ます。


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↑ 綺麗に張替えが完了しました。  エンブレムも取り付けました。


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↑ キャビネットに当てがってみます。  よく似合っています、モダンな感じになりました。


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↑ 照明の具合で色合いが変化して写っています。

次は傷補修とウレタンニスの塗装を行います。




◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL4

.29 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理は次に搭載のレコードプレーヤー
の点検仮修理を行います。


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↑ レコードプレーヤーは当時の高性能のプラグイン式のカートリッジが採用それています。
LP用とSP用が用意されています。 

スポンジ製のターンテーブルマットは劣化して崩れていましたので破棄いたしました。
レコードプレーヤーのクリーニングは順次行います。


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↑ 裏面の様子です。

フォノモーターは回転します。


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↑ 左から「レコード回転数切り替えツマミ」→「アイドラー」→「モーターキャプスタン」です。

アイドラーがロックして動きませんのでとあえず潤滑剤投入でプレーヤーを動かしてみます。


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↑ ターンテーブルゴムマットをあり合わせのものでテストを行います。


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↑ シャーシーに接続してテスト動作させます。


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↑ 回転して音だしもOKです。 透明感のある音色です。

操作はぎこちなくスムーズには参りませんが順次パフォーマンスを高めて行きます。


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↑ 当時の高性能カートリッジはLP用とSP用が付属されています。

プラグイン式で針交換も簡単に行えます。





◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL3

.28 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」は「チューナープリアンプシャーシー」と
「電源部・メインアンプシャーシー」のセバレートになっています。


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↑ チューナープリアンプシャーシー


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↑ 電源・メインアンプシャーシー


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↑ 電源・メインアンプシャーシー+ チューナープリアンプシャーシー


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↑ シャーシー内部のコンデンサーや抵抗器などのパーツの様子です。


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仮修理の為通電可能に応急修理を行い、入念な回路点検の結果電源回路の応急仮修理で
音出し可能にこぎつけました。



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↑ キャビネットにスピーカーケーブルを仮接続して音が出ております。


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↑ 修復修理の可能性を確認できました。




◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL2

.28 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理はシャーシーの取り外しに
大きな障害が潜んでいました。


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↑ 普通はシャーシーを下ろすには、全ツマミを取り外して4本のシャーシー固定ネジを外して
シャーシーを下へおろします。

しかし、このセットは何故かつまみを接着剤でボリュームなどのシャフトに固定していました。
苦肉の策として、ダイヤルパネルとツマミが付いたまま上に引き抜く方法をとりました。

しかし、ダイヤルパネルのサイズ以上の開口部が必要でした。


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↑ 取り付け板の一部を切断して開口部を広げて、ダイヤルパネルをつけたままで
上に持ち上げてシャーシーを取り外しに成功です。



↓ 以下は開口部拡大の様子です。

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↑ シャーシーをセッティングの状態を考慮して開口部を拡大して無事シャーシーの取り外しが
完了いたしました。


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↑ 取り外したシャーシーの様子です。


次工程は電源回路から修理を行います。



◆1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」の修復修理 VOL1

.28 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

レトロオーディファンに人気の1960年代真空管式ナショナルHiFiステレオ「RA-3000」です。
過去に修復修理させて頂きました「RA-46」 「RA-2400」 「RA-3000」はデザイン、機能は
スピーカーグリルデザインとレコードプレーヤーの違いを除けば殆ど同じで希少で貴重な
製品です。

お預かりしておりました製品はお家でご愛用のものでかなり長期にわたり保管しておられたそうです。
経年の使用感と自然劣化の程度も激しく限界の修復機会となりました。

※ ナショナル  松下電器産業株式会社 Panasonic

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↑ キャビネットの状態は全体的によくなく補修が必要です。


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↑ 電源が入らない。 全動作停止中。


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↑ キャビネットは傷補修や塗装が可能ですが、スピーカーグリルのサランネットは張替えが
必要になります。


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↑ シャーシーをキャビネットから取り外すために各ツマミを取り外しますが、外れません。
中は見ることが出来ませんが、どうやら全ツマミを接着剤で固定したいる様子です。
以前に一度同じことがありました。


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↑ 後部からの様子です。


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↑ シャーシーを下ろすには、ダイヤルパネルとツマミが付いたまま下ろします。、
しかし、ダイヤルパネルのサイズ以上の開口部が必要です。

このままでは無理です。 前回の場合は取り付け板の一部を切断して開口部を広げました。


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↑ 別付けのアンプシャーシーも取り外します。


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↑ キャビネットの塗装は必須条件になります。

次工程でシャーシーの取り外しを行います。





◆掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして VOL3

.25 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」は、
今朝8時半頃からテストを開始しましたが、ノーノイズで、あの不快なバリバリ激しい雑音から開放
されました。
昨日行ったきめ細かな「機器の環境整備」が奏功したようてす。

素性の分からない機器は油断ならない点がありまかから、まだ安心は出来ませんが、良い結果に
なりよかったと思います。

今日はスピーカーの整備を行いたいと思います。
3WAYの当時のスピーカーシステムはかなりデリケートですから油断できませんが、
ウーハーのエッジには、まだ「ウレタンエッジ」が使用されていなかったのが救いです。


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↑ スピーカーシステムの整備が終わりテスト中の様子です。


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↑ グリルとサランネットはダメージがありません。


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右スピーカーシステムから内部の点検とスピーカーケーブルの交換を行います。


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↑ 内部は吸音材が丁寧に貼り付けられています。

こんなに綺麗な仕事は珍しいです。 流石TRIO でしょうか。


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↑ 25cmウーハーと上のスコーカーとツイーターです。

円筒形の開口部は低音増強の「バスレフ」のエアダンパーです。


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↑ 古く細いスピーカーケーブルを取り外して高効率のスピーカーケーブルに交換して、
内部のスピーカーアッテネーターの入力端子に半田付けを行いました。




続いて左のスピーカーシステムも同じ流れで点検とスピーカーケーブルの交換を行います。




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↑ 左はケーブルが短く切れていました。


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↑ 整備完了の両スピーカーです。


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↑ 音質/音圧は断然オリジナルのスピーカーシステムに軍パイが上がります。


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↑ 今日は朝から延べ8時間の通電テスト中にノイズ発生ゼロでした。





◆掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」・・・果たして VOL2

.24 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

掘り出し品か?オークションで見つけたジャンクのトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」は

次工程に進みます。


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↑ 希少なトリオ4チャンネルステレオ「ST-7VD」のスピーカーを含めた画像は私の画像コレクション
の中でこれしかありません。

過去の2件の「ST-7VD」の修復修理はセンターのみでした。


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↑「フロントアンプのみのテストですが右SPから盛んに間欠的な猛烈なバリバリノイズが出る。」
(AUX相当のMONI入力はバリバリノイズはなし)
と云うことで、今日も同じように「バリバリノイズ」がでております。

次へ進むため中途半端な箇所を整える作業を先行いたします。
リアアンプのテストの前にRCAピンジャック形式のスピーカー接続端子は旧式すぎて、
他のスピーカーを接続するにも使い辛く変更を行います。

電源コードも劣化が激しいため即、交換を実施します。

環境を整えないと原因究明に支障が出ます。



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↑ 現在フロントR/LにSANYO OTTOのモジュラーの赤いスピーカーを接続しています。


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↑ 上がフロントR/L 下がリアR/L のスピーカーピンジャックです。


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↑ 交換のため取り外しました。


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↑ シャーシー開口部を横に少し広げて4Pのスピーカー端子を取り付けました。


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↑ 古いスピーカー接続端子からリード線を切り離します。


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↑ 新しいスピーカー端子に半田付けを行いました。


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↑ フロントスピーカーをこのように接続いたします。


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↑ 電源コードを新しく交換をいたしました。


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↑ 良い変化を期待しながらテストを行いました。

LPのA面を最後まで、「バリバリノイズ」が一度も確認いたしません。


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↑ LPのB面を最後まで、こちらも出るか出るかと「バリバリノイズ」を待ちますが一度も
出ないのです。

明日の朝の確認を待ちます。





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