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◆懐かしい愛され続けたラジオ内蔵SANYOオールトランジスタポータブル電蓄「PG-R7」は蘇るか・・・VOL2

.18 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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約半世紀前の三洋電機製ラジオ内蔵SANYOオールトランジスタポータブル電蓄「PG-R7」の修復修理の記録です。



[VOL1工程の経緯]
最初にスイッチを入れた途端にバリバリ、ガリガリと猛烈な雑音のみでレコードプレーヤーも回転しません。

プリント基板パターンの再半田付け強化を行いました。
低周波増幅回路のトランジスタを交換いたしました。

その結果、スイッチを入れた直後5秒間ほどはバリバリ、ガリガリと前よりは若干弱く入っていましたが、
その後はノイズなしで長時間正常動作しています。

しかし、スイッチを切った瞬間に「シャリシャリッ」と一瞬ですが弱いノイズが消えていきます。
この現象を見逃さずVOL2工程で対策を行います。



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↑ VOL1工程の結果、スイッチを切った瞬間に「シャリシャリッ」と一瞬ですが弱く不規則にノイズが消えていきました。
この現象を見逃しておりませんでした。
これは電源回路のコンデンサーに蓄積された電荷が放電されていく現象です。
◎スイッチを切った瞬間に「シャリシャリッ」と一瞬ですが弱く不規則にノイズが消えていきます。
この現象を見逃さずVOL2工程で対策を行います。
6.3Vの低耐圧の大容量電解コンデンサーでしかも劣化も進んでいますので要注意です。
一応目ぼしい6.3Vの低耐圧の大容量電解コンデンサーの交換を行いました。

画像  取り外した6.3Vの低耐圧の大容量電解コンデンサーです


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↑ 赤〇印が交換した電解コンデンサーです。

完璧です、ノイズレスの爽快な状態を取り戻しました。


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↑ プレーヤーのターンテーブルの整備を行います。


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↑ ターンテーブルはストッパーピンを外してから取り外します。


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↑ アイドラー軸とモーターベアリングに少量の注油を行います。


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↑ 快調です。


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↑ 回転数が若干速くなっていますので、回転ストロボシートと蛍光灯照明で調整を行いました。


以上で完全復活をいたしました。





◆懐かしい愛され続けたラジオ内蔵SANYOオールトランジスタポータブル電蓄「PG-R7」は蘇るか・・・VOL1

.17 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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約半世紀前の三洋電機製ラジオ内蔵SANYOオールトランジスタポータブル電蓄「PG-R7」の修復修理の記録です。




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↑ 今はなき三洋電機株式会社製の当時としては真っ赤なプラスチックケースに収まったコンパクトな魅力的な
デザインは現代の生活スタイルにもすぐに溶け込んでくれます。

残念なことにスイッチを入れた途端にバリバリ、ガリガリと猛烈な雑音のみでレコードプレーヤーも回転しません。


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↑ 分解点検いたしますと、バリバリ、ガリガリと猛烈な雑音はボリュームに関係なく大音量です。
5分間ほど点検中も続いています。


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↑ 基板を点検いたしますが原因不明のノイズ(雑音)の発生源は不明です。
多種多様な原因が考えられますが、最も多いのはトランジスタの経年劣化による不良です。

しかし今回は先ず小規模なプリント基板のパターンの半田付けの経年劣化によるものが考えられますので、
基板パターンの半田付強化を行いました。

結果は外れました。 相変わらず猛烈なノイズが出ています。


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↑ 次に低周波増幅回路のトランジスタを交換いたしました。

黄〇印2個は出力トランジスタですがチェックの結果、悪くないと判定いたしました。

赤〇印2個は前段増幅トランジスタですが交換が必要と判定いたしました。


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↑ 低周波増幅トランジスタは旧式の2SB186ですが、2SBタイプ互換性トランジスタを使用して交換を
いたしました。
交換をわかりやすくする為基板の裏側(パターン側)に取り付けました。


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↑ 交換完了テストを行いました。  変化がありました。

スイッチを入れた直後5秒間ほどはバリバリ、ガリガリと前よりは弱く入っていましたが、その後はノイズなし
で長時間正常動作しています。
そしてスイッチを切った瞬間に「シャリシャリッ」と一瞬ノイズが尾を引いています。

しかし、納得はできませんので、続いて究明いたします。

そのまえにレコードプレーヤーを点検しておきます。




続いてプレーヤーを仮修理して音出しを試みます。



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↑ クリスタルカートリッジが経年劣化で動作不良になっていますのてセラミックカートリッジに交換を行いました。

クリスタルカートリッジの耐用年数は約30年以内です。


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↑            左 不良のクリスタルカートリッジ   右 交換の新セラミックカートリッジ


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↑ 取り外した不良の低周波増幅トランジスタ


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↑ 33回LPレコード 動作テストの様子です。


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↑ 45回EPレコード 動作テストの様子です。



ノイズの修復は更に次工程に進みます。



◆珍しいビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」の修復修理 VOL4(完成)

.15 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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珍しいビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」の修復修理はチューナーアンプの詳細点検修理とレコードプレーヤーの最終調整が終わりキャビネットに組み込み作業を行います。




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↑ 前行程で補修済みのキャビネットの背面にFM用簡易アンテナを取付しておきます。


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↑ 背面に300Ωフィダー線で自作したFM用簡易アンテナを取付いたしました。

この簡易アンテナは結構感度が良く重宝いたします。


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↑ 完成画像


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↑ ヘッドホンジャックも確認済です。


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↑ エージングテストを続けます。


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↑ 背面の様子です。





◆珍しいビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」の修復修理 VOL3

.14 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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珍しいビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」の修復修理でレコードプレーヤーの換装準備が順調に進み、微調整と、チューナーアンプの詳細点検等を実施いたします。




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↑ チューナーアンプの詳細点検と同時にプレーヤーの微調整を行います。
 
スピーカーはお預かりしておりませんので、DF-11のスピーカーを接続して各部の点検調整を始めます。


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↑ セクション 「AM/FM/PHONO」

  モード   「2CH」 「4CHモード」その他点検   Rリアアンプ回路のヒューズ切れ発見

  音質調整 等全ての機能の点検・調整・修復を行いました。 


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↑ レコードプレーヤーの33回転・45回転の微調整を行います。


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↑ SPEED STOROBO SCOPEにより正確に回転数を微調整いたします。

スピード ストロボ スコープによる微調整には必ず蛍光灯の光源が必要です。

●自然光やlLED照明と白熱電球には反応いたしません。 
 理由はスピード ストロボ スコープはHzによる1秒間に60回又は50回のフリッカー(ちらつき)に反応するものです。
 自然光やlLED照明と白熱電球にはフリッカーがありません。


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↑ ターンテーブルの外周に4条の刻印された凹凸が静止している状態が正確な回転数になります。

上から
① 50Hz 33 回転 
② 50Hz 45 回転
③ 60Hz 33 回転
④ 60Hz 45 回転


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↑ 回転数切り替えボタンの左側面に半月形の調整ツマミがあります。


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↑ 静止パターンの撮影はシャッタースピードが合わず出来ませんでした。


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↑ キャビネットの表面材が半分以上剥がれています。


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↑ 一旦剥がしてドライヤーで加熱して中央付近の凹凸を修正してから貼り付けました。

次工程でアンプシャーシーとプレーヤーの組み込みを行います。





◆珍しいビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」の修復修理 VOL2

.14 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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珍しいビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」の修復修理はDCサーボプレーヤーの経年劣化のダメージが大きく修復修理
よりも同型完動品の換装を行います。




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↑ 完動品の在庫の「DF-11DX」のDCサーボプレーヤーです。


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↑ 全体のクリーニングを行います。


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↑ 「DF-11DX」のDCサーボプレーヤーは駆動方式が「ターンテーブルベルトドライブ」になっています。

プレーヤーの表面は同じですが、裏面内部は構造が進化しています。
静粛性、安定性が向上しています。


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↑ モーターキャプスタンは太くなっていますのはサーボ制御されてモーター回転数が通常より遅くして
あります。


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↑ 内部の全体像です。


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↑ DCサーボモーターです。


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↑  DCサーボモーター回路基板です。 ↑


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↑  アーム制御スイッチです。


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↑  33/45回転微調整ボリュームです。


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↑ プレーヤーの電源入力はAV100Vになっていますので、改造を行いました。


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↑  準備が完了してテストを行います。


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↑ テストは良好です。  確実な動作をしています。


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↑ ダイヤル照明も回復いたしました。


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↑ エージングテストを続けます。





◆珍しいビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」の修復修理 VOL1

.13 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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当時最先端のビクター4CHセパレートステレオ「DF-9」は「DF-11」の前期の機種ですが、大変珍しく今回初めてお目にかかりました。




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↑ センター部を厳重梱包でお送り頂いておりました。


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↑ 外観はDF-11とほとんど同じですが高さが74cmとなり7cm大きく出来ています。


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↑ ご依頼内容はレコードプレーヤーが回転しない状態です。


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↑ キャビネットからプレーヤーを取り外しました。


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↑ この「DF-9」は「DF-11」と同じ「DCサーボモーター」を使用した高級プレーヤーです。

ドライブベルトは経年劣化で変質してバラバラに砕けています。
モーター防振ゴムも経年劣化で変質してかろうじて原型をとどめています。


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↑ サーボ回路基板内の大型トランジスタの1個が固定ビスが外されて浮いています。


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↑ トランジスタを良否をチェックしますと不良と判定いたしました。


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↑ 両トランジスタが不良のため2SC1061を2個とも交換いたしました。

交換後モーターは回転しますが規定回転にならず、不安定で放熱板も異常過熱で電源を切りました。
サーボ回路基板内には半固定の小型可変抵抗器が5個付いていますが、いずれも接触不良で正しく
調整が出来ません。

最初からサーボ基板に手をつけた痕跡は理解に苦慮いたしますが、修理を中断した様子が窺われます。


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↑ このプレーヤーへの供給電源は非常に変わっています。

電源トランスから、AC15V+AC15V=30Vから成り立っています。
この電源供給回路に1.8A電源ヒューズが入っています。

そしてダイヤル照明ランプに電源トランスからAC11Vを供給していますが、ここにも1.8Aの電源ヒューズ
が入っています。
ところが、このプレーヤーの不具合のサーボ回路を動作させると両方の1.8Aのヒューズが飛びます。
これは電源トランスの捲き線が0→30Vとなり捲き線中間タップ15Vがアースになっています。

詳しく調べますとサーボ回路に異常が発生すると大電流でヒューズが断線して回路を遮断して、同時に
パイロット回路のヒューズ゛が切れてダイヤル面のバックライトが消えて異常を警告する仕組みと推察い
たしました。

過去の多数のDF-11ではこのような現象の経験はありません。

レコートプレーヤーは手持ち在庫のDF-11DXのプレーヤを載せ替えることにいたします。





◆1971年製日立22インチブラウン管カラーテレビ「CTT-940L」が液晶テレビに変身

.02 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1971年製日立22インチブラウン管カラーテレビ「CTT-940L」が液晶テレビに変身いたしました。

予てよりお客様からご相談を頂いておりましたのは、「昭和レトロ風」にお部屋をリフォームされまして、テレビを当時の
木製キャビネットのブラウン管テレビに液晶テレビをマウントして欲しいと云うご希望でした。
この度ベースになるうってつけのテレビが見つかりマウント作業に取り掛かりました。




完成画像をご紹介いたします。

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↑ ベースになるテレビは1971年製(48年前)の日立22インチブラウン管カラーテレビ「CTT-940L」です。
当時は20インチが大型テレビでしたので更に大きく豪華な造りです。

キャビネットサイズ 横幅1100  奥行470  高さ840mm(脚部含む) 重量65kg

マウントに使用する液晶テレビは 東芝 REGZA 26V(良品中古)です。


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↑ 昭和レトロの雰囲気と存在感は安らぎと豊かさを与えてくれます。





◆無銘改造SPレコードプレーヤーの修復修理 

.01 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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無銘改造SPレコードプレーヤーに別途用意したピックアップアームを取り付けて使用できるように修復修理を行います。


 
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↑ 完成画像です。


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↑ ピックアップアームを取り付けてましたが、正常な音が出ません。


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↑ ピックアップアームからカートリッジを取り外して分解しました。


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↑ カンチレバーの緩衝ゴムの劣化が原因です。


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↑ カンチレバーを分解しました。


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↑ 新しい緩衝ゴムに交換を行いました。


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↑ 組み立てを行いました。


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↑ テストの様子です。 音出し成功です。


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↑ ストッパースイッチの取り付け位置に苦労がありました。

元々このアームとストッパーの相性は不適合でしたが、何とかギリギリセーフの状態で収まりました。


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↑ カートリッジからの出力シールドワイヤーの交換を行い音量ボリュームに半田付けの時点でボリューの
接続が逆になっているのが発覚いたしましたので、正常に戻しました。





◆1950年代Columbiaレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理 VOL3

.24 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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70年前の78回SPレコード専用プレーヤーColumbiaレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理の記録です。



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↑ SUMMITピックアップアームは全長が20mm程長いためやや後方に支点を持っていきます。


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↑ アームレストにも改良を加えます。


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↑ この状態で音出しを行います。

やはり予想通り同世代のプレーヤーではなかった音を感じました。
イコライザーなしの状態ですからプリアンプを通してコントロール次第でお好みの音が得られると思います。


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↑ エージングテストの様子です。




ここでターンテーブル回転中の異常音の修復修理を行います。
異常音の中に周期の遅い「ゴロゴロ」と周期の速い「カタカタ」の2種類が混ざり合っています。




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↑ 周期の遅い異常音の正体はターンテーブルの回転軸を疑い点検を行います。


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↑ ターンテーブルの回転軸を取り外しますと軸受が異物により障害になっていました。


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↑ 回転軸には問題はありません。


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↑ 軸受のグリスの劣化物を取り去ります。


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↑ きれいにクリーニングと注油を行いました。


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↑ 周期の速い異常音の正体はアイドラーのゴムの劣化による凹みから発生しています。


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↑ アイドラーを取り外して劣化したゴム部分をサンドペーパーでなめらかに修正しました。


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↑ これで、テストを行います。


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↑ テストの結果、異常音は飛躍的に小さくなりました。 

しかし、完全とは言い難くもっと精度を上げたいところですが、アイドドラーのコムの劣化による弾性が失われて
いるため効果が期待できません。


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↑ エージングテスト中の様子です。


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↑ プレーヤー内部の改良後の全体配線の様子です。


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↑ 音量ボリュームは劣化によりガリが激しく        ↑ モーターのON/OFF手動スイッチを設けました。
   新しく交換を行いました。


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↑ 安全のためヒューズの取り付けを行いました。





◆1950年代Columbiaレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理 VOL2

.24 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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70年前の78回転SPレコード専用プレーヤーColumbiaレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理の記録です。
このColumbiaレコードプレーヤー「RP-450」はクリスタルカートリッジが採用されています。
今回はマグチックカートリッジアームに換装を行います。



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↑ オリジナルの「クリスタルカートリッジ」が採用されたアームです。

早速仮付を行いテストいたしましたが、残念ながら予想に反して哀れな音で明らかに経年劣化による
カンチレバーの不調によるものです。


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↑ 換装に使用いたしました高音質の「SUMMITマグネチックカートリッジピックアップアーム」です。




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↑ 構造上オートスイッチの使用は不可能なため撤去いたします。




早速「SUMMIT T-22」のマグネチックカートリッジの分解修理を行います。
「SUMMIT T-22」のマグネチックカートリッジの高音質の謎を解明いたします。



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↑ 「SUMMIT T-22」のマグネチックカートリッジは当時の他社の同型より容積/質量は約2分の1に小型化
されていますが磁束密度が高く、カンチレバーの構造が緻密で発電コイルの直流抵抗1.01kΩで出力電圧が
大きく効率的にできているようです。


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↑ カンチレバーの緩衝ゴムがご覧のように劣化していました。


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↑ 朽ち果てた緩衝ゴムを交換して、元通りに組み立てを行います。



◆1950年代Columbiaレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理 VOL1

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70年前の78回転SPレコード専用プレーヤーColumbiaレコードプレーヤー「RP-450」の修復修理の記録です。



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↑ ターンテーブルが回転しません。


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↑ フォノモーターが回転しない原因はモーター回転子のロックです。


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↑ 経年劣化でベアリングがロックしています。 潤滑剤の注入では効果がありません。


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↑ カバーを外してベアリングを外そうとしますが、簡単には外れません。


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↑ 傷つけを注意しながらべアリングを取り外しました。


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↑ 取り外したベアリングパーツをクリーニングしてスムーズに回転するかを確認しておきます。


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↑ シャフトの方もクリーニングしてスムーズに回転するかを確認しておきます。


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↑ 組み込みを行いました。


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↑ フォノモーターは回転を取り戻しました。

ターンテーブルは回転しますが、異音があります。
これはアイドラーの不具合ですので、後の工程で修復を行います。

次工程でピックアップアームの交換を行います。





◆1970年代HITACHI Lo-D ACOUSTIC SUPER WOOFER 採用高性能スピーカーシステム「HS-1400W」の修復修理 VOL5(完成)

.19 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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HITACHI Lo-D の有名な大型スピーカーシステム「HS-1400W」 のエンクロージャーの外装修復最終工程が終了いたしまして
発送準備の梱包を行いました。



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↑ 梱包サイズ W510  H1200  D440mm  (1台当たり)

この梱包材は大型家電製品の段ボールを再利用して、特殊な形状に加工して製品を保護しなが安全にお届
け出来ますように手間と工夫により行っております。

開梱は黄色のバンドを切って上蓋を取り、周囲を囲っているダンボールを取り外して僅か3分程で製品を取
り出せます。
また梱包材は保管をしておきますと再利用が可能です。


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◆1970年代HITACHI Lo-D ACOUSTIC SUPER WOOFER 採用高性能スピーカーシステム「HS-1400W」の修復修理 VOL4

.14 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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HITACHI Lo-D の有名な大型スピーカーシステム「HS-1400W」 のエンクロージャーの外装修復ため最終工程の全塗装を行います。



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↑ 塗り上げ完成


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↑ スピーカーグリルを仮付いたしました。

コントラストが良くいい感じになりました。


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↑ 下前面板は3回重ね塗りを行いました。


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↑ 左右の.側板は小傷修正後厚めに1回塗り。


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↑ 天板のダメージが最も酷く一度試し塗りを行いましたが、色抜けした部分の濃淡は殆ど変らないため
急遽、塗装方法を変更いたしました。


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↑ 先ず、ペーパー掛けで全体に古い塗装面を剥がしました。
そして4回重ね塗りの結果、かなりきれいになりました。 画像より実際の見た目はもっときれいに見えます。

剥がれた突板の処置と塗装により原型を維持しながら最良の状態を取り戻せたと思います。


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↑ フラッシュなし撮影


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↑ フラッシュあり撮影


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↑ フラッシュあり撮影


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↑ フラッシュなし撮影


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↑ フラッシュあり撮影


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↑ 全体的に上品な光沢により写りこみが出てきました、環境にマッチした落ちついた高級感が保たれ存在感
がアップいたしました。

スピーカーユニットを取り付けますと、光線により開口部からスピーカの円形が微かに透けて見えて雰囲気が
変わります。


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↑ 横置きにして塗装中に底面の台座部分に合板の剥がれが見つかりましたので修復を行いました。





◆1970年代HITACHI Lo-D ACOUSTIC SUPER WOOFER 採用高性能スピーカーシステム「HS-1400W」の修復修理 VOL3

.12 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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HITACHI Lo-D の有名な大型スピーカーシステム「HS-1400W」 のエンクロージャーの外装修復で全塗装のため
合板の突板の剥がれなどの修復を行います。



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↑ 天板の突板が剥がれて波打っています。 剥がれの接着を行いますが、波打ちは完全には戻りません。


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↑ 剥がれ部分全体に接着剤を塗布して圧着します。


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↑ 同じ大きさの板を乗せて更に15Kg程の重りを置いて圧着を行います。


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↑ 側板後部の内側の合板の剥がれも接着を行います。 木工ボンドを注入した直後の画像です。

圧着してはみ出た部分を取り除きます。 固まるまで繰り返します。


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↑ 側板の突板が37cmほど剥がれて無くなっています。 


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↑ 樹脂系重鎮材で下処理を行いました。




もう1台の方の修復下処理を行います。



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↑ 天板の突板剥がれを貼り付けます。


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↑ 両側板の一部剥がれの修復を行います。


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↑ 樹脂系重鎮材で下処理を行いました。


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↑ この傷は本塗装時に修正いたします。

次工程はウレタンニス塗装で仕上げます。




◆PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の再々修復修理 VOL2

.10 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の再々修復修理は、過去にも何度か経験して悩まされた内部ノイズです。
VOL1工程で半導体(トランジスタ)の経年劣化から慢性的に発せられる内部ノイズは収まった様子です。

VOL2程でプレーヤーの不具合の修復を行います。



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↑ プレーヤーは長期間、動作をさせていませんので、ややぎこちない動作が見られます。

STARTさせてレコードが回転しても音が出ない時が確認できました。
これはアンプ側ではなく明らかにプレーヤー側の不具合です。


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↑ 何度も繰り返して動作テストを続けてもその後は正常です。
原因はカートリッジ出力のショートバースイッチが閉じたままで音信号がシャットダウン状態になっていました。


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↑ その原因はカートリッジ出力のショートバースイッチをコントロールしている画像中央の白い円形のカムと
右横の長いクランクアーム関連のタイミングにズレがあったようです。


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↑ 各可動部に潤滑剤の投入によりREPERT動作を続行して円滑な動作を取り戻しました。


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↑ トーンアームの支点(ジャイロ)部分にガタツキがありました。
これは以前からありましたが調整ネジが固着して無理が出来ませんでした。

しかし、今回は見送りません完治いたします。
壊れるか・・・直るか・・・の瀬戸際の作業ですが、成功いたしました。


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↑ エージングテスト中の様子です。





◆1970年代HITACHI Lo-D ACOUSTIC SUPER WOOFER 採用高性能スピーカーシステム「HS-1400W」の修復修理 VOL2

.09 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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HITACHI Lo-D の有名な大型スピーカーシステム「HS-1400W」 のエンクロージャーの経年劣化した外装の修復修理はVOL2工程に進みます。



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↑ エンクロージャー木部の修復の前にグリルサランネットの張り替えを先行いたします。
実は最後にサランネットの張り替えを行ってもよかったのですが、グリルサランネットは「エンクロージャーの顔」
的な存在に当たりますので、全体のコンビネーションを考えて行いました。


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↑ サランネットの取り外しから始めます。


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↑ ホッチキスの錆具合の様子からも、かなり以前に「水濡れ」があったことが窺われます。


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↑ 取り外しが終わりました。


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↑ バッフルボードの合板が各所に「剥がれ」や「浮き」がありますので、木工ボンドで接着をしておきます。


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↑ サランネット貼り付け面の様子です。




使用するサランネットは現在の高品質のスピーカー用素材です。色合いはオリジナルに近いものを選びました。
濃い生地はデザイン的にバランスが崩れます。



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↑ 綺麗に貼り替えが完成いたしました。


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↑ HITACHIのエンブレムを取り付けました。


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↑ スピーカーグリルを仮付して見ました。  随分雰囲気が変わりました。

次はエンクロージャー木部の修復に取り掛かります。





◆1970年代HITACHI Lo-D ACOUSTIC SUPER WOOFER 採用高性能スピーカーシステム「HS-1400W」の修復修理 VOL1

.05 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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HITACHI Lo-D の有名な大型スピーカーシステム「HS-1400W」 のエンクロージャーの経年劣化した外装の修復修理計画を行います。
ASW(アコースティックスーパーウーファー)方式を採用した4ウェイスピーカーシステムです。
ASWは、エンクロージャーの下部下向きに20cmコーン型ユニットを取付けた構造となっております。
バンドパスフィルターを形成した下部から超低音域だけを鳴動しています。
エンクロージャーの上部分に3ウェイスピーカーユニットが前向きに搭載されています。
低域用には20cmコーン型ウーファーを搭載し、中域用には12cmコーン型スコーカーを搭載しています。
高域にはホーン型ツイーターを搭載しています。合計4基のスピーカーユニットで構成されています。

しかし、今回はR/L共4基のスピーカーユニットとアッテネーターは取り外されております。



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↑ サイズ W438  H1157  D370(mm)

HITACHI--[DPK-405]_550x354

↑ 日立の資料から拝借したアンプとプレーヤーなどシステムセットの画像です。


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↑ 「ASW」 Lo-D ACOUSTIC SUPER WOOFER のエンブレムです。


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↑ スピーカーグリルのサランネットの「シミ」は水濡れが原因です。

●サランネットの貼り替えを行います。


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↑ スピーカーの「顔」になるサランネットは新しく全面張り替えを行います。


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↑ エンクロージャー天板の突板の「剥がれ・たわみ」の補修は基本的には張り替えは適当ではありません。
現状から判断して接着と圧をかけて波打ち状態を修正いたしまして、再塗装により、かなりきれいになる
と考えます。


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↑ 天板の色抜けや色むらなどは再塗装でかなり見やすくなります。


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↑ 側板の突板剥がれは、樹脂剤で嵩上げして塗装を行います。  *参考画像あり*


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↑ 背面から見た内部は問題なさそうです。





以下の画像は以前に別のご依頼者からこのスピーカーと同型セットのアンプとプレーヤーの修復修理
の一部です。 筐体の突板剥がれの修復部分の様子を掲載されております。





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↑ 長期の放置の為経年劣化などで、何とかラジオが受信できる状態です。


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↑ レコードプレーヤー


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↑ プリメインアンプ





●ここから参考画像

1970年代日立 "Lo-D" SOLID STATE STEREO [DPK-405]は、最初の印象は外観も比較的綺麗
に保管されていた様子でしたが、やはり半世紀の経年劣化には勝てず、
不具合やキャビネットの突き板の剥がれなどで補修を行いました。

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↑ プリメインアンプの完成画像です。


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↑ レコードプレーヤーの完成画像です。


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↑ プリメインアンプのキャビネットの右側板の突き板の剥がれです。


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↑ 補修を行いましたが、光の具合でムラが見えたり見えなかったりしますが、
貼り付けた突き板が剥がれてなくなっていますが、範囲も広く難しいところです。


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↑ レコードプレーヤーのキャビネットも所々突き板の剥がれがあり補修を行いました。


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↑ レコードプレーヤーをキャビネットに組み込みを行います。

電源コードが経年劣化で硬くなってポキッと折れそうで危険なため交換を行いました。


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↑ 電源オフ時のプリメインアンプの様子ですが補修後の右側板が肉眼で見た場合はこんなに
色むらはないと思います。


●ここまで参考画像



◆PIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」の再々修復修理 VOL1

.02 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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このPIONEER 4CHセパレートステレオ「FD-5」2015年の夏から秋にかけて最初の修復修理をさせていただきました。
全体的なメンテナンスでした。
修理中に4CH回路のノイズの発生で苦労いたしました。 その後もプレーヤーの不具合もありました。

過日再々修理でお預かりしておりましたが、症状が出たりでなかったりしておりました。
ご依頼者のご厚意で延び延びになっておりました。 今回、完全修復修理に着手いたしました。

現時点での症状は以下の通りです。
① 「2CH」 「CD-4」ではその「バリバリノイズ」は感じない。
② 「RM」 「SQ」で「バリバリノイズ」が大きく入る。
③ PHONO場合は別のノイズと2種類のノイズが重複している。
④ 長時間経たないとノイズは現れないが、徐々に短くなっている。
⑤ ボリュームを絞ればノイズも小さくなる。
⑥ ノイズはフロント/リアの双方とも入る。

PIONEER FD-5 は回路構成が複雑で難易度は高く過去にも何度か経験して悩まされた内部ノイズです。



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↑ 赤丸で囲まれた部分がノイズに関連したプリアンプ回路のプリント基板です。


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↑ 中央が基板裏面の様子です。


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↑ 上部がプリアンプ回路のプリント基板です。 

  下部がICパワーアンプ回路です。


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↑ プリアンプ回路のプリント基板の拡大画像です。 


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↑ プリアンプ回路のプリント基板の裏面拡大画像です。 

トランジスタの交換は半田付けを溶かして不良トランジスタをはずして新しいトランジスタを取り付けて
再半田付を行います。


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↑ プリアンプ回路に約30個のトランジスタが使用されています。 その中から不良のトランジスタを探して交換
を行います。


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↑ 上画像が外した不良トランジスタです。
  
  下画像が交換に使用した新しいトランジスタ「2SC1321」です。


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↑ テストの結果完全にノイズは消滅いたしました。


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↑ 次工程でレコードプレーヤーのメンテを行います。





◆1989年代SONY CDステレオ高級ラジカセミュージックリファレンス・スペシャル「D-2010」の修復修理

.24 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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修理でお持ち込みを頂いておりました、1989年代SONY CDステレオ高級ラジカセミュージックリファレンス・スペシャル「D-2010」です。
当時198,000円の高音質の最高級卓上ラジカセです。 AM/FM/カセット/CDのオールインワンのラジカセのような製品です。
マホガニー調ピアノ塗装の豪華な筐体です。 その音質は大型高級ステレオに匹敵いたします。



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↑ 前面の様子です。 CDが動作いたしません。 AM/FMはOKです。


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↑ 背面の様子です。


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↑ CDをセットします。


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↑ PLAYボタンを押しますが、回転いたしません。

何回も強く押している内に何とか回転しましたがすぐに停止します。


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↑CDを認識(読み取り)しないため再生できません。


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↑ レンズ汚れがたまにありますのでクリーニングしましたがやはり読み取り不良です。


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↑ 上面メカ部分を取り外して点検を行います。


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↑ この機器の故障順位の上位になるCDドライブの劣化による動作不良です。

CDプレーヤードライブ単体の修理は不可能な構造になっています。


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↑ 「CDドライブ」の交換は正常動作の「D-2010」を入手して部品を取り外して移植修理を行います。




部品どり用に準備したD-2010から正常動作の「CDドライブ」を取り外して移植修理を行います。
しかし、両者を詳しく総合判定して良い方を優先いたします。



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↑ 左 修理依頼「D-2010」  ×CDドライブ  ×カセット  〇AM  〇FM  △セレクター  〇ボリューム ×上扉    

  右 部品取用「D-2010」  〇CDドライブ  ×カセット  〇AM  〇FM  〇セレクター  〇ボリューム 〇上扉   

    結論 右部品取用「D-2010」を採用いたしました。


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↑CD再生テストの様子です。


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↑ エージングテスト中の様子です。


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↑ 前面サランネットを取り付けました。        

完成です。   エージングテストを続行いたします。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL10(追記)

.16 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理は完成後更にフォノモーターの回転振動
ノイズを減少させる為の「低反発をフォーム」を使用して改良を行い、長時間エージングテストは順調でした。
丸一日経ちまして、梱包準備の前にLPレコードをかけて、「インバーターノイズ」と「モーター振動ノイズ」の両ノイズの
無い音に満足し、続いて45回EPレコードを乗せて45回転でスタートさせますが、33回転で回っています。??
そんな筈がないのに」と思い、ターンテーブルを外して調べますと、モータースピにドルにベルトが掛っていません。
33回転の位置のまゝです。



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↑ 45回転に切り替えてもモータースピンドル33回転の位置にベルトが掛っています。


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↑ モータースピンドルが規定値より下がっています。




モータースピンドルの取り付けネジをゆるめてモータースピンドルを上に移動させようとしますが、限界で不可能です。
下がった原因はモーターが規定位置より下がったことになります。

これはモータ重量で「低反発フォーム」が圧縮されたためです。
「低反発素材」は温度により柔らかくなる性質があります。 長時間の回転でモーターの温度が60℃近くになります。
そしてゴムのように反発力はありません。その為「低反発フォーム」が圧縮されて厚みが薄くなったようす。



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↑ ある程度圧縮したままで取付方法を改良いたしました。

接触面を広くする意味で大きな平ワッシャーを使用いたしました。


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↑ 取り付けボルトの締め付け具合も柔らかくいたします。


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↑ 調整しながらテストを繰り返し最良の状態にしていきます。  


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↑ 全長32cmのアームは通常27~29cmより長いためプレーヤーボートからの振動を受けやすくなります。

しかし、思いきった対策によりモーター振動は改善いたしました。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL9(追記)

.14 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理は完成いたしました。
ヘルツフリー化は正弦波インバーター電源の組み込みによるパルス性高調波のノイズを想定した対策が功を
奏してノイズの発生が予想以下の低雑音に満足いたしました。
低音域最大で音量中以上(大音量)でカートリッジから拾っているフォノモーター振動音の方が目立っています。
普通はここまでボリュームアップをして聞くことはありませんが、やはり気になります。
当初のあの状態からここまでパフォーマンスを高めてここで妥協するのは残念です。
「よし、ダメもとでも、最善を尽くそう」と決心の作業をはじめました。



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↑ 最初、劣化した防振ゴムを交換いたしました。


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↑ 防振ゴム交換後は飛躍的にノイズが減少いたしました。


ここまでは完成までの状況です。



更に進化させるには「防振素材」を過去に使用した実績のない「高性能な素材」を使用する必要があります。

脳裏をよぎったのは「低反発素材」です。

低反発フォームは、特殊な分子構造で 衝撃吸収材としてシリコンやポリプロピレンを原料にした低反発素材です。
私は従来からゴムにこだわっていました。そして円形のグロメット様のもで低反発素材はありませんでした。
4年前に大型HCでゴムパーツを物色中に見つけた低反発素材「ピタフォーム」を購入しておりましたが使用する事
はありませんでした。
ここで、救世主になるとは・・・・・早速その効果の確認作業を開始いたしました。


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↑ 低反発素材「ピタフォーム」は厚さ6mmのシート状ですので、適当な大きさにカットして2枚重ねで使用
いたします。


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↑ 取り付け方法も素材の性質を生かせた方法に変更いたします。


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↑ 先に使用したグロメットは一部使用いたします。


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↑ テストの結果は、期待通り低反発素材の素晴らしさを実感いたしました。

半世紀以上前は夢の夢でした素晴らしい素材です。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL8(完成)

.14 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理VOL8工程は、「正弦波インバーター電源装置」を
センターキャビネットに格納いたしました。



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↑ 完成画像です。


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↑ 「スイッチング電源」と「正弦波インバーター電源」に固定金具を手作りして取り付けます。


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↑ 「スイッチング電源」と「正弦波インバーター電源」を格納して接続を完了いたしました。


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↑ 「スイッチング電源」と「正弦波インバーター電源」の最大の敵は動作時に発せられるパルス性の
「高調波によるインバーターノイズ」です。
増幅度の高い「フォノ入力回路」に「ジーッ」とノイズが入ります。
しかし、取り付け位置や回路構成を研究の結果、最もノイズの少ない方法で取り付けを行いました。

(プレーヤーを回転させたままでAMラジオの受信はインバーターノイズで使用出来ません)


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↑ 低音を最大にした時にフォノモーターの回転振動を針先からカートリッジに伝わるノイズを
極力減少させる為にターンテーブルゴムマットの下に振動フィルターを挿入いたしました。


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↑ 当時の操作パネルのダイヤルスケールのバックライトが暗いのは仕方がないと思います。
6.3Vの豆電球3個では無理があったようです。
その後ビクターやパイオニアは4ch時代は12Vのヒューズ型特殊パイロットランプを6~7個使用して華やかさを
競い合ってきました。


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波乱万丈の難関を突破して完成に漕ぎつけました。
「不可能は排除」と自身に檄をかけて「SANSUI APS-1200」は蘇りました。

この製品の印象は保存環境が影響して自然な経年劣化のダメージがありました。
しかし、内部を詳しく観察いたしますと、使用感が少なく感じました。
過去の故障修理の痕跡も認められません。

最近の家電製品のように「短寿命使い捨て」ではなくビンテージオーディオは家電文化財的な
優れた製品です。

只、懸念されるのが、半導体や回路部品の潜在的なトラブルが浮上してくるかもしれません。
レトロオーディオ等は修復修理を行って新品状態に復活したのではありませんが、
今後の使用がエージングになり性能が定着してまいります。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL7

.13 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL7工程は、
レコードプレーヤーは60Hz対応ですが、ご使用地域が50Hz地域のため急遽「正弦波インバーター電源装置」を
構築導入いたします。
このまま使用しますとレコードの回転数が約12%遅くなります。



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↑ インバーター電源装置の漏洩ノイズが少ない位置をイメージしておきます。


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↑ APS-1200のフォノモーターは「4極ヒステリシス・シンクロナスモーターを使用されています。
配線の変更を慎重に行います。   (元画像)


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↑ 配線変更後の画像です。


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↑ モータースイッチから発生するスパーク軽減用コンデンサーです。


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↑ 1Aのプレーヤー専用電源ヒューズを増設しておきます。


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簡単に動作説明をいたします。

商用電源の60Hz又は50HzAC100Vを「スイッチング電源」に入力してDC12Vを生成します。

DC12Vの直流電源を「正弦波インバーター電源」に入力して60HzAC100Vを生成してモーターを回転させます。
チューナーアンプはコンセントの50HzAC100Vを使用しています。

「正弦波インバーター電源装置は」出力が50/60Hz切換付が絶対条件です。(既存のモーターに合わせるため)
組み込み前に.テストを行います。



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↑ 簡易ストロボで回転数のチェックを行います。  ピッタリです。


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↑ テストは良好です。

スタート時とストップ時に「正弦波インバーター電源」から「ピッ」と発信音が鳴ります。


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↑ 45回転EPレコードのテストも正常です。


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↑ 59.89Hzで安定しています。


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↑ 商用電源は59.94Hzでした。

次はキャビネットに組み込みいたします。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL6

.11 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL6工程はセンター
キャビネットとスピーカーエンクロージャーの全体クリーニングを行い、シャーシーとレコードプレーヤーの組み込み
を行います。

アンプとレコードプレーヤーはキャビネットにマウントにより状態が変化する場合があります。
非常に緊張する工程になります。



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↑ キャビネットとスピーカーエンクロージャーの外観全体の半世紀以上の汚れを時間をかけて丁寧にクリーニ
ングを行いました。
洗剤などを使用しのますと地肌の塗装面を痛めますので、なるべく使用いたしません。
そして、小傷や色抜けしたヶ所を修正して目立ちにくくいたしました。

仕上げに少量の特殊ワックスで磨き上げました。


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組み込みテストを開始いたしました。

スプリットテストでは、あまり気にならなかった現象が強く出てきました。
それは、フォノモーターの回転振動がカートリッジの針先に伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出る
問題です。
キャビネットにマウント後は箱型のキャビネットに共鳴してさらに大きくブーンとノイズが出ます。 
通常の音量ではかき消されますが、無音域では不快に音になります。

対策を行います。




↓ VOL3工程での防振ゴム交換前画像
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↑ フォノモーターの回転音と回転振動が大きいのは、防振ゴムでモーター振動をプレーヤーボードに伝わり
にくくする構造になっています。
しかし、その防振ゴムが劣化しているため、効果がなくなっています。
その結果、回転振動が針先にもろに伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出てきます。
劣化して硬くなった防振ゴムを交換いたします。

↓ 防振ゴムを交換後の画像です。
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ここまではVOL3工程の一部を転記いたしました。



前回に交換した箇所をもう一度見直しましたが、変化はありません。

フォノモーターの交換は不可能です。

色々対策を考えましたが最終的にフォノモーターの「マウント構造を改良」することにいたします。

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↑ 元は真鍮製パイプにボルトを通していますが、
替わりに弾力の強いゴムチューブを使用してこの部分で振動を吸収する方法をとることにいたします。


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↑ 改良を行いテストを実行いたします。


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↑ 成功です。  大音量でも大丈夫です。




もう一つ問題があります。
これはごく稀にカートリッジのR/Lの出力が途切れたり、音量が変化したりしておりましたが、解決しておかなけれ
ばならない問題でした。
ラジオの場合は同じ症状はありません。



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↑↓ これはカートリッジの接続ピンと接続線の接触不良を修復して解決いたしました。

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↑ プレーヤーの問題は全て解決いたしました。


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↑ 下扉のストッパーが錆びていましたので磨いておきましたが、メッキが剥げています。


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↑ 前面の上扉は左側スライドに不具合がありますが、修理は不可能です。
下に収納したままでよいと思います。


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↑ SANSUI エンブレムと赤いパイロットランプが嬉しそうに見えます。


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↑ このステレオAPS-1200はスピーカーケーブルをFMアンテナとして利用していますので、
FM放送が受信が不安定な時はスピーカーケーブルを延ばしたり角度を変えたりしますと受信が
良くなる場合があります。






◆1955年代ナショナルHiFi MAGIC SUPERラジオ「UF-770」の修復修理 VOL1

.09 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1955年代ナショナルHiFi MAGIC SUPERラジオ「UF-770」の修復修理の記録です。
昭和30年代初期の製品ですので60数年以上前の製品です。



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↑ サイズ   W540    H325    D210mm

頑丈な木製キャビネットで前面の一部が樹脂製です。


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↑ 内部シャーシーは経年劣化が酷く、初期テストを行いますが電源が入りません。 

電源が入らない原因は、特殊回路のため「リモートスイッチアダプター」が欠品しているため通電できない構造
が判明いたしました。


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↑ 配線の外被の劣化が限界に達しています。


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↑ 電源ヒューズホルダーも錆びて朽ち果てて通電不可能状態です。


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↑ パイロットランプ用配線は外被の変質硬化のため亀裂によりショートが懸念されます。


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↑ 「リモートスイッチアダプター」が欠品のため直結処理を行い強制的に電源投入を行いました。

しかし、真空管ヒーター回路とパイロット回路は通電しましたが、動作はいたしません。
B電源回路が動作していないようです。(リモートスイッチに関連あり)


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↑ スイッチ接点がかなり劣化しています。


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↑ 画像上部の2×5=10個の小さなコイル群はロータリースイッチ選局用の放送局5局の周波数を固定し
てスイッチで選局するもので、当時は画期的なものでした。

しかし、現在ではこれが仇になっています。 
元通りになったとしても現地で各放送局の周波数に合わせて調整が必要になりります。


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↑ 基本のバリコンによる選局に改良する方法が無難かと考えますと、全体的な改造が必要になります。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL5

.04 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL5工程は
レコードプレーヤーの全体のクリーニングを行いました。

レコードプレーヤーは精巧な機器です。
しかも、経年劣化のダメージを最も受けやすいデリケートな機器です。 
そして、「ステレオの顔」です。  きれいにしてやりたいと思います。




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↑ カートリッジヘッドシェルとトーンアームのクリーニングも行います。




分厚いアルミダイキャストのターンテーブルは普通よりもかなり重く作られています。
これは重いほど回転中の「ワウ・フラッター」(回転ムラ)が少なく安定した回転が維持されます。
この重量ターンテーブルを回すために大型のフォノモーターが使用されています。

ゴムマットから露出した部分の表面が劣化変色して見苦しくなっていますので、細かいサンドペーパーに洗剤を
つけて丹念に研磨いたしました。↓

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↑ ゴムマットは洗剤でブラシ洗いを行いました。


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↑ 飾りのリングもきれいになりました。


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↑ カートリッジヘッドシェルとトーンアームもこんなにきれいになりました。



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↑ プレーヤーボードのクリーニングを最後に行いました。


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↑ ゴムベルトを架けながらターンテーブルをセットいたします。


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↑ 完了いたしました。


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↑ ゴムマットの縞目が照明や角度により変化します。 

肉眼ではこんなに変化がないのですが、微妙です。

次工程でシャーシーとレコードプレーヤーをキャビネットに組み込んでみます。
組み込みによエージングテストを行うことにより、今まで出なかったトラブルが発見できます。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL4

.03 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL4工程は
シャーシーの経年劣化による錆の補修を行いました。



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↑ シャーシーの錆はこのままでも機能的には問題はありませんが、今後のことを考えますとこの機会に補修
しておくことが重要と考えました。

全塗装は不可能ですので、錆の酷い箇所を塗装いたします。

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シャーシーは0.5mm程の鉄板にメッキを施してありますので普通は錆びろことはありません。
私の経験では過去にビクターの真空管ステレオで鼠が巣つくり排泄物で錆びて腐蝕しているのがありました。
修復修理の記録はブログ内検索「SSL-96」でご覧いただけます。

● 錆びた部分の清掃を行いシルバー色ラッカーの塗装を行いました。


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↑ 2回塗りを完了いたしました。


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↑ 表面の塗装が完了いたしました。


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↑ 裏面の一部の塗装をしています。   後部の一部が残っていますが、最後に塗り上げます。


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↑ エージングテスト中の様子です。


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次工程でレコードプレーヤーの全体的なクリーニングを行います。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL3

.31 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL3工程は
レコードプレーヤーの修復を行います。



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↑ 手動式のレコードプレーヤーですが、色々問題を抱えております。


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↑ ドライブベルトのゴムが劣化して脱落して消滅していますので、新しいゴムべルトを装着いたしました。


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↑ レコードテストを行います。

① 60Hz用のフレーヤーの回転は安定しています。
   しかし、フォノモーターの回転音と回転振動が気になります。
   そして、その振動音がカートリッジの針先に伝わりスピーカーからブーンとノイズになり出てきます。

② カートリッジのR/Lに出力差があります。


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↑ フォノモーターの回転音と回転振動が大ききいのは、防振ゴムで軽減させる構造になっています。
しかし、その防振ゴムが劣化しているため、効果がなくなっています。
その結果、回転振動音が針先にもろに伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出てきます。

防振ゴムを交換いたします。


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↑ 劣化した防振ゴムを取り外しました。


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↑ 3ヶ所の新しい防振ゴムを交換してフォノモーターを再マウントいたしました。


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↑ フォノモーターに注油を行いました。


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↑ テスト中の様子です。

かなりノイズは低くなりました。 カートリッジR/Lの出力差の問題は次工程で行います。


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↑ エージングテスト中の様子です。





◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL3

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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理にかからせていただきます。

VOL3工程はレコードプレーヤーの修復を行います。




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◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL2

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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理にかからせていただきます。

センターキャビネットからチューナーアンブシャーシーとレコードプレーヤーを取り外します。



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↑ センターキャビネットからチューナーアンブシャーシーとレコードプレーヤーを取り外しました。


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↑ 取り外したシャーシーを見て劣化の凄さに注目いたしました。


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↑ 金属シャーシーの錆具合と腐蝕、ホコリの堆積の様子から塩害でないかと推察いたします。
海に近い地域の農家の納屋・物置等で外気に直接触れやすい場所に永年に亘り保管されていたとのでは
ないでしょうか。

通常の生活空間で発生するハウスダストが殆ど見当たりません。
いままでの経験では、普通このような劣化はありません。


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↑ 鉄板製のシャーシーのメッキが劣化して錆びているのは機能的に問題ありませんが、
心配なのは、プリント基板の方です。
プリント基板には電子部品のトランジスタ・コンデンサー・抵抗・コイル・ボリューム・スイッチ・配線等が取り付け
られています。
新品の時はプリント基板全体に表面処理を行って湿度やホコリから守っています。
しかし、それも経年劣化で効果が薄れています。

●4個のパワートランジスタの外装の腐蝕は性能には影響がありません。


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↑ 外気に直接触れないシャーシーの内部は比較的きれいです。 

前面パネルとツマミはアルミ製ですので大丈夫です。


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↑ 各ボリューム/セレクターロータリースイッチ等全てのガリ・接触不良を接点復活剤の注入とすり合わせに
より丹念に修復を行っていきます。


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↑ 操作部分が完全な状態で全体的な動作テストを行います。


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↑ 先ず、ガリ・接触不良が無い状態でラジオのテストでは、

AMラジオ・・・・・感度は良好ですが、同調周波数ズレがあります。
          バリコンの不具合で局部発信停止で一部受信不能があります。
          ダイヤル選局中にロープ滑車から異常音発生確認。

FMラジオ・・・・・感度不足


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↑ ラジオの選局はダイヤルツマミをまわてバリコンを回転させる構造はかなり複雑です。
ダイヤルシャフト、ナイロンロープと樹脂製の滑車バリコンドラムなどから構成されています。

キイーキイー鳴るのはダイヤルシャフトの油切れてした。 
シュルシュル鳴るのは5個の滑車から出ていました。 どちらも潤滑剤で直りました。


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↑ バリコンの不具合で局部発信停止で一部受信不能の不具合は、バリコンのローターシャフトの接触不良
が原因でした。
潤滑剤の投入とすり合わせで解決いたしました。

レコートプレーヤー修復とFMラジオの感度不足は次工程で進めます。




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