1974年製ビクターステレオカセットデッキ「CCR-666」の修復修理は
ビクターセパレート4CHステレオ「DF-11」の修復修理で一緒に送られてきました。
「電源は入るがテープが回らない」と言うことでお預かりしました。

↑ こんなにしっかりした状態で保存されていたのは珍しいことです。

↑ 平面操作のシンプルで堅実な無駄のない造りです。

↑ 中を開いてメカは見ていて気持ちの良い構成です。

↑ 一目瞭然、ドライブベルトが伸びて横たわっていました。早速交換しました。

↑ 動作テストOKです。

↑ テープを交換します。

↑ 横から見たところです。カセット蓋を外せば簡単にヘッドクリーニングができます。

↑ VUメーターが振れているのはいいですね。デジタル表示は風情が無いです。

↑ VUメーターが品格を高めてくれます。
1974年製ビクターセパレート4CHステレオ「DF-11」の修復修理
お見積もりの為の仮修理に取りかかりました。

↑ 本体からアンプ部分を取り外して点検を始めます。

↑ レトロオーディオの典型的な不具合は各ボリュームやファンクションスイッチ
の接触不良によるガリガリ、ジャリジャリとノイズに悩まされます。

↑ これをスムーズに調節出来るように各部分に「接点復活材」を噴射注入して、
何度も摺り合わせを行い回復させます。

↑ かなり奥まったところにも注入します。
この結果スムーズな調節とノイズが解消されてストレスの無い動作になります。

↑ 次にレコードプレーヤーの仮修復修理を行います。
劣化のフォノモーターの防振ゴムと仮のドライブベルトを装着して
ターンテープルの回転をテストしました。

↑ 回転しますが33回転と45回転の切り替えスイッチの動作に不具合が有り
「接点復活剤」を適用します。複雑なメカです。

↑ 速度微調整の超小型ボリュームです。

↑ スムーズな回転になりました。流石にサーボモーターは安定感があります。

↑ レコード再生の結果若干回転が遅く感じますが、仮ベルトのせいと思います。
ベルトが入荷次第交換します。
音質に疑問を感じましたので、針圧が適正でなかったので調整しました。
このプレーヤーは規定の針圧が重要です。
規定針圧は2gですが、最初は凄く重くなっていました。
【適正針圧の調整方法】

① 先ず後ろのウエイトの白い部分を回してアームが水平にバランスするように調整します。

② 次にウエイトの黒い目盛りの部分のみを回して「0」に合わせます。

③ 最後にウエイトの白い部分をそのまま回して目盛りが「2」の位置になるまで回します。
これで正確に針圧が2gになりました。
1974年製ビクターセパレート4CHステレオ「DF-11」の修復修理のご依頼があり、
ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」で届きました。

↑ 「レコードプレーヤーが動作しない」ので、センター部分のみ送って頂きました。

↑ 問題のレコードプレーヤーを本体から外しました。
当時、最先端のICが一部採用され、オールトランジスタでプリント基板の複雑な回路構成になっています。

↑ 4CHステレオのレコードが再生できる、「4チャンネルサーボプレーヤー」の高級プレーヤーです。

↑ シェル交換、針圧調整の高性能トーンアームです。


↑ 4CH対応カートリッジです。


↑ レコードプレーヤーの心臓部は最も安定感のある大型フライホイールとサーボモーターの
ベルトドライブです。


↑ しかし、ドライブベルトがゴムの経年劣化でバラバラになっていました。
ベルトがフライホイールとモータープーリーに固着していました。

↑ サーボモーターの防振クッションゴムが劣化で縮んでしまってモーターを定位置で保持出来ません。
まず、ターンテーブルが正常回転するように修復修理を試みます。
1974年製日立カラーテレビCT-722の修復修理のテスト中に色調整を試み
殆ど視聴にストレスを感じない「レトロ感覚のソフトな古美的な映像」
つまり昔の映画を観ている感じが、慣れてくると、目が疲れなく癒やされる
感じになります。



↑ 縞模様は実際の映像では入っていません。
ブラウン管テレビの場合の撮影はオートでは無く固定シャッターで30分の1秒又は60分の1秒で
撮ります。
これは走査線の数525本と1秒間のフレーム数30に関係します。
液晶テレビはシャッタースピードは気にしなくて撮れます。

↑ RGBの3原色もほぼ再現しているようですが、映像により極端に変わります。
どうしても、中間色の再現はブラウン管の劣化で無理なようです。
おっと、シーンを逃さず慌てて、カメラぶれです・・・
1974年製日立カラーテレビCT-722の修復修理のご依頼があり、
ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」で届きました。

↑ 約40年前の日立製の風格のあるコンソールタイプのICトランジスタ22インチのブラウン管テレビです。
RFモジュレーターからVHFの2CHでDVDをご覧になっていて、突然色が出なくなったそうです。

↑ 内部構造はは4ブロックに分割して配置されています。

↑ 色調回路基板を重点的に調べました。

↑ 基板を外し目視では原因につながるような発見はありません。

↑ 映像から見て、色発生回路が停止しているようです。
3795.545KHzの水晶発振素子の不良と判断して交換することにしました。

↑ 3795.545KHzの水晶発振素子を交換しました。




↑ 同時にプリント基板上の3個のICの脚のハンダ付けを強化のため再ハンダ付けを行いました。

↑ 基板を元に戻して、地デジチューナーから受像、色調整を行いますが、
ブラウン管の劣化のため正常な色を再現しません。グリーンの発色が弱いようです。
ホーカスもあまくぼけた感じです。
輝度を下げた映像です。グリーンが弱いです。



↑ 少し輝度を上げますとこんな感じになりますが、レトロテレビとして見れば違和感を感じませんが・・・
現在はここまでてすが、もう少し頑張らないと・・・
◆1960年代ナショナル ナショナルスーパーフォニックステレオ RA-2400の修復修理が
完成して、梱包の前にキャビネットのクリーニングと傷の補修を行いました。

↑ 両側面の傷が激しく部分補修では完璧な補修は無理ですが、ある程度目立ちにくいように
補修専用塗料で行いました。
写真は撮り方次第で良くも悪くもなりますが、かなり良く写っています。

↑ 左側面もご覧の通りです。

↑ 正面も所々補修しました。

↑ 上面に脚を収納して、プレーヤーに緩衝材を乗せて蓋をします。

↑ 開梱し易くて、安全な梱包をしました。
今回はヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」での発送にしました。
料金は3辺合計200センチでBランクで送料4050円と輸送保険プラス200円でした。
この「らくらく家財宅急便」は料金は少し高くかかりますが、
2名で開梱して所定の場所に置いてくれます。
欠点は予約の電話をしてから、到着は4日目になります。
尚、梱包作業も行ってくれますが、完成品を送りますので、納得できる梱包を
自分で行います。
2013年12月25日発送済みです。無事お届け出来ますように・・・
1950年頃のSP78回転専用レコードプレーヤーの劣化のコード交換と点検の依頼を受けました。
マグネチックカートリッジに鉄針は年代物の象徴です。

↑ メーカー名はChrrystarとなっています。
電源コードと出力コードの劣化がひどい為に交換をします。

↑ 保管が良かったようできれいです。

↑ ビロードのターンテーブルマットは新品のようにきれいです。

↑ コードを板にステップルで固定しているなど、手作り感があります。

↑ 大型の密閉式のフォノモーターです。

↑ コートどの交換が終わりテストを行いました。懐かしいマグネチックの音です。

↑ 交換後の後部。

↑ ポキポキ折れる60年前のコードです。
ナショナル ナショナルスーパーフォニックステレオ RA-2400の修復修理最終段階になりました。

↑ ご依頼者から外部入力端子を設けて欲しいと、ご連絡をいただきました。
セレクトスイッチはPHONOの位置で共通で使用して頂くことにしました。
L/Rの極細の同軸ケーブルをシャーシー上面から挿入して、PHONO端子にハンダ付けしました。
昔のステレオは入力の色分けは「左Lは赤」「右Rはグレー/ブルー等の淡色」になっていました。
簡単に言いますと現在の逆です。
増設端子は現代流に「左Lは白」「右Rは赤」に接続しました。

↑ 開閉しない天板の後ろに取り付けました。2連ですから、便利と思います。

↑ こんな感じになります。レコード演奏時は接続機器を必ず取り外さないと音が出ません。
これは外部機器の出力インピーダンスが低いため、ショートした状態になるからです。
CDを入力してテストしました、いい音が出ています。

↑ 後部の全体像です。
エージングテストを続けて不具合が出なければ完成です。
1960年代ナショナル ナショナルスーパーフォニックステレオ RA-2400の修復修理を
正確な見積金額を算定するために完全に近い状態までの仮修理を行います。

↑ 当時の高級機種は天面からのトップ操作がほぼ定着していました。
レコードをかけたりする操作は楽ですが、修理の時は厄介な面があります。
シャーシーが垂直にセットしてありますから、脱着が面倒です。
2本の縦の支柱に4本のボルトでしっかりと固定されています。

↑ シャーシーを取り外し下ろしました。
先ず最初に強力なサイレンのような発振音の原因を調べます。
全てのボリューム、スイッチ類の接触不良を修復するため、
接点復活材を注入し丹念にすりあわせを行いました。
その結果、ピタリと発振音は止まり正常になりました。
異常発振の原因はエコー回路の調整ボリュームが極端な接触不良のため、
調整範囲を逸脱して過度にエコーがかかり発振状態になったものでした。
わかりやすく言いますと、マイクの音量を上げすぎるとキーンと大音量のハウリング
を起こします、あれと同じ原理です。
↑ ダイヤルの文字盤はシャーシー側に付いています。

↑ 安全のため電源コードを交換しました。

↑ 時々いやなノイズが入るため真空管とソケットの接触不良を直しました。
しかし、時々瞬時に真空管の接触不良とは違う別のノイズが入ります。
調べると電源ヒューズホルダーの接触片が金属疲労の劣化で折れかかっていました。
接触不良で小さな火花が出てノイズになっていました。

↑ 新品のヒューズホルダーに交換、ヒューズも交換しました。

↑ 更に安全性向上のため、B電源の平滑回路の大容量電解コンデンサーを交換しました。
例のごとくブロック形の電解コンデンサーを使用していますが、現在では製造しておりません。
そのため、単体の大容量電解コンデンサーを複数個使用しました。
(チョコレート色のコンデンサー47μF/400WV✕4個)

↑ 単体の大容量電解コンデンサー(チョコレート色のコンデンサー100μF/400WV1個)
を使用しました。

↑ この時点で、ラジオは3波共素晴らしい音で鳴っています。

↑ レコードプレーヤーを修復します。全体のクリーニングを行います。

↑ アイドラーを外してクリーニングします。

↑ 各部に注油をします。

↑ ボードの手前左と中央の斑点は汚れでは無く錆です。

↑ フォノモーターの50Hz切り替えタップにリード線をハンダ付けしました。
モータースイッチの雑音防止のコンデンサーを交換しました。

↑ カートリッジの針圧調整はアームの「針圧調整スプリング」の位置を1目盛り重くしました。

↑ レコードテスト、絶好調です。



↑ ダイヤルが指針の表示とバリコンの回転が逆になっていました。
通常のたこ糸でかけられていましたので、ダイヤル用のナイロンロープでかけ替えました。

↑ 交換パーツです。
予てよりご相談のあった「1960年代のナショナルスーパーフォニックステレオRA-2400」
の修復修理ですが、ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」で直送されて来ました。

↑ 厳重に梱包されて届きました。

↑ 早速開梱しました。天板はピカピカです。多分カバーを掛けておられたのでしょう。
サイズは W1080 H465 D345mm (380mmの丸脚が付きます)



↑ キャビネットの傷は補修可能な程度です。

↑ レコードプレーヤーはテープで固定してあります。

↑ 前面はきれいで大した傷はありません。

↑ 操作パネルは素晴らしくきれいです。
ラジオは AM/SW/FMの3バンドです。

↑ 後部から見た状態です。下の金属のカバーはレコートなどの物入れのカバーになっています。


↑ 左右の2ウエイスピーカーです。

↑ レコードプレーヤーの上部です。スポンジのテーブルマットが付いています。

↑ レコードプレーヤーの裏面です。

↑ 60Hzと50Hzに切り替えタップ付きのフォノモーターです。

↑ ターンテーブルを取り外すとアイドラーとモータープーリーが現れます。

↑ アイドラー軸とモーターに注油が必要です。

↑ ロネットタイプのクリスタルカートリッジは大丈夫です。

↑ 本体は「異常低周波発振状態」サイレンのような大音量でスピーカーが破損しそうです。
レコードプレーヤーの出力を別のアンプに入力してテストの結果一応音が出ました。

↑ これからお見積もりの為の仮修理を行います。
保有の各種ベルトの中からサイズの合うものを5種類用意して交換作業を始めました。

↑ 非常に交換しづらいベルトもありますが、工夫しながら行いました。

↑ 裏側の⑤はベルトでは無くゴムプーリーの外周です。代用として18φの小さな各ベルトを溝にはめ込みます。
太さが細すぎてダメですが一応はめ込みます。

↑ 仮交換が終わり間違いが無いか確認しました。

↑ カセットテープを再生してみます。
再生ヘッドをクリーニングしてヘッドホンで、なんとか、回転して音は出ますが、
リール台の回転が極端に不安定でダメです。

↑ 原因はリール台双方のゴムプーリー(正確名不明)に問題があります。
1976年頃、カセットテープとラジオの一体型テープレコーダーが「ラジカセ」でした。
ネーミングの元となったのはSONYでした。
モノラルラジカセからステレオラジカセに変化する少し前に東芝が集音マイクの付いた
「アクタスパラボラRT-2800」を発売しました。
「野外録音」が流行していました。
アウトドアでいろんな「音の風景」を収録して楽しむものでした。
遠くの音を拾うためパラボラの付いた高感度コンデンサーマイクが付属していました。
お預かりしたRT-2800はラジオは何とか鳴りますが、カセットは動作不能です。

↑ ネーミングの通り機動的なデザインです。現在でも充分対抗できるデザインと野外の
使用に耐える頑丈な造りになっています。

↑ 後部の状態です。

↑ カセット部は完全不動状態です。

↑ ラジオはAM/SW/FMの3バンドです。
ダイヤルとメーターは機能的なデザインと使いやすさです。

↑ カセットフタは問題なく開閉します。

↑ 後部カバーを外しプリント基板とテープメカを後ろ側から見たところです。
しかし、このままでは修復修理は出来ません。もう一段階分解します。

↑ 筐体は後部フタも含めて3枚構成になっています。分解はかなり難解です。
やはり、使用がアウトドアですから、造りも、念入りに強靱に造られています。
2.7Kgの質量からも頷けますが、電池挿入時は凄いですね。

↑ 設計者は相当苦労したと思います。

↑ これでやっとし修理できる状態になりました。

↑ カセットメカの構造も把握出来、修理箇所も特定できました。
全てのスイッチ類の接触不良の修復、そして全てのベルト交換とクリーニングでいけそうです。

↑ 左のリール台は健在です。前回のRT-325Fのリール台と比べると方式は殆ど同じです。

↑ 分解中に下に落ちていた、劣化ベルトの残骸の一部です。
続く
1976年頃の東芝オールトランジスタラジカセRT-325FはラジオはAM/SW/FMの3バンドですが、
カセットはモノラルでした。
中を開けて見て、流石に経年劣化のひどいものでした。

↑ 後部カバーを外した状態です。

↑ 経年劣化でベルト類は溶けたり、硬化したり、バラバラになったりして原型をとどめていません。

↑ プーリーに溶けてくっついていたベルトの残骸を取り除きました。

↑ プリント基板の一部拡大写真です。

↑ 幸い基板は劣化は激しいものの動作は大丈夫のようです。

↑ メカと基板一体の表側です。

↑ テープメカの左側リール台の駆動に問題があります。

↑ 拡大写真 駆動はベルトでは無くゴムプーリーになっていて、完全に溶けています。
さて・・・どうするか・・・パーツは入手不能?
一応 ここで作業は中断します。
一世を風靡したラジカセの時代!
1976年東芝オールトランジスタラジカセRT-325Fの修復修理の依頼があり、
宅急便で到着しました。
早速開梱して、撮影しました。

↑ 全く無駄がなくまとまった感じの、しっかりした造りと機能的なデザイン。
こじんまりして、ドッシリした重量感は当時の物作りの原点を物語っています。
ラジオはAM/SW/FMの3バンドです。

↑ 一応ラジオは入ります。音量、音質ともメリハリがありますが、スイッチ類ボリューム等は
不安定です。カセットテープは全く動作しません。
オールトランジスタです。2電源になっています。

↑ カセットメカの修復修理が大変そうですが、楽しさと、苦しみと共存の作業になりそうです。
1960年真空管式コロムビアステレオ電蓄「SSA-551」の修復修理は順調に進み、
仕上げ段階に入りました。

↑ 完成写真です。

↑ 真空管のと真空管ソケットの接触不良の修復を始めます。
11球の真空管をはずして脚を磨きます。

↑ 真空管ソケットを清掃して、かみ合わせを修正します。1箇所毎に動作を確認しながら行います。

↑ キャビネットの清掃と修復を行いました。(完成写真)

↑ 側面の後部下のパーティクルボードの破損部分を木工ボンドで固めます。

↑ 砕けている部分にボンドを流し込んで、形を整えます。

↑ 右側面のたくさんの傷を丹念に修復しました。

↑ 左側面の傷も修復しました。

↑ キャビネットにシャーシの組み込みを行いました。

↑ 最終テストを行いました。

↑ 完成写真です。音も、外観もきれいになりました。

↑ 脚の清掃と傷の修正も行いました。
9月末に修復修理をした、ビクター真空管式Hi-Fi ステレオ Audiora STL-550」で
「片方からガリガリとノイズが出る」場合の直し方は、この方法をお試し下さい。
例えば右からガリガリノイズが出ているときは、赤丸の3本の真空管のいずれかが、
ソケットの接触不良になっていると思いますが、順番に真空管を前後左右にやさしく
揺すってノイズの消えた位置で、そのままにして下さい。とアドバイスして、試して頂きましたが、回復しないため、修理のため返送して頂きました。

↑ ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便で到着しました。

↑ 何故か、裏フタが真っ二つに割れていました。

↑ レコードプレーヤーもご覧の通りガムテープで固定では、外れてしまいます。

↑ 裏フタの破損はこのケーブルの処理が原因?

↑ 早速、補強しました。

↑ この通り二つに割れていたのがくっつきました。

↑ 本題のガリガリノイズの原因は12AT7の真空管不良でした。外して雑音が止まりました。

↑ しかし、この12AT7はエコー装置の回路を賄っている真空管ですが、残響装置のユニットが
修理不能のため、遊んでいた真空管でした。
こんな状態が予測できれば、外しておいた方が良かったのですが、後の祭りです。

↑ レコードプレーヤーは輸送中に定位置から脱落して、痛んでいましたので、修復完了。
クラフトガムテープをきれいに剥がすのに苦労しました。

↑ 発送にはプレーヤーの保護のため、固定方法を厳重にしました。
これなら、逆さまにしても、絶対に外れません。


↑ キャビネットのダメージも発見しました。

↑ 木工ボンドで接着をしました。接着がしっかり固まった状態で発送です。それまでテストを繰り返します。
安定した使用を臨むにはコンデンサー類の交換が 必要になります。
主要コンデンサーの交換に着手しました。

↑ 大容量のブロック形電解コンデンサーは、現在部品として存在しませんから、
100+100+50+50μF/150WVを100μF/400WV✕4個に置き換えます。

↑ 交換後のシャーシー内部の様子です。
シャーシー内部に大容量電解コンデンサー4個を合理的に配置のためラグ板2個を利用しました。

↑ 交換前のシャーシー内部の様子です。
気のせいとも言えませんが、確かに音質が改善された気がします。

↑ 電源コードの劣化で安全のため新しく交換しました。
エージング中の状態は快調です。
現在の所、何の問題も発生していません。