アンティークSP専用レコードプレーヤー「ビクターRP-5」をMCカートリッジに交換の結果
最終的に針圧がかなり重くなります。
重いMCカートリッジとアームの形状の支点の位置により想像以上に針圧が重く、
ウエイトによる針圧調整機構を加工取り付けいたします。

↑ 古いアームから抜き取った鉛のウエイトをテスト的に取り付けします。
アームの形状から支点を長くし、アジャスト可能な方法を考えます。

↑ 鉛の比重は11.34ですから鉄の1.44倍ありますからウエイト効果があります。

↑ テストの結果は良好です。

↑ ウエイトの位置を最先端までずらして針圧が軽くなるようにしています。

↑ 最終的には針圧を計ってみて、針圧が重すぎれば、ウエイトのボルトを
長いものに交換します。

↑ ウエイトを黒に塗装する予定です。
アンティークSP専用レコードプレーヤー「ビクターRP-5」をMCカートリッジに交換する
次の工程です。

↑ 先ず、オートスイッチの動作を確かめましたが、かなり不安定な動作が確認されました。

↑ 入念にオン/オフの位置調整をしながら、取り付け位置を決めます。

↑ モーター側からとピックアップ側からリード線をスイッチにハンダ付けします。

↑ ボード裏面の配線です。

↑ MCカートリッジをゴムバンドで仮付けします。

↑ 仮付けで音出しとスタート位置調整を行います。

↑ エンド位置の調整を行います。

↑ 位置調整完了、音質音量は良好です。
カートリッジの固定と針圧調整をウエイト又はスプリングで行う方法を考えます。
以前に修復修理をさせて戴いた、アンティークSP専用レコードプレーヤー「ビクターRP-5」を
MCカートリッジに交換するにあたり、事前に工作が必要でした。

↑ 用意された鉄針用のMCカートリッジ(MC=ムービングコイル)はDENON製の
大きめのしっかりしたものですが、真鍮製の筐体に組み込まれております。
既存のピックアップアームにマウントするには、
大きすぎの感があり、改良が必要です。 マウント用金具は取り外します。

↑ 真鍮製のマウント金具と筐体は最初接着剤で接合しているように見えましたが、
3個のリベットカシメてありました。


↑ 仮に載せてみますと、かなり飛び出ます。

↑ 前のカートリッジのビス止めのメス側が邪魔になりますが、モールドされていますので
簡単には取れません、無理するとアームが割れてしまいます。

↑ そこでドリルでぎりぎりまで研削しました。

↑ きれいに取り除くことが出来ました。

↑ これくらいで針交換の時も大丈夫です。
これで、次の工程に進みます。
1960年代ビクターHiFiオーディオラ真空管ステレオ「BR-195」(STL-195)の修復修理は
都合上暫く中断しておりましたが、状況が整い次の工程へステップアップいたしました。

↑ 欠品パーツや、安全上の部品交換を行います。

↑ 交換前のシャーシー上面です。

↑ 交換前のシャーシー内部です。

↑ 一部の部品を交換したシャーシー内部です。

↑ ブロック型電解コンデンサーを3箇所に分散して単体の電解コンデンサーに交換します。

↑ ブロック型電解コンデンサーを3箇所に分散して単体の電解コンデンサーに交換します。

↑ ブロック型電解コンデンサーを3箇所に分散して単体の電解コンデンサーに交換します。

↑ レコードプレーヤーは元々関西地区の60Hzになっていますから、回転数については
問題が無いはずですが、・・・・・
実はこのレトロステレオ電蓄は関東地区でご使用の予定なんです。
そこで、それを見越して50Hzで正常回転を前提としての仕上げとなりますから、
重要なポイントになります。

↑ 先ず、フォノモーターの巻き線を調べますと、50Hzのタップがあります。
そこで、リード線のハンダ付けを替えておきます。
しかし、・・・・・これOKではありません。

↑ 60Hz用のプレーヤーを50Hzで回すと回転が遅くなります。
対策はモータープーリーを50分の60太くする必要があります。 これが難しいのです。

↑ 50Hzのタップに切り替えしただけでは、僅かに回転数は上がりますが、
完全ではありません。

↑ そこで、裏技の登場です。

↑ これは、プーリーを作り替えるのが最善の策ですが、旋盤加工の専門技術と設備が
必要です。
外注が必要ですが、費用面、日数など・・・簡単ではありません。
私の裏技で過去に何度か試していますが、現在の所不具合は出ておりません。

↑ この状態で60Hzで回しますと、かなりスピードが速くなります。


↑ 最終的には現在手持ちの50Hzプレーヤーのスピードを基本に78/45/33回転を調整
していきます。
SHARPセパレートステレオOPTONICA「GS-5621」の修復修理が完了いたしまして、
7月25日東京都のご依頼者様ご自宅へクロネコヤマト宅急便でお届け致しました。
そして今日、26日メールにて設置状況の添付画像を送っていただきました。
↑ やはりセパレートステレオはスピーカーと一体となって、迫力があります。
当時の「組格子ネット」はいいですね。
プレーヤーがピカピカです。

↑ 店内での完成後梱包前の画像です。
◎今回の修復修理の詳細記事は本ブログに掲載
◆SHARPセパレートステレオOPTONICA「GS-5621」の修復修理
VOL-1~VOL-3
修復修理費用 総合計61,560 円(消費税/送料込み)
昨日、7月23日、鳥取県のご依頼者様自ら完成品をお引き取りにみえました。
そして今日、メールにて設置状況の添付画像を送っていただきました。
↑ 設置の状況の、昭和モダンの雰囲気がピッタリです。
和室のたたみ・レトロな家具類・そこへ電蓄 と舞台が整っています。
音も 違ったそうです。・・・・・でしょうね・・・・・それは日本間の床、壁、天井が
音をうまく吸収して音の反射、共振などの無い素直な音になっているのです。

↑ こちらは昨日7月22日店内での画像です。
◎今回の修復修理の詳細記事は本ブログに掲載
1950年代後期のアマチュア手作りの2A3PP真空管電蓄の修復修理
VOL-1~VOL-7及び最終回
修復修理費用 総合計103,788 円(消費税込み送料別途)
SHARPセパレートステレオOPTONICA「GS-5621」の修復修理でフォノモーターの
不良のため、いち時は、修理が危ぶまれる状態に陥りましたが、
あきらめずに修復を行うことが出来ました。
お見積もりのご了解を得て、最終段階に入り、全体仕上げと、キャビネットに組み込み
を行いました。

↑ キャビネット組み込み後の画像です。



↑ 高音質の「光電子カートリッジ」シェルをクリーニングします。

↑ オートリターンスイッチレバーが樹脂製のため劣化破断しています(亀裂を発見)

↑ 補強修理をいたします。

↑ カートリッジシェル、トーンアーム、ウエイトをクリーニングし磨きます。
輝きを取り戻しました。

↑ 光電子ピックアップカートリッジは妖しい光を放ちます。

キャビネットのキズ補修を行いました。

↑ キャビネットに組み込みが完了致しました。
最初の仮修理では、チューナー・アンプの方はラジオ受信はOKでした。
各ボリュームは猛烈な接触不良でガリガリでしたので、修復を行いました。
レコードプレーヤーはフォノモーターが回転しませんでしたので分解修理を
行いまして何とか回転はするようになりましたが、トルクが弱く、
手で反動をつけてやると回転します。 一旦回転すると速度も安定しています。
この様な状態でかなり、経年劣化の影響を受けております。
ご依頼者様の強いご要望で、やれることはすべて行い完全修復を目指します。

↑ もう一度フォノモーターを外して分解して軸受けの補強組み替えを行い、
接着剤で更に強度を持たせました。
ドライブベルトに関しましても、最も伝導ロスの小さなものを選びました。
その結果、好調に動作を維持しております。

↑ 最初の画像と見比べると違いがわかります。

↑ 一見こんな事は大して違わないだろうと思う事が、結果は大きく変わります。

↑ モーターのリート線もカットして整理しました。

↑ モーターのオン・オフ時に発生するスパークノイズ防止コンデンサーを
交換致しました。

↑ モータープーリーを外してスリップの無いようにクリーニング致しました。

↑ ドライブベルトも伝導ロスの少ないモーターに負担の軽いものを使用致しました。

↑ 下の方が効率がよく無理がありません。

↑ 試聴テストはボーズの小型スピーカーで行っていますが、光電子ピックアップの
素晴らしい音質に驚愕してます。





↑ 試聴テストはLPレコード2枚両面を連続行いましたが、全くミスはありません。
絶好調です。
当時のビクター オーディオラBR-195(STL-195)は横幅が100センチ以上の大型が
大半を占めていました。
この機種は珍しく76センチでややコンパクトですが置き場所を取らず、デザインも良く、
外観は年代的には大変綺麗で保存が良かったように思います。
上品で高級感があり珍しい機種です。
脚は欠品のようです。

↑ W760 H360 D330mm


↑ 当時の流行の上面操作のため、シャーシーは垂直吊り下げ式になっています。

↑ シャーシーは垂直吊り下げ式は修理がやりにくい構造ですが、
修理メンテの事は考慮せずデザイン優先の時代でした。
また、故障と云っても真空管を交換差し替えですから、問題は無かったようです。



↑ 各ボリュームやセレクトスイッチは経年劣化で猛烈な接触不良になっています。
接点復活剤を噴射注入して接触状態を回復させて、ラジオ受信等のテストを行います。

↑ シャーシーとスピーカーコードを接続したままで、レコードプレーヤーも接続して、
鳴らして見ます。
ラジオは受信OKですが、レコードプレーヤーはかなりやられています。

↑ キャビネットはややコンパクトですが、スピーカーは20センチの大型ですので
ラジオの場合結構迫力があります。


↑ とりあえずレコードをかけてみます・・・・・
回転不安定・・・・・音量小さく、音質不良、右音量殆ど出ず・・・・・修理にかかります。

↑ プレーヤー上面

↑ ターンテーブルを外します。

↑ プーヤーの裏側、モーターなど機構部です。

↑ フォノモーターの吊り下げ防振ゴムが経年劣化で交換します。


↑ 合計3箇所、黒い防振ゴムに交換しました。

↑ 不良のクリスタルカートリッジを下のセラミックカートリッジに交換します。

↑ 交換完了です。上が不良のクリスタルカートリッジです。

↑ 新しいセラミックカートリッジでレコード再生テストです。
音量、音質すばらしく良く鳴ります。
次の工程はコンデンサーなどの部品とエージングテストを行いながら、
不具合箇所を探究して行きます。
製造年がハッキリしませんが多分1970年の少し前でしょうか、
SHARPセパレートステレオOPTONICA「GS-5621」の修復修理をお請け致しました。
シャープオプトニカの初期モデルでしょうか?・・・・・
センター部分のみお預かり致しました。

↑ サイズ W 490 H625 D360mm
到着時点で開梱して通電してチェックしてみますと、
ラジオ受信はかろうじてOKです。各ボリュームは猛烈な接触不良でガリガリです。
レコードプレーヤーはターンテーブルが外れていましたのでセットしてテストしますが
動作しませんでした。

↑ 後部の様子です。

↑ 半導体仕様でプリント基板は回路ブロック毎にまとめられています。
クリーニングを行い、最前部に集中しているセレクトスイッチとボリューム全部に
接点復活剤を噴射注入して摺り合わせを行い、ノイズの無いなめらかな動を確認
出来るまで、続けます。

↑ レコードプレーヤーはベルトドライブ、光電子ピックアップという高音質ものです。


↑ ベルトは経年劣化で変質して溶けてターンテーブルのドラムに付着しています。


↑ 光電子ピックアップです。

↑ レコードプレーヤーの裏面です。


↑ フォノモーターが回転しないため、モーターを外して調べます。

↑ モーターの軸受け台に無数の亀裂があり、ガタガタになっています。

↑ ダイキャスト製のため経年劣化と当時の材質不良により破断しています。
酷いことになるものです。


↑ 急遽、補強金具を作り取り付けて、新しいドライブベルトを装着して試運転を行います。
しかし・・・・・


↑ 何とか回転はするようになりましたが、手で手伝ってやらないと、
トルクが弱く起動しません。 一旦回転すると速度も安定しています。


↑ 光電子ピックアップは音質が良く素晴らしいですが、モーターをなんとかしないと・・・・・
気になっていたダイヤル飾り枠の飾り金具のゴールド塗装を行い、
最終工程のシャーシーの本組み込みを行いました。

↑ 完成画像です。

↑ スピーカー部のバックカバーが欠品のため穴あきボードを寸法に切断してネジ止めいたしました。

↑ チューナーアンプ部のバックカバーは付属のものをネジ止めいたしました。

↑ レコードプレーヤー部の照明のドアー開閉スイッチの配線を新しく付け替えました。

↑ レコードプレーヤーの電源コードと出力コードです。


↑ 中央のダイヤルツマミが飛び出していましたのでシャフトをヤスリで修正して
ほぼ横一線に並びました。
堂々とした仕上がりになりました。
商圏内のお客様がポータブルレコードプレーヤー2台を持ち込みいただきました。
多分30歳代後半と思われる若いお母さんがお子様と一緒にいらっしゃいました。
昭和レトロが大変お好きで、丁度修理中の電蓄がごろごろしていましたので、
驚いておられました。
↓ 1台目 コロンビア交直両用ポータブルレコードプレーヤー「SE-8」
トランジスタ方式 レコード針不良・33回転不良(45回転OK)

↑ 針は曲がっていただけでした。元に戻してOKです。

↑ 内部も異常なしです。 これは乾電池でも使える交直両用です。

↑ 33回転が回らないのは、アイドラーの当たりが弱くスリップしていましたので修正でOKです。

↑ 結構よく鳴っています。
↓ 2台目 三菱ポータブルレコードプレーヤーPG-310
真空管方式 こちらはかなり重症です。 全然動作はしません。


↑ カートリッジ不良のため交換します。



↑ カートリッジを交換しました。



↑ モーターが回転しないのは、モーターの防振ゴムが劣化して、モーターの位置が
少し下がってしまったため速度微調整の円盤とマグネットが接触したためでしたので
クッションゴムを交換して高さを合わせてOKでした。
1950年代後期のアマチュア手作りの2A3PP真空管電蓄の修復修理はメカ的には
完成に近い状態になってまいりました。
最終工程のキャビネットの補修に着手致しました。
↓ キャビネットの状態は通常の経年劣化と各部のさまざまなキズ、剥離、色あせ、
等が目立ちます。
アンティーク感を損なわずあくまでもオリジナルを踏襲して違和感のない修復は、
あたかも文化財の修復に似たものがあります。



↑ 最も難しい部分になります。



↑ この部分も広範囲に色あせなどあります・

↑ 大きな引っ掻きキズですと散らばった小傷です。



↑ ダイヤルの飾り枠ですが、接着剤で固定します。


↑ 修復後のキャビネットに完成のシャーシー、スピーカー、レコードプレーヤーを
仮組み込み致しました。
オリジナルの大ツマミ3個は洗剤に浸して綺麗にクリーニング致しましたので、
追加の小ツマミとのコンビネーションが程良く調和しています。

↑ ダイヤルの飾り枠の4箇所の飾り金具は多分ゴールド塗装だったと思いますが、
再塗装すると、目立ちすぎて、浮いてしまいそうです。



↑ 上面から見た全体像です。 結構綺麗に仕上がりました。
修復後のキャビネットに完成のシャーシー、スピーカー、レコードプレーヤーを
仮組み込みの状態でテスト動作を行いました。
ラジオ受信時は何の問題もなく順調てした。
レコード再生でPHONOに切り替えた時点で専門的には「低周波発振」と言って「ポコポコ」
と息づくような発振音が時々発生しました。
レコード再生中は正常です。
原因はラジオ受信とレコード再生の切り替え方法が簡単な方法を使用していたためでした。
つまり、判りやすく解説しますと、レコードを掛けるときはラジオが邪魔になりますので、
停止しなければなりません。
ラジオに使用している真空管の動作を停止しなければなりません。
しかし、このシャーシーは真空管は動作したままで、ラジオの周波数を極端にずらしている
だけでした。
その為、修復で感度が上昇したため、発信ぎりぎりを飛び越えて発信してしました。


↑ そこで、PHONOに切り替え時はラジオ受信用真空管の電源を遮断するように
回路変更をいたしました。

↑ スピーカーの励磁用コイルの絶縁物が熱のためボロボロになっていましたので
交換しました。


スピーカーをキャビネットのバッフルボードにネジ止めいたしました。
透明感のある真空管の奏でる音は時を越え健在です。
2ヶ月ほど前に修復修理を完了して、先日お渡ししましたアンティークなSP専用の
レコードプレーヤー「ビクターRP-7」ですが、
「ハム音が酷い」と再修理でお持ち込みを頂きました。

↑ レコードプレーヤー単体のため、十分なテストが出来ずお渡ししたのが悔やまれます。

↑ 鉄針のマグネチックカートリッジは珍しく、出力電圧が微小で、再生には増幅度の高い
プリアンプが必要になります。そしてノイズに敏感になります。

↑ 詳細に診断の結果、特に異常は見当たりません。
しかし、必ず隠れた原因が存在する筈です。

↑ テスターによる導通テストで、最終的に怪しいのは「マグネチックカートリッジ」と
断定いたしました。

↑ 他の持ち合わせの「マグネチックカートリッジ」を仮付けして見ようと、
カートリッジをアームから外して・・・・・
「まさか・・・」極性が逆になっています。
シールド線の外被と芯線が反対にハンダ付けしてあります。

↑ シールド線の外被の方が右にならないといけないのです。

↑ 超アップ画像です。

↑ イコライザーの抵抗/コンデンサーは念のため別の同型機から外したものと交換しておきました。
ボリュームへの7cm程のリード線も少しでもハムを減少するようにシールドワイヤーに変更しておきました。

↑ とんだお騒がせになってしまいましたが、数十年経ってやっと正常に戻ったわけです。
ブラス←→マイナスが・・・・・

↑ やっと正常に音出しが出来ました。
注: オーディオのハム音は、
例えば60ヘルツの交流電源が一秒間に60回+-変化しています。
この僅かな変化が増幅されて「ブーン」と言うハム音になります。
電池のように純粋の直流はハム音の発生はありません。
1950年代後期のアマチュア手作りの2A3PP真空管電蓄の修復修理は終盤になってまいりました。
一般に、レトロラジオなどはラジオの選局ダイヤルの動きは、少々ぎこちなさがあります。
またこの操作感覚がデジタルでは味わえないものなのです。
しかし、キーキー、ガクガク、ギクシャクして異音がしたり、スリップしたりではストレスを
感じます。
構造的にはダイヤルシャフトにナイロンロープを絡ませてバリコンドラムを回しています。
かなりの年代物ですからダイヤルロープの劣化に不安を感じまして交換に踏み切りました。

↑ ダイヤルロープは専用のナイロンロープを使用して、交換完了の画像です。

↑ ダイヤルの標示灯も交換致しました。





↑ ダイヤルロープ交換中の画像です。


↑ 交換済みの部材です。
安全性の向上のため、リード線(接続電線等)が劣化して絶縁性が低下して
いるものを新しく交換することに致しました。

↑ 電源コード・スピーカーコード・アンテナ線を新しく交換致しました。



↑ 真空管ソケットが緩くなって接触不良を起こしていますので9本全部を手直し致しました。


↑ 真空管UY76のベースが緩んで脚の接触不良が出ていますので、ハンダ付け強化を
致しました。

↑ 電源トランスの端子からの接続リード線が劣化絶縁不良のため
新しく交換することに致しました。


↑ すっきりしました。

↑ 交換したリード線の画像です。
レコードプレーヤーの工程が完了して、アンプ部本体シャーシーの仕上げ工程に
入りました。

↑ こんな感じになります。
完成ではありませんが、イメージとして、ご覧下さい。
違和感が無くてオリジナルを踏襲できて、レトロ感と風格は損なわれていないと思います。

↑ 電解コンデンサー等を自由に配置するために平形lラグ板をシャーシー中央部に
取り付けます。





↑ ブロック型の電解コンデンサーは単体のものに替えますので数が増えます。


↑ フォノ入力はピンジャックに変更します。 テスト配線の画像です。

↑ ヒューズホルダーはかなり老朽化して危険ですのでガラス管ヒューズとも
新しく交換します。

↑ ツマミは5個の内2個は紛失又は劣化で使用出来ませんので、2個は新しく取り付けします
がデザイン的に全体のレトロイメージを維持するのは難しく、
「オリジナルの3個は生かして欲しい」とご依頼者様のご要望を重視いたしましてツマミの選定に
苦労をいたします。、



↑ このアクリル製の小さいツマミは以前にビクターの真空管ステレオに使用するために
苦労して探したものでしたが、透明のツマミは中々見つからないものでした。
しかも、ローレットタイプ(シャフトがギザギザのもの)は希少でした。


↑ ボリュームもローレットタイプに変更します。シャフトが短い為特殊な方法で
前に突き出します。ボリュームが超小型のため無理が利きます。
何が幸いするか判りません、こういう時は何でも味方にします。




↑ 純粋のアナログの世界ですから、こんな事が出来てしまいます。

今回の工程で交換した部材の画像です。
頂上までもう少し頑張ります。