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◆1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理 (設置画像)

.29 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
   
1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の設置画像

をお送りいただきました。

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↑ 横幅が1.m40cmの大型真空管ステレオですので当店から直接設置にお伺いいたしました。
今回、大変な作業は「ヘルツフリー化」です。
これは50Hz専用のレコードプレーヤーを60Hz地区で正常回転で使用できます。
また、このままで50Hz地区でも使用できます。正にフリー化を成し遂げました。

それから傷んだキャビネットの補修とスピーカーネットの貼り替えです。
もちろん、機器のオールメンテナンスで新品並みの音出しに成功いたしました。



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↑ 当修理工房での出荷前の様子です。


◎今回の修復修理の詳細記事は本ブログに掲載
◆1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理
VOL-1~VOL-7(完成)まで

修復修理費用 総合計 155,088円(消費税込み)


◎ このビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の設置画像のご紹介は
神戸市西区の A.G 様 から頂きました。




◆PART2 希少な1988年製東芝ブラウン管カラーテレビレトロスタイル「offシリーズ18RF1」の修復修理

.29 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1988年当時の、東芝がヤング指向のコンセプト商品として、
「日常生活からoff し、自由に暮らす、シングルライフのわがままに応える」
「オフシリーズ」の家電製品を発売いたしました希少なテレビですが、
今となれば、経年劣化で問題の多い製品です。

前回、主要ICの調達不能で、修復を断念したものと同機種です。
しかし、今回のものは、問題のICはほぼ正常に動作をしています。

「横線が頻繁に入って画面が乱れたり、色が消えたり、
ご依頼者がジャンク状態と表現なさっているように、不安定な動作」と言うことです。

現物を見て、最初電源をオンして、見た感じと、内部の劣化の具合から見て、
直感的に「かなり希望が持てる期待感」かありました。



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↑ この当時のプリント基板の劣化はひどく、トラブルの宝庫と覚悟を決めて数千個の
中の半田付けの不具合と対決が始まります。

原因不明の怪しい動作の元凶は殆どが、ICの不具合かIC/トランジスタ/抵抗/コンデンサー
などのプリント基板パターンへの半田付けの劣化によるものです。
「半田ごて一丁で直る」と言われるほどです。
また、多重故障の為一箇所の修理では修まりません。

持久戦になります。


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↑ 後部からの様子です。


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↑ ブラウン管のドライブ基板に不具合を発見いたしました。


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↑ ブラウン管のネックからドライブ基板を外しました。


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↑ 13番端子ピンがやられています、曲がっています。これではプラグに接触しませんので
分からずに無理やり差し込んでいたようです。



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↑ 無理をして力がかかりプリントパターンに亀裂があります。



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↑ ピンを修正してパターンを磨いて半田付けをいたします。


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↑ この時点で暫く映っていますが、時間が経つと、多数の横線が入り乱れる症状が
出てきます。


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↑ お医者さまが指でトントンと体をたたいて異常を診断する「打診」を行います。
各回路ごとに、細いもので軽く叩いて画面の変化を調べます。



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↑ メインの大きな基板上に小型の回路ごとのサブ基板が4枚垂直に取り付けてあります。
この基板が曲者なのです。



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↑ サブ基板を打診して怪しいものは、メイン基板から半田付けを溶かして外して、
修理を行います。 一箇所のサブ基板を外した跡です。



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↑ 外したサブ基板を入念に半田付けをやり直し強化いたします。
半田付けを終えてメイン基板のもとの位置へ取り付けて脚の部分を半田付を行ない。
電源を投入して再度打診を行ない動作を確認します。

その時点で何事も起きずに動作していても、一旦切って次の日にかけると別の症状が
出たりします。



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↑ 別のサブ基板を次々に同じ作業を根気よく慎重に行います。



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↑ 最も酷いのがこの映像関連の基板でした。スピーカーからの振動など伝播されて
垂直に取り付けられている基板にはダメージがあります。



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↑ 打診の結果、異常は出なくなりました。

しかし、何日か後に朝電源を入れると色が出ずモノクロになっているではありませんか・・・
そこで、打診を軽く行っただけで、正常に戻ります。
一旦色が出て正常になれば長時間なにも異常や変化はありません。

何日もそれの繰り返しになります。



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↑ どうやらメイン基板に問題が潜んでいるようです.。 メイン基板の再半田付け強化を
行っていない部分で影響の出そうな部分を調べました。



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↑ Q501のICのあたりを打診で不具合の反応を見つけました。

この部分の再半田付け強化は行っておりませんでした。



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↑ ご覧のように入念に全ての脚部の半田付けを行いました。



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↑ Q501を再半田付け強化の実施以降はどのような条件にも、色が出ない症状は
ピタリと止まりました。



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↑ 他の異常症状も再発はいたしません。 


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↑ エージングテストで暫く様子を見て行きたいと思います。

製造後26年経っていますから、確かに厳しい面がありますが、部品を全く交換せずに
ここまで、持ってこられたのは評価できると思います。





◆貴重な小型で可愛い!SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」の修復修理 (設置画像)

.29 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

先日、
◆貴重な小型で可愛い!SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」の修復修理
◆珍品!1960年代初期の日立4バンド真空管ラジオ「F-800」の修復修理 2セットの修復修理
の2台の作業をさせていただきました、

兵庫県川西市のT.K様から「DS-18F」と「F-800」のダブル設置画像をお送り頂きました。
早速、公開をさせていただきました。


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↑ このお部屋は吹き抜けで、最近リフォームをされたそうです。
      
        2台とも大変雰囲気にピッタリです。


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↑ SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」です。


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↑ 日立4バンド真空管ラジオ「F-800」です。


DSCF4884_500X375.jpg

↑ いただきものでティータイムです。



◎今回の修復修理の詳細記事は本ブログに掲載
◆貴重な小型で可愛い!SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」の修復修理
VOL-1~VOL-2(完成)まで
修復修理費用 総合計 39,744円(消費税込み)

◆珍品!1960年代初期の日立4バンド真空管ラジオ「F-800」の修復修理
VOL-1~VOL-2 (完成)まで
修復修理費用 総合計58,104円 (消費税込み)

◎ このレトロラジオと小型ステレオの設置画像のご紹介は
兵庫県川西市 T.K 様 から頂きました。

以上 ご依頼者様のご了解を得て公開させて頂きました。








◆アイワフルオートレコードプレーヤー「PX-E800」の修理

.28 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

先日、兵庫県のお客様から修復修理でお預かりしました、SANYO真空管式卓上
ステレオフォニック「DS-18F」の完成品を本日、お引取りにお越し頂きました。

同時に「アイワフルオートレコードプレーヤー「PX-E800」の修理品」をお持ち頂き
ました。

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↑ 製造年は不明です。45/33回転2スピードのフルオーとですが、
レコードの終端でアームが戻る時にアームがレコード面から上がらずに降りたままで、
レコード面を摺りながらリターンするため、針もレコードもダメージを受けるトラブルです。

試験動作でコトコトコトと連続異常音がしています。


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プレーヤーの底部のネジを外します。


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↑ 内部を見ただけでは、メカの異常は分かりません。


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↑ レコードを回転させて動作を観察しますとメカの不具合部分を発見できました。
左に外して置いてあるアームリフターの検知レバーがグラグラして異常音を発生して
正常に動作をしていません。


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検知レバーの軸の固定部分の形状が変です。


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↑ 片方の引っ掛け部分が折れています、破片がありました。
この時点でフルオートプレーヤーの機能を回復させることが無理になりました。
部品の入手は不可能です。

レコードをかける操作の原点はあの繊細な針載せの動作などが気持ちを集中できて音を待ち、
聞くと言う一連の動作がなんとも言えない癒されるものがあります。
フルオートが無理でもこの手動操作で立派に使えます。




先ず、手動に変更するためにはアームの上げ下げのスイッチの動作を修理します。




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↑ アームを下げた状態です。


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↑ アームを上げた状態です。


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↑ 完全に手動化いたしました。 手動でスムーズなレコード演奏のテスト中です。

  安定した回転と綺麗な音です。





◆80年前の国産「並四ラジオ受信機」真空管式4球ラジオ「テレビアン」の復元修理 VOL-2

.27 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

80年前の国産「並四ラジオ受信機」真空管式4球ラジオ「テレビアンNO18」の復元修理で
ラジオ放送が受信できましたが、テスト中に色々問題点が出てまいります。

メインバリコンが固定できていな為とバリコンの劣化で動作が安定しません。
結局、色々、解決に向かいました。

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↑ メインバリコンの分解修理と固定を行いました。 スムーズに動作するようになりました。


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↑ サブバリコンも分解修理をいたしました。


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↑ シャーシー内部も音量ボリューム配線にシールドワイヤーを使用いたしました。
ラグ板を多用して配線を整理しました。


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↑ スピーカーコードを交換延長いたしました。 
マグネチックスピーカーの振動片の不具合による音質の劣化も修正いたしました。




◆80年前の国産「並四ラジオ受信機」真空管式4球ラジオ「テレビアン」の復元修理

.25 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                
「壮絶」と表現します、ラジオというより、受信機と言った方がよりふさわしいものが、
80年の時を経て今、形として存在する姿が正に「壮絶感」が漂っています。

外観は補修で一部再塗装がなされており、内部も清掃が行われています。

この度、修復のご依頼がありました。
しかし、内部を確認して、これはまるで文化財のように修復修理の域を超え復元といたします。


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↑ 80年前の国産「並四ラジオ受信機」真空管式4球ラジオ「テレビアンNO18」です。

サイズ 本体 W490 H230 D250 スピーカー W343 H325 D178mm


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↑ シャーシー上面の様子ですが、
一部配線の欠落部分を緑色の新しい配線を取り付けてからの撮影です。


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↑ シャーシー内部の様子。
一部配線の欠落部分を緑色の新しい配線を取り付けてからの撮影です。


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↑ 右側の木板に取り付けの大型ペーパーコンデンサーとチョークトランスは劣化で使用不可
ですので撤去いたします。
過去に何度か修理改造の痕跡があります。

お見積もりの仮修理の為にはコンデンサーなどの交換が必要です。


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↑ 電源トランスからの配線は無残な状態ですので、とりあえず、動作を確認できるように
配線を撤去、新設を行います。

コンデンサーなどの交換を行いました。


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↑ 不良配線、不良部品、を代替良品に付け替えました。


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↑ この時点で別のパーマネントダイナミックスピーカーにクリップコードで接続して
ラジオ受信、音出しテストを行いました。


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↑ 左端の整流管はKX-12Fに交換したしました。


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↑ 別のパーマネントダイナミックスピーカーにクリップコードで接続して
ラジオ受信、音出しテストをオリジナルのマグネチックスピーカーに接続替えしましたが、
スピーカーの振動片の不具合で小さな音が出ています。


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↑ マグネチックスピーカーのコイルは断線していませんが、
振動片の不具合で音量、音質とも悪く、修理をいたしました。スピーカーコードも交換予定です。


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↑ 出力真空管の6ZP1はエミ減でパワーが10分の1 程しか出ませんので交換の予定です。
念のため手元にUZ42がありましたので交換しましたら、ガンガン鳴っています。


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↑ 真空管ソケットと真空管脚部の腐蝕を本修理時に修復いたします。


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↑ 電源トランスのリード線と真空管ヒーター回路の配線は本修理時に交換、修復を
行います。


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↑ 不良配線と交換、撤去した配線です。

昔は、電線の絶縁材料にビニールなどはありませんでしたので、銅線に絹や綿などの繊維を
巻きつけたものでした。
その為に経年劣化が激しく、配線がボロボロになっています。


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↑ 別のパーマネントダイナミックスピーカーにクリップコードで接続してラジオ受信、音出し
テスト中です。
「並四ラジオ」は「再生検波方式」ですから、5球スーパーラジオのように感度、分離がよくあ
りません。
ダイヤルのチューニングはコツがいります。
中央のメインバリコンと左のサブバリコンで同調と再生を掛けて一番感度の良い状態にしま
す。
アンテナ線に5m程のビニール線を接続します。


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↑ 奇跡の復活を約束できました。




◆貴重な小型で可愛い!SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」の修復修理 VOL-2(完成)

.23 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                      
小型で可愛い SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」の修復修理の
本修理と仕上げ工程の様子です。


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↑ 電源回路のブロック電解コンデンサーを単体の電解コンデンサーに交換及び
他のコンデンサーの交換を行いました。


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↑ 電源コーと電源ヒューズを交換しました。


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↑ 念のためFM回路の点検と動作を確認しました。 FM受信の感度は良好です。
最初から、簡単な補助アンテナを仕込んであります。


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↑ 30センチLPレコードをターンテーブルに載せると小型のプレーヤーが隠れてしまいますが、
回転、音質、音量とも絶好調です。


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↑ キャビネット右側面のモールが外れて浮き上がっていますので、接着剤で固定しました。
完全に貼りつきましたら、テープをとります。


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↑ 綺麗にくっつきました。 

手前に出ている「.赤と白のピンコード」 はレコードプレーヤーからの外部機器へ接続する
レコードの増設した音声出力です。


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↑ キャビネットのクリーニング仕上げを行いました。


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↑ 裏蓋をネジ止めしました。


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↑ レコードの演奏テスト中です。

綺麗に仕上がりました。 動作も良好です。

往年のサンヨー(三洋電機) は良い製品を送り出していました。
          あのような結果になって非常に淋しく残念に思います。




◆貴重な小型で可愛い!SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」の修復修理

.21 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                                             

兵庫県のお客様が、日立4バンド真空管ラジオ「F-800」の修復修理完成品を
お引取りにお越し頂きました時に、修復修理のご相談でご持参いただきました。
小型で可愛い SANYO真空管式卓上ステレオフォニック「DS-18F」です。


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↑ 1960年後期の一部半導体使用と真空管式の「ハイブリットステレオ」の魁です。

サイズ W710 H255 D260mm


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↑ ラジオAM/FM  レコードプレーヤー 45/33回転


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↑ 10センチ×15センチ楕円形ハイファイスピーカー×2使用です。


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↑ シャーシーは天井が低いため窮屈にセットされています。


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↑ レコードプレーヤーも窮屈にセットされています。小型化には苦労があります。


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↑ キャビネットからシャーシーとレコードプレーヤーを取り外しました。


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↑ 小型化のため当時の最先端のプリント基板が採用されています。

この時点で音量ボリュームとセレクタースイッチの経年劣化による慢性的な接触不良を
修理するため、「接点復活剤」「接点クリーナー」を噴射注入により丹念に摺り合わせを
行ない、接触面を活性化して電気的スムーズな動作を取り戻しました。

ラジオはAM/FMともスムーズに受信できました。
F-800の時代のFM受信回路よりかなり改良が加えられて、良好な受信が出来ます。







次はレコードプレーヤーの仮修理を行います。


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↑ 当時の定番のクリスタルステレオカートリッジが採用されています。
通常はクリスタルカートリッジの性質上、経年劣化が激しく、動作をしないものが多いのですが
この機種はほぼ正常に動作いたします。



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↑ フォノモーターはモーター自体の回転は大丈夫です。
しかし、モーターを固定している防振ゴムが経年劣化で溶けています。



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↑ モーターの防振ゴムを交換するためにモーターをはずします。


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↑ モーター防振ゴムの交換を行いました。


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↑ 防振ゴムの交換が終わり試運転を行いました。


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↑ ここまでの点検と仮修理の結果、ラジオとレコードは、ほぼ良好に動作をいたします。




◆珍品!1960年代初期の日立4バンド真空管ラジオ「F-800」の修復修理 (お引取り・設置画像)

.20 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                                                     

珍品!1960年代初期の日立4バンド真空管ラジオ「F-800」の修復修理完了品を
  わざわざ兵庫県川西市よりお引取りにお越し頂きました。
    早速、設置画像をお送りいただきました。

↓ 昭和モダンの大型ラジオがこんなに生き生きと溶け込んでいるのが、不思議です。
      古美観のある大柱、ぎっしりの本棚、最初からこの置き場所に決まっていたように。


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◆珍品!1960年代初期の日立4バンド真空管ラジオ「F-800」の修復修理 VOL-2 (完成)

.19 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                                                         
              
先日、兵庫県のお客様からお預かりしました、大変珍しい日立製の大型4バンド真空管ラジオ
「F-800」の修復修理は順調に進んでおりまして、エージングテストの結果、音質、音量、感度
等性能面では安定しております。

後、気になっていますのが、「マジックアイ(同調表示管)」が全く動作しない点です。
同調表示真空管の不良と考えておりましたが、詳しく検査しますと、真空管は大丈夫
で、他に原因があります。

次は各パイロットランプの取り付け表示位置合わせ・キャビネットの補修・裏蓋の補修
そして外部入力端子の改造の4点です。



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↑ 完成して、最終のエージングテスト中の画像です。


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↑ キレイ、スッキリの内部、後部からの様子。


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↑ 内部左側


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↑ 内部右側


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↑ 外部入力端子を汎用化しましたので、
ピンコードで、モノラルですが全ての音声入力に対応します。


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↑ 裏蓋の破損を修理しました。


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↑ 、「マジックアイ(同調表示管)」が全く動作していませんので、
同調表示真空管の不良と考えておりましたが、詳しく検査しますと、真空管は大丈夫
でした。
電圧測定の結果、プレート電圧が0ボルトでした。原因は配線の不具合でした。
修理後緑色に光りやれヤレでした。


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↑ 「マジックアイ(同調表示管)」はダイヤルツマミを回して放送局の電波に合わせる時に
便利です。
スーパーヘテロダイン高感度ラジオで選局した時に、放送電波の中心部に合わせるのが難
しく、少しずれると音が歪みます。
耳で聴くより、目で見て確認できるように考えたものです。
画像の左右のスリット部分が狭く重なるほど正確に会っていることになります。
また電波が強く感度が良いほど重なる傾向になります。



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↑ 当時の5球スーパー以上のラジオに取り付けが流行しましたが、「マジックアイ」の
寿命が短いためと真空管時代がトランジスターの半導体時代に変遷して消滅して行き
ました。


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↑ キャビネットの合板の剥がれや塗装の剥離等をなるべく目立ちにくいように補修を
行いました。

日立製のラジオはこの後の年代から愛称が「フローラ」になりました。
ステレオが「シンフォニカ」でした。




◆1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理 VOL-4(完成)

.17 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理は最終の
工程に入りました。
ヘルツフリー化のスイッチング電源とインバーター電源の組み込み配線です。
キャビネットの修復とシャーシーの組み込み作業、そして最終チェックです。


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↑ 完成画像です。


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↑ 底板のパーチクルボードの強化の為の木工用ボンドとアルミ材で補強した結果、
しっかりと固着して丈夫になりました。


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↑ 見違えるように綺麗にしっかりしました。


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↑ スピーカーの後部の空きスペースにインバーター電源・スイッチング電源・別置電源と
きれいにセットできました。


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↑ メインシャーシーとレコードプレーヤーを組み込みます。 
メインシャーシーの組み込みは難易度の高い作業になります。


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↑ 無事に組み込みを終えて、全ての裏蓋をネジ止めします。
FM簡易アンテナを新しく張り替えました。 感度がアップしました。


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↑ 後部より見た様子です。 レコードプレーヤーの後部はハウリング防止の為、蓋はありません。


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↑ アップ画像で見るようにキャビネットには無数の塗装がはがれ木部が見える小キズが
あります。
地肌が見えないように、補修塗料で細かく補修を行います。



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↑ 補修後の全体像です。 かなり、見やすくなりました。
CD等の外部入力端子からの音も素晴らしく、使い方、楽しみ方も広がります。

大型でもあり、内外とも、痛みが激しく、ヘルツフリー化もあり、大変遣り甲斐のある
仕事でした。

大型レトロステレオの風格アップと素晴らしい「音」に酔い、
            自分なりに満足の仕上がりを得て技術屋冥利につきます。






◆1960年代三菱真空管式ダイヤトーンステレオシステム「STA-533」の修復修理(配送事故破損の修復)

.17 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                                                                             
先日、三菱真空管式ダイヤトーンステレオシステム「STA-533」の完成品を神奈川県にお送
りいたしましたが、運悪く配送時の不手際で、レコードプレーヤーが破損してしまいました。
レコードプレーヤー部分を外して返送していただきました。


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↑ ご心配とお手数をお掛けして、お気の毒に思います。


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↑ 上から見た感じでは、問題のない様に見えますが・・・・・




↓ 一番重要な部分です。 無残に曲がっています、想定外の力がかかったようです。
への字に折れ曲がっています。


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↓ 水平に一直線に修正いたしました。

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↓ 鋼鉄製のスプリングがこんなに曲がるのは、瞬時に大きな力がかかった証拠です。
4箇所のスプリングの内2箇所のスプリングが曲がっていました。


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↓ アームの下のレバーへの字に折れ曲がっているため、アームの動きをコントロールする
ワイヤーの連結がうまくいきません。


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↓ フォノモーターのスイッチの台座が衝撃で曲がっていて、スイッチ接点がくっついたままになっています。

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↓ 正常に修復した状態です。

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↓ アームの位置調整の円錐形の調整ネジにより調整可能になりました。

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↓ LP針も針の先端の尖った部分が折れてくなっていました。

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↓ 私の所有の同機種で検証いたしますと、プレーヤーをマウントする4箇所のスプリングを
受ける孔(くぼみ)が浅過ぎます。計りますと2ミリほどです。
これでは斜め以上(縦にする)にすると落下します。
「天地無用」が通じなかったのでしょう。


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↑ プレーヤーの発送時の梱包はプレーヤーを裏表を逆に梱包いたします。
プレーヤーの裏側のほうが複雑で壊れやすい構造になっていますので、なるべくダメージの
少ない方法を取らせていただきます。




◆珍品!1960年代初期の日立4バンド真空管ラジオ「F-800」の修復修理

.13 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                                                      
先日、兵庫県のお客様からお預かりしました、大変珍しい日立製の大型4バンド真空管ラジオ
「F-800」の修復修理です。


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↑ ラジオとしてはビッグサイズです。 W700 H445 D270mm 


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↑ 9球使用で4スピーカーMW/SW1/SW2/FMの4バンド豪華真空管ラジオです。


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↑ 正面に大型低音専用スピーカーと高音専用スピーカー


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↑ 左側面の中音用スピーカー


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↑ 右側面の中音スピーカー。 上部に同調表示真空管(マジックアイ)が搭載されています。


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↑ 外れて垂れ下がっているのが、当時では珍しい「フェライトアンテナ」です。


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↑ 凄いほこりが堆積しています。


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↑ ダイヤルロープが切れています。


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↑ 大型シャーシーの内部です。


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↑ ホコリのクリーニングを行います。
先ず、動作不安定の要因の最も多いセレクトスイッチの経年劣化による接触不良から
修復を行います。
接点クリーナーと接点復活剤を噴射注入して、丹念にすり合わせを行ない接触面を修復します。


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↑ 音量ボリュームと音質ボリュームも同様に接点クリーナーと接点復活剤を噴射注入して、
丹念にすり合わせを行ない接触面を修復します。


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↑ 経年劣化の影響の受けやすいコンデンサー類を安全性と音質を考慮して交換します。
ブロック型の電解コンデンサーは単体の大容量の電解コンデンサー3個に変わりました。



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↑ コンデンサー類と電源コードを交換済みのシャーシー内部です。


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↑ 全ての真空管の脚部が経年劣化で酸化腐蝕して真空管ソケットとの接触不良で
雑音が発生したり、動作が不安定になったりします。


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↑ 全ての真空管の脚部の腐蝕を取り除くクリーニングを行いました。


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↑ ソケットの方も接触不良改善の処置を行いました。 


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↑ 電源コードの劣化は安全性向上のために交換をいたしました。
6AB6という真空管が内部雑音が発生しているために交換をいたします。


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↑ ブロック型電解コンデンサーは白線の上の単体の大容量電解コンデンサー3個に
置き換わりました。


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↑ このラジオにはダイヤル照明と表示などに合計12個の豆電球が使用されていますが、
断線や欠品の為5個を交換いたしました。


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↑ ダイヤルロープを交換いたしました。

以上の作業の結果素晴らしい音質音量で鳴っております。
この状態でエージングテストを行いながら、潜在的な不具合を修復して行きます。




◆1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理 VOL-3

.12 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                                                        
1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理は難易度の
高い作業から進めてまいりました。

次にキャビネットの修復があります。経年劣化による木材と塗装などできる限り美観と強度
を取り戻すための修復作業をはじめました。

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↑ 先ずスピーカーグリルサランネットの張替えの為、スピーカーボードからスピーカーを
取り外してから、スピーカーボードをキャビネットに固定している多数のネジ類を外して
スピーカーボードを取り外しました。
(前面からの様子です。)


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↑ (後部からの様子です。)






スピーカーボードの画像は前回同一機種のものを引用いたします。

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この後新しいサランネットを張りますが、ネットの4辺を均一に伸ばして、4辺を固定します。
 「たるみ、しわ、傾き」などは許されません、かなり慎重に行います。






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↑ サランネットの交換はかなり時間を要しました。
サランネットを交換したスピーカーボード元の位置へ取り付けた後、
外しておいたスピーカーの取り付けを行いました。

ここまでは、前夜の12時前に終わりました。


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↑ 今日は、キャビネットの底板のパーチクルボードが劣化の為の崩れの修復をはじめます。
ご覧のように、限りなく崩れてきます。 何とかしないと陥没してしまいます。



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↑ 崩れを止めるために、木工用ボンドを崩れ部分の全面に塗布します。
木工ボンドは固形化すると透明になります。


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↑ 次に底板補強のアルミ材を取り付けます。


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↑ パーチクルボードにネジ止めした場合は強度が弱いため横桟にめがけてネジ止め
いたします。


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↑ ご要望のあった「外部入力端子」を取り付けします。
配線は後で行います。


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↑ スピーカーグリルネットの張替えで雰囲気が一変いたしました。




◆1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理 VOL-2

.11 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理は
只今最も重要な部分の修復に取り掛かっております。

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↑ この機器の電源部は分離された小型シャーシーをケーブルとプラグでメインシャーシーに
接続されています。
しかし、同型機種を3台目の修復修理になりますが、全て同じように、この電源部が遣られてい
ます。


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↑ アルミ円筒形の電解コンデンサーは大容量ブロック型電解コンデンサーですが、
安全使用の為に交換を行いました。
単体の大容量電解コンデンサー7個に置き換えました。
ラグ板と配線により、複雑な改造を行いました。


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↑ レコードプレーヤーの分解修理を行いました。
フォノモーターを鉄板のボードに3本のボルトと防振ゴムを介して吊り下げてあります。
しかし、経年劣化で、殆ど形のないほど崩れています。

3箇所防振ゴムの交換と、クリーニングと交換を行ない正確な位置にマウントを完了いたしました。


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↑ 黒いゴムのアイトラーは劣化が軽く状態は良いものでした。
クリーニングを行ない軸に注油を行いました。
フォノモーターはマウント前に注油を行いました。


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↑ ここで一旦テストを行いました。もちろん50Hz仕様のものを60Hzでまわしていますから
当然回転がかなり速く45回転レコードを33回転で回してやや遅い感じですが、問題なく再生
出来ます。


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↑ さて、いよいよ「ヘルツフリー化」に入ります。


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↑ とりあえず、テスト的に仮接続をいたします。

試運転です。


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↑ LPレコード4面とEPレコード2面再生テストいたしました。
全く問題なく予想通りの動作をしてくれました。


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↑ 「パティ・ページのテネシーワルツ」のLPから流れる音に昔を想う至福のひとときでした。

大きな山を越え次のステージへ進みます。




◆1960年代ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理

.05 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

先日来、兵庫県のお客様から、ブログ経由でお問い合わせを頂いておりました。
「ビクターHiFi Stereo Audiora真空管ステレオ「STL-670M」の修復修理」の件ですが、

以下のご質問を頂戴しておりました。
【質問】 関東地区用の50ヘルツ仕様なので、関西で使う場合は米川様が
インバーターで対処していた方法が最善でしょうか。
米川様の「STL-670M」の修復修理VOL-2の記事中にはフォノモーターの
巻き線60Hz確認という写真がありますが、それによると60と50の数字の
60側に配線されております。
素人考えですが、私の購入したフォノモーターも配線を60に切り替えれば
OKという具合にはならないでしょうか。
大型ステレオが届きました。

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↑ 今までは、修復作業は店舗1階家電売り場の一部を修理工房として作業などを進めて
まいりましたが、お陰さまで、多くの皆様からご要望を頂戴いたしまして、手狭になってまい
りました。
開店当初はオーディオ売り場になっておりました2階売場は一般オーディオの衰退により、
倉庫化しておりました。
今回、一ヶ月前から休日返上でリフォームを行っておりました。
まだ完成に至っておりませんが、今回の修復修理を2階修理工房で開始いたします。


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↑ サイズ W1400 H680 D430mm 大型機種です。
前面から見た感じでは、経年の痛みはありますが、大きな傷もなく比較的きれいです。


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↑ 後ろ側も同じように見えます。


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↑ しかし、裏蓋を外して、ダメージが見えてきました。
内部を掃除しながら作業を進めて行きます。


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↑ 底板の痛みが酷いようです。何故かパーチクルボードの崩れ方から見て湿気、水などに
やられている気がします。
とにかく触れるだけで崩れてきます。 これは、最後に補強します。


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↑ 正面操作部分は、ホコリ、汚れを取除けば綺麗になります。


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↑ シャーシーを取り外し下ろすために、操作パネルを外しました。
こんなところにもパーチクルボードの崩れた破片があります。


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↑ メインシャーシーを外して下ろしました。
電源部とコネクターコードで、スピーカーは直接つながっています。


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↑ メイン基板の上面です。


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↑ メイン基板の内部です。
コンデンサーの劣化が見られます。


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↑ とりあえず、ボリュームのガリオームを接点クリーナーと接点復活剤の噴射注入と
摺り合わせを何度も行ない接触不良を改善いたします。


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↑ セレクトスイッチも同様にし処置を行ない接触不良を改善いたします。


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↑ 分離した電源部の小型シャーシーですが、問題の多い重要な部分です。
アルミの円筒形の大容量ブロック型電解コンデンサーですが、安全使用の為に交換を
行います。
内部に電解液を充鎮密閉した化学製品です。しかも比較的高い電圧で使用されて
いますので、半世紀も前のものが信頼できるか疑問です。


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↑ 電源基板の内部ですが、コンデンサーは不安があり交換しますが、抵抗器は問題なく
使用できます。


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↑ 問題のレコードプレーヤーです。


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↑ これからクリーニングと注油を行います。


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↑ レコードプレーヤーの裏面です。 中央左の2個のコンデンサーはフォノモーターの
スイッチから出る火花雑音を吸収するものですが、絶縁不良でパンクするものが多い
ので交換の必要があります。


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↑ フォノモーターをマウントしている3箇所の防振ゴムは経年劣化で融けたり、硬化したり
で弾力がなくなっていますので、交換を行います。


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↑ クリスタルカートリッジは生きています。
ほぼ良好に音が出ています。 クリーニングと針交換を行う予定です。


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↑ フォノモーターの「ヘルツフリー化」の為の機器です。 





◆1960年代三菱真空管式ダイヤトーンステレオシステム「STA-533」の修復修理 VOL-4(完成)

.02 2014 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
                                                                            1960年代三菱真空管式ダイヤトーンステレオシステムSTA-533 の修復修理の、
エージングテストが終わり、レコード針の交換とシャーシー、プレーヤーの組み込みを行いました。


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↑ レコード針の交換を行います。
クリスタルカートリッジロネットタイプは裏表にSP用とLP用にそれぞれの針が付いています。
ツマミを回して裏側から見てSPがLPになります。

専用の極細のマイナスドライバーでマイナスネジを少しゆるめて古い針を手前に抜きます。


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↑ 古い針を外しました。 絶対に小さなマイナスネジは外さないようにして下さい。


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↑ 新しい針をはめこみ針先の金具の部分がカートリッジの三角のゴムに密着することが重要です。


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↑ 軽くネジを締め付けます。


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↑ SP用の針も同様に交換しました。

取り外した古いレコード針右がLP針  左がSP針です。


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↑ いよいよシャーシーとプレーヤーをキャビネットに組込みを行います。
上面操作のシャーシーのマウントは慎重な作業になります。

レコードプレーヤーもマウントが終わりました。


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↑ ダイヤルツマミは大、小2軸になっています。 小ツマミは劣化でひび割れがあり、
セレクタースイッチは力がかかり割れてしまいました。
同色、同形のものは現在はありませんので、画像のものを適用いたしました。





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