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◆1940年代のメーカー型名不詳の並四ラジオの修復修理 VOL3

.26 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1940年代後期のメーカー型名不詳の並四ラジオの修復修理の不具合をご指摘
いただいている5項目の内で、

③ チューニングが大幅にずれている

これが意外に難しいことが判明してきました。


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↑ 「チューニングが大幅にずれている」という意味がいろいろ想像できます。

何度もダイヤル文字盤が動いているといつの間にか文字盤の位置がずれてくるのが
分かりました。
このシャーシーはかなり前に何度かレストアされています。
ダイヤル文字盤とロープ架けも芳しくない方法がとられています。
このシャーシーを最初見た時から「大丈夫か?」と思いました。

突然!ダイヤル文字盤の軸がシャーシーから取れてしまいました。


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↑ ジュラルミン製のシャーシーに、なんと、接着剤でくっ付けてあったものが、
ポロッと取れたのです。


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↑ ダイヤル文字盤の軸台をシャーシーにビス止めする金具を作りました。


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↑ このようにシャーシーにビス穴を開けて取り付けます。

 
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↑ 最初のダイヤル機構とロープ架けには無理がありますので、かけ方を変えます。
いろんなかけ方をテストして3角点でやってみましたらズレがないようです。


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↑ このままではやはり、ロープ滑車がないため抵抗が出て重くなります。


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↑ ジャンクシャーシーからロープ滑車を外して、取り付けました。
回転が軽くなりました。


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↑ キャビネットに組み込みテストを行いますが、文字盤が変形しているため
部分的に木部に擦れてしまいます。
シャーシーの角度を調整して位置決めを行います。

まさか、ダイヤル機構で苦労するとは想定外でした。





◆1940年代のメーカー型名不詳の並四ラジオの修復修理 VOL2

.25 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1940年代後期のメーカー型名不詳の並四ラジオの修復修理の不具合をご指摘
いただいているのは下記の5項目です。

① 受信状況が悪い(アンテナを手で持たなければほとんど受信しない)
② 一部放送局しか受信できない
③ チューニングが大幅にずれている
④ 音の大きさが調整できない
⑤ 表示板を照らすライトが点灯しない


この中で
③ チューニングが大幅にずれている

この状態を検証したいため、詳細に調べますと、文字版だけがずれる事が確認できました。


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↑ ダイヤル機構は非常に単純な構造ですが、ダイヤルロープが正規の糸ではなく
タコ糸らしきものが使用されていて、スリップしています。


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↑ 撚糸の為もありかなりのびのびになっています。


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↑ 専用のナイロン製のダイヤルロープに架け替えました。


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↑ 最初のダイヤルロープのかけかたが間違っていました。
バリコンの回転方向と文字盤の回転方向は同じですが、
注意してよく見ると数字が逆になっています。


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↑ 再度ロープをクロスに架け替えました。これで、文字盤の回転が逆になり、
周波数の高低が一致します。


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↑ スリップもなく位置ずれが無くなりました。


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↑ 同時にハム音が気になっておりました。

全体的に感度が上昇したため、ブーンとハム音が気になり出しました。
一番トップの再生検波の真空管「UZ57」から発生しています。
誘導ハムです、手を近づけるだけでハムが入ります。
本来この真空管にはシールドケースが必要の筈ですが、使用されていません。


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↑ 急遽シールドケースを後付けいたしました。


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↑ エージングテスト中です。





◆1940年代のメーカー型名不詳の並四ラジオの修復修理 VOL1

.24 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
    
1940年代後期のメーカー型名不詳の並四ラジオの修復修理のご相談を頂いておりました。
不具合をご指摘いただいているのは下記の5項目です。

① 受信状況が悪い(アンテナを手で持たなければほとんど受信しない)
② 一部放送局しか受信できない
③ チューニングが大幅にずれている
④ 音の大きさが調整できない
⑤ 表示板を照らすライトが点灯しない



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↑ 小型ですが建築物を思わせるデザインです。

サイズ W 300 H 262 D 200mm


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↑ 後部の様子です。


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↑ 内部の様子です。


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↑ シャーシーを取り出しました。


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⑤ 表示板を照らすライトが点灯しない

↑ 2.5ボルトのパイロットランプを交換します。


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↑ 電源ONします。


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① 受信状況が悪い(アンテナを手で持たなければほとんど受信しない)
② 一部放送局しか受信できない
③ チューニングが大幅にずれている
④ 音の大きさが調整できない


↑ 動作点検を行います。
 ここで、ご指摘の残り4項目を念頭に仮修理を進めます。

並四ラジオは外部アンテナが必要でした。
昔は10メートルの電線を逆L型に竹竿で外へ立てました。

付属のアンテナ線を手で握ると良く受信できるのは、アースをしたことになり、
電灯線がアンテナ代わりになるのです。

当地奈良県のラジオ局は30Km離れた大阪からNHKが2局、民放局が3局が入ります。
この付属のアンテナリード線では「再生検波」の受信テクニックを高度に行っても3局が
やっと受信できました。
しかし、かなり不安定です。状況が変化します、安定しません。

原因の調査を行います。


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↑ 受信コイル周辺が気になります。


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↑ 配線、半田付けを改善します。


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↑ シャーシー内部を見て過去に何回か修理がなされている痕跡がうかがえました。

チューブラーコンデンサーの経年劣化が酷く信頼性が極端に低下しています。
これを交換しないままでは、先へ進めません。

即、3個の「メタライズドフィルムコンデンサー」に交換を行いました。

この時点での動作は非常に安定して音質、音量、感度も上昇しました。


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↑ 右側の選局同調バリコンです。 ツマミを左へいっぱいに回したこの位置は最も
低い周波数になります。


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↑ ツマミを右へ回して高い方の周波数に移動します。
回転角度は180°範囲です。


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↑ 左側の再生検波のバリコンです。

360度回ります。 同調バリコンで選局してこのバリコンでピーと発信音が出る直前
の手前が感度が最高です。つまり音量が変化します。 もっと音量を下げたい場合
は選局ダイヤルをずらせます。

基本的に並四ラジオには音量調節のボリュームはありません。

ボリュームを取り付ける場合は回路改造を行いキャビネットに穴を開ける必要が
あります。


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↑ 再生バリコンに接続の古いリード線が劣化の為交換しました。  (黄色の線に交換)


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↑ ダイヤルの目盛りは180°100分割です。
注意深く見ますと小さな字でKC(キロサイクル)標示がありますが、当てになりません。
当時の日本の並四ラジオに周波数標示がありませんでした。
地域で1~2つのラジオ局が普通でした。 後に民放局が出来てから増加しました。

並四ラジオは戦中戦後の唯一の情報・娯楽の宝庫でした。
ラジオも高感度の「5球スーパー」へバージョンアップして民放局も各地に誕生して
遠距離の放送も受信出来ました。

その後白黒テレビ時代へ向かいました。




◆1953年頃のメーカー不明の高級コンソール電蓄キャビネット名「GOLD KING」内部機器ナショナルG-10シャーシーの修復修理 VOL-3

.21 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

この「電蓄」の元々の搭載のレコードプレーヤーは使用不能で撤去され、
間に合わせにコロムビアの卓上プレーヤーを上部ふたを開けた中に、
無理に押し込まれた状態で、使用されていました。
しかし、このプレーヤーも故障して使えない状態でした。

レコードプレーヤーを解体し改造が終わりまして、アンプ/ラジオ部の修復修理を行い
ました。

シャーシー内部もきれいに清掃して、永年のホコリを取り除き、
劣化した コンデンサー類を交換完了して、ボリューム、スイッチ類の接触不良も修復
を完了しました。

6V6GTのプッシュプルとナショナル10F-71 25センチダイナミックスピーカーと豪華で

が、低音が強調されて、高音部が不足で音の明瞭感が乏しくこもりがちになります。

しかしストック品の為そのままで展示しておりましたが、今回やっと対策を試みました。



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↑ 1953年頃の製品ですから62年経っていますが、綺麗でしっかりしています。
保存もよかったと思いますが、
先ずキャビネットは当時のケース屋で造られたものです。
無垢素材がふんだんに使用されて、 良質の塗装を行われておりました。
デザインは当時の縦型の「電蓄」スタイルです。

組み込まれたシャーシーはナショナル製が使用されています。
スピーカーと出力トランスもナショナル製です。

つまり、キャビネットと中身のシャーシーは違います。
オーダーのようなものと考えます。

サイズ  W 610 H 940 D400mm


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↑ 「NATIONAL ALL WAVE」のダイヤル面です。


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↑ レコードプレーヤーはVOL1~VOL2の時点でコロムビア卓上プレーヤーを改造
して組み込んでおります。


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↑ 後部の様子です。


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↑ ナショナル製のシャーシーには殆どすべてのパーツにナショナルのマークが入って
います。


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↑ 6V6GTのプッシュプル用出力トランスとナショナル10F-71 25センチダイナミックスピーカー
です。
このナショナル10F-71 25センチダイナミックスピーカーは当時の最高級のスピーカーでしたが
低域には申し分ないですが高域には弱点があります。

そこで高域を補てんするため色々考え、
実験も行い、結局ツィーターを追加することにいたしました。

しかし、分厚いバッフルボードに穴を開けて取り付けるのには、抵抗があります。


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↑ 考えた挙句に、このような画期的な方法をとりました。


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↑ 2台の楕円のツイーターをプレーヤーボードの奥の隙間の部分に上向きに取り付けて
その音波を天蓋を45°に開けた状態で前面に反射させると云うことです。

※周波数の高い高音は指向性が鋭く直進性があります。

※このプレーヤーボードの隙間は低音からくるハウリングの防止効果の為設けたものが
役立ちました。


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↑ このようになります。


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↑ ツイーターの高音が前面に飛び出してきます。 効果てきめんです。

今までこもり気味の音がメリハリのある音になりました。   (ラジオ受信中)





☆お陰さまで、本日当ブログ 70,000 アクセス突破!!

.20 2015 未分類 comment(0) trackback(0)

  
   
いつも皆様方に温かく見守っていただきまして、大変励みになっております。
心よりお礼申し上げます。

お陰さまで、本日当ブログ 70,000 アクセス突破いたしました。

8月15日に60,000を超えたところでしたが、3ケ月余りでした。


これからも益々皆様方のご期待に添えますよう努めてまいります。
今後とも、ご指導ご鞭撻をどうぞ宜しくお願い申し上げます。




◆1980年代S0NYシステムコンポ「STV-610TV」の修復修理 VOL2

.19 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1980年代S0NYシステムコンポ「STV-610TV」の修復修理は、
 「左の音が出ない時があるが、ボリュームにふれると元へ戻る」とご指摘いただいて
おります。

アンプのボリュームの接触不良の症状は出ていませんが、ガリΩはよくある事ですが、
リモコンによるオートボリュームの為接点復活剤の注入口がなく、
すり合わせを行っておきました。 しかしこれでは再発必至です。 

やはり、なんとかしてボリュームに「接点復活剤」を注入します。


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↑ アンプのメインボリュームはモーター駆動です。

リモコンによるコントロールに対応しています。 もちろん手動もOKです。


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↑ 詳細に調べますと、小さな間隙があります。


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↑ この穴から「接点復活剤」をスプレーノズルで噴射注入を行います。


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↑ 「接点復活剤」の噴射注入を行いました。


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↑ CDの再生テストの様子です。


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↑ 縦置きに接続を行いエージングテスト中です。

カセットデッキは修理は中断いたしました。   方法を模索中です。





◆1980年代S0NYシステムコンポ「STV-610TV」の修復修理 VOL1

.19 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
     
予てよりお預かりしておりました1980年代S0NYシステムコンポ「STV-610TV」ですが、

着手をしておりながら、ブログにアップするのが遅れておりました。


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↑ 左上 Wカセットデッキ TC-V610          右上 システムアンプ TA-V610
  (動作しない)                       (左の音が出ない時がある)

  左下 CDデッキ     CDP-V610         右下 チューナー    ST-610TV
  (音飛びがする)

スピーカーも含めたシステムコンポとしてのセットの形名は STV-610TV です。


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↑ 4台の機器がこの平ケーブルで接続されています。
個々の機器が単体では動作しません。


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↑ CDデッキを点検しました。
動作はしていますが、すぐに症状が出ないときがありますので、様子を見ます。


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↑ CDドライブを取り外してレンズをクリーニングします。


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↑ カセットデッキを分解して点検します。


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↑ 左のテープメカを外します。 アッセンブリーの為分解のできない構造ですが、
詳しく見ると、極小のベルトが2か所共ありません、切断なら破片があるはずですが、
ソニーSSで除去したのでしょうか。

右テープメカも同様でした。


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↑ 最初から動作していたチューナーが途中から電源が入らなくなりました。


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↑ チューナーを分解して調べますと、電源リレーの不具合がわかりました。
急遽、対策を行って一時的に回復したようです。


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↑ アンプの点検です。
ボリュームの接触不良の症状は出ていませんが、ガリΩはよくある事ですが、
リモコンによるオートボリュームの為接点復活剤は使用できません。
すり合わせを行っておきます。

以上の点検の結果、満身創痍のSTV-610TVを回復させるの「移植」しか無いようです。

つまり、同型機を調達して使用可能なパーツを取り外して、交換使用する方法です。




◆1970年代のビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」の修復修理 VOL4(完成)

.13 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代のビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」の修復修理は

仕上げ修理の工程を行います。


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↑ 組み込みを行い、最終テストを行いました。

録音→再生は問題ありません。

しかし、テープにより巻き戻し/早送り時のラストのテープ終端部であと僅かの位置で停止
します。 うまくいくテープもあります。
これは、最終段階で発見できて良かったと思います。 何とかしないといけません。


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↑ 残念ながら、再度分解を行います。


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↑ 最初に目視で確認した時はドライブベルトの内周面のテカリには気づきませんでした。


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↑ 新しいドライブベルトに交換を行いました。


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↑ LAIN録音のエージングテスト中です。

回数を重ねるほど効果があります。


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↑ MICの録音テスト中です。

長い間冬眠していた機器です。

修復後は使い込むほど調子が上がってきます。





◆1970年代のビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」の修復修理 VOL3

.11 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代ビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」の修復修理は、

各部の不具合の修復を行って行きます。


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↑ メカの片側の固定ビスを外して、半分傾けた状態で裏側を観察してドライブベルトの
状態を確認しました。
以前に交換をしているようで、しっかりしていました。


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↑ 5方向から見たメカです。  詳細にチェックします。

各ボリューム/スイッチ類のすべてに接点クリーナー/接点復活剤の注入を行います。


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↑ メイン基盤です。


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↑ ACジャックのAC←→DC切り替え部分のリード線が半田付け部分で断線していました
ので半田付けを行います。
ジャックの破損も修復します。


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↑ この時点で録音済みのテープで再生テストを行いました。

VUメーターの動きが軽快です。


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↑ 3個のスイッチに接点クリーナー/接点復活剤の注入を行います。


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↑ ヘッドクリーニングを入念に行います。


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↑ ピンチローラー周りのクリーニングを行います。


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↑ サブ基板のジョイント部分の接触不良を修復します。


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↑ CDプレーヤーを接続して録再テストを行います。 

R/Lのバランスも良くノイズのないきれいな音です。

しばらくエージングテストを行います。




◆1970年代のビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」の修復修理 VOL2

.10 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代ビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」の修復修理は、

お見積もりの仮修理の為分解を行います。

この手の種類の内部は小型化のためギッシリとパーツが詰め込まれています。

分解は簡単ではありません。


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↑ 先ず底カバーから外します。


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↑ 同時に電池で動作しない原因を調査しておきます。


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↑ 原因はすぐ見つかりました。

電源ジャックの不良です。 内部で破損しています。 

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↑ 修復の方法は考慮中。


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↑ 応急処置で電池動作OKです。


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↑ とりあえず全分解を完了しました。

分解しながら、「よく考えて造られている」事がひしひしと感じます。





◆1970年代のビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」の修復修理 VOL1

.10 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代ビクターポータブルステレオカセットデッキ「KD-2」は大変興味深い製品です。
当時のビクター技術陣の総力を結集した製品です。

「Super ANRS/coreless Motor」と「SENALLOY HEAD」を採用しています。
これは駆動モーターと録音ヘッドの性能にこだわったものです。

このカセットデッキの不具合は、

① 100V電源ではOKですが、電池では動作しない。

② 再生ボタンを押しても動作しない場合がある。

③ 各スイッチの接触不良がある。

④ 早送りと巻き戻しが非常に遅く、殆ど回らない。

⑤ 録音が非常に弱く殆ど出来きない。

その他いろいろあります。


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↓ 丸型の大型VUメーターが健在で印象的です。

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◆1960年代ビクターHiFiAudiola真空管ステレオ「BR-470」の修復修理 VOL2

.08 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)



1960年代ビクターHiFiAudiola真空管ステレオ「BR-470」の修復修理はシャーシー
内部の修復の仕上げと「ヘルツフリー化」の「正弦波インバーター電源」の組み込みを
行います。


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↑ このステレオは当時ではかなりの高級な造りでした。
キャビネットはプリント合板的な素材ではなく、高級無垢材突板を使用した猫脚スタイルの
当時の古いタイプのデザインです。

サイズ W1020mm H735mm (脚含む) D370mm 


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↑ 仮付のシャーシーを再度取り外して仕上げの修復を行います。


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↑ 真空管16球使用ですからシャーシーも大きく部品数も約2倍です。


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↑ 円筒形の大容量ブロック型電解コンデンサーは安全性に問題があるため、
単体の電解コンデンサーに交換を行います。


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↑ 裏面から見たところです。


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↑ 上面と裏面とに分けてこのように取り付けます。


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↑ 「ヘルツフリー化」の「正弦波インバーター電源」の組み込みを行います。


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↑ テスト中の様子です。  

レコーが30cmです。  低音ウーハーも30cm です。 凄い重低音です。


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↑ このプレーヤーは元々50Hz用のフォノモーターでしたので効果は歴然です。


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↑ キャビネットの補修にかかりました。 かなり美しくなりました。





◆1960年代初期のビクター真空管ステレオ「BR-450」の修復修理 VOL2

.08 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

 
1960年代初期のビクター真空管ステレオ「BR-450」の修復修理の次の工程は、

レコードプレーヤーの「フリーヘルツ化」を行います。

日本の電源周波数は、富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境に東側は50Hz、
西側が60Hzとなっています。

現代の電気製品はHz(ヘルツ/サイクルとも云います)を気にしないで使っていますが、
昔の製品はHzの違いにより様々な不具合が生じます。

オーディオの場合は地域によりモーターの回転数が変化して正常に動作しません。
この「フリーヘルツ化」を出来るだけ過大な費用をかけずに可能にする為いろいろな
方策を試みましたが、最も安定して効果的な「正弦波インバーター電源」を採用する
に至りました。

すでに10数例の「フリーヘルツ化」は定着しております。


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↑ 「フリーヘルツ化」を完了してエージングテスト中の様子です。


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↑ 正弦波インバーター電源の組み込みを完了後の様子です。


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↑ 組み込み前にレコードプレーヤーの配線の変更を行います。

安全性向上のためプレーヤー電源に別途電源ヒューズを組み込みました。
 

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↑ 長時間の連続エージングテストを行います。



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↑ アイドラーのゴムが永い年月の間モータープーリー(キャプスタン)に接触したままに
なつていた為かすかに凹んでいます。

その為回転中にコトコトと小さな音がしますが、全てのアイドラー駆動に発生しています。
我慢の範囲内と思います。


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↑ レコードの再生テストは快調です。


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↑ このステレオには「エコー」が搭載されていますが、スプリング式のエコーユニットが
破損して修復不能のため撤去してあります。


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↑ 半世紀以上前のオーディオとは思えないしっかりした動作で癒しの真空管アナログ音を
奏でています。





◆1960年代初期のビクター真空管ステレオ「BR-450」の修復修理 VOL1

.04 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代初期のビクター真空管ステレオ「BR-450」の修復修理 は以前に着手をしましたが
都合で中断をしておりました。

しかし、今回、「年内に仕上げないと・・・」と思い修復修理を再開いたしました。


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↑ 完成画像 上部扉を閉めた様子です。 

 サイズW980mm H750mm(脚含む) D380mm


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↑ 完成画像 上部扉を開いた様子です。


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↑ 完成画像、上部操作部です。


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↑ 後部より内部の様子です。




以下、修復修理仕上げ工程の流れです。




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↑ スピーカーグリルのサランネットは前回までに交換が済んでおりました。


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↑ 作業工程の都合で脚のついたままで台の上に置きます。


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↑ キャビネットからシャーシーを外して下します。


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↑ シャーシーからスピーカー配線その他のリード線が繋がっていますが、短いため
シャーシーをあまり移動できません。


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↑ 窮屈な状態での作業になります。


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↑ 画像の右端円筒形のブロック型電解コンデンサーを取り外して、単体の大容量電解
コンデンサーに置き換えます。


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↑ 交換後の画像です。 電源ヒューズホルダー/電源コードの交換も行いました。

その他は前回に修復作業は終わっております。


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↑ シャーシー内部の様子です。


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↑ 右 20cmスピーカーとPANORAMAスピーカーです。


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↑ 左 20cmスピーカーとPANORAMAスピーカーです。


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↑ 次にプレーヤーの修復修理を行います。


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↑ ターンテーブルを外します。


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↑ モータープーリー/アイドラーのクリーニングとすり合わせを行います。

モーターの防振ゴムが経年劣化で溶けています。

ピックアップアームのリターンメカの動作を確認します。


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↑ 裏側からの様子です。


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モーター台を外して防振ゴムを交換いたします。


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↑ モーターのスイッチ接点から出るスパークを吸収する黄色のコンデンサーの交換を
行います。


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↑ 詳細な修復修理と各部の注油が終わりきれいになったプレーヤーです。

動作も快調です。




◆1960年代初期のビクター真空管ステレオ「STL-595M」の修復修理 VOL 3 (完成)

.02 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)


1960年代初期のビクター真空管ステレオ「STL-595M」の修復修理は仮修理後の

エージングテスト中にプレーヤーにある潜在的な不具合をその都度修復を進め

いよいよキャビネットに組み込みを行いました。



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↑ キャビネットにシャーシーとプレーヤーを組み込みました。

同時にキャビネットの小傷の補修を行いました。


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↑ 組み込み後テストを行います。


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↑ 下のプレーヤー部の扉を閉めた様子です。


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↑ 上の扉を閉めた様子です。

スピーカーが密閉型で吸音材の使用も効果があり、ボリュームをかなり上げてもキャビネット
の共振がなくハウリングが全く起きません。





◆1960年代初期のビクター真空管ステレオ「STL-595M」の修復修理 VOL2

.01 2015 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
    
1960年代初期のビクター真空管ステレオ「STL-595M」の修復修理は見積もりの為の仮修理
を行います。


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↑ シャーシーとプレーヤーをキャビネットから外しました。

アンプ/チューナーは不具合があるもののなんとか音が出ておりますので、
全く動作のしないプレーヤーから行います。


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↑ プレーヤーの上面です。


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↑ 裏側です。


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↑ ターンテーブルをはずして上面メカはピックアップアームのリターン関係ですが、
かなり乱れています。


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↑ アイドラーとモータープーリーですが、スリップでトルクが伝導されません。

アイドラーとプーリーに油分が付着してスリップに拍車をかけています。


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↑ フォノモーターの防振ゴムが経年結果で溶けています。


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↑ 3ヶ所全部が溶けてありません。 フォノモーターの位置が異常にずれています。

フォノモーターを外して防振ゴムを付け替えます。


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↑ メカの可動部分のクリーニング注油により正常動作にこぎつけました。


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↑ アームリターンのタイミング調整を念入りに行い、エージングテスト中の様子です。

心配のクリスタルカートリッジは健在です。 珍しいことです。


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↑ エージングテスト中にフォノモーターのスイッチから発生するスパーク吸収コンデンサー

のパラフィンが溶け落ちているのが発見できました。

即、交換をいたしました。場合によっては破裂するところでした。


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↑ 次にアンプ/チューナーの仮修理を行います。

猛烈なボリュームのガリΩによるノイズを修復します。


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↑ すべてのボリューム/セレクタースイッチに接点クリーナー/接点復活剤を注入して
すり合わせを行います。


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↑ 安全面、性能面において大容量の電解コンデンサーの経年劣化は大変気になります
ので交換をいたします。

円筒形のブロック型電解コンデンサーは単体の電解コンデンサーに交換いたします。


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↑ シャーシー内の限られたスペースに取り付けました。


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↑ 電源コード/電源ヒューズホルダー/ガラス管ヒューズの交換も行いました。


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↑ 電源トランスのノイズ防止用のコンデンサーの交換を行いました。

昔のチューブラー型のペーパーコンデンサーは破裂が時々あります。


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↑ 交換したパーツの新旧混在画像です。

エージングテストの結果、快調に動作しております。





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