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◆1965年製ビクター真空管式HiFi STEREO AUDIOLA「BR-661FM」の修復修理 VOL2

.28 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1965年製ビクター真空管式HiFi STEREO AUDIOLA「BR-661FM」の修復修理の

次の工程はレコードプレーヤーの詳細点検を行い修復をいたします。


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↑ プレーヤーを取り外します。


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↑ ターンテーブルを取り外します。


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↑ アイドラーの動きが重くなっています。 後でクリーニング分解注油を行います。


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↑ フォノモーターマウントの3ヶ所の防振ゴムが経年劣化で変質溶解して
変形、のちに硬化しいます。
その結果、モーターの回転トルクがターンテーブルに伝導されません。


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↑ レコードプレーヤー裏面です。


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↑ プレーヤーボードとモーター固定金具に付着して変質硬化したゴムの残骸を
全てきれいに削り落として、新しい防振ゴムを付け替えます。


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↑ この大きなリターンギヤの取り付けが微妙に狂っています。軸が曲っているようです。

このままではアームが戻りません、 修正を行います。


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↑ 防振ゴムの交換を完了して、各部に注油を行いました。


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↑ プレーヤー全体をクリーニングして、動作テストを行います。


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↑ レコード再生テストは、正常動作を取り戻しました。

クリスタルカートリッジは幸い生きております。 音出しに問題はありません。




◆1965年製ビクター真空管式HiFi STEREO AUDIOLA「BR-661FM」の修復修理 VOL1

.28 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

予てよりご相談頂いておりました、
1965年製ビクター真空管式HiFi STEREO AUDIOLA「BR-661FM」の修復修理の製品が
が厳重に梱包されて「佐川急便」で届きました。


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↑ サイズ W1140 H550 D370 mm  


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↑ この660シリーズモデルのビクター真空管式HiFiSTEREO AUDIOLA「BR-661FM」は
初モデルは1963年に製造発売されました。
フルモデルチェンジがなく3年間で30万台販売のヒット製品でした。
搭載のレコードプレーヤーがオートチェンジャー搭載の製品などがありました。


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↑ 後カバーを外した様子です。


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↑ 右スピーカー(3WAY)

エコーユニットが縦に取り付けられています。


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↑ 左スピーカー(3WAY)


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↑ シャーシー部分です。


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↑ 前面操作部分とレコードプレーヤー収納部です。


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↑ 点検の為シャーシーを取り外し下します。


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↑ シャーシー上面の様子です。


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↑ シャーシー上面を逆側からの様子です。


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↑  シャーシー内部の様子です。


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↑ 各ボリュームの酷いガリΩを修復の為「接点復活剤」の噴射注入を行いすり合わせを
行いました。


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↑ ラジオMW(AM)/FMの受信テスト中に猛烈な連続雑音が発生しました。

これは明らかに本体内部から発生している雑音です。
「ジャーッ」と連続雑音です。


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↑ この、ピアノスイッチ式の周辺から出ています。

接点復活剤を噴射注入を行った後でも発生しています。


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↑ 調査の結果この電源スイッチの不良が判明しました。

マイクロスイッチの接点の接触不良により発生する「火花雑音」でした。


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↑ マイクロスイッチを交換して雑音はピタリと止まりました。

安全性、安定性、を保つため電源回路の電解コンデンサー類、電源コード、ヒューズホルダー
等を交換の予定です。

次回はレコードプレーヤーの点検修復を行います。




◆サンスイ初期の真空管セパレートステレオ「APS-410」(アンプSAX-100)の修復修理 VOL2

.26 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
    
サンスイ初期の真空管セパレートステレオ「APS-410」(アンプSAX-100)の修復修理は
次の工程へ進みます。


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↑ 真空管式チューナーアンプはコンポタイプで独立していてセンターキャビネットの前扉内
の中段に収納されます。


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↑ セパレートステレオで珍しいリムドライブのレコードプレーヤーは防振ゴムが
経年劣化で溶けて固まりフォノモーターが既定の位置より下がってしまい動力が
伝導できず、ターンテーブルが回転しません。
徹底的に修理を行います。


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↑ 大型の4極インダクションモーターは回転していますが、モーターを取り付けしている
防振ゴムが経年劣化で溶けて硬化しているため、位置ずれを起こして、ターンテーブルが
回転しません。


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↑ 凄いことになっています。


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↑ モーターを防振ゴムで固定している3ヶ所のCリングとワッシャーをはずします。


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↑ モーターをボードから外します。 

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↑ プレーヤーボーを清掃します。


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↑ モーターの固定金具を清掃して準備を行います。


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↑ 3ヶ所の防振ゴムをセットして、モーターを取り付けました。

スピード調整円盤のマグネットの調整レバーの取り付けも行いました。


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↑ カートリッジの出力のピンケーブルを交換しました。


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↑ レコードプレーヤーが完成すると早くレコードをかけたくなります。


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↑ ところが・・・・・この旧式のピンジャックのサイズが微妙に異なる事と経年劣化で
腐食していますので、専用の入力端子を増設することにいたしました。


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↑ この浅型シャーシーにはそんな余裕がありません。


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↑ そこで、いつもの「工夫」です。
ご覧のように、「PHONO」と「AUX」の2系統を設けました。


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↑ 早速、接続して、テストです。

素晴らしいです。 リムドライブですが大型のアイドラーの為回転ムラも騒音もなく快調です。

しかし、・・・・・音質に問題あり。・・・・・これはアンプ側の問題です。


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↓ 急遽、対策を行いました。

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↑ アンプの徹底修復は次工程で実施いたします。


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↑ 快適に音を奏出ております。




◆1960年代真空管式TRIO AUTOMATIC STEREO RECEIVER「111」の修復修理 VOL2

.23 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代真空管式TRIO AUTOMATIC STEREO RECEIVER「111」の修復修理は
最も致命的な「電源入らず」の根本原因を前工程VOL1で突き止めました。

次の工程は通電して細部の動作を電圧測定と音出しにより「音質」「音量」「ノイズ」
など全ての動作を確認して正常動作にもっていきます。



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↑ 最初のシャーシー内部の回路の全体像です。


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↑ 仮修理で電解コンデンサーなどその他の部品を交換したシャーシー内部の回路
の全体像です。

違いをパズル感覚でご覧ください。


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↑ ブロック型電解コンデンサーを単体電解コンデンサーに交換した拡大画像。


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↑ 電源トランス横の整流ダイオードなどを交換の様子です。


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↑ 前面パネル中央に配列の5個のスイッチ群です。接点復活剤を注入します。


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↑ 前面パネルに配列の各ボリュームとセレクタースイッチにガリを直すために
接点復活剤を注入して擦り合わせを行います。


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↑ 電源トランス周辺の様子です。 雑音防止コンデンサーも交換しました。


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↑ 右ダイヤル表示ランプが点灯不良の為修復を行いました。


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↑ シャーシー上面からの様子です。


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↑ 現時点の交換部品です。 中段左2個のブロック型大容量電解コンデンサーは
複数の単体の大容量電解コンデンサーに変更しております。


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↑ 前面パネルの半世紀以上前の汚れは、簡単には元へ戻りません。
風化、劣化など、とにかく、普通の汚れと違って、洗剤を使用しても中々綺麗になりません。


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↑ もっと綺麗にしたいところですが、プリントされた文字が消えます。
刻印なら良いのですが、プリントですので無理があります。

前面パネルと筐体カバーを取り付けてみました。

まずまずです、良くなりました。  エージングテストを続けます。




◆1940年代真空管ポータブル電蓄HUDSON Model332の修復修理 VOL3(完成)

.21 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
    
1940年代真空管ポータブル電蓄HUDSON Model332の修復修理は70年以上の
経年劣化による、ダメージの修復修復は最終工程を迎えました。


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↑ 完成画像。

隅々まできれいにクリーニングが完了したキャビネットに収めますと、
「男前が上がった!」
小さくても、存在感が違います。 
ビンテージ級の迫力を感じますのは、苦労した私の独りよがりな満足感でしょうか・・・・・


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↑ 何度見ても、満足感とうれしさが湧いてきます。


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↑ 古い木製レザー張りのキャビネットは各所に剥がれがあり、みじめな感じでしたが、
綿棒の先に接着剤を付けて、押さえ飾りのひも状の素材をくっつけました。
そして、全体を何度もファイバークロスで磨いて、綺麗になりました。


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↑ 木製キャビネットの為エンクロージャーの効果でスピーカーの音質が良くなりました。




◆ビクター1960年代真空管式オートチェンジャーステレオ「STL-480C」の修復修理(全編)

.19 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

ビクター1960年代真空管式オートチェンジャーステレオ「STL-480C」は、
アンサンブルステレオとしては比較的小ぶりなタイプですが、
オートチェンジャー搭載で傍らに置きたい魅力的なステレオです。

永い間ご自宅に完全無傷で大切に保管されていたものです。


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↑ 完成画像。


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↑ シャーシーを外し下におろします。


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↑ シャーシーとオートチェージャープレーヤーを取り外しました。


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↑  シャーシー上面


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↑ シャーシー内部


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↑ 当時、一部のアンサンブルステレオに採用された側面スピーカーの配置です。
ステレオ臨場感を向上させる手法として用いられました。


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↑ エコーユニットです。 動作はしています。


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↑ オートチェンジャーレコードプレーヤーは完全修復を行いました。


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↑ アンプシャーシー内の電解コンデンサー類の交換を行いました。
各ボリューム/セレクターローリースイッチに接点復活剤の注入を行いました。

十分なエージングテストを行いました。


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↑ キャビネットのクリーニングを行い、組み込みを完了いたしました。


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↑ 最終テストを行いました。




◆1960年代真空管式TRIO AUTOMATIC STEREO RECEIVER「111」の修復修理 VOL1

.16 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
     
予てよりお預かりしておりましたが、お待ちいただいておりました。

1960年代真空管式TRIO AUTOMATIC STEREO RECEIVER「111」の修復修理を行います。


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↑ 1960年初期のトリオ製のMT管14球のAM/FMチューナー内蔵のアンプです。


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↑ 筐体カバーを外しました。


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↑ 電源ヒューズが飛んでいます。

この切れ方は、尋常ではありません。 
2Aガラス管ヒューズを入れ替えて微妙な飛び方をします。
即断ではなく0.5秒ほどで飛びます。

回路に重大な故障があります。


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↑ 電源回路、電源トランス周辺の診断を行います。
導通テストや色々なチェック方法を駆使しても、決定的な原因はつかめません。


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↑ そこでヒューズを飛ばさないで各部の電圧測定を行います。
つまり2Aより大きい5Aをテストで挿入して、電圧測定を行いました。


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↑ 怪しい電解コンデンサーです。


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↑ 通電して電圧測定中に高温になり液漏れしてきました。


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↑ これはかなり昔から液漏れしていたもう一つの電解コンデンサーです。


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↑ シャーシー上部から見た様子です。 

バリコンの右の円筒形が不良の電解コンデンサーです。


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↑ 選局フライホイールの上の円筒形が不良の電解コンデンサーです。

◎ 2Aの電源ヒューズが飛ぶ原因の電解コンデンサーを良品を仮接続してテスト
の結果、電源が入りヒューズが飛ばなくなりました。





◆珍しい1970年代ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理 VOL6(追加修理)

.15 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
     
ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理の最終工程の
センターキヤピネットへの組み込みを完了して、4つのスピーカーをフル装備
でエージングテストを行いました。

通常の使用状態では全く問題はないのですが、
レコード再生時に少々気になる現象が確認できました。
それはヘッドアンプの内部雑音の問題です。

この当時のセパレートステレオはプレーヤーはMC又はMMカートリッジが使用されています。
MC/MMカートリッジは出力電圧が数mVと小さいため増幅度の高いプリアンプ(ヘッドアンプ)
が搭載されています。
このヘッドアンプには当時の低雑音トランジスタ2SC458が使用されています。

しかし、半世紀の経年劣化で内部雑音が発生して不安定なものがあります。
少々のノイズは音声信号にかき消されますが、無信号でボリュー最大方向に回すと「サー」
とノイズが確認できます。
この「サー」と云うホワイトノイズはTR特有の内部ノイズです。
時々「ジジ―」と云う不規則ノイズはTRの不良です。


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↑ 再度シャーシーを下します。


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↑ 中央の小さな基板がヘッドアンプ基板です。


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↑ 赤〇印の4個のトランジスタ2SC458を外して交換を行います。


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↑ 赤〇印の4個のトランジスタ2SC458を外して新品の2SC458に交換を行いました。

新しい2CS458です、形状が丸みを帯びています。


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↑ ヘッドアンプ基板の裏面です。


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↑ 上段が最初の2SC458です。
   
  下段が新しい2SC458です、形状が変わっています。





◆東京芝浦電気(東芝)製真空管式ファミリーステレオ「TAS-180」の修復修理 VOL1

.14 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

今の「東芝」が東京芝浦電気株式会社の時代ですから60年近く前の珍しい製品です。

真空管式ファミリーステレオ「TAS-180」の修復修理のご依頼をお請けいたしました。

「東芝真空管」は大変信頼性のある優秀な品質で各メーカーが採用しておりました。
東京芝浦電気製の「マツダラジオ」などは、かなり昔から出ておりました。

真空管電蓄・ステレオは珍しいです。


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↑ 品質が良くシッカリ造られています。


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↑ プレーヤーはアイドラーによるリムドライブ・78/33/45/16回転4スピード
一応フォノモーターは回転しますが、ターンテーブルにトルクが伝動不完全です。


カートリッジはクリスタルですが、素子の経年劣化で音が出ません。


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↑ 2アンプ2ラジオです。

左  MWラジオ+ SWラジオ           右 MWラジオ+ FMラジオ   です。


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↑ アンプ部は簡単チェックの結果、各ボリュームとセレタースイッチ等の経年劣化による
接触不良で猛烈なガリノイズですが何とかMW/SW/FM全ての受信が可能です。


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↑ プレーヤーの裏側です。


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↑ 手前の金属ケースは「エコーユニット」です。 弱いですが動作はしています。


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↑ 電源トランスとR/L出力トランス、出力管のサブシャーシーです。




◆サンスイ初期の真空管セパレートステレオ「APS-410」(アンプSAX-100)の修復修理 VOL1

.10 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
     
予てよりご相談を頂きまして、わざわざお待ち込を頂いておりました。
大変お待たせいたしましたが、全体的な状態を点検をさせて頂きました。


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↑ コンパチブルステレオシステムとして後にセパレートステレオとしての原型になった
初期の珍しい製品です。
真空管式チューナーアンプはコンポタイプで独立していてセンターキャビネットの前扉内
の中段に収納されます。


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↑ 扉の中にありました DELUXE APS-420のカタログ  


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↑ 4極インダクションモーター・25cmダイキャストターンテーブル・16/33/45/78回転
4スピード・MMカートリッジ搭載のプレーヤーです。
ベルトドライブではなくアイドラー方式になっています。


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↑ チューナーアンプはAM/FMチューナー搭載、6BQ5シングル×2の14球と一部半導体
の構成になっています。


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↑ チューナーアンプの筐体カバーを外した内部の様子です。
ホコリの堆積は年月を物語っています。


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↑ セパレートステレオでアイドラードライブは珍しいですね。


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↑ 大型の4極インダクションモーターは回転していますが、モーターを取り付けしている
防振ゴムが経年劣化で溶けて硬化しているため、位置ずれを起こして、ターンテーブルが
回転しません。


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↑ 通電してアンプチューナーの動作確認を行います。

各部の劣化による接触不良などで、何とかAMラジオが受信できました
しかし、片方の音量が極端に低く、各ボリュームやセレクタースイッチのガリノイズも
多発しています。

しかし、修復修理の手ごたえは十分あります。




◆珍しい1970年代ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理 VOL5(完成)

.09 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
    
1970年代ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理は、

センターキャビネット/スピーカーのクリーニングを行い、アンプ、プレーヤーの

組み込みを行い、フル装備でテストを行いました。


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AMラジオ  FMラジオ  PHONOレコードと全て順調です。

一点気づきましたのが、PHONOセクションで「無信号ボリューム最大時」に
プリアンプ内のTRノイズが目立ちますが、通常適当な音量でレコード再生時は
全く気になりません。





◆1940年代真空管ポータブル電蓄HUDSON Model332の修復修理 VOL2

.07 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1940年代真空管ポータブル電蓄HUDSON Model332の修復修理は70年以上の
経年劣化による、ダメージの修復は初回の工程で困難に直面していますが、
「何とかなる」手ごたえを感じております。


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↑ じっくりと向き合ってこの機器の習性が把握出来、色々対策を施しながら、
「絶対に直る」確信が強まります。

この場合フォノモーターの回転トルクをターンテーブルに完全に伝えるためのポイントは、
「モータープーリーと中間ブーリー間のトルク伝達が不完全であることが考えられます。
つまり、スリップしています。 中間ブーリーのゴムの劣化です。 
これを解決するのが最重要です。


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↑ 中間プーリーのゴムの劣化による硬化と痩せは対策の方法が見つかりません。
となると、残されたモータープーリー(キャプスタン)に対策を行います。



ここで、一つ重要な問題があります。 それは、ヘルツ(Hz)問題です。
このポータブル電蓄のご依頼者は関東50Hz地域のお方です。
そして、この製品は60Hz仕様です。このHz違いも対策が必要です。
仮にこの製品の60Hzをそのままで、関東の50Hzで使用しますと、
確実に10~12%回転が遅くなります。

ところが、私が考えているスリップ対策は、このHz対策と相乗効果を生む利点があります。



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↑ その方法はモータープーリーにスリーブを被せて太らせる方法です。
これは何例かに対策して効果を得ております。
   
各種のサイズの同軸ケーブルやビニールコードの被覆を利用します。
このプレーヤーの場合はモータープーリー(キャプスタン)は5~6mmですので各種太さ肉厚
の同軸ケーブルの外被を用意します。


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↑ これをモータープーリー(キャプスタン)に被せるのは難しく、絶対外れないように、
バランスよくガタツキのないようにすることが重要です。

先ず、太さを合わせるために、ラジオペンチを巧みに利用してサイズを広げておきます。
装着すれば縮んで外れません。
色々なサイズを試験的に付けて回転数を合わせます。
正弦波インバーター電源装置で100V50Hzを供給してレコードを再生しながら、
カット&トライで最良点を見つけます。


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↑ スリーブ装着テスト中の様子です。


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↑ 33回転LPレコードでテスト中の様子です。


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↑ 45回転EPレコードでテスト中の様子です。


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↑ 78回転SPレコードでテスト中の様子です。

この方法の効果

①モータープーリー(キャプスタン)にスリーブをかぶせると太くなりターンテーブルの
 回転数が速くなる。

②50Hzでの回転不足が改善される。

③モータープーリー(キャプスタン)にスリーブをかぶせると太くなり中間ブーリーとの
 接触が良くなり回転にスリップが少なくなる。





◆1940年代真空管式HUDSON Model332ポータブル電蓄の修復修理 VOL1

.07 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
     
日本では滅多に見かけない珍しい1940年代HUDSON Model332真空管式ポータブル電蓄
の修復修理のご依頼を頂いておりました。


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↑ 木製レザー貼りケースのコンパクトな真空管2球のポータブル電蓄です。


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↑ 当時としては先進の珍しい78/45/33回転の全てのレコードに対応した3スピードです。


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↑ フォノモーターと真空管増幅部は大丈夫なようです。


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↑ レコードプレーヤーメカは過去に相当いじくって、ものにならず、放置した様子です。



フォノモーターは一応回転しますが、動力がターンテーブルに伝動しません。
機構部分の重要な機能が壊れています。
欠品部品を工夫して取り付け、修復を試みます。




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↑ 通常の3スピードプレーヤーの回転動力伝導は

「3段モータープーリー」→「アイドラー」→「ターンテーブル」の3ステップですが

「モータープーリー」→「中間3段プーリー」→「アイドラー」→「ターンテーブル」
の4ステップになっています。


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↑ 各部に注油処置を行い3スピードの切り替え、回転が可能になりましたが、
不安定な状態です。

アイドラーや中間ブーリーのゴム部分の経年劣化により弾力がなく外径も痩せて
いますのでスリップなどで回転ミスが発生します。
しかし、この時点でレコードテストを行います。


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↑ 想定通りカートリッジが完全に動作を停止しています。
端的に言いますと、オシャカになっています。
クリスタルカートリッジは寿命がはっきりしています。
クリスタルカートリッジの経年劣化があります。
クリスタルカートリッジはロシェル塩の素子が使用されています。
私の経験では寿命は40年前後と思います。

レコードの溝を針先でトレースしてその振幅を電気信号に変換できなくなっています。
つまり音が出ません。


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↑ 左 交換用のセラミックカートリッジ(針付)  右 寿命の終わったクリスタルカートリッジ


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↑ 不良のクリスタルカートリッジを外して交換用のセラミックカートリッジを取り付けました。


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↑ 78回転SPレコード再生テスト中の様子です。


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↑ 33回転LPレコード再生中の様子です。
   45回転EPレコード再生もOKです。   

起動時に少々不安がありますが、精度を上げていきます。




◆珍しい1970年代ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理 VOL4

.07 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理はサーボプレーヤー
の回転不調も解決して、エージングテストも異常なく快調です。

いよいよキャビネットに組み込みを行う最終工程になりました。

ステレオの顔と云えるダイヤル面にバックライトの12Vヒューズ型パイロット球が1個断線
しているのはお預かりしていた予備球を既に交換済みですが・・・・・・・


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↑ ダイヤル指針に埋め込まれた、「麦球型パイロット」が点灯していません。

「確か麦球があっったはず????」・・・・・しかし、工作用の1.5Vでした。
早速調達です、時間待ちです。


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↑ 左 不良の麦球      中央 ダイヤル指針     右 調達した12Vリード線付麦球


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↑ 点灯するとこのようになります。


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↑ 麦球をAC11Vラインに接続します。


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↑ 指針をダイヤルロープに取り付けて、同時にダイヤルロープの緩みを修正して
おきます。


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↑ 指針の先端部のみ赤く点灯するため込み入った構造の為、結構時間が掛ります。

しかし、小さな赤い点の標示があるためアクティブ感があります。

このダイヤル指針の赤い点の標示はPHONOにセレクトした時点で消灯します。





◆ビクター真空管電蓄Radio Electrola 「RE-30」の修復修理 VOL3

.05 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

ビクター真空管電蓄Radio Electrola 「RE-30」の修復修理は、
SPレコードの録音特性を補正する、「フォノ・イコライザー」を組み込みましたが、
一部ストレートなセクションを追加いたします。


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↑ プレーヤーボード上に3回路4接点のロータリースイッチを取り付けた為このような
改造は非常に便利に作業が出来ます。


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↑ 3回路4接点のロータリースイッチ周辺です。


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↑ 白の短いリード線2本の半田付けで完了です。

テストの結果②のポジションは何も入らないで、ピックアップカートリッジで出力された
信号はまさにストレートに出力されます。

テストの結果、効果が確認出来ました。





◆珍しい1970年代ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理 VOL3

.01 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-15」の修復修理がパーツの準備が
暇どりまして、中断しておりました。

4CHプレーヤーの回転不調で、サーボ基板のトランジスター/電解コンデンサーなどの交換
パーツが揃いました。


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↑ 回転数が安定せず、一定のリズムでフラフラしています。
これは明らかにサーボ回路の不具合が原因と思われます。

ターンテーブルの外周のストロボで確認しますと、
約0.5秒間隔で速くなったり、遅くなったりしています。


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↑ 小さなサーボ基板にパーツがギッシリです。


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↑ 短い配線で接続されていますので気をつけて交換を行います。


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↑ トランジスター/電解コンデンサーの交換の終わったサーボ基板です。


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↑ 最も影響の大きかった液漏れの酷い小型の電解コンデンサー。


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↑ サーボ出力のトランジスタは全く違う代替え品を使用しましたが、
問題なく動作しています。


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↑ 交換パーツのすべてです。


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↑ 交換中にモーターやパワートランジスタ配線に無理が掛っていないか点検して
テストを行います。


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↑ 下から2筋目が60Hz時の33回転3分の1です。


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↑ あの不安定な回転が嘘のように、しずかに安定して回っています。

このストロボは蛍光灯の60Hzフリッカーに反応して静止して見える状態が60Hz電源で
の正常回転になります。 外光やLED/白熱球照明には反応しません。

LED照明を消灯して天井のベースライトの蛍光灯を点けて確認しましたが
外光が強すぎてはっきり写りませんでした。


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↑ 停止時の様子です。


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↑ スピードの微調整も完全でワウフラッターのない音を聴いていると、気持ちがいいです。




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