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◆1970年代パイオニアマルチアンプ搭載セパレートステレオ「S-77」の修復修理 VOL2

.30 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代パイオニアマルチアンプ搭載セパレートステレオ「S-77」の修復修理は
続いてチューナーアンプシャーシーの修復修理に進みます。


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↑ 修復修理の終ったプレーヤーとチューナーアンプシャーシーに接続して両方の動作テストの
様子です。


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↑ シャーシー上面


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↑ シャーシー内面

各部のボリュームとセレクターロータリースイッチ等のガリ音は修復の痕が伺われますが、
2連ボリュームにやや接触不良があり修復を行っておきます。

テスト中に異常が発生しました。
マルチアンプの「低音アンプ」の音が猛烈な歪みが発生して音量の上がりません。
原因はマルチアンプ回路の低音アンプの安全ヒューズが飛んでいました。


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↑ これはマルチアンプ回路の低音アンプのトラブルではなく「ヒューズホルダー」と
「0.7Aガラス管ヒューズ」の経年劣化によるものです。  
交換を行います。


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↑ 取り外した劣化したヒューズホルダーとガラス管ヒューズです


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↑ 交換を完了いたしました。


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↑ エージングテスト中の様子です。




◆1970年代パイオニアマルチアンプ搭載セパレートステレオ「S-77」の修復修理 VOL1

.29 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代パイオニアマルチアンプ搭載セパレートステレオ「S-77」の修復修理は
異例の「シャーシー」と「レコードプレーヤー」をキャビネットから取り外したものを送られて来ました。


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↑ 失礼ですが、ご自分で治そうとなさったのでしょう。

このパイオニアの「Sシリーズ」は難物です。
過去に手がけたものは全て苦労の連続でした。


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↑ アンプはマルチアンプのため4系統のアンプで複雑です。


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↑ ベルトドライブでオート機構のレコードプレーヤーです。

アームのオートメカが別の小型モーターでのコントロール機構の不具合がコントロールスイッチの
の接点焼損によるオート動作不良が発生しています。


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↑ 修復の可能性は無く、断念します。


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↑ 持ち合わせの同型のものを整備して、カートリッジとシェルを載せて使用することに致します。


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↑ メカの構造はほぼ同じですが、形状がやや複雑な感じですが、調整を行います。


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↑ フォノモーターの軸受けに注油を施します。


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↑ プレーヤーボードの裏面の状態は完了しました。


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↑ プレーヤーボード全体を綺麗にクリーニングします。


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↑ 劣化しているベルトを交換してターンテーブルを装着します。


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↑ カートリッジ/シェルをアームに装着します。 ゴムマットを載せます。


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↑ ウエイトで針圧調整を行います。


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↑ レコード演奏のテストを行います。


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↑ 33回転LPは上々です。


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↑ フォノモーターの防振ゴムも異常なく上々です。





◆1981年製DENON高性能レコードプレーヤー「DP-60M」の修理 VOL3

.23 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
1981年製DENON高性能レコードプレーヤー「DP-60M」の修理はウエイトの重量不足で針圧調整
が不可能で困っていたところ、ご依頼者から予備のウエイトを送っていただきました。

たった1日で着くとはありがたい時代になったものです。


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↑ 右が送っていただいた重いウエイトです。


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↑ 早速取り付けてバランス調整を行いました。


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↑ 申し分なし・・・・・絶好調です。




◆1950年代後期のナショナル真空管式19インチ白黒テレビ「TC-98H」の修復修理

.22 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
   
予てより修理でお預かりしておりました1950年代後期のナショナル真空管式19ンチ白黒テレビ
「TC-98H」の修理を行います。


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↑ この白黒テレビは以前にお買い上げいただきましたものです。


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↑ 症状は中央に横線一本状態で「横一」です。

ブラウン管テレビは水平偏向と垂直偏向があります。 何らかのトラブルで垂直偏向が停止して
いる状態です。


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↑ HEIGHT(垂直振幅)とVERTLIN(垂直直線性)調整では直りません。

垂直発振/垂直出力管「18GV8」も異常なしです。


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↑ 垂直発振/出力回路の真空管「18GV8」の周辺の電圧測定を行いました。


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↑ 垂直発振回路に電圧供給の抵抗1.5MΩの不良です。


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↑ 印の抵抗が1.2MΩ+240KΩ+240KΩで交換済みです。
(240KΩ+240KΩはアジャストのために取り付け)


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↑ RF出力端子付きのVHSVTRからビデオ映像をVHF/1CHでテストを行いました。


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↑ 画質はテープ映像の影響ですが、垂直回路は安定に動作をしております。




◆1981年製DENON高性能レコードプレーヤー「DP-60M」の修理 VOL2

.21 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1981年製DENON高性能レコードプレーヤー「DP-60M」の修理は部品待ちで一時中断
しておりました。


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↑ VOL1の画像ですがMCカートリッジのカンチレバーの先端に円錐形のダイヤモンド針が
ありません。

この専用のMCカートリッジ「DL-301Ⅱ」はダイヤモンド針との一体型になっています。


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↑ 調達できました新品純正MCカートリッジ「DL-301Ⅱ」です。


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↑ ご依頼者から後で送られて来た交換に使用する「ortofon」のシェルとS字型パイプアームです。




最初の専用のストレートのパイプアームを使用しないで別のS字型パイプアームに交換を行います。




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↑ 交換取り付けが終わりました。


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↑ テストの前に針圧調整を行います。

専用のMCカートリッジ「DL-301Ⅱ」の規定の針圧は 1.4g±0.2g です。


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↑ しかし、ここで問題発生・・・・・

針圧調整が不可能です。

「ortofon」のシェルとS字型パイプアーム+ MCカートリッジ「DL-301Ⅱ」の総重量が、
専用のストレートのパイプアーム+ MCカートリッジ「DL-301Ⅱ」の総重量よりはるかに重いため、
ウエイトが軽量過ぎてバランスがとれません。 前部が重過ぎます。
ウエイトを後ろの最先端に移動しても追いつきません。


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↑ シェルの大きさ重量とパイプアームの重量がかなり異なり全体に重くなります。
それに比例してバランスウエイトの重量も大きくする必要があります。




諦めずに対策を考えます。

どの程度ウエイトの増量が必要かテストしてみます。



ウエイトの持ち合わせの部品で何か使えそうなものがないか探しましたが適当なものがありません。




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↑ なるべく比重の重いものですと、いつも使っている半田は錫と鉛の合金で細工もしやすい
ものです。

これを使って分銅を作り当てがってみます。


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↑ 色々な形を作ってテストします。
ウエイトの後ろにテープで落ちないように固定して針圧調整を行いました。
ウエイトをギリギリ一杯端まで移動してやっと1.5gをキープしました。


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↑ テストは良好です。  さすがに澄み切った綺麗な音です。


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↑ 補助ウエイトの取り付け方法とダストカバーを閉めた時にウエイトに僅かに接触します。

解決は可能です。

記事には記載しておりませんが、「DL-301Ⅱ」を一旦取り外してストレートアームに取り付け
して針圧調整を行いましたが、何の問題もなく正常に動作を致しました。




◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理 VOL7(完成)

.17 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理は愈々最終工程に入ります。


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↑ 完成画像です。


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↑ 組み込みの準備のためキャビネットのクリーニングと小傷の補修行います。


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↑ レコードプレーヤーの全体クリーニングを行います。


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↑ シャーシーのクリーニングも慎重に行います。


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↑ 綺麗になったシャーシーとプレーヤーです。


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↑ セラミックカートリッジのイコライザー(周波数補正用の抵抗とコンデンサー)を
取り付けしておきます。


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↑ フォノモーターのON/OFFスイッチの接点から発生するスパークノイズ軽減用の
コンデンサーの交換を行っておきます。


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↑ 全ての準備が終わりました。


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↑ 組み込みをはじめました。

 

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↑ 密閉型スピーカーの裏板を全て新しいビスで固定しました。

シャーシーとプレーヤーブースの裏板の固定も終わった全体像です。


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↑ ダイヤル照明は構造的に非常に暗く明るい部屋では殆ど効果がありません。


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↑ ターンテーブルのゴムマットを洗剤で洗っておきました。


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↑ 音質調整のグラフィックイコライザー調のインジケーターは非常に手の込んだ方式を
採用しています。 当時では画期的な方法だったのでしょう。

それは、現在で云う「光ケーブル」の様式を既に採用していました。
最初は光原の6.3ボルトの豆電球の光がほとんど透過が不完全で赤く点灯していない状態でした。
色々手を加えて照明の暗い部屋でこんな感じになりました。





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理 VOL6

.15 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理は作業工程が進みました。

性能には関係がありませんが、「安心安全」と「あったら便利」な機能などの付加価値を付け足します。


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↑ 主な修復修理以外の工程に入ります。


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↑ 安全の為、電源ヒューズホルダーとガラス管ヒューズの交換を行っておきます。
60年経ちますと金属劣化でヒューズをはさむ強さも衰えて接触面も錆びています。


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↑ 電源コードと差し込みフラグを新しく交換しておきます。
いつも100ボルト電源コンセントにつながっています。 発熱やショートの危険があります。


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↑ 交換が完了です。 安心してコンセントに差し込めます。




レトロな真空管ステレオには無い「あったら便利な機能」は「外部入力端子」です。
CDやカセットなどその他の色々な機器からの音源の入力が簡単便利に楽しめます。
後からの増設は大変ですがこの場合は比較的簡単に増設可能です。




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↑長さ1mのRCAピンケーブルの「メス側」を入力回路に半田付けを行います。

切り替えはセレクタースイッチで行います。


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↑ CDプレーヤーからピンケーブルを接続してテストを行います。


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↑ 絶好調です。


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これで、PHONO/MW(AM)ラジオ/FMラジオ/CD等を自在に使用できます。





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理 VOL5

.15 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理は前々回VOL3の工程で

アイドラーの経年劣化でできてしまった「くぼみ」になった部分の修復を行いました。



以下の3枚の画像と解説はVOL3の部分をそのまま引用いたしました。




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↑ 原因はアイドラーの変形です。


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↑ アイドラーの変形は、モータースピンドルとアイドラーのゴムが接触したままで半世紀の
経年劣化で固まってしまい「くぼみ」になっております。

レトロオーディオにはよくある症状です。


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↑ スピンドル(モータープーリー)が高速回転中にこの「くぼみ」に落ち込みかなりのショックを
受けます。





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↑ 前にも何回か試して効果があることが実証済みです。

320番のサンドペーパーで注意しながら徐々に削って行きます。
円周を均一に削るのが最も良いのですが直径(円周)が極端に小さくなると回転数に影響が出ると
困りますので、円周の何分の一かを徐々緩やかに削りました。

理論的にはアイドラーの直径は回転数に影響が出にくい筈なんですが、全周を削った実績がない
ので、機会があればやってみます。


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↑ アイドラーの表面です。 画像右側が削った跡です。


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↑ アイドラーの裏面です。 画像下側になります。

テストはカートリッジを交換してから行います。



シェルが小さくて傾斜の急な特殊な形状の為小型のセラミックカートリッジを取り付けます。




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セラミックカートリッジを取り付けが終わりテストを行います。 回転騒音と再生音の両方です。




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↑ 音質/音量はOKです。


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↑ 明らかに効果がありました。

先ず、騒音の「質」が変わりました。 回転数は若干速く感じますが許容範囲内です。




◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理 VOL4

.11 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理は前工程でレコードプレーヤーの

修復修理の途中ですが、交換用のカートリッジがまだ届いていないため、 次工程に進みます。




レトロオーディオの各部のパーツの経年劣化は気候や生活環境により劣化状態は多少の差は
ありますが、経年劣化が進んでいます。
コンデンサー類は最も劣化が激しく性能に影響があります。
そして、安全面に於いても重要な問題を抱えております。

特に「電解コンデンサー」「オイルコンデンサー」「ぺーパーコンデンサー類」等は劣化のトップ3です。
修理中に破裂に遭遇する場合もあります。

高電圧大容量の電解コンデンサーは主にB電源回路に使用されてDC150V~350Vの高電圧で動作
しております。
「ブロック型電解コンデンサー」は高電圧大容量の電解コンデンサーを複数個を一つの缶体に封入
したものです。
現在は製造されておりませんので交換の場合は単体のものを使用いたします。





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↑ ブロック型電解コンデンサーとB電源整流用のダイオードの交換を行います。


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↑ ブロック型電解コンデンサーの端子に半田付けされている抵抗器と配線を取り外して
ブロック型電解コンデンサーを取り外します。


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↑ 丸く黒いものが整流ダイオード(半導体で電流を一方方向のみに流して交流(AC)を直流(DC)
に変換(整流)します。 もっと初期は整流用真空管を使用していました。


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↑ 単体の100μF400WV×2と47μF400WV×2個の電解コンデンサーと
3個のシリコンダイオードに交換が終わりました。


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↑ 続いて前段増幅にB電源を供給しているブロック電解コンデンサーを単体の電解コンデンサー
に交換を行います。


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↑ 22μF250WV×4個と47μF400WV×1をラグ板を介してコンパクトに収まりました。


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↑ 現時点の交換済みのパーツです。


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↑ コンデンサー類交換後のシャーシーの様子です。





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理 VOL3

.09 2017 家電品の修理 comment(1) trackback(0)
   
1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理は続いてレコードプレーヤーの
修理を行います。


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↑ レコードプレーヤーのMMカートリッジを調達前にメカ部分の修復修理を行っておきます。


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↑ フォノモーターのベース金具の3箇所の亀裂の確認できた防振ゴムを取り外します。


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↑ 新しい防振ゴムを取付けます。


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↑ もう1個づつ加えて高さをあわせてボードに取り付けます。


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↑ 横から見た様子です。


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↑ 斜め直線上に手前から

「速度切り替えツマミ」「アイドラー」「モータースピンドル」「ターンテーブルシャフト」

「アームコントロールギヤ」と続きます。 すべてが重要なデリケートなパーツです。


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↑ ターンテーブルを載せて動作テストを行いました。  

スタート、リターン、停止などの一連の動作は正常に行いますが、 回転音に問題があります。

回転音が「コトコト」「カタカタ」と一定リズムで異音が発生します。


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↑ 原因はアイドラーの変形です。


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↑ アイドラーの変形は、モータースピンドルとアイドラーのゴムが接触したままで半世紀の
経年劣化で固まってしまい「くぼみ」になっております。

レトロオーディオにはよくある症状です。


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↑ アイドラーを新しく交換すれば解決いたします。 

残念ながら、現在では不可能です。

しかし、見過ごす事は出来ません。




◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理 VOL2

.08 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理は、次工程に進みます。


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↑ お見積もりの仮修理を行っておりますが、後ろから見て右(正面から左)のスピーカーの音が
異常です。
最大にしても正常な音量の半分以下です。 高音に歪みが発生しています。


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↑ アンプ基板内を徹底的に調べます。


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↑ アンプ基板裏面の様子です。


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↑ 画像の緑色のチューブラーコンデンサー4個が怪しいと断定いたしました。


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↑ 緑色のチューブラーペーパーコンデンサー4個を取り外して交換をいたしました。

音の歪みが無くなり音量も正常になりました。



次にレコードプレーヤーの修復修理を行います。




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↑ ご依頼者様のお申し出によりますと「レコードをかけても音が出ない」原因を調べます。


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↑ 予想通りカートリッジの不良でした。


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↑ カートリッジはMMカートリッジでした。


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↑ レコードプレーヤーのオート機構と全般の修復修理を行います。

 
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↑ フォノモーターのマウント防振ゴムの劣化があります。

次工程でフォノモーターを取り外して防振ゴムの交換を行います。





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理 VOL1

.08 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

予てよりお預かりしておりました
1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の修復修理の記録です。

採用されている"MFB" STEREO SYSTEMは低音増強の回路です。
迫力のある低音再生が特徴です。

電源が入り、何とかバリバリ、ジャリジャリとラジオの受信、
これは、典型的なレトロオーディオの操作部分の経年劣化による接触不良から出る症状です。

レコードプレーヤーは回転するが音出ず。
クリスタルカートリッジの劣化不良が主な原因です。


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↑ 上下開きの扉の豪華なアンサンブルステレオスタイルです。


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↑ 背面の様子です。


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↑ シャーシーとプレーヤーをキャビネットから取り外します。


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↑ シャーシー上面です。

プリント基板が採用されています。


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↑ シャーシー内部はプリント基板の為パーツの数が少なく見えます。

受信回路基板とアンプ基板に別れています。


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↑ で囲ったパーツの経年劣化による接触不良の修復を行います。

2連ボリュームのため合計8個  セレクターのロータリースイッチが2個  電源スイッチ1個

各部に接点クリーナー/接点復活剤を注入して摺り合わせを行い接触面の活性化を行いました。





◆1981年製DENON高性能レコードプレーヤー「DP-60M」の修理 VOL1

.07 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
予てよりお預かりしておりました、1981年製DENON高性能;レコードプレーヤー「DP-60M」の修理
の記録です。

ACサーボモーターのスピード制御 両方向サーボDENONクォーツ採用の高性能プレーヤーです。

不具合は、永い年月の使用がなく、或る日使用するとアームが正常に動作しないものでした。


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↑ ACサーボモーター クオーツ制御のターンテーブルは、問題なく回転しています。


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↑ アームのアップダウンのコントロールに不具合があります。


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↑ 先ず、アームを取り外して支点の「ジャイロの部分の動きが鈍い」

「アップダウンのダンパーの不具合」の2点を修復いたします。


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↑ アームの支点の「ジャイロの部分の動きが鈍いのは可動部分のクリーニングを行います。
洗浄液の噴霧を行います。

「アップダウンのダンパーの不具合」はオイルダンパーは迂闊に触れりますとダメにしてしまい
ますので、とりあえず稼動分の潤滑を行い、様子を見ていきます。


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アームを取り付けてテストを行います。

アームの上下、左右の動きはスムーズに改善されました。

しかし、カートリッジの針先がレコード面にタッチすると途端に滑ってしまいます。
これは明らかに針先に問題があります。


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↑ カートリッジの拡大画像を列挙しますが、針先が見当たりません。


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↑ もう一度アームを外して見ますと、カンチレバーの先端に円錐形のダイヤモンド針が
ありません。

この「DL-301Ⅱ」はMCカートリッジと針の一体型になっています。



◆1958年頃のビクター真空管ステレオHiFi AUDIOLA「BR-33」の修復修理 VOL10(完成)

.04 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
   
1958年頃のビクター真空管ステレオHiFi AUDIOLA「BR-33」の修復修理は完成いたしました。


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↑ 完成画像です。


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↑ 背面の様子です。



どんなレトロステレオにも半世紀以上のドラマがあります。

修復修理にも短編ですがドラマが生まれます。
見たこともない子ですが中々心を開いてくれません、最後のさいごに静かに明かしてくれました。

以下 土壇場の最終工程の記録です。




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↑ 元々非常に不具合で問題の多いプレーヤーでしたが修復に成功しておりました。

しかし、昨日まで調子の良かったレコードプレーヤーですが、
今朝の最終テストで「若干回転不足」と「回転ムラ」が発見されました。
気温の低下の要因もありますが、暫く繰り返し様子を見ても直ぐには復旧しません。

修復の為、基本的な作業を全て再度試しましたが、効果は出ません。
しかし「17センチ45回転EPドーナツ盤」は全く異常ありません。
「30センチLP盤のみ若干の回転不足と回転ムラ」が発生しています。


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↑ 「30センチLP盤」のみ「速度低下と回転ムラ」があると云うことは「大きいLP盤が小さな
プレーヤーのどこかに摺れている」と判断して調べました。


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↑ 詳しく観察すると大きなLP板の外周部分が「速度切り替えツマミ」に僅かに接触していました。

原因は明らかになりました。 標準サイズのプレーヤーではこの現象は起こりません。


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↑ 「速度切り替えツマミ」を1ミリ程下にさげて固定いたしました。

テストの結果、回転ムラはなくなりました。  

始動直後の若干回転不足気味はもう一度気温の低い朝にテストを行います。


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↑ 次は外部入力端子の増設ですが、CDその他の各種音源を入力するための接続端子を
取り付けます。
今回の場合は簡単に行えます。  レコード入力と外部入力を共用にいたします。


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↑ R/LピンコードにCDプレーヤーなどの出力ピンコードを接続します。


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↑ CDの再生テストを行います。 レコード入力と外部入力を共用ですからPHONOポジションで
どちらでも再生可能です。


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↑ CDの再生中の様子です。


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↑ レコード演奏時は必ずCD等のピンコードは抜いて下さい。

接続したままでは、インピーダンスの違いでレコードの方の音が出なくなりますから、
必ず抜いてあることを確認してPHONOポジションでレコードをかけてください。


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↑ エージングテスト中の様子です。


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↑ このステレオにはトランスレス方式の為ダイヤル照明はございません。

表示ランプはこの2箇所のみです。   緑がステレオ   赤がモノラル  です。



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↑ エージングテストの様子です。
 

小型だからと云って侮れません、基本構造は同じです。
かなりの難易度の高いものでした。
(撮影条件でスピーカーサランネットの色に違いが出ています。)





◆1958年頃のビクター真空管ステレオHiFi AUDIOLA「BR-33」の修復修理 VOL9

.03 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
1958年頃のビクター真空管ステレオHiFi AUDIOLA「BR-33」の修復修理は最終工程に
近づきました。

[キャビネットに組込む前に現在までに未完了の内容]
① シャーシーに電源ヒューズホルダー/ヒューズの取り付け 
② 電源コードの交換 
③ シャーシーのクリーニング

④ レコードプレーヤーに電源ヒューズホルダー/ヒューズの取り付け 
⑤ 電源コードの交換 
⑥ 外部入力端子の増設
⑦ レコードプレーヤの開閉蓋の塗装
⑧ レコードプレーヤの底板の取り付け


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↑ 電源ヒューズホルダー/2Aヒューズの取り付けを行いました。

当時はラジオの分類になっていたため電源ヒューズは必要なかったのです。

しかし、現在の電気製品安全法では義務化されています。


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↑ 安全の為、電源コードの交換をおこないました。


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↑ クリーニング完了のシャーシーです。


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↑ レコードプレーヤーも安全の為、電源ヒューズホルダー/2Aヒューズの取り付けを行いました。

電源コードの交換も行いました。


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↑ 外部入力端子の増設を致しました。 CDその他の音声入力が出来ます。


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↑ レコードプレーやーの開閉蓋の塗装中です。  レコードプレーヤの底板の取り付け完了。

次は組み込みに進みます。




◆1958年頃のビクター真空管ステレオHiFi AUDIOLA「BR-33」の修復修理 VOL8

.02 2017 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1958年頃のビクター真空管ステレオHiFi AUDIOLA「BR-33」の修復修理はキャビネットの
再塗装を行います。

 
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↑ 外せるものは全て取り外しておきます。


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↑ この前面の操作パネルの上のVictorのエンブレムを貼り付けてある飾り板の不可解な塗装の
ダメージの補修は、色の問題の他に今後の経年劣化で同じような状態にならないように処置をする
必要があります。


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↑ 前工程で、ルーペで数倍に拡大しますと、かなり以前にこの部分の再塗装が行われた形跡が
ありました。
しかし上塗りした塗料の経年劣化で各所があたかも木肌のくぼみのように、下地が浮き上がって
剥がれて木部が露出していることが分かりました。

このままで上塗りは不適当なため、サンドペーパーをかけてこの部分の塗装を全て剥がしました。
木の地肌から塗り直しを行うことにいたします。


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↑ この部分だけ8回塗り重ねを行いました。

「1回塗って乾燥してサンドペーパーを掛けて又塗る」と言う工程です。
これで再発は無いと思います。  


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↑ 色合いもピッタリのようです。


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↑ キャビネット全体の塗装を進めて行きます。 2~3回重ね塗りを行います。
サランネットとの調和がよろしいようです。


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↑ 塗装が乾いた状態で待ちきれず、レコードプレーヤーを載せて撮影です。


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↑ 脚の塗装も乾いて取り付けて見ました。


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↑ 背面の様子です。

スピーカーも完全取り付けを行いました。



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