FC2ブログ

◆1960年真空管式コロムビアステレオ電蓄「SSA-551」のレコードプレーヤー部の再修理 VOL1

.25 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)


丸4年前の2013年11月に修復修理をさせていただきました
1960年真空管式コロムビアステレオ電蓄「SSA-551」のレコードプレーヤー部のみの
再修理品をお預かりしておりました。
この製品の修復修理のページは下記リンクでご参照下さい。

◆1960年真空管式コロムビアステレオ電蓄「SSA-551」の修復修理




DSCF8944_500X375.jpg

↑ 真空管式コロムビアステレオ電蓄「SSA-551」    サイズ W1020 H540 D360mm

DSCF8948_500X375.jpg

↑ ピックアップのアームが真ん中から折れています。

DSCF9042_500x375.jpg

↑ 最初の姿は、無残にまっ二つに折れたピックアップアームでした。



↓今回は回転がスローで規定の速さにならない状態です。

IMGP4013_550x414.jpg

IMGP4014_550x422.jpg

IMGP4019_550x429.jpg

↑ フォノモーターは問題なく回転しています。


IMGP4015_550x414.jpg

IMGP4029_550x427.jpg

↑ 原因はモータースピンドルの回転をターンテーブルに伝導させる「アイドラー」の不具合
でした。


IMGP4028_550x424.jpg

↑ アイドラーシャフトの油切れによる回転不足です。


IMGP4027_550x367.jpg

IMGP4016_550x367.jpg

IMGP4023_550x429.jpg

IMGP4030_550x403.jpg

IMGP4031_550x421.jpg

↑ 回転部分全てのクリーニングと注油によりスムーズな安定した回転を取り戻します。




◆珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理 VOL6(完成)

.23 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理は
完成いたしました。


IMGP4041_550x643.jpg

↑ キャビネットに組み込みを完了いたしました。


IMGP4038_550x627.jpg

交換針はサファイヤ針からダイヤモンド針に交換しました。

IMGP4051_550x420.jpg

IMGP4045_550x510.jpg

IMGP4047_550x565.jpg

↑ 右のスピーカーの上のCDプレーヤーからAUX端子へ接続してテストを行っております。


IMGP4049_550x742.jpg

↑ 上々の完成度です。   感無量です。



ご注意
このステレオは東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”となっておりますがCD4などのマトリックス
系の本格的なものではなく、単なるリアスピーカー端子を設けたものになります。



◆珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理 VOL5

.21 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理は
最後に微妙な回転数の問題について解決を目指します。

回転の安定性と回転数についてご依頼者から重要なコメントを頂いておりました。

> ただ、レコードプレーヤー自体はちゃんと回転しますし、オートストップ機構も
> 問題ないようです。33回転の時に若干回転数が速い(1分で34.5回転くらい)気が
> します。




先ず、原点に立ち返って考えてみましょう。

この”BOSTON”「SP-480」の製品としての最初のレコードプレーヤーの仕様は50Hzであったよう
ですが、途中でモータースピンドルを60Hz用に変更されています。
もし、モータースピンドルが50Hzのままであれば、とんでもなく速い回転になっているはずです。
しかし、その時点でモーターのフィールド捲き線のタップの接続変更が出来ていません。
そのために微妙な回転数の誤差が発生しています。




IMGP4002_550x3.jpg

↑ プレーヤーの電源プラグに50Hzのマーキングが見えます。


IMGP3866_550x368.jpg

↑ その時点でモーターのフィールド捲き線のタップの接続は50Hzのままになっています。


IMGP3995_550x368.jpg

↑ モーターのフィールド捲き線のタップの接続は60Hzに半田付けを行いました。


IMGP3877_550x402.jpg

IMGP4012_550x372.jpg

↑ モータースピンドルの表面に付着したアイドラーのゴムの付着を綺麗に取り除きました。


IMGP4006_550x367.jpg

↑ 完成したレコードプレーヤーの様子です。


IMGP4008_550x367.jpg

↑ 回転ストロボにより正確な回転数のチェックを行います。
照明を照射してストロボの陰影が静止している状態が正確な回転数になります。

照明は必ず従来の蛍光灯又はネオン球を使用いたします。インバーター蛍光灯は不可です。
LED照明・白熱電球も不可です。

電源周波数の60Hzによる毎秒60回のフリッカーをキャッチして陰影の静止を確認します。

結果は殆ど静止状態ですが、ごく僅かに早い方向に動きます。全く問題の無い許容範囲内です。
ワウ/フラッターなどはありません。
速度微調整の無いメカですから仕方ないところですが、耳で聞いて判断不能な範囲です。


IMGP4007_550x367.jpg

IMGP4009_550x367.jpg

↑ 音質音量も問題ありません。 良好です。





◆珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理 VOL4

.20 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理は
仕上げ工程に入りました。


IMGP3988_550X367.jpg

IMGP3984550x367.jpg

↑ ターンテーブル駆動系の重要なモーターキャプスタンとアイドラーの手入れは入念に行います。


IMGP4001_550x424.jpg

IMGP4000_550x403.jpg

↑ プレーヤーボードのクリーニングと注油を行います。


IMGP3998_550x438.jpg

IMGP3997_550x415.jpg

↑ ターンテーブルを装着してレコード演奏を行います。


IMGP3993_550x406.jpg

IMGP3992_550x460.jpg

↑ 回転の安定性と回転数についてご依頼者から重要なコメントを頂いておりました。

> ただ、レコードプレーヤー自体はちゃんと回転しますし、オートストップ機構も
> 問題ないようです。33回転の時に若干回転数が速い(1分で34.5回転くらい)気が
> します。



IMGP3991_550x444.jpg

IMGP3990_550x551.jpg

IMGP3989_550x493.jpg

↑ この程度ですと、レコードや曲により判定が難しくなります。

次工程で追求いたします。





◆1970年代PIONEERマルチアンプセパレートステレオ「S-88」の修復修理 VOL1

.13 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代PIONEERマルチアンプセパレートステレオ「S-88」の修復修理の記録です。

奇しくもまる3年前に同機種の修復修理をいたしました。
しかも、症状も殆ど同じです。


IMGP3946_550x354.jpg

↑ 電源は入りますが「ゴーゴーバリバリ」と音がして」動作不良です。


IMGP3947_550x367.jpg

IMGP3948_550x378.jpg

↑ 正面から見た感じでは全体的に目立つような瑕疵はありませんが・・・・・


IMGP3980_550X367.jpg

↑ センターの開閉蓋の角が欠けています。


IMGP3949_550x371.jpg

IMGP3950_550x388.jpg

IMGP3951_550x390.jpg

IMGP3952_550x386.jpg

IMGP3954_550X367.jpg

↑ スピーカーエンクロージャーの後板等のダメージは「パーチクルボード」の経年劣化
による崩れのためコンパネなどの厚板に交換をいたします。


IMGP3965_550X367.jpg

IMGP3967_550X367.jpg

IMGP3968_550X367.jpg

IMGP3969_550X367.jpg

IMGP3970_550X367.jpg

IMGP3971_550X367.jpg

↑ スピーカーエンクロージャーの下の袴の部分が剥離しています。 木工ボンドで接着の予定です。


IMGP3945_550x367.jpg

↑ スピーカーサランネットは状態が良く奇麗です。




センターキャビネットからレコードプレーヤーとシャーシーを取り外して総点検をおこないます。




IMGP3943_550x367.jpg

IMGP3944_550x367.jpg

IMGP3939_550x367.jpg

IMGP3941_550x367.jpg

IMGP3958_550X825.jpg

IMGP3956550X825.jpg

IMGP3963_550X394.jpg

↑ 不具合ヶ所はマルチアンプ基板内に潜んでいます。


IMGP3964_550X367.jpg

IMGP3959_550X456.jpg

↑ マルチアンプ基板の拡大画像です。

低音アンプL/R 中高音アンプL/R :計4回路の高出力トランジスタアンプが組み込まれています。

修復修理のメインになります。




往年のPIONEER マルチアンプセパレートステレオのSシリーズのカタログS-55M~S-99
まで5機種が大切に保管されていました。



IMGP3973550X367.jpg

IMGP3975_550X367.jpg

IMGP3974_550X419.jpg

IMGP3976_550X367.jpg

IMGP3979_550X367.jpg

IMGP3977_550X367.jpg






◆東京芝浦電気製真空管式2バンド5球スーパーマツダラジオ「かなりやQS」の修復修理

.09 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
六十数年前修戦後の国民の唯一の娯楽はラジオでした。
珍しい東京芝浦電気製真空管式2バンド5球スーパーマツダラジオ「かなりやQS」は樹脂製の
コンパクトなスマートなキャビネットの短波放送の受信もできるパーソナルラジオです。


DSCN8290_550X407.jpg

↑ 完成画像です。


DSCN8287_550x413.jpg

DSCN8290_550x369.jpg

↑ 完全に分解されて、スピーカー・ダイヤル指針のレール・イヤホンジャックなども外して
持ち込まれておりましたので全て付け直します。


DSCN8286_550x383.jpg

DSCN8285_550x464.jpg

↑ 簡単そうで厄介なのがお客様が分解なさった機器は要注意です。




◎まったく音出ずの状態です。 スピーカーは正常。
◎全真空管の各電極の電圧測定をおこないますが正常です。
◎出力管30A5のグリッド以降は動作しているのを突き止めました。
 ラジオの検波出力をコンデンサーを介して仮接続しますと音が出ます。




DSCN8291_550x433.jpg

↑ イヤホンジャックの不良でした。

不良のジャック部を切り取り直結にしますと何事もなかったように鳴っています。

しかし、選局時に原因不明のビートが入ります。  異常発振状態です。


DSCN8288_550x372.jpg

↑ 画像のように黄色のリード線で直結配線いたしました。

異常発信も止まりました。


DSCN8289_550x417.jpg

↑ 電源コードが安全上問題があるため交換をおこないました。




◆1981年製ビクターブラウン管システムカラーテレビNetworkシリーズ「AV-20」の修復修理 VOL3(総集編)

.07 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
2016年9月にお預かり致しまして事情により完成間近で中断致しておりました。
ご依頼者には大変ご迷惑をおかけ致しました。

1981年製ビクターブラウン管システムカラーテレビNetworkシリーズ「AV-20」の修復修理ですが、
「システムカラーテレビ」として、当時の最もマニアックな高画質高性能ブラウン管カラーテレビで
す。 前面下側にずらりと配列の調整ヶ所がマニアックさを物語っています。

最初に電源投入した時点では、DVDレコーダーチューナーからの地デジ映像は明らかにCRT(ブ
ラウン管)のエミ減による発光不良の様相を示しています。
つまり、これは「ブラウン管の寿命によりフラウン管が明るくならない」と云う事になります。

回復させるには新しいブラウン管の交換以外に方法はありません。

本来CRT(ブラウン管)は消耗品です。
寿命によりブラウン管が明るくならない」と云う事になり 回復させるにはブラウン管の交換以外に
方法はありません。

CRT(ブラウン管)は陰極線管と云って電子を蛍光体に衝突させて発光させるものです。
真空管と蛍光管を合体させたようなものです。
ヒーターで1100~1400℃に加熱された赤・青・緑の3原色の電子銃カソードから飛び出した電子流
(エミッション)と発光体の双方の劣化により暗くなり色も正常に発色したしません。

ブラウン管テレビの全盛時代に所謂エミ減による発光不良のブラウン管を回復させる「裏わざ」が
ありました。

ブラウン管の電極内のカソードを加熱させるヒーターの定格電圧はでは6.3Vです。
アノード電圧は20,000V以上です。
仮にアノード電圧を上昇しても効果がありません。
劣化のブラウン管をリフレッシュさせる方法で効果のあるのはヒーター電圧の上昇です。
しかし、過電圧はヒーターに余計な負担がかかるため良くありませんが過去の経験によ
り限界値まで綿密なランニングテストを行こないながら調整していきます。

そ過の完成までの記録を一挙公開いたします。



↓以下2018年1月7日完成時の作業内容の記録です。


DSCN8263_550x413.jpg

↑ 完成時の地デジ放送の受像映像


DSCN6391_550x451.jpg

DSCN6547_550X405.jpg

↑ 最終的にヒーター電圧をトランスの一次側と二次側をたくみに切り替えて実測値7.8Vに決定
いたしました。

ホワイトバランス調整/バックグラウンド調整を綿密におこないました。

スッキリした映像に満足しています。


DSCN8262_550x413.jpg

DSCN8282_550x413.jpg

DSCN8277_550x413.jpg

DSCN8274_550x413.jpg

DSCN8273_550x413.jpg

DSCN8272_550x413.jpg

DSCN8270_550x413.jpg

DSCN8269_550x413.jpg

DSCN8267_550x413.jpg



 ↓以下2018年1月6日作業内容の記録です

IMGP3929_550X415.jpg

IMGP3931_550X415.jpg

IMGP3926_550X378.jpg

IMGP3927_550X394.jpg

IMGP3930_550X408.jpg

↑ 長い間中断しておりましたが、再開して調整をおこないましたが、バックグラウンドの
調整に限界を感じながら再挑戦いたしまして、

↓ なんとか少し改善できますが、満足はできません。

DSCN8205_550X413.jpg

DSCN8218_550X413.jpg

DSCN8219_550X413.jpg

DSCN8226_550X413.jpg

DSCN8230_550X413.jpg

DSCN8231_550X413.jpg

DSCN8237_550X413.jpg

DSCN8238_550X413.jpg

DSCN8242_550X413.jpg

DSCN8244_550X413.jpg

DSCN8245_550X413.jpg

DSCN8248_550X413.jpg

DSCN8249_550X413.jpg

DSCN8251_550X4143.jpg

DSCN8253_550X413.jpg

DSCN8255_550X413.jpg

DSCN8257_550X413.jpg

DSCN8258_550X413.jpg

↑ テレビ映像により差が出ますが、妥協は許されません。

この時点でのヒーター電圧は実測値7.3Vです。




 ↓以下2016年9月29日の作業内容の記録です

DSCN6557_500X375.jpg

↑ 完成後の映像です。 (DVDレコーダーからNHK-TVの映像)


DSCN6554_500X385.jpg

↑ 特殊なヒータートランスを調達いたしました。

1次側、2次側共多数のタップのあるトランスで電圧の調整が可能です。
ヒーター電圧は定格では6.3Vです、ブラウン管の劣化の度合いにより使用電圧を決めます。
今回はVOL1工程でテストの結果、安全圏内で実測「7V」に決定しました。


DSCN6538_500X375.jpg

DSCN6539_500X375.jpg

↑ 仮付で映像を確認しながら、テストを行います。


DSCN6547_500X375.jpg

DSCN6549_500X375.jpg

DSCN6551_500X375.jpg

DSCN6542_500X397.jpg

↑ ヒータートランスは内部に収めるスペースがありませんので、外付にします。


DSCN6536_500X375.jpg

DSCN6537_500X375.jpg

DSCN6540_500X375.jpg

DSCN6540_500X530.jpg

↑ 後部カバーのネジ止めはエージングテストを完了後に行います。









↓ 2016年9月19日 撮影映像

ブラウン管にリフレッシュ対策を行った効果が現れました。



DSCN6393_500X375.jpg

DSCN6394_500X375.jpg

DSCN6396_500X375.jpg

DSCN6399_500X375.jpg

DSCN6400_500C375.jpg

DSCN6402_500X375.jpg

DSCN6423_500X376.jpg

DSCN6422_500X386.jpg

DSCN6425_500X375.jpg

DSCN6428_500X375.jpg

DSCN6436_500X375.jpg




↓ 2016年9月20日 撮影映像

画面がきれいになりました。



DSCN6438_500X375.jpg

DSCN6439_500X375.jpg

DSCN6440_500X375.jpg

DSCN6443_500X375.jpg

DSCN6447_500X375.jpg

DSCN6448_500X375.jpg




↓ 2016年9月21日 撮影映像   

「輝度」  「コントラスト」  「発色」等、全てのパフォーマンスが見違えるように向上を
いたしました。



DSCN6469_500x382.jpg

DSCN6471_500x384.jpg

DSCN6472_500x394.jpg

DSCN6473_500x399.jpg

DSCN6474_500x390.jpg

DSCN6476_500x391.jpg

DSCN6479_500x398.jpg

↑ 長時間のエージングテスト中です。

CRTにどのような対策を行ったかを次回に解説をいたします。





謹賀新年 2018年 あけましておめでとうございます

.01 2018 家電品の修理 comment(1) trackback(0)



2018blogNENGA_NEW2_550X413.jpg

昨年のご支援に心より感謝申し上げます  

2018年は益々よい年でありますように!

         レトロなオーディオでアナログの真髄を楽しみましょう

                本年も皆様のお役に立ちますように頑張ってまいります

                どうぞよろしくお願い申し上げます      2018年元旦  ヨネデン 米川 勇




お詫び
12月は風邪と過労の体調不良で仕事が滞留いたしまして、

一部の方々に大変ご迷惑をお掛け致しまして心より深くお詫び申しあげます。





所蔵の1954年21歳の時に自作した電蓄の修復修理を今年こそは、やり遂げたいと思いますが・・・・・さて、・・・・・
この電蓄の詳細はリンクをご覧下さい➡
 1954年21歳の時に自作した電蓄

denchiku009_550x436.jpg





 HOME