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◆希少な1960年後期Toshiba真空管式セパレートステレオ"London"MS-40の修復修理

.30 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


希少な1960年後期Toshiba真空管式セパレートステレオ"London"MS-40の修復修理の記録です。



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↑ 3点セパレートですが、電源入らずでセンター部のみお預かりしておりました。


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↑ 電源ヒューズが切れていましたが、新しいヒューズが一瞬で激しい閃光を発して飛んでしまいます。

ヒューズの飛び方によりある程度の原因判定ができます。

例えば、今のように一瞬の場合は回路内で短絡(ショート)している場合に起きます。
少し時間がかかり、ヒューズの素子が赤熱してプッッと切れる場合は、何かの不良で規定値より大きい
電流が流れたことになります。


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↑  今回のヒューズ飛びの原因は真空管の直流電源整流回路の整流ダイオード2個の内の
1個の保護用のコンデンサーの不良により短絡(ショート)状態になっていました。


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↑ アンプの心臓部になる直流電源整流回路の整流ダイオードを新しいシリコンダイオードに交換を
行いました。
保護用のコンデンサーは必要ありませんので取り外しました。


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↑ レコードプレーヤはほゞ問題なく動作をしています。


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↑ テスト用の小型スピーカーを接続してエージングテストを続けます。

AM/FM受信は問題ありません。




 

◆1960年後期ビクターマルチアンプセパレートステレオ「SSL-66D」の修復修理 VOL1 

.28 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年後期ビクターマルチアンプセパレートステレオ「SSL-66D」の修復修理の記録です。
昨年11月末にお預かりしておりました。
大変お待たせいたしましたが、今回、修復修理開始の運びとなりました。



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↑ ビクターマルチアンプセパレートステレオ「SSL-66D」は円形ダイヤルのインパクトなステレオです。
マルチアンプとグラフィックイコライザーを採用された弩迫力音響です。


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↑ R/Lの4WAY(25cmウーハー含む4スピーカー)マルチスピーカーを接続してAM/FM/PHONO
の動作点検を行いました。
ボリューム/セレクタースイッチなどは経年劣化による接触不良のオンパレードですが、
概ね動作をしています。


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↑ プレーヤーはベルトが経年劣化により脱落してありません。 フォノモーターは回転しております。

カートリッジは生きています。


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↑ アクティブな円形ダイヤルです。


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↑ ボリュームやグライコのガリ(接触不良)はシャーシーを取り出して修復を行います。


次はVOL2工程へ進みます。


 

◆1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理 VOL6

.26 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1981年製ナショナルpanr colorブラウン管テレビ「TH18-C14(M)」の修復修理はVOL5工程を2月23日にアップ
致しました。 その後約一ヶ月間エージングテストを行い状態を観察いたしました。

当初から映像処理回路又はブラウン管回路に起因する映像の右に流れるような尾を引く「スミア(スメア)
現象」がありました。 映像のコントラストの具合により顕著に現れておりました。 最近特にひどくなりました。

今回VOL6工程で地デジチューナー取り付け及びRFモジュレーター取り付けとこの「スミア(スメア)現象」を追究
いたします。

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↑ 画像左側に「スミア(スメア)現象」が出ています。


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↑ VOL5工程での調整後の映像でも少し影響か出ておりました。

その後、酷くなりました。 NHK大相撲の中継映像ではハッキリ「スミア(スメア)現象」が出ていました。


RFモジュレーターの組み込みを行います。

地上デジタル放送の電波を受信するために地デジチューナーを取り付けます。
しかし、このテレビには映像と音声の入力端子がありません。
そのために地デジチューナーの出力をVHF電波の1CH又は2CHに変換してVHFアンテナ端子に接続します。


ファミコンのRFモジュレーターを改造します。

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↑ 小型で安定した国産のRFモジュレーターを使用いたします。


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↑ 分解して電源と入出力ケーブルを接続できるように改造します。


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↑ 芯線が細くて狭い開口部で被覆内部で断線してしまいました。


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↑ 開口部を広げて少し太いケーブルを通しました。


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↑ 電源アダプターはSANYOのDC5V 1Aを使用いたします。


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↑ 地デジチューナーはアンテナメーカーのマスプロ製です。 電源内蔵です。


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↑ 仮接続を行いました。


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ここで当初から映像処理回路又はブラウン管回路に起因する映像の右に流れるような尾を引く「スミア(スメア)
現象」の究明を行っておきます。
私のTV人生ではプラウン管テレビと永い間、関わってまいりましたが、液晶や有機ELの全盛時代で、ブラウン管
は過去のものになりました。
しかし今、又もやブラウン管に対して培った熱い思いが湧いています。



原因は何か?
① プラウン管回路  
② 映像回路
この2点に絞ります。 映像回路はICの為殆ど触れません。

① プラウン管回路に絞り込みました。
赤・青・緑の3原色の調整から全ての調整を白紙に戻して再調整を行いました。
特に「スクリーン電圧調整」 「輝度調整」 「ホワイトバランス」 「フォーカス調整」 「消磁」を行いました。


 
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●幅の広い淡色のバーはカメラのシャッターバーです。 
垂直同期信号との時間差で発生して薄い影になります。  液晶画面ではシャッターバーは写りません。

見事に直りました。 
実際の映像は素晴らしくきれいです。 ブラウン管エミ減を心配していましたが、全く問題ありません。


次へ


 

◆1960年代SONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」修復修理 VOL2

.25 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1960年代SONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」修復修理
VOL2仕上げ工程です。

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↑ 単一乾電池×4個による動作テストを行いました。  電池ホルターの接触片の腐蝕もなく正常でした。


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↑ 筐体の組み立てを行い、完成させます。

メイン基板をネジ止めいたします。


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↑ シールド板を固定いたします。


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↑ 筐体の後部蓋を固定いたします。


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↑ 左右のキャリングベルトを引っ掛ける金具を取り付けてから前面パネルケースを取り付けて完了です。


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↑ 当時の日本メーカーの「丁寧確実なものつくり」のお蔭で半世紀以上経過した今も美しい音が蘇っています。




 

◆1960年代SONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」修復修理 VOL1

.23 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1960年代SONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」修復修理の記録です。
当時「生録ブーム」の携帯型高性能録音再生機でした。

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↑ 昨年2020年4月の時点でSONYポータブルステレオカセットレコーダー"デンスケ"「TC-3000SD」
修復修理を合計3セットをお預かりしておりました。

画像 2019年に大阪市のご依頼者から"デンスケ"「TC-3000SD」お預かりしておりました。
    しかし、最初の故障診断の結果、修理不能と判定しておりました。
画像 その後、同じ大阪市のご依頼者から、もう1台の"デンスケ"「TC-3000SDお預かり
    いたしました。
  
画像 2020年2月に京都市のご依頼者から"デンスケ"「TC-3000SD」をお預かりいたしました。
    同機種が3台集結致しました。 
● (2020年5月にが完成して、その後と共に大阪市のご依頼者にお渡しいたしました)

そして勘違いにより画像の2020年2月にお預りした「TC-3000SD」の修復修理が
完了したと思い違いにより遅延が発生してしまいました。


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↑ "デンスケ"「TC-3000SD」はショルダーベルトを付けて野外で激しい使用に耐える設計がなされており
分解手順は複雑になっています。


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↑ 裏カバー


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↑ 裏カバーを外しても分解できません。 全面に大型のプリント基板がセットされています。


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↑ 前カバーを外して、カセットテープメカが現れます。


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↑ テープメカの表面になります。

テープ走行には直接影響のないテープカウンターベルトが伸びていますので後の工程で交換を行います。


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↑ カセットテープメカの表側の拡大画面です。



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↑ テープメカ裏側の核心部に迫ります。 


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↑ この時点でベルト2本の交換を行いました。


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↑ 2本のベルトが劣化しています。 交換を行います。


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↑ 3本の劣化した不良ベルトです。


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↑ 動作テストの様子です。 若干の癖がありますが、概ね良好です。  


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↑ VUメーターの様子です。 振り・バックライト共良好です。 

オレンジの背景とアナログの象徴のVUメーターの躍動感に癒されます。


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↑ テープカウンターの動作も良好です。


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↑ エージングテストは再生のみで行っておりますが音質・音量・ノイズ・回転ムラ等問題発生は
ありませんが、「巻き戻し」 と「早送り」に若干の癖のような、テープエンドのスローダウンが認め
られますが、使用上は問題ありません。

尚、録音につきましてはLINE入力端子からの録音再生を確認いたしました。

エージングテストを続けます。




 

◆1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理 VOL5

.16 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理の記録です。



愈々シャーシーとプレーヤーをキャビネットに最高難度の組み込みを行います。

この機種独特の構造はあくまでもデザイン優先で進められたと思います。
製造工程においても手間がかかりすぎて量産には向かない製品です。 手作り感が各所に見られました。



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↑ 普通は中間の棚板にシャーシーを置いて下からボルトで固定します。

とろころが、キヤビネットの高さが低いため大型の重いシャーシーを棚板を切り取って沈めた構造です。


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↑ シャーシーにはいろんなパーツが配線で繋がっています。

大きなダイヤル表示盤のバックボードは、取り外すと後で取り付けができません。


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↑ ダイヤル表示盤のバックボードは、先に取り付けておかないと、後で取り付けは出来ません。


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↑ Bluetooth関連パーツは前後の都合を全て計算して取り付け可能にして作業を進めています。


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↑ 細心の注意を払って吊アングルにセットして固定をいたしました。


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↑ スピーカー端子をセンター支柱金具に固定しました。 普段は滅多に外すことはありません。


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↑ Bluetooth関連パーツはチューナーアンプ部の穴あき背面カバーに取り付けを行いました。
部材の強度アップと美観の為両面にウレタンニスの塗布を行いました。


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↑ Bluetooth受信器はキャビネットの上部に置きます。


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↑ 背面の全体像です。



続いてレコードプレーヤーの組み込みを行います。


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↑ プレーヤー収納部をきれいにクリーニングしておきます。


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↑ きれいにクリーニング済のプレーヤーは4箇所のスプリングを収納部の位置に合わせて載せます。
カートリッジからの出力ケーブルと電源コードをアンプシャーシーに接続いたします。

テストを行います。  良好です。


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以下の画像はMW/SWラジオ受信テストの様子です。

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↑ 脚を取り付けて撮影をしたかったのですが・・・・・



 

◆1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理 VOL4

.14 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理の記録です。



ご依頼者から「スマホから音を飛ばせるようにお願いします」とリクエストを頂いておりましたので
VOL4工程では、計画のパーツが揃いましたので、作業に取り掛かります。



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↑ 先ず、Bluetooth受信器ですが安定して使用できる機種の選定がありました。
やはり以前に何回か同じエレコムの製品を使用しました。 結構性能が良くトラブルもなかったので
このメーカーに決めました。

製品は新型になっていました。


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↑ Bluetooth受信器の取付けにはAUX回路端子が必須条件ですが、残念ながら当時の真空管ステレオ
には外部機器の取り付けは全くありませんので必要なかったのです。

ですから、 AUX回路端子を増設するために回路の一部を改造いたします。
これは機種により色々な面で制約がありますので、前回とは違った部分もあります。

黄色で囲った部分に改造のシールドワイヤーで配線が集中しています。


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↑ ここで役立つ配線部品は4回路3接点の小型ロータリースイッチとRCAピンジャックとシールドワイヤー
です。


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↑ これらの機器はシャーシー組み込み時に受信器以外はキャビネット内の適所に組み込みます。


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↑ Win10 PCとペアリングテストの結果、非常に好調に動作しております。 

スマホの場合も同様に動作をする筈です。

ペアリング成功時は受信器の表示ランプは点灯したままになります。
ペアリングに失敗したときは5秒間隔で一回1秒点灯します。

電源はステレオのスイッチと連動しています。

次工程に進みます。


 
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◆1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理 VOL3

.12 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理の記録です。



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↑ 本体のスピーカーケーブルを交換して鳴らして見ます。

このステレオのスピーカー配置が変っておりまして、
通常の前向き(フロント)の18cmスピーカー×2と 横向き(サイド)の16cmスピーカー×2になっております。
サイドスピーカーは反射板の開閉により調整できます。

最初は気づかなかったのですが、左サイドスピーカーが鳴っていません。
 

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↑ 右スピーカーの配置の様子です。


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↑ 左スピーカーの配置の様子です。


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↑ 取り外して調べますと16cmスピーカーの不良でした。 今どき16cmスピーカーはありません。


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↑ 手持ち在庫の中から中古のHITACHIの16cmスピーカーを発見いたしました。

インピーダンスもいけそうです。 早速交換を行います。


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↑ 交換完了です。   ピッタリです。


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↑ 右スピーカーは異常ありません。   4基のスピーカーにより相当な音響パワーがあります。



ここで、キヤビネットの大傷、小傷の状態を見て今後の修復を考えます。


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エージングテストを続けます。


次工程に進みます。


 

◆1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理 VOL2

.11 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理の記録です。



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↑ キャビネットからレコードプレーヤーを取り外して修復修理を行います。

最初のこの状態で、通電時はフォノモーターが回転しましたが、ターンテーブルは正常回転ではなく、
非常に遅く不安定に回っていました。

先ず、プレーヤー全体をきれいにクリーニングを行います。


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↑ 全面に堆積したホコリをきれいに拭き取りました。


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↑ 16cmの小型のターンテーブルを取り外します。


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↑ ターンテーブルの回転が遅い等不安定な原因は、
「モータースピンドル」→「アイドラー」→「ターンテーブル」へと回転トルクが伝導する連携
メカニズムの中で回転ロスのスリップが発生しているのです。

この3者の連携プレイの中で最も影響を受けるのが「アイドラー」です。
「アイドラー」の黒いゴムが経年劣化によりゴムとしての大事な滑り止めの弾力が失われて樹脂化して
固くなり金属製の細い.回転の速いモータースピンドルから回転トルクを大きい金属製のターンテーブル
へ伝えられず、滑ってしまい、回転ロスが発生いたします。
正確性を要求されるLPレコード毎分33回転3分の1をキープ出来なくなります。

しかし、新品交換を要求されるパーツのアイドラーは現在は入手不可能です。
この難局を踏破するためプレーヤーの回転伝導メカのオーバーホールにより、最も回転ロスの少ない
状態に整備をいたします。



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↑ 当時のクリスタルカートリッジはロネットタイプでターンオーバー構造でLP用とSP用で裏/表に
なっています。


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↑ LP用カートリッジ


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↑ SP用カートリッジ


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↑ フォノモーターメカのオーバーホールを行います。


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↑ フォノモーターを懸架している重要な3箇所の3防振ゴムが経年劣化で風化して崩れています。


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↑ フォノモーターの防振ゴムの交換を行います。


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↑ フォノモーターの防振ゴムの交換を行います。


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↑ フォノモーターの防振ゴムの交換を行います。


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↑ オーバーホール中の様子です。


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↑ メカが蘇ってきます。


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↑ フォノモーターの防振ゴムの交換オーバーホールがほゞ完成です。


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↑ フォノモーターの防振ゴムの交換完了メカの組み込みを行います。


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↑ 組み込みを行いました。


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↑ 全体像です。


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↑ 動作テストを開始いたします。


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↑ LPレコード良好です。


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↑ EPレコードも良好です。


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↑ キヤビネット清掃を行いました。 傷等の補修は最終工程にて予定しています。


次工程へ進みます。


 

◆1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理 VOL1

.09 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1960年初期製希少なナショナル真空管ステレオ「HC-51」の修復修理の記録です。



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↑ ナショナル真空管ステレオ「HC-51」は最初オークションの画像でデザイン的にも斬新さに
目を引きました。
サランネットのエンブレムには WideSound High Fidelity この時既にHi Fiの魁が出現していました。


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↑ このデザインから見ればトランジスタ構成なら可能で真空管でしかもトランスレスでもなく、
立派な大型電源トランスが搭載されています。


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↑ そして真空管も 当時の高性能MT管6BE6/6DC8/6BM8/6BM8/6CA4/6DA5(MTマジックアイ)
等充実のラインナップです。


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↑ スピーカーは18cm×2  16cm×2の フルレンジダイナミックスピーカーです。 期待感大です。


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↑ ここで難問題。
この特殊なシャーシー懸架状態ては、シャーシーの取り外しは困難を極めます。
キャビネットの奥に取り外しの意注書きが貼り付けられていますが風化して詳しく読めません。


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↑ 先に堆積したホコリを清掃しておきます。


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↑ かすかに残った文を解読して、左の吊りアングルを外す必要が分かりました。

しかしマイナスドライバーが高さが狭すぎて入りません。
+ネジならラチェットドライバーが使えますが、仕方なくプライヤーで何とか外せました。


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↑ こちらの吊りアングルも取り外しました。


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↑ 重いシャーシーの取外しに成功しました。


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↑ ダイヤル照明ランプが取り付けてあるダイヤルバックボードを取はすします。

ランプソケットに接続しているリード線が劣化してボロボロになっていて今にもショートして発火しそうに
なっています。


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↑ ダイヤルランプリード線とシャーシーに直結のスピーカーコードを一旦切断してシャーシを
取り出しました。


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↑ 電源投入して回路点検を行いたいところですが、
一旦切断したダイヤルランプリード線とシャーシーに直結のスピーカーコードの処理を先づ行わないと
先へ進めません。


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↑ パイロットランプリード線がなぜこのように劣化して被覆がボロボロになったのでしょう・・・・・
これは配線に流れる電流の発熱+真空管から発生する熱により経年劣化を加速させました。


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↑ 点検、交換を同時進行で進めていきます。


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↑ 電源トランスの上部に写っているB電源回路の大型のカーボン抵抗器の不良を発見いたしました。


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↑ リード線の交換と抵抗器の交換を行っています。

 
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↑ 進行中の様子です。


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↑ スピーカー接続端子を取り付けました。
SONY 小型スピーカーでの試聴ですが、6BM8(5極管パワー/3極管増幅複合管)は素晴らしいです。

このようにすることで別置きのスピーカーを接続することが可能になりました。


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↑ダイヤルバックボードランプソケットに新しいリード線の配線を完了いたしました。

安全安心の為、劣化したプラグ付き電源コードの交換を行いました。


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↑ セレクタースイッチによるMW/SWの切り替え標示ランプです。


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↑ ラジオ受信レベル同調標示MT真空管6DA5(マジックアイ)による受信感度良好時の様子。


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↑ 感度不良又は受信なしの場合の様子。 
電波の弱い遠距離放送局を受信したときは、全閉しませんのでできる限り閉じる位置が最良の同調点になります。
又電波が強すぎた場合は交差しますので、できる限り深く交差する位置が最良の同調点になります。


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↑ 接触不良のセレクタースイッチとボリュームに接点復活剤の投入により擦り合わせを行いました。


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↑ 次工程でレコードプレーヤーの修復を行います。




 

◆1970年代後期4チャンネルセパレートステレオビクター「DF-21R」修復修理 VOL5 (完成)

.07 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

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予てよりお預かり致しておりました1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理の記録です。



ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」は最終仕上げの工程を迎えました。



FM簡易アンテナを作成してキャビネットに組み込みました。
300Ωフィダー線を加工してキャビネットの背面に取り付けます。
このFM簡易アンテナは非常に感度が良く重宝いたします。
但し欠点としてはキャビネットの設置状態により指向性が変わり感度に影響いたします。
遠距離のFM局の受信にも弱点があります。

●キャビネットと直角方向からくる電波に最高感度を示します。



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↑ FM簡易アンテナ取り付けの様子です。


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↑ キャビネットのクリーニングを行いました。

そして、チューナーアンプシャーシーの操作パネルとツマミ類をのクリーニングを行いました。
続いて劣化のレコードプレーヤーをきれいにクリーニングをいたしました。

双方の組み込みを完了いたしました。

●上扉の開閉の具合が中間位置以下でストッパーの効きが弱いため、勝手に閉まってしまいます。
ヒンジのストッパー調整ネジで強く調整を行いました。


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↑ 組み込み後のエージングテストを入念に行っています。


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↑ 新品のように美しくなりました。


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↑ 新品のダイヤモンド針に交換を致しました。  針圧2gに調整を行いました。


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↑ 組み込み後にトラブルが発生することがありますが、好調です。


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↑ センターキャビネット背面の様子です。


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↑ ターンテーブルゴムマットの劣化が激しいため新しく交換を行いました。




 

◆1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理 VOL5(最終工程)

.05 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)


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予てよりお預かりしておりました1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理の記録です。



修復修理の主要工程を終えてエージングを続けておりました。何の問題もなく好調です。
しかし、なんとなく.達成感を得られないのは、ラジオの顔に当たるダイヤル表示盤.の劣化です。



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↑ ラジオのダイヤル表示盤.はラジオ局のコールサインなどの表示盤とバックボードの2重構造に
なっています。

バックボードのクリーム色塗装が劣化して剥がれています。

ダイヤル表示盤を分解して、バックボードの塗装を剥がして塗り替えを行います。






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↑ シャーシーを取り外してダイヤル表示盤を取り外します。


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↑ バックボードを取り外しました。


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↑ 取り外しますと凄いことになっていました。


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↑ サンドペーパー掛けをして再塗装を行いました。


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↑ 再塗装済みのバックボードを組み込みました。


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↑ すっきり致しました。


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↑ 4箇所の脚ゴムを交換いたしました。


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↑ 劣化した脚ゴムです。


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↑ 何事もなかったように60数年をタイムシフトしました。 元気な音を奏でています。




 
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