◆珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理 VOL5

.21 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

珍しい東京芝浦電気製の東芝4チャンネルステレオ”BOSTON”「SP-480」の修復修理は
最後に微妙な回転数の問題について解決を目指します。

回転の安定性と回転数についてご依頼者から重要なコメントを頂いておりました。

> ただ、レコードプレーヤー自体はちゃんと回転しますし、オートストップ機構も
> 問題ないようです。33回転の時に若干回転数が速い(1分で34.5回転くらい)気が
> します。




先ず、原点に立ち返って考えてみましょう。

この”BOSTON”「SP-480」の製品としての最初のレコードプレーヤーの仕様は50Hzであったよう
ですが、途中でモータースピンドルを60Hz用に変更されています。
もし、モータースピンドルが50Hzのままであれば、とんでもなく速い回転になっているはずです。
しかし、その時点でモーターのフィールド捲き線のタップの接続変更が出来ていません。
そのために微妙な回転数の誤差が発生しています。




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↑ プレーヤーの電源プラグに50Hzのマーキングが見えます。


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↑ その時点でモーターのフィールド捲き線のタップの接続は50Hzのままになっています。


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↑ モーターのフィールド捲き線のタップの接続は60Hzに半田付けを行いました。


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↑ モータースピンドルの表面に付着したアイドラーのゴムの付着を綺麗に取り除きました。


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↑ 完成したレコードプレーヤーの様子です。


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↑ 回転ストロボにより正確な回転数のチェックを行います。
照明を照射してストロボの陰影が静止している状態が正確な回転数になります。

照明は必ず従来の蛍光灯又はネオン球を使用いたします。インバーター蛍光灯は不可です。
LED照明・白熱電球も不可です。

電源周波数の60Hzによる毎秒60回のフリッカーをキャッチして陰影の静止を確認します。

結果は殆ど静止状態ですが、ごく僅かに早い方向に動きます。全く問題の無い許容範囲内です。
ワウ/フラッターなどはありません。
速度微調整の無いメカですから仕方ないところですが、耳で聞いて判断不能な範囲です。


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↑ 音質音量も問題ありません。 良好です。





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