◆1970年代PIONEERマルチアンプセパレートステレオ「S-88」の修復修理 VOL8

.23 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代PIONEERマルチアンプセパレートステレオ「S-88」の修復修理はキャビネットに組み込
みが完了してエージングテストに入っておりました。

しかし、レコードプレーヤーに異常事態発生です!
レコードのオート演奏中に発生した不具合はレコード演奏中に曲の終端でオートリターン動作が
出来なくなりました。
リターンレバーの操作ではリターンしますがオートではリターンしない状態です。

組み込み前までのエージングテスト中には発生しなかった不具合が最後に発生しました。

このように完成間際の事例は今まで何回も経験しています。

半世紀前のレトロ製品にはパーツの「経年劣化.」による不具合が潜んでいます。
表面上に現れている問題は解決可能ですが、潜在的な「不具合の巣」のようなものがあり
通電使用状態によりその「不具合の巣」が目を覚まして表面化してしまいます。



IMGP4262_550x378.jpg

IMGP4263_550x367.jpg
  
↑ 完成直前での不具合発生は残念な気がする反面、良かった気がします。
納品後の場合は大変です。
このPIONEER S-88のオートプレーヤーはピックアップ゛アームのコントロール機構は専用の
小型モーターで制御スイッチを切り替えています。
この制御スイッチはプリント基板形式の接点をローターの回転で切り替えています。


IMGP4246550x367.jpg

IMGP4246_550x431.jpg

↑ 制御スイッチを分解してみますと プリント基板形式の接触面が熔けています。


IMGP4249_550x419.jpg

↑ スイッチ基板を清掃して熔けた面を修復しました。


IMGP4248_550x430.jpg

↑ ローターの接点も磨耗しています。 接触片も一部熔けて短くなっています。



組み立てて動作テストを行いましたが、改善されません。
スイッチローターの接触片も熔けて短くなってうまくかみ合わないため駄目なようです。



最後の望みを掛けて手持ちストックの同型プレーヤーの部品取りを行い完全修復に向かいます。




IMGP4268_550x367.jpg

↑ 同型のストック品です。


IMGP4269_550xc405.jpg
IMGP4270_550x367.jpg

↑ アームコントロールメカは構成は少し違いますが、動作は同様の為このまま使用します。


IMGP4265_550x825.jpg

↑ アームが不良の為、アームとカートリッジシェルは取り外して移植いたします。


IMGP4259_550x367.jpg

IMGP4255_550x367.jpg

↑ ピックアップアームの移植はかなり複雑ですが、無事完了いたしました。


IMGP4264_550x367.jpg

IMGP4260_550x367.jpg

↑ 各部の調整を終えてテスト中の様子です。




関連記事

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://yonedenblog.blog.fc2.com/tb.php/1057-28b68ba0