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◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」レコードプレーヤーの不具合修理

.01 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

2017年11月に修復修理をいたしました1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-7500A」の
レコードプレーヤーの不具合で再修理を行いました。


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不具合は、「回転が重くリターン動作も途中で止まる」



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↑ フォノモーター直結高速回転の直径約1mmのキャプスタンから、直径約40mmのアイドラーに
回転トルクが表面摩擦で伝達されます。
回転が速くなるほどキャプスタンの直径が大きくなりますので摩擦係数も大きくスリップがおきにく
くなります。

やはり、アイドラーのスリップが問題であることが分かります。
アイドラーが新品のゴムのように弾力があれば問題ないのですが、経年劣化で硬化しているもの
をやわらかくすることはできません。


アイドラーの経年劣化による硬化で起きるスリップの解説と画像は、
当ブログ「レトロオーディオの奥義」内のものを引用いたしました。




私は最近、同じ事例で実施した解決策の中で最も効果的な処置は、下記の方法です。



経年年劣化で硬化したアイドラーと金属が接触してスリップの無い回転トルクを維持させるため
アイドラーに「滑り止め剤」を塗布することを考えました。


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↑ 経年劣化で硬化したアイドラーと金属が接触してスリップの無い回転トルクを維持させるため
アイドラーに「滑り止め剤」を塗布することが最も効果があることが判明致しました。


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↑ スポーツ選手が使用する「滑り止め剤」が使用できないか?、
適当なものの中から「ハンドボール専用滑り止めワックス」を見つけまして実験を行いました。



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↑ 指先に付けて摺り込むように薄く塗りこみます。塗り過ぎは禁物です。


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↑ アイドラーの外周の接触面に「ハンドボール専用滑り止めワックス」を少量を指に付けて
均一にすり込むように薄く塗布しました。 他の部分には塗らないほうが良いと思います。

結果は非常に効果があり安定しています。


ここまでが解説になります。


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↑ アイドラーを取り外します。


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↑ ターンテーブルにこのように接触して減速しながら安定したフォノモーターのトルクを伝えます。


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↑ アイドラーの接触面に滑り止めワックスを指で均一にすり込みます。


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↑ テストを行っています。  アームのリターンも良好です。


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↑ アームの後部のプラスチックカバーが欠けていました。 交換不可能ですが金属部分に損傷が
ありませんので機能的には影響ありません。


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↑ 箱の中に散らばっていた破片です。


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↑ 先ほど大事をとって余裕の梱包を終えました。 明日、発送いたします。





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