◆ビクター真空管ステレオHiFi Stereo Audiola 「STL-550」の修復修理

.17 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
"ふりだし"に戻ってきたラッキーなレトロステレオは、
ビクター真空管ステレオHiFi Stereo Audiola 「STL-550」60Hz専用機です。 
これは3年前に50Hz地区のお客様から間違いなく当方にて修復修理を承った時に
「ヘルツフリー化」のため「正弦波インバーター電源装置」を組み込んだものでした。

しかし現在の持ち主は変わっておられます。
そして、ヘルツの異なる60Hzの地域でのご使用で回転が速くて正常使用ができずお困りの状態です。
「ヘルツフリー化」を実施済みなのに謎めいた部分があります。 解明してまいります。


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↑ 「ヘルツフリー化」のための「正弦波インバーター電源装置」が既に取り外されてありません。

しかし、益々謎が深まります。

元々60Hz専用機ですから、「正弦波インバーター電源装置」を外して元に戻せば60Hzになる筈です。



以下は、3年前に「正弦波インバーター電源装置」を組み込んだ時の様子です。




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↑ シャーシーとヘルツフリー電源の組み込み完成画像です。


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↑ ヘルツフリー電源の組み込みは大型キャビネットで空間が十分ありノイズの少ない
最適位置へ離して置くことができます。


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↑ それでも、インバーター電源から出るパルス性ノイズをゼロにする事は不可能です。
許容範囲内の最もノイズの影響の少ない位置へ取りつけました。

ここまで当ブログ3年前の記事を引用いたしました。



プレーヤーの点検を行いました。

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↑ 確かに元々60Hz専用機です。


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↑ 詳細点検の結果、モータースピンドルが50Hzに交換されていました。
 
滅多に入手できないモータースピンドルです。

謎は解けましたが、この状態を60Hzに変更するには、
モータースピンドルを60Hz用に交換するか、
「正弦波インバーター電源装置」を組み込みしか方法はありません。


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↑ しかし、またもや問題が持ち上がりました。

このプレーヤーはオート機構です。
レコードプレイ時は手動ですが、アームリターンとフォノモーター停止は自動になっています。
プレーヤーには M=手動  A=自動 の切り替えツマミがありますが、Mになっていましたので
Aに切り替えてもオートリターンをいたしません。

オート機構部を修復します。
あらゆる対策を試み機能を修復しますが一進一退で完全な状態に直りません。


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↑ メカにかなり劣化があり修復不可能と判定いたしました。
 
手動なら使用できますが、「正弦波インバーター電源装置」を組み込み等の費用を考慮して
あまり得策ではないと判断いたしました。


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↑ 色々考えた結果、手持在庫の中から同系の60Hzプレーヤーを再メンテナンスして載せ替え
をすることになりました。


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↑ プレーヤーのテスト中の様子です。  オート動作は良好です。


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↑ 画像の右は付いていたターンオーバーのクリスタルカートリッジは出力電圧が弱いため
       左のセラミックカートリッジ(SP/LP兼用)に交換いたしました。


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↑ ブールーとイエローのコンデンサーは途中で交換されたようです。

次は電源スイッチの交換を行います、

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↑ 手前の電源スイッチつきボリュームの交換を行いました。


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↑ 画像左端の新しい電源スイッチつきボリュームはシャフトが短いためシャフト継ぎを使用します。
つまみがシャフトがギザギザのあるロレットタイプの為不良のボリュームから切り取って使用しました。

右は応急的に取り付けてありましたペンダントスイッチです。


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↑ キャビネットの側板の剥がれを補修いたしておきます。




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