◆非常に珍しいドイツ製モジュラーステレオBRAUN「250 SK」の修復修理 VOL5

.28 2018 家電品の修理 comment(1) trackback(0)
BRAUNシェーバーでおなじみのドイツメーカーの50年以上前の珍しいオールトランジスタの
モジュラーステレオです。

いよいよレコードプレーヤーの修復に取り掛かります。
元々ドイツの電源周波数が50Hzのため関西地区の60Hzに対応しておりません。
このままでは回転数が約12%速くなって使用できません。

ヘルツフリー化の為「正弦波インバーター電源装置」を組み込む予定でした。 

しかし・・・「正弦波インバーター電源装置」を使用しないで正常回転数を維持する方法が閃きました。
是非、成功させたいと思います。


IMGP5335_550x332.jpgドイツ製モジュラーステレオBRAUN「250 SK」の修復修理 VOL5


IMGP5453_550x367.jpg

IMGP5452_550x342.jpg

↑ プレーヤー部の完成画像です。


IMGP5380_550x345.jpg

↑ このプレーヤーは特殊なベルトドライブ方式です。
構造はシンプルで堅牢に作られています。
回転数を変更するには、フォノモーターのキャプスタンプーリーの径の太さにより変化します。
径を細くするとターンテーブルの回転が遅くなり、太くすると速くなります。
しかし、真鍮製の精密な特殊な形状のキャプスタンプーリーを加工することは不可能です。

そこで、目をつけたのが、大プーリーの方です。
こちらを大きくすれば回転数が確実に遅くなります。 
しかし、正確にLP/33回転3分の一が得られるかは、cut-and-tryで実験的に決めます。


IMGP5428_550x428.jpg

IMGP5431_550x508.jpg

↑ 先ず、2~5mm厚の平ゴムを約1.7cm幅に切断してプーリー(ホイール)の周辺に貼り付けます。


IMGP5451_550x367.jpg

↑ ストロボ.スコープを載せて回転数を観察します。


IMGP5450_550x367.jpg

↑ 蛍光灯は60ヘルツに反応して1秒間に60回明るさが変化(フリッカー)していますので、
 ストロボ.スコープのパターンが静止するまでゴムシートを貼り替え、重ね貼りをしていきます。


IMGP5445_550x367.jpg

↑ 色々な.厚さのゴムシートで最も.適当なものを使用します。


IMGP5447_550X308.jpg

IMGP5446_550x367.jpg

IMGP5448_550x367.jpg

↑ 5mm厚を2枚重ね貼りにして10mm厚にして最適になりました。


IMGP5449_550x322.jpg

↑ ターンテーブルを載せてレコードテストを行います。


IMGP5432_550x310.jpg

IMGP5434_550x367.jpg

IMGP5435_550x367.jpg

↑ LPレコード演奏中のストロボスコープの観察はごく僅か右(速い)に移動しています。
これは許容範囲内です。


IMGP5436_550x367.jpg

IMGP5438_550x322.jpg

IMGP5441_550x367.jpg

↑ LPレコードのテスト中の様子です。 良好です。


IMGP5442_550x367.jpg

↑ EPレコード(45回転)に切り替えますと回転が猛烈に速くなります。

原因はベルトがゴムシートから外れてシートの貼れていない箇所にかかっていました。

少し幅を広くしたゴムシート20mmに貼り替え正常になりました。





関連記事

ORION
インナープラッターにゴムを巻き付け径を太くし周波数を上げる発想は常人では思いもつかぬ事です。米川先生らしい工夫と発想が見事に融合され感服致して居ります。
2018.05.29 10:44

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://yonedenblog.blog.fc2.com/tb.php/1104-903c0ec5