

6年以内に修復修理を実施したサンスイステレオの機種は下記の通りになります。
APS-310 真空管方式 セパレートステレオ
APS-410 真空管方式 セパレートステレオ
APS-530 真空管アンプ
APS-1000 ソリッドステートセパレートステレオ
APS-1200M ソリッドステートセパレートステレオ
APS-1300M ソリッドステートセパレートステレオ
APS-1400 ソリッドステートセパレートステレオ (今回)


先ずチューナーアンプ部の修理からはじめます。
左側が全く音が出ません。


↑ 電源投入を行い各部の点検をいたします。
各セレクタースイッチと各ボリュームに接点復活剤を注入摺り合わせを行いました。

↑ FM/AM受信回路基板
プリアンプ基板
4個の大型パワートランジスタ シャーシーの様子です。

↑ 基板裏面のパターン


↑ 左音出ずの診断結果はプリアンプのL側の故障と判定いたしました。

↑ プリアンプ基板内のトランジスタ「536GU」の不良と断定。
赤丸の代替えトランジスタ東芝2SC1312に交換を行いました。
R側も特性を合わせるために同時に交換を行いました。


↑ 25WV/500μF電解コンデンサーがパンクしているため、
25WV/1000μF電解コンデンサー2個を直列接続して50WV/500μFとして使用いたしました。
実測値が30Vでした。
次はレコードプレーヤーの修復修理を行います。

↑ レコードプレーヤーはベルトを装着してもターンテーブル回転しません。
フォノモーターは回転しますが、ベルトがスリップしています。
原因はターンテーブルシャフトがロックしてビクとも動きません。
ターンテーブルシャフトを取り外してオーバーホールを行い軸受けのクリーニングと注油により
回転しましたが、フォノモーターマウント用の防振ゴムの劣化によりゴムが固着してフォノモーター
が位置ずれを起こしています。

↑ 防振ゴム交換の為フォノモーターを取り外します。


↑ 劣化した防振ゴムを取り外します。


↑ 大型で重いフォノモーターですので、クッションゴムの種類で調整を行い、モーターの
回転振動を拾わないようにカットアンドトライで微調整を行います。









↑ 入念なテストを続けます。



↑ 良好です。 回転ムラなし、カートリッジの音質音量も良好です。



↑ レコードプレーヤー全体のクリーニングを行いました。
- 関連記事
-
trackbackURL:http://yonedenblog.blog.fc2.com/tb.php/1127-c7cca7bc