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◆1950年代オーストラリアHMV社製真空管ポータブル電蓄の修復修理 VOL2

.26 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
1950年代オーストラリアHMV社製真空管ポータブル電蓄の修復修理はお見積もりの仮修理を
行っております。

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↑ 前工程でアンプの動作OK、フォノモーターの回転OKでした。


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↑ ターンテーブルにモーターの回転トルクがうまく伝わらないため回転しません。


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↑ 「モータースピンドル」→「アイドラー」→「ターンテーブル」と回転トルクが伝導されます。

しかし速度変換メカの不良で動力が伝わりません。


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↑ メカの修理を行います。 [16] [33] [45] [78]とスムーズに切り替えができるようになりました。


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↑ テストの結果、回転してレコード演奏のテストを行いました。

回転がかなり速いようです。  これはHz違いが原因です。 




このプレーヤーは240V/50Hzです。 電圧は変換トランスで100Vを240Vに変換されていますが、
Hzは変換できません。
60Hzを50Hzに変換するには「正弦波インバーター電源装置」が必要です。

予期せぬ費用が必要になります。

何とか、この難問を突破する手段が・・・・・裏技があります。




それは、モータースピンドルを細く削れば解決できます。
しかし、真鍮製の小さなスピンドル(プーリー)を削るには精密旋盤が必要で操作技術がなければ
出来ません。
外注に出す手段もありますが、費用的にNGです。
失敗を覚悟で行う手段がありますが、削ってしまえば元へ戻せません。

そこで、裏技の出番になります。

先ず遊んでいる16回転用の一番細いスピンドルに電線のビニル被覆を被せます。
この時、現33回転スピンドルの直径より細い外径で内径が16回転スピンドルより細い被覆を
選びます。
回転をテストしながら色々な径の電線被覆をカット&トライで最適値を見つけます。
絶対に回転中に抜け落ちないものでスリップのないものが必要です。


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↑ ごく僅かでもターンテーブルの回転に変化が出ます。


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↑ 33回転LPは16のセクションで使用します。 
  45回転EPは33のセクションで使用します、やや遅く感じますが許容範囲です。

最適な状態でテストを続けます。


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↑ 快適に回転していますが、レコードをかけてみて音質が悪く歪がすごく気になります。
音量は問題ありませんが・・・・・

クリスタルカートリッジの経年劣化です。


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↑ 急遽、古いカートリッジを取り外して、セラミックカートリッジをテスト的に付け替えます。


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↑ テスト取り付けです。


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↑ テストの結果、俄然、良くなりました。 木製キャビネットの効果もあり、いい音が出ています。




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