FC2ブログ

◆1960年代ナショナル真空管式スーパーフォニックステレオ「SE-2300」の修復修理 VOL4

.23 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代ナショナル真空管式スーパーフォニックステレオ「SE-2300」の修復修理はラジオアンプ
シャーシーの修復修理工程に入ります。


IMGP7856_550x694.jpg

↑ 真空管式のラジオアンプシャーシーは2台のラジオ受信機が内蔵されているため、
複雑になっています。

何故2台のラジオが内蔵されているかをご説明いたします。

このステレオは、ラジオのステレオ放送を受信するために、工夫されたものです。
当時はAMラジオ(昔は中波MWラジオ)でステレオ放送はまだ技術的に無理でした。
そこで2つの電波を使って試験的にステレオラジオ放送がありました。

例えば左チャンネルをNHK第1放送、右チャンネルをNHK第2放送、と言うように同時に放送を
していました。
しかし、これを受信するには2台のラジオなどが必要でした。
このステレオは1台でこれを可能にしたものなのです。
中に2台の受信機が組込まれているものです。 ダイヤル表示が左右2つあります。

前部で10球の真空管が使用されています。


IMGP7852_550x588.jpg

↑ シャーシー内部の様子です。


IMGP7857_550x413.jpg

↑ 両スピーカーとエコーユニットがリード線で直接接続されていますので後ろから作業を行います。




以下の作業はレトロステレオを今後安心安全にご使用できますように劣化の酷い部品の交換を
行います。




IMGP7858_550x366.jpg

↑ 先ず、劣化した電源コード/電源ヒューズホルダー/ヒューズの交換を行います。


IMGP7861_550x541.jpg

IMGP7863_550x421.jpg

↑ 電源コード/電源ヒューズホルダー/ヒューズの交換を完了いたしました。


IMGP7867_550x532.jpg

IMGP7870_550x367.jpg

↑ 電解コンデンサーは高電圧で動作している大切な部品です。

茶色の円筒形のコンデンサーに交換を行いました。


IMGP7867_550x367.jpg

↑ 部品交換の終わったシャーシーと全体像です。


IMGP7860_550x368.jpg

↑ 交換で取り外したパーツです。


IMGP7872_550x414.jpg

↑ ダイヤルボード面を清掃いたしました。

シャーシー前面には合計8本のシャフトがあります。
そしてツマミが付いて調節が出来ます。その後ろにボリュームやスイッチが付いています。
経年劣化により接触不良が起きています。
すべてに接点クリーナー/接点復活剤を注入して丹念にすり合わせを行い接触不良によるノイズを
無くします。


IMGP7881_550x390.jpg

IMGP7884_550x344.jpg

↑ 修復修理の終わったレコードプレーヤーを接続してテストを行っております。


IMGP7886_550x367.jpg

IMGP7887_550x367.jpg

↑ カートリッジの音質音量は良好です。


IMGP7888_550x367.jpg

↑ エージングテスト中の様子です。

ラジオはMW(AM) /SW(短波)/FM 全て受信良好です。


次はキャビネットの補修を行います。





関連記事

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://yonedenblog.blog.fc2.com/tb.php/1190-43bd9b03