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◆1942年製造の国民ラヂオ松下無線製「放送局型第百二十三号受信機」の修復修理 VOL1

.03 2018 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1942年製造の国民ラヂオ松下無線製「放送局型第百二十三号受信機」は
戦時中の物資のひっ迫した時代にNHKとメーカーが設計した標準回路により各メーカーが製造して
販売されました。
しかし、当時は不具合が多くラジオ屋が修理に苦労した記録があります。

予てより長野県のお客様から復元のご依頼をいただいておりました。          ラヂオ=ラジオ 


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↑ 保存状態が良く外観は非常に美しく76年の経年を感じさせません。


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↑ 内部の様子は当然ながら経年劣化が進んでいます。


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↑ 真空管は4球式ですが1球が不足しています。

戦時下の当時は大量の鉄や銅を使用する電源トランスを排除した、トランスレス用の特殊な
真空管です。


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↑ 全て紙でパックされた大型のコンデンサーです。 金属資材の節約が窺われます。


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↑ 黄色の小さなペーパーコンデンサーは内部の劣化で使用できません。


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↑ スピーカーは単純な音質のマグネチックスピーカーです。

当時のもっともポピュラーなスピーカーで音質は良くありません。
かなり後期の1950年代にはダイナミックスピーカーの台頭により音質は飛躍的に良くなりました。
但しダイナミックスピーカーを鳴らすにはパワーの大きな真空管が必要になります。


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↑ 電線類もビニールではなくゴムと綿類の為絶縁材が風化していますのて危険です。.


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↑ 銘板の感度階級に微電界級となっています。

これは受信電波の 状態を表していますが、「強電界」「中電界」「弱電界」「微電界」等になります。
「微電界」に対応するという意味ですから電波の弱い遠距離の放送も受信できますと云う意味で、
高感度という事になりす。

そして、当時のラジオは4球の 高周波増幅 再生検波方式でしたのでダイヤル調整と再生検波
調整の2つのツマミで選局調整を行いますのでコツが必要でした。
外部アンテも接続を行います。
今後使い続けるには不便と不安が伴います。


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↑ 最終的に現在もラジオの基本形としています「スーパーヘテロダインラジオ」を組み込むことを
推奨いたします。





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