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◆希少1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理 VOL3

.16 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理はチューナーアンプシャーシーの修復を行います。


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↑ 上面操作のシャーシーは垂直マウントを採用されていますので、取り付ボルトを外して、シャーシーを
下ろします。
最短にまとめてある各ケーブルを延ばしておきます。


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↑ 垂直マウントの場合はシャーシー表面ホコリの堆積が少ないのできれいです。


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↑ チューナーアンプシャーシーの不具合重点事項

①各ボリューム及びロータリーセレクタースイッチの接触不良
②左側スピーカーから音が出ていない
③音量ボリュームの音量が絞り切れない、0点でも音が出ている
④FM受信が不安定
⑤その他


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↑ シャーシー表面からの目視と打診ては大きな問題はありませんが真空管の脚ピンとソケットの接触不良は
改善を要しますので対策を行います。


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↑ 「左側から音が出ていない」 
左アンプの増幅回路に異常を確認いたしました。
双3極管12AX7の左のプレート電圧が0Vでした。 プレート抵抗470KΩの劣化断線でした。


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↑ 不良の抵抗   正常値は400KΩ台ですが   左 ∞Ω(断線)  右 2.5MΩ(抵抗値増大断線状態)



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↑ 黄丸印の抵抗と電解コンデンサーの追加交換により回路変更を行いました。  好結果を得ました。




次は音量が絞り切れないボリュームの修復を行います。




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↑ 画像の一番上の2連ボリュームの交換を行います。


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↑ 元の音量調整ボリュームは1MΩ(1000KΩ)Aカーブの2連ボリュームです。
因みにAカーブとは変化特性の意味ですが、普通のボリューム(可変抵抗器)はBカーブで抵抗値が
回転角度により直線的に変化します。
もし、これを音量調節に使用しますと音量が急大きく変化しして聞こえます。
これを改善したのがAカーブの変化特性です。  最初が緩やかに変化します。

元の音量調整ボリュームは軸が2重になりR/Lが別々に調整するボリュームです。
現在入手できませんので画像のようにR/L同時に調整するものに交換をいたします。


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↑ ボリュームを絞り切った場合は抵抗値が0Ω近くにならないといけないのですが、
125.1Ωですからかなりの音量が出ています。


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↑ ボリューム抵抗値が1MΩ(1000KΩ)の値が2.523MΩ(2523KΩ)ですから2.5倍に変化していました。


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↑ ツマミの軸受がギザギザのセレーション軸(ローレット)用になっていますので、
元のボリュームの軸を切り取り「シャフト接ぎ」を.使用して取り付けを行いました。

FM放送の受信はセレクタースイッチの接触不良が改善されたため受信可能となりました。


次工程に進みます。




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