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◆1970年代レトロなブラウン管カラーテレビナショナル「TH20-A15」が最新デジタル液晶テレビに変身

.28 2019 レトロオーディオの修理 comment(1) trackback(0)
  
懐かしいこのデザインに郷愁をそそられるお方は多いと思います。

1970年代日本の高度成長期の良き時代、誰もが憧れて、家庭の団欒の中心に存在したカラーテレビです。

この度このコンソールキャビネットに最新のデジタル液晶テレビを埋め込むご依頼をお請けしておりまして
期限があり準備が整いまして埋め込み作業を実施いたしました。


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↑ ナショナルパナカラー「TH20-A15」 20インチのブラウン管カラーテレビです。

何とも言えない雰囲気のコンソールキャビネットの存在感は昭和レトロを彷彿させます。
ロータリーチャンネルツマミを「カチャカチャ」乱暴に回して叱られた思い出もあるでしょう。


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↑ 内部の様子です。

オールソリッドステート(トランジスタ/半導体)です。


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↑ 20インチブラウン管とすべてのシャーシー部品を取り外します。


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↑ 左半分のアップ画像


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↑ 右半分のアップ画像


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↑ 遮蔽鉄板で囲われた20インチブラウン管です。 15kg程あります。


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↑ VHF/UHFチャンネル切り替えと、その他の調節部分でこれだけ多くの部品とスペースで成り立っています。

全てを撤去いたします。


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↑ 撤去の終わったキャビネット前面の様子です。


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↑ 撤去後のキャビネットの内部の様子です。




キャビネット側の器材撤去が整い組み込み用のデジタル液晶テレビの用意を行います。




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↑ 組み込みに使用するカラーテレビは東芝REGZA 24S11 です。
24型地上デジタル/110度CS/BS内内蔵テレビです。(外付USB HDDによる録画対応)

何故、20インチのブラウン管マスク(枠)に24インチの液晶テレビを用いるかを、ご説明いたします。

ブラウン管テレビの縦・横比は「3対4」に対して液晶テレビは「9対16」になり、かなり横長になります。
その為、縦方向にサイズを合わせて大きめの24インチになります。
しかし横方向はサイズが大きすぎて、少しかくれる部分がありますが仕方がありません。

それと、ブラウン管の画面が湾曲しているのに対して、液晶テレビは平面(フラット)になっています。

液晶テレビを組み込む前にスピーカー出力の配線を改良する必要があります。
液晶テレビに内蔵の超小型スピーカーでは音質音量が不足して良くありませんので木製キャビネットに取り
付け済のスピーカーに接続を行えるようにいたします。
新品の液晶テレビを分解して改造をいたします。


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↑ ここで問題が出てまいりました。

元のスピーカーのインピーダンスが珍しく120Ωてした。 
普通は4Ω~16Ωですがかなりのハイインピーダンスです。
この液晶テレビの出力インピーダンスは6Ωですので適合いたしません。
念のため接続してみましたが音量が小さく最大音量で30%程しか出ていません。


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↑ 在庫のインピーダンス8Ωのスピーカーを仮付してテストを行い解決いたしました。音質音量良好です。

液晶テレビを支える受け金具を2か所に取り付けました。


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↑ 液晶テレビをマウントして上下、左右の位置合わせを行いました。

左右の位置合わせの左側は画面左上に時刻表示が出ますが、デビ局により若干ズレがありますが、
適当な位置に合わせました。
右側はリモコンの受光部の問題があります。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ ダミーのCHツマミと電源ツマミ等を接着剤で固定いたしました。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ ビデオ入力とアンテナ入力ケーブルの取り付けの様子です。


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↑ ビデオ入力端子を元のアンテナ入力端子板を改造して作りました。


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↑ 専用リモコン


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↑ 電源 「ON」 緑     リモコンはこの小さな開口部に向けて至近距離(50cm以内)から発射いたします。
離れ過ぎると感知いたしません。


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↑ 電源 「OFF」 赤


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↑ 電源 「OFF」時の状態 画面 黒





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ORION
米川先生御机下
今回の様な方法で最新の液晶画面を新品の安心感で楽しめるのも一つの方法かと存じますが、依頼者がもしレトロな当時物カラーブラウン管TVをお持ちでブラウン管のまま楽しみたいと言われる場合は地デジチューナーを設置するだけで再生可能でしょうか?勿論液晶画面の画質性能は求めません。
2019.03.01 09:06

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