東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は
レコードプレーヤーはオートチェンジャープレーヤーが搭載されています。
しかし、残念ながら色々なトラブルを抱えております。
解決策は
① 50Hz仕様の為回転数が速く使用不可
● 周波数変換の正弦波インバーター電源の採用する予定です。
② オートチェンジャーのセンタースピンドルが欠品しています。
● センタースピンドルのは入手不可能の為セミオートで使用することにいたします。
③ コンデンサーカートリッジが不良の為レコードの音が再現できません。
● 別途カートリッジに交換いたします。
④ ターンテーブルの回転時に異常音が発生します。
● メカの修復を行います。




↑ 最初のカートリッジの様子。

↑ コンデンサーカートリッジは経年劣化で機能いたしません。



↑ シェル幅が僅か10mmに合わせる為、幅11mmのセラミックカートリッジの両サイドをヤスリで削り
サイズを合わせました。
プラグイン式の極細のL/Rの出力シールドワイヤーとの接合が難しく、直付の半田付は不可能でコネ
クター側が取り外せないため、不良のコンデンサーカートリッジを分解して接合ピン部を利用してセラ
ミックカートリッジの出力ピンに工夫をして半田付を行いました。



↑ いよいよレコードテストです。




↑ かなり難易度は高く失敗を覚悟でやり遂げました。
結果は上々です。

↑ ターンテーブルの回転時にすれたような異音が発生しています。


↑ 回転機構の修復を行います。


↑ 異音の原因はすぐにわかりました。
アイドラーの軸受の油切れです。 全く油分なしで乾燥状態でした。
アイドラーを外して注油でOKです。


オートチェンジャーメカは連動動作が確実に移行するようになっています。
全部のカムやレバーの動きがスムーズになるように潤滑剤を噴射注入いたします。

↑ フォノモーターのマウントは大丈夫です。

↑ 50Hz仕様の標示がありますので、もちろん60Hzの関西圏では回転数が約12%程度早く回転いたします。
周波数変換の正弦波インバーター電源の取り付けを予定しております。
この希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は
エキスポ70大阪万博の1970年頃のオールトランジスタの大型3点セパレートステレオ「リスボン」です。
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