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◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL2

.30 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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予てよりお預かりいたしまして大変お待ち頂いておりました。
1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理にかからせていただきます。

センターキャビネットからチューナーアンブシャーシーとレコードプレーヤーを取り外します。



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↑ センターキャビネットからチューナーアンブシャーシーとレコードプレーヤーを取り外しました。


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↑ 取り外したシャーシーを見て劣化の凄さに注目いたしました。


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↑ 金属シャーシーの錆具合と腐蝕、ホコリの堆積の様子から塩害でないかと推察いたします。
海に近い地域の農家の納屋・物置等で外気に直接触れやすい場所に永年に亘り保管されていたとのでは
ないでしょうか。

通常の生活空間で発生するハウスダストが殆ど見当たりません。
いままでの経験では、普通このような劣化はありません。


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↑ 鉄板製のシャーシーのメッキが劣化して錆びているのは機能的に問題ありませんが、
心配なのは、プリント基板の方です。
プリント基板には電子部品のトランジスタ・コンデンサー・抵抗・コイル・ボリューム・スイッチ・配線等が取り付け
られています。
新品の時はプリント基板全体に表面処理を行って湿度やホコリから守っています。
しかし、それも経年劣化で効果が薄れています。

●4個のパワートランジスタの外装の腐蝕は性能には影響がありません。


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↑ 外気に直接触れないシャーシーの内部は比較的きれいです。 

前面パネルとツマミはアルミ製ですので大丈夫です。


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↑ 各ボリューム/セレクターロータリースイッチ等全てのガリ・接触不良を接点復活剤の注入とすり合わせに
より丹念に修復を行っていきます。


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↑ 操作部分が完全な状態で全体的な動作テストを行います。


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↑ 先ず、ガリ・接触不良が無い状態でラジオのテストでは、

AMラジオ・・・・・感度は良好ですが、同調周波数ズレがあります。
          バリコンの不具合で局部発信停止で一部受信不能があります。
          ダイヤル選局中にロープ滑車から異常音発生確認。

FMラジオ・・・・・感度不足


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↑ ラジオの選局はダイヤルツマミをまわてバリコンを回転させる構造はかなり複雑です。
ダイヤルシャフト、ナイロンロープと樹脂製の滑車バリコンドラムなどから構成されています。

キイーキイー鳴るのはダイヤルシャフトの油切れてした。 
シュルシュル鳴るのは5個の滑車から出ていました。 どちらも潤滑剤で直りました。


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↑ バリコンの不具合で局部発信停止で一部受信不能の不具合は、バリコンのローターシャフトの接触不良
が原因でした。
潤滑剤の投入とすり合わせで解決いたしました。

レコートプレーヤー修復とFMラジオの感度不足は次工程で進めます。




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