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◆1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」の修復修理 VOL6

.11 2019 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
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1969年サンスイソリッドステートセパレートステレオ「APS-1200」のお見積もりの為の修復修理VOL6工程はセンター
キャビネットとスピーカーエンクロージャーの全体クリーニングを行い、シャーシーとレコードプレーヤーの組み込み
を行います。

アンプとレコードプレーヤーはキャビネットにマウントにより状態が変化する場合があります。
非常に緊張する工程になります。



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↑ キャビネットとスピーカーエンクロージャーの外観全体の半世紀以上の汚れを時間をかけて丁寧にクリーニ
ングを行いました。
洗剤などを使用しのますと地肌の塗装面を痛めますので、なるべく使用いたしません。
そして、小傷や色抜けしたヶ所を修正して目立ちにくくいたしました。

仕上げに少量の特殊ワックスで磨き上げました。


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組み込みテストを開始いたしました。

スプリットテストでは、あまり気にならなかった現象が強く出てきました。
それは、フォノモーターの回転振動がカートリッジの針先に伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出る
問題です。
キャビネットにマウント後は箱型のキャビネットに共鳴してさらに大きくブーンとノイズが出ます。 
通常の音量ではかき消されますが、無音域では不快に音になります。

対策を行います。




↓ VOL3工程での防振ゴム交換前画像
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↑ フォノモーターの回転音と回転振動が大きいのは、防振ゴムでモーター振動をプレーヤーボードに伝わり
にくくする構造になっています。
しかし、その防振ゴムが劣化しているため、効果がなくなっています。
その結果、回転振動が針先にもろに伝わりスピーカーからブーンとノイズが大きく出てきます。
劣化して硬くなった防振ゴムを交換いたします。

↓ 防振ゴムを交換後の画像です。
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ここまではVOL3工程の一部を転記いたしました。



前回に交換した箇所をもう一度見直しましたが、変化はありません。

フォノモーターの交換は不可能です。

色々対策を考えましたが最終的にフォノモーターの「マウント構造を改良」することにいたします。

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↑ 元は真鍮製パイプにボルトを通していますが、
替わりに弾力の強いゴムチューブを使用してこの部分で振動を吸収する方法をとることにいたします。


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↑ 改良を行いテストを実行いたします。


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↑ 成功です。  大音量でも大丈夫です。




もう一つ問題があります。
これはごく稀にカートリッジのR/Lの出力が途切れたり、音量が変化したりしておりましたが、解決しておかなけれ
ばならない問題でした。
ラジオの場合は同じ症状はありません。



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↑↓ これはカートリッジの接続ピンと接続線の接触不良を修復して解決いたしました。

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↑ プレーヤーの問題は全て解決いたしました。


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↑ 下扉のストッパーが錆びていましたので磨いておきましたが、メッキが剥げています。


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↑ 前面の上扉は左側スライドに不具合がありますが、修理は不可能です。
下に収納したままでよいと思います。


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↑ SANSUI エンブレムと赤いパイロットランプが嬉しそうに見えます。


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↑ このステレオAPS-1200はスピーカーケーブルをFMアンテナとして利用していますので、
FM放送が受信が不安定な時はスピーカーケーブルを延ばしたり角度を変えたりしますと受信が
良くなる場合があります。






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