
希少な東京芝浦電気製の東芝4チャンネルセパレートステレオ”BOSTON”「SP-717」修復修理の記録です。
真空管や半導体分野ではトップを走っていたお堅いイメージの「技術の東芝」が本格的にオーディオに進出
した当時のセパレートステレオ"IC BOSTON"です。 最先端のICをふんだんに使用した4CH STEREOです。

↑ 簡易FMアンテナをキャビネットの背面に取り付けました。
これによりFM放送を簡単に受信が出来ます。
FMアンテナに指向性がありますので、設置の向きにより感度が変わります。
直角方向が最も感度が良くなります。 水平方向が最低になります。
簡易FMアンテナを取り付け中にキャビネットの底面のダメージの酷さを見て、
このままでは、益々剥離が進行して側板が崩れて行く懸念があります。今のうちに強化を行っておきます。

しかし、実際のセッテイング状態は下に台座がありますから、何か直置きにしなければならない
問題があったのでしょうか?疑問が残ります。
そして、スピーカーの方は底板にダメージはなくきれいな状態です。
想像ではセンター部分とスピーカーは並べてセットで置かずに別置きになっていたのでしょうか。


↑↓ 酷いです。


↑↓ パーチクルボードの側板がここまですり切れた状態は、コンクリートの上を何回も引きずったりしないと
ならないと思います。 謎が残ります。


↑ 木工ボンドを塗り込んで圧着して接着を行います。

↑ 完全に乾燥すると透明になります。

↑ 前面下扉の下側はレザー貼りの表面材の剥がれが広がらないように接着を行っておきます。

↑ 10時間かかって完全に固まりました。 これて安心です。
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