
予てより遠方からお持ち込みを頂いておりました1960年代ナショナル真空管式HiFi Stereo「SE-8800」の修復修理の記録です。
最終のエージングテストになる筈でしたが、レコードプレーヤーが変な動きを時々しています。
オートリターンはレコード演奏中にトーンアームがレコード盤の終端に差し掛かって、
カートリッジの針先がレコード面から離れて浮き上がりアームがリターンしてアームレストに戻る一連の動作を
しないで、リフトアップのタイミングが遅れてリターンするため、針先がレコード面を擦る状態になります。

↑ プレーヤーをキャビネットから降ろして点検を行い原因を究明いたします。

↑ オートメカの構造上の調整などは最適な状態に修復を行った結果、異状はありません。
そこて、目を付けたのがマイクロスイッチ関連の不具合が考えられますので、
2箇所のマイクロスイッチの交換を行いました。

↑ 2箇所のマイクロスイッチの交換の結果、効果が的中いたしました。

↑ 正常動作を取り戻しました。

↑ 回転数を「回転ストロボスコープ」でピッタリ合致していることを確認いたしました。








↑ 不良プレーヤーの残骸ですが、保管をしておきます。
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