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◆1970年代TRIO 4チャンネルステレオ「ST-6VD」の修復修理

.26 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
2016年10月に修復修理をさせていただきました1970年代トリオ4チャンネルステレオ「ST-6VD」が今回修理で
お預かりしておりました。
今回、先月にTRIO 4チャンネルステレオ「ST-7VD」シャーシーを「ST-6VD」の代替として組み込みました。
しかし


症状は「フロント右スピーカーの音が出ない」故障です。 
しかし、テストでは、直ぐには症状が出ません。 こういう事はよくあります。
輸送中の強力な振動などで変化が起きます厄介な状況です。

色々点検している内に必ず不具合が出るまで待ちます・・・・・予想通り案外早く出てきました。
症状が一定ではなく変化します。 音が絞れ切れなくなったりもします。

ここで、初回の修理時のメインボリュームの4連ボリュームの不具合の修復が鮮明に蘇りました。
リンクではなく当時の修復の様子を貼り付けます。 

以下2016年10月11日全文



1970年代トリオ 4チャンネルステレオ「ST-6VD」の修復修理は
「特殊なタップ付4連ボリューム100kΩ」で入手は不可能なため、
昨日、基板取り付け用の小形特殊ボリュームの端子片の接触不良の修理は
困難を極めましたが、一応直っておりました。

本日朝からエージングテスト中にボリュームツマミに触れると、なんとなく違和感を覚えました。
「一瞬、フロント左の音が絞り切れず少し残ります」。
しかし、また正常になります。
再発の傾向です。 やはり・・・・・と云った、不安感がよぎります。

徹底交戦・・・・・最後の手段即、折角組み込んだシャーシーを再度取り外します。

プリアンプ基板を取り外して4連ボリュームを基板から外して修理を行います。

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↑ プリアンプ基板をシャーシーから取り外して4連ボリュームを基板から外すには、
後方のパワーアンプ基板と電源基板が邪魔になりますのでこの2点を少し移動させます。


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↑ 慎重に作業を行います。プリアンプ基板のジョイント配線も6本だけ切断します。

何とか取り外せます。


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↑ プリアンプ基板の裏面から4連ボリュームの端子片とプリント基板パターンの半田を
溶かして取り去って、不良ボリュームを外します。


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↑ 4連ボリュームの端子片がに3ヶ所、更に外れて取れてしまいました。


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↑ 欠損した端子片は最初の2個から3個増えて5個になりました。

端子片は極小のリベットでカシメてあります。
ボリューム(可変抵抗器)はカーボンの為端子片は直接半田付けは不可能です。

画像下段の小さな金属片を加工してクリップで挟むような感じで抵抗体と接触をさせます。
そして銅線を半田付けして基板のパターンに接続します。


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↑ 準備が出来ました。
テスターで最小抵抗値約10Ω 最大抵抗値約100KΩ を4個とも確認OKです。


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↑ 画像左の12個の小さな穴にボリュームの端子片を挿入して半田付けを行います。


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↑ 修理済みのプリアンプ基板を元の位置に取り付けます。

切断した隣の基板とのジョイント線を半田付けします。


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↑ 移動させた後方のパワーアンプ基板と電源基板を元通りに取り付けます。

結果はフロント、リアとも完璧に動作しました。


ここまで 2016年10月11日の記事


お客様から修理不可の場合は適当な機器の組み込みをご要望頂いておりました。
●「特殊なタップ付4連ボリューム100kΩ」で入手は不可能
●この「ST-6VD」シャーシーはかなり使い込まれ今後の使用に耐えないと判断して別シャーシーの
 組み込みを行います。



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↑ 展示中の1970年代TRIO 4チャンネルステレオ「ST-7VD」中古整備済完動品です。
 「ST-6VD」のワンランク上位機種になります。


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↑ このチューナーアンプシャーシーを取り出して移植交換を行います。


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↑ 右に「ST-7VD」がスタンバイしています。


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↑ 取り外した「ST-6VD」チューナーアンプシャーシーです。


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↑ シャーシーの固定孔の位置がかなり違いまいので、孔開けを行いました。


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↑ サイズ的には殆ど同じです。


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↑ ピッタリです。


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↑ 底板から4本のビスで固定を完了いたしました。


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↑ プレーヤーを装填する前にカートリッジからの出力プラグの形が異なるために交換いたします。


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↑ 出力プラグを交換いたしました。


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↑ プレーヤーを載せました。


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↑ テストを開始いたします。


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「ST-7VD」はパワーも音質も満足です。




 
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