
予てよりお預かりしておりました1950年代ナショナルオールウエーブスーパーヘテロダイン真空管ラジオ「QA-700」の修復修理の記録です。

↑ 約60年前の終戦後に製造された高性能ナショナルオールウエーブ真空管ラジオです。
まとまったデザインと高感度高音質で好感度のよいラジオです。
全体的な修復を行います。

↑ 5球スーパーヘテロダイン回路の2バンドラジオは高感度で海外の短波放送ラジオを受信いたします。
16cmのパーマネントダイナミックスピーカーと出力真空管UZ42は小型電蓄並みの音が出ます。

↑ キャビネットの部分補修も必要のようです。



↑ 底部の固定ビスを取り外してシャーシーを取り出します。


↑ 見た感じは、保存状態が良く60年以上の経年を感じません。

↑ ヒューズホルダーの劣化や電源スイッチの不良で通電しにくい状態ですが、何とか動作させて点検
テストを行いました。
ボリュームやスイッチ等の劣化で猛烈な接触不良があります。

↑ 接点復活剤を投入して入念なすり合わせを行い、ラジオの仮動作をさせました。
12個のペーパーコンデンサーとブロック型電解コンデンサーの交換を次工程で行います。


↑ 電源コードも途中でつながれています。 交換が必要です。



↑ ラジオの選局同調標示真空管のUZ6E5が劣化していますのて交換の必要があります。
次工程へ続きます。
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