
予てよりお預かり致しておりました1970年代後期ビクター4チャンネルセパレートステレオ「DF-21R」修復修理の記録です。

↑ ビクターのDFシリーズ4CHステレオです。
[DF-5] [DF-9] [DF-11] [DF-11DX] [DF-15] [DF-19]の修復修理は過去の修理事例でこのブログ内
に掲載いたしております。
今回の珍しい[DF-21R]は初めてになります。
センターキャビネットのチューナーアンプシャーシーとプレーヤー搭載部のみお預かりしておりました。
一瞬、トリオの4CHステレオと見間違えるほど似ています。


↑ 背面の様子です。

↑ チューナーアンプシャーシーとプレーヤーを取り外しました。
経年劣化でシャーシー固定ネジが湿度の錆で固着がありました。

↑ ヘッドホンで動作状態を確認いたします。
ラジオ受信で何とか音が出ていますが、ノイズや音の大小や途切れや歪等で乱れています。
現状は4CHアンプの不具合でフロントアンプR/L及びリアアンプR/L基板内に経年劣化による不具合
があります。


↑ 4CHアンプのフロントアンプR/L及びリアアンプR/L基板内のトランジスタ回路内のトランジスタ
とヒューズホルダー等の交換が必要です。





↑ 続いてレコードプレーヤーですが、
いずれのステレオの場合でもプレーヤーのダメージは激しく、メンテナンスを行いまして、レコードが
正しく回転を取り戻して針先からカートリッジ伝わりアンプに入りスピーカーから素晴らしい音が奏で
る状況になります。



↑ ベルトが欠品しています。


↑ フォノモーターは健在ですが、防振ゴムが経年劣化で固着していますので、新しい防振ゴム
に交換を行う予定です。



↑ リターンメカのメンテナンスを順次行っていきます。

↑ カートリッジシェル/カートリッジ/ダイヤモンド針が一体になっています。

↑ トーンアームの状態は良好です。
次工程に続きます
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