先月修理をさせていただいた1970年代TRIO 4チャンネルステレオ「ST-6VD」は、チューナーアンプシャーシー
を「ST-7VD]に換装いたしました。
今回、「スリーピング機能が動作しない」とのご依頼がありました。
操作の間違いが考えられますので、再度確認いただきましたが、
やはり、「スリーピング機能」が動作せず、レコード演奏が終わり、トーンアームがアームレストに
戻ってもチューナーアンプの電源が切れない。
再点検の為プレーヤーとチューナーアンプシャーシーをお送り頂きました。

↑ 最初の修理後のテストではスリーピング再生は正常に動作をしておりました。
換装いたしました「ST-7VD]は「ST-6VD」とスリーピング機構が少々異なります。

↑ 最初の「ST-6VD」はPOWERスイッチは [OFF]→[ON] →[SLEEP]となっていますから、
[SLEEP]の位置でレコード演奏が終わると電源が切れました。

↑ 今回換装を行った「ST-7VD]はPOWERスイッチが [OFF]→[ON] となっています。
[SLEEP]スイッチがりません。
プレーヤーのスリーピング再生は電源[OFF]のまゝプレーヤーをスタートしますと勝手に出源が
入り動作いたします。
そして、レコード演奏が終わると勝手に電源が切れます。
●引くとスピーカーの音が切れて、ヘッドホンに変わります。
通常使用の場合はPOWER スイッチを[ON]にします。

↑ お送り頂いた状態でスリーピング再生テストを行いましたか、正常動作をいたしました。
しかし、全く異常は認められませんでした。

↑ 念のため故障を想定したパーツの交換を行っておきます。


↑ プレーヤーとチューナーアンプシャーの各部を詳細に点検致しましたが異常個所は出ませんでした。

↑ 念のため、関連するマイクロスイッチとコンデンサーの交換を行いました。

↑ マイクロスイッチとコンデンサーの交換を行つたプレーヤーの様子です。


↑ 交換済みのマイクロスイッチです。

↑ 交換済みのコンデンサーです。

↑ レコードのスリーピング再生中の様子です。

↑ レコードプレーヤーのスリーピング再生終了の様子です。 完全に電源が切れています。
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