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◆1950年代Victor 2BAND TRANSISTOR RADIO [8TA-9] 修復修理

.08 2021 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
1950年代Victor 2BAND TRANSISTOR RADIO [8TA-9]は約1年前にお預かり致しました。
大変遅れまして、申し訳なく思っております。

60数年も経過したとは思えない新品同様に輝きを放つ想い出の製品です。
しかし、残念ながら、全く動作を致しません。
その後2回点検修理にかかりましたが、基板の劣化とトランジスタの劣化の状況はつかめました。
修復修理までは力及ばず、中断しておりました。

今回3度目の挑戦になります。 
前回は、あまりにも美しく整っているため、徹底的に分解するのに遠慮がありました。

夜11時30分ですが、今回はモチベーションが驚くほど上がっています。 思い切ってやります。


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↑ 美しく輝く筐体です。


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↑ 遠慮せずにばらしました。


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↑ ゲルマニュームトランジスタ8石によるスーパーヘテロダイン回路です。

初期の手作り感のプリント基板です。


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↑ 単3電池4個でDC6Vの電源回路は全体に通電しています。


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↑ 音無しの状態です。


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↑ やはり、最初の読みは当たっていました。 低周波回路の故障です。


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↑ 低周波回路の全石(トランジスタ)をチェックいたします。


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↑ ズバリ!不良トランジスタを発見いたしました。

プリント基板のハンダを溶かして不良トランジスタを取り外します。


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↑ 画像左 不良の松下電器製 2SB175A     画像右 互換用の東芝製2SB56


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↑ 交換完了後しっかり音が出ています。


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↑ 筐体に組み込みました。


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↑ MW/SW共良好です。  ダイヤルロープがスリップしますので修正しておきます。


         「たかがラジオ されどラジオ」 でした。

[追加調整]
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↑ ダイヤルロープがスリップしますので修正しておきます。

当時のこのポータブルトランジスタラジオの場合、
小型のポータブルラジオに横行ダイヤルを採用したため、かなり無理をした構造になっています。
通常の大きさの横行ダイヤルの場合はダイヤルロープの経路に滑車が使用されています。
しかし小型のポータブルラジオにそのスペースがなく省略されて金属棒に代用していますので
経年劣化で摩擦抵抗か増えてスリップをしていました。

対策としてツマミシャフトにダイヤルロープを4回巻き付けてある部分に滑り止め剤を塗布いたしました。

◎外側の大きいメインツマミで選局します。
○内側の小さいツマミは微調整をします。(短波放送の場合)





 
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