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◆1970年代のパイオニアオールトランジスタセパレートステレオ「S-88」修復修理 VOL2

.08 2015 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)

1970年代のパイオニアオールトランジスタセパレートステレオ「S-88」修復修は
部品待ちで中断していました。


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↑ スピーカーを2階修理工房に運びました。


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↑ 8個全部基板から取り外したパワートランジスタです。

出力回路のトランジスタ群の「2SD234」は8個で構成されていますがその内の数個が不良
と思われますが、バランスの関係で全て交換します。


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↑ トランジスタの脚を基板に半田付けをして放熱板に固定するには絶縁のために
プラスチックネジを使用いたします。
通常の金属のネジですと、ショートしてしまいます。プラスチックネジは金属ネジの数倍の価格
です。
   
左: 最初のプラスチックネジは劣化で脆く再使用できません。締め付けるとポキッと折れます。
中: 新しいプラスチックネジです。
右: 金属ネジです。 ショートして使用できません。


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↑ R回路の4個を交換済み


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↑ L回路の4個を交換済み


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↑ 交換を完了して通電テストしましたが、劇的な改善は見られません。

少々力抜けしましたが、8個の内の数個は計測では劣化が見られ、1個はショート状態でした。
この状況で、「出力回路での歪み」か「入力信号が既に歪んでいる」のかの判断に誤りがある
のかを再度検証いたしました。
その結果、間違いなく出力回路での歪みである確証を得ました。
それは最初確認した通りヘッドホンでは全く歪みの無いきれいな音が出ています。
つまり、このステレオのヘッドホンジャックに出ている音声信号はパワーアンプの
入力から分岐して取り出しています。

確かに基板とパーツの経年劣化の損傷は激しく各所に綠錆が見られます。
増幅前段のトランジスターも全て交換の必要があります。
電解コンデンサーの劣化も調べる必要があります。 まだまだ奥が深く探究が続きます。


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↑ レコードプレーヤーはベルトドライブ フルオートプレーヤーですが、
フォノモーターは大丈夫のようですが、フルオートのメカは調整が必要です。
ドライブベルトは新しく取り付けをします。

カートリッジも大丈夫のようです。 針は用意いたします。


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↑ ターンテーブルを外した様子です。


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↑ プレーヤーの裏面です。


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↑ アームオートメカに保護カバーが装着されています。 丁寧な造りになっています。


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↑ フォノモーターは健在です。 

フォノモーターをマウントしている防振ゴムも全く劣化がありません。


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↑ モータープーリーの摩耗は認められません。 ドライブベルトは新しく取り付けます。


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↑ レコードサイズ/スタート/カット/リピートの操作レバーです。

カートリッジの良否はテスト出来ない状態です。


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↑ 操作レバーの裏側です。

アンプを先ず復活させないとプレーヤーの修復を進めにくいのが現状です。

今までこの機器と向き合って、アンプ部は最初見たときよりもかなり経年劣化の激しさが
実感出来ました。

時間が掛かりそうです。





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