FC2ブログ

◆1979年製日立カラーテレビ「キドカラーC14-408」の修復修理 VOL2

.17 2015 レトロオーディオの修理 comment(0) trackback(0)
    
1979年製日立カラーテレビ「キドカラーC14-408」の修復修理で次の問題点が判明致しました。
4つの不具合の難解な原因診断を行ない修理するための3日間でした。

(1)垂直回路→映像下部の他にビリツキなど色々問題が派生してきます。
(2)AGC回路不具合→感度が上がりすぎ入力オーバーによる映像の不安定。
(3)映像回路の不具合→コントラストのハッキリした映像の右がうっすらと尾を引いたように映る。
(4)スイッチオン後暫く不安定(時間が経つと安定する)



 36年間使い続けたブラウン管式トランジスタテレビを全ての不具合を解消して正常な映像・
音声を維持するのは、全く油断が出来ません。 何が起きても不思議はないのです。
「完全に直さなければ・・・・・」.と執念の戦いが続きます。


↓ (1)垂直回路→映像下部の他にビリツキなど色々問題が派生してきます。

DSCF5416_500X667.jpg

これは最終的に全ての回路動作が正常で歪みのない映像信号と同期信号が得られて
必然的に安定動作になりました。





(2)AGC回路不具合→感度が上がりすぎ入力オーバーによる映像の不安定

DSCF5393_500x375.jpg

↑ AGC(中間周波回路の増幅度の自動調整)調整ボリュームの不良により微調整が出来ないため、
交換して過大入力を修正できました。





↓ (3)映像回路の不具合→コントラストのハッキリした映像の右が名が流れ星のように、
尾を引いたように映る。(輝度をあげると目立ちにくくなる)



DSCF5407_500X375.jpg

↑ 今回交換しましたパーツです。


DSCF5419_500X375.jpg

↑ 特にこの不良電解コンデンサーの発見に時間がかかりました。
発見のヒントになったのは、 「映像の右が尾を引いたように映る」
という、あまりお目にかからない症状ですが、
じっくりと考えてみますと、「映像の右側が尾を引いたように映る」・・・・・
つまり「尾を引く」スメア映像です。しかし、通常のスメア映像よりも、その尾の引き方が
半端でなく長いのです。ブラウン管の右端まで延びています。
しかし、輝度を標準値以上に上げると目立ちにくくなります。

それと、気になっていた事が2点あります。
●ブラウン管の輝度が異常に明るく絞りきれない。
●ブラウン管の左三分の一ほどが暗い。
しかし、ブラウン管か、回路故障かの判定は難しいところです。

過去にこのような事例は殆どありません。
どこかの電解コンデンサーの不良が考えられます。

映像回路に不具合が見つからなければ、ブラウン管回路に集中するしかありません。
それと、可能性があるのが、ブラウン管に電圧供給している、フライバックトランスです。
しかし、フライバックトランスは正常と判断いたしました。

すると、次に考えられるのが、フライバックトランスから発生させた電圧の整流回路です。
徹底的に、集中して怪しそうな電解コンデンサーを基板から外してチェックしました。
発見したのが、上の画像の「250V4.7μFの電解コンデンサー」です。 
液漏れです、固形化から見てかなり前に電解液の漏洩があったようです。

早速交換しました、完璧です。 映像を見て疲れが吹っ飛びました。

映像品位の問題ですが最も難解な作業になりました。
原因追求に日数を要しました。 





↓ 原因の探求は「映像回路」を重点的に調べましたが、映像回路に問題は無いことが
   わかりました。

DSCF5415_500X375.jpg

DSCF5417_500X375.jpg
 
DSCF5414_500X375.jpg

DSCF5411_500X375.jpg

DSCF5410_500X375.jpg

DSCF5391_500x375.jpg

DSCF5413_500X375.jpg

↑ 成功の秘訣は、あきらめずに、あらゆる原因を想定して診断を行いました。





↓ 以下は完全修復後の受像画像です。

DSCF5386_500x375.jpg
DSCF5387_500x375.jpg
DSCF5383_500x375.jpg
DSCF5389_500x375.jpg
DSCF5390_500x375.jpg
DSCF5394_500x367.jpg
DSCF5398_500X375.jpg
DSCF5401_500X375.jpg





DSCF5326_500X381.jpg

↑ (4)スイッチオン後暫く不安定(時間が経つと安定する)

これは、地デジチューナーからの映像をRFモジュレーターでVHFの1CH又は2CHに変換後
にテレビのアンテナ接続端子に接続しています。
結局、原因はテレビのロータリーチューナーの接点の接触不良による周波数のずれでした。
接点復活剤の注入摺り合わせで解消いたしました。

充分なエージングテストを進行中です。




関連記事

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://yonedenblog.blog.fc2.com/tb.php/461-083dca50