ビンテージ電蓄1940年代MADE IN USA PHILCO MODEL 650の修復修理 VOL8で
記載漏れがありました。

↑ ヘッドホンジャックの取り付けを行い、テスト時にヘッドホンで聴くとボリュームを絞り
切ってもハムが目立ちます。
これは、B電源のリップル(脈流)が原因です。
真空管のヒーター電源はA電源と云い低電圧の交流(AC)です。
真空管のプレートなどの電源はB電源と云い高電圧の直流(DC)です。
この直流高電圧は交流300Vを両波整流と云う回路で直流に変換します。
しかし、その直流には交流60Hz×2=120Hzの脈流分(リップル)が含まれています。
この僅かな脈流分(リップル)が増幅されてハム音になります。
この脈流分(リップル)を平滑にするために大容量の電解コンデンサーを使用いたします。

↑ 脈流分(リップル)を平滑にするために大容量の電解コンデンサーと抵抗器により
平滑回路をもう一段増設を行います。
400WV/100μF大容量電解コンデンサーと抵抗器を取り付けました。
電解コンデンサーの下に写っているヒューズホルダー/ガラス管ヒューズは
機器全体のAC100V電源回路に安全の為取り付けました。

↑ 抵抗器はスペースの関係で空いた個所に取り付けました。
これで、ハム音は解消されました。

↑
レコードプレーヤーボードに写っているガラス管ヒューズはフォノモーター電源回路に
安全の為取り付けました。
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