◆ビンテージ電蓄1940年代MADE IN USA PHILCO MODEL 650の修復修理 VOL11(完成)

.25 2016 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
    
ビンテージ電蓄1940年代MADE IN USA PHILCO MODEL 650の修復修理は
ゴールが見えてきました。

苦しい道中でしたが、遂にゴールします。


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↑ 完成画像です。


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↑ いよいよ組み込みですが、その前に、錆びていた4本の真空管のシールドケースを塗装
しておきます。

ケースが窮屈に出来ていまして真空管が抜けませんのでそのまま塗りましたが、
不便で仕方ありません。
そこでケースにはさみで切れ目を入れました。
そしてシャーシーに完全にアースが取れるようにリード線をシールドケースに半田付けを
して真空管の高さ分リード線を長くしてシャーシーに半田付けを行いました。

電源トランスのカバーも塗装しておきました。


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↑ 上かられこーどプレーヤー、アンプチューナーシャーシー、スピーカーと、それぞれが
接続配線で繋がっていますが、繋がったままでは、作業が出来ませんので、中継の端子板
を使用します。



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↑ 大きなキャビネットですがシャーシーの天地の空間が窮屈です。

モーターが障害になっています。 仕方ありません。


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↑ シャーシーマウント中にもう一つのダイヤルパイロットランプが点灯しなくなりました。
ソケット不良と豆球不良が重なりました。


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↑ 今度はツマミの位置がシャフトの位置が下がったためキャビネットの穴に擦れて
ダイヤル操作がギクシャクしています。

チューナー部分をゴムブッシュで浮かせていますが、劣化で落ち込んでいます。
金具でチューナー部分を5mm持ち上げて決着しました。


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↑ レコードプレーヤーをトップにマウントしました。
電蓄らしくなりました。


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↑ ヘッドホンジャックを取り付けました。

PHONO/RADIO/AUXのセレクターツマミは壊れていますので新しく交換いたしました。


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↑ レコードテストでフォノモーターが停止の時にスイッチの接点ノイズが出ますので
防止用のコンデンサーを取り付けました。


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↑ 毎度のことですが組み込み時は気が抜けません。


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↑ 裏蓋が欠品と云うより、最初から付いていなかったようです。

ネジ穴やストッパーの痕跡が全くありません。
アメリカ的な合理性がそうさせたのでしょうか、後ろは見えないから・・・

穴あきボードを古美塗装してバランスを考慮して裏蓋を作りました。
取り付けはエージングテストが完了して最後に行います。


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↑ 最終直前のシャーシー内部画像です。

電源トランスのカバーはこちら側も塗装しておきました。


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↑ ラジオチューナー部分の拡大画像です。

74年前の戦前に輸入されたアメリカ製のオールバンドラジオが搭載された電蓄は
非常に高価で贅沢品として高額の税金がかけられておりました。

また戦時中は情報統制で一切外国放送は聞かせないため軍が厳しく管理しており
ました。

このオールバンドラジオは
MW(AMラジオ国内放送) 535KHz~1700KHz一般的な中波のラジオ放送
SW1(短波ラジオ海外放送) 5MHz~11MHz(主に中国、韓国、東南アジア方面)
SW2(短波ラジオ海外放送) 11MHz~18MHz (VOA放送などアメリカやヨーロッパ)

最初はSW1/SW2とも受信不能でした。
戦時中にSW1/SW2は局部発信回路のコイルを破壊して絶対修理されないように
されています。
意図的に壊された形跡があります。 ダイヤルの周波数まで消されています。

しかし何とかならないかと色々試験的にできることは全て行い奇跡的にSW1だけ
受信に成功いたしました。
画像のブルーのビニール線は今回取り付けたSW1専用のアンテナ線です。
普通はMW/SW兼用です。





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