1960年代の超大型コンソール型2A3PP真空管電蓄は当時の組み立てオーダー電蓄は
全く動作しないままで保管されておりました。
↑ ナショナル製の3バンド高周波増幅スーパーヘテロダイン回路ラジオ/前段増幅部の
シャーシーです。
当時の最新の高性能真空管のGT管を採用したものです。
↑ ラジオ/前段増幅部シャーシーの内部のコンデンサー類の激しい経年劣化で朽ち果
てています。
↑ ナショナル製の出力アンプ部のシャーシーです。
当時の最高の音質音量を生み出す高性能真空管の2A3を2本プッシュプル接続で
採用したものです。
↑ シャーシーの内部のコンデンサー類の激しい経年劣化で朽ち果てています。
↑ 両シャーシーの上面の様子です。
↑ 両シャーシー内の全てのチューブラーコンデンサーとブロック型電解コンデンサーを
取り外して新しいコンデンサーに交換を行いました。
↑ 交換後の両シャーシーの様子です。
↑ 両シャーシーを専用ケーブルで接続します。
↑ 各ボリュームとセレクタースイッチに接点復活剤を噴射注入を行いすり合わせを
行っておきます。
↑ 両シャーシーの劣化不良のブロック型電解コンデンサーを取り外した穴跡です。
2個の劣化不良のブロック型電解コンデンサーは外せないた為そのままにいたしました。
↑ 真空管のB電源整流回路の大型真空管KX5Z3は劣化で真空度低下でゲッター消滅
の為機能不良になっています。
↑ 真空管のB電源整流回路は電源トランスで発生された380VX2の交流(AC)電圧を
整流真空管により両波整流を行い約400Vの直流(DC)に変換しています。
その真空管KX5Z3は入手が絶望的な為シリコンダイオードにより整流を行います。
画像のシリコンダイオード2個に置き換え回路を変更します。
↑ このシリコンダイオードは殆ど消耗がありませんので、恒久的に使用できます。
↑ シャーシーと本体スピーカーを長いスピーカーケーブルを仮接続してテストを行って
います。
MW/SW/ラジオ受信・PHONO回路の不具合・音質調整その他の動作など、
解決しなければならない問題点がありますが、見事に眠りから目覚めました。
出力真空管2A3は経年劣化で不具合があります。
通電後徐々に音量が低下していきます。
原因はフィラメントが徐々に暗くなっていきます。交換用の2A3を調達いたします。
↑ 交換の為取り外したコンデンサーその他です。
次工程はレコードプレーヤーの修復修理を行います。
- 関連記事
-
trackbackURL:http://yonedenblog.blog.fc2.com/tb.php/826-e3c3f5d2