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◆1960年後期コロムビア3スピードポータブル小型電蓄「MODEL2000」ピンクの修復修理

.11 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年後期コロムビア3スピードポータブル小型電蓄「MODEL2000」はまだカセットテープが普及していなかった
時代でお手軽にレコードが楽しめるこのポータブル小型電蓄は50万台のヒット商品でした。


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↑ カラー鉄板でプレス成型されたケースは美麗・堅牢で半世紀以上の経年に耐えています。


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↑ ターンテーブルゴムマットとクリスタルカートリッジが欠品しています。


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↑ 交換用のクリスタルカートリッジが用意れていましたが、差し込み式の出力線が断線しているため
取り付けが出来ないのでそのままになっていたようです。


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↑ このクリスタルカートリッジが使用可能かテストの結果大丈夫ですので直付半田付で取り付けました。


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↑ ターンテーブルの回転が極端に遅いためフォノモーターとアイドラー軸に注油を行い動きを改善いたしました。


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↑ この製品は50Hz仕様のため回転数が極端に早くなりますが、マグネット式の速度調整機能がありますので
調整範囲でカバーできると思います。


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↑ 45回転はキャプスタンが太くてスリップが少なく伝導ロスが軽くてスムーズに回転しています。


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↑ 33回転はスタート時にスリップがありますが、すぐに正常になります。
50Hzと60Hzでは12%の差がありブレーキによる調整は許容範囲を超えていますがなんとか使用できます。


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↑ 完成です。



◆1970年代HITACHIポータブルレコードプレーヤー「MQ-20」の修復修理 VOL1

.09 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代HITACHIポータブルレコードプレーヤー「MQ-20」の修復修理の記録です。


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↑ Lady Bird テントウムシブランドでしょうか製造販売は複数のメーカーがあります。

 こちらはHITACHI製の「MQ-20」です。 デザインも内部仕様も全て同じです。

●不具合の症状は「アームの支点に違和感があり音が出たりでなかったりする」と云うことです。


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↑ アーム支点部の極細の出力シールドケーブルその他に異常はありません。


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↑ 原因はクリスタルカートリッジの劣化不良です。


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↑ セラミックカートリッジを交換取り付けを行いました。


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↑ 音質/音量は申し分なしで、回転は少々速いようですが安定しています。





◆1970年代コロムビアポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理 VOL1

.09 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1970年代コロムビアポータブルレコードプレーヤー「SE-8」の修復修理の記録です。


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↑ レトロ感覚より現代にも十分通用する生命力を感じる魅力的なデザインです。

お部屋に置いて年齢など超越して愛されるアイテムだと思います。

●不具合の症状は「既定の回転数にならない」様子です。

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↑ Lady Bird テントウムシブランドでしょうか製造販売は複数のメーカーがあります。


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↑ 原因はフォノモーターをマウントしているクッションゴムが経年劣化で溶けて位置ずれを起こしています。


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↑ そのため、モーターキャプスタンとアイドラーの接触点が合わないため回転異常を起こしています。


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↑ フォノモーターと取り付け板を外してクッションゴムを取り外して交換を行います。


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↑ 3か所のクッションゴムの交換が完了いたしました。


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↑ テスト中の様子です。 回転は安定しましたが「コトコト」騒音が出ています。


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↑ 劣化したクッションゴムの破片です。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL8(完成)

.07 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON 「MS-35」は最終仕上げ工程が終了いたしまして完成いたました。

最初に見た時に、このオールトランジスタ製の東芝ステレオ LISBON MS-35 はシャーシーの設計が当時の先進
のヨーロッパメーカーの製品を参考にしたように思いました。

兎に角当時としては斬新すぎるのです。 何もかもが、外国製の雰囲気が備わっています。
そして良質で無駄がなく、造られているのです。
本当に、最初こんなにコンパクトなシャーシーで 「LISBON」の銘にふさわしいダイナミックな音が出るのかと
疑念をいだきました。


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↑ 完成画像


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↑ プレーヤー部分の様子です。

オートチェンジャーの為かなり深くなっています。


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↑ シャーシーの取り外しは大変でしたが、元通りマウントするのも簡単ではありません。


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↑ 小形のシャーシーから接続ケーブルでつなぐものが多すぎます。
接続ケーブルが多すぎてジャングルのツタのように絡まっています。


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↑ 白いコネクターと配線は「正弦波インバーター電源」用の新しく取り付けた配線です。


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↑ 「正弦波インバーター電源」からは高調波の変換ノイズが発生しています。
ノイズを避けんため色々工夫を行っております。
しかしノイズを「0」にはできませんが最少の状態に取り付け位置などを調整いたします。


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↑ テストの様子です。


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↑ 回転安定・ノイズ最少・音質音量良好


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↑ 簡易FMアンテナ装着のためFM放送の受信は良好ですが、
設置場所により不安定な場合があります。 その場合は外部FMアンテナの設置が必要です。


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↑ エージングテスト中の様子です。


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↑ 明るく画像処理を施しています。 実際のダイヤル照明はこんなに明るくありません。





◆1970年代 COLUMBIA 卓上電蓄「SE-20M」の修復修理

.04 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
   
福岡県のお客様からのご依頼ですが、1970年代 COLUMBIA卓上電蓄「SE-20M」です。


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↑ 赤と黒のビビットなデザインのオールプラスチックのお手軽に使いやすいレコード専用卓上電蓄です。


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↑ ご依頼内容は「レコードの回転が1.5倍に速すぎる」と云うことです。

この製品には50Hzの標示があります。
明らかにHz(ヘルツ)違いです。 現在地は60Hz地域ですから当然回転数は上がってしまいます。
仕方がないのです。
しかし何とかしないとならないのですが、・・・・・

インバーター電源によるフリーヘルツ化は使用できない原因があります。
 

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↑ このプレーヤーのフォノモーターは凄く変わっています。
トランジスタアンプの電源供給用の低電圧のAC10Vの捲き線をモーター鉄心に同居させています。
そのため正弦波インバーター電源は使用できません。




このままで回転を落とすには「ブレーキ」しかありません。
無音のブレーキは「マグネット」の使用です。  試してみます。




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↑ 小型スピーカーを分解して強力なマグネットを取り外しました。


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↑ ターンテーブルの真下にマグネットを両面テープで張り付けて位置、高さをカットアンドトライで綿密に
調整をしながらテストを行いました。
しかし思うように回転速度に変化が出ません。
最終的にマグネットを2個使用すると規定の速度になりました。
45回転時はまずまずですが、33回転時はトルクが不足して不安定になったり停止したりいたします。

色々工夫しますが、良い結果は得られません。
   


今まで一度も挑戦しなかったモーターキャプスタンの研磨を残すのみです。
失敗が許されないので、キャプスタンを細くする精密な作業工程を脳裏に描き「これならいける」と自信を持って
取り掛かりました。




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↑ 研磨前のモーターキャプスタンです。


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↑ 途中何度も「ストロボ円盤」で回転数の変化を読みながら続けます。 削り過ぎに注意します。


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↑ 研磨成功です。


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↑ 回転速度と回転ムラなどを観ていますが、安定しています。


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↑ エージングテストの様子です。


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↑ ボリュームの接触不良のガリ音を接点復活剤の噴射により修復いたしました。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL7

.02 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理はキャビネット周りの修復工程が終わり
ますと、全ての機器の組み込みを行います。


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↑ キャビネット回り修復完成画像


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↑ 新しいスピーカーケーブル取り付けをおこないます。


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↑ スピーカーケーブルを取り付けて、後部板を16本×2の新しい木ネジで固定して完了です。

続いてウレタンニス2回塗りで着色を行いました。




キャビネット/スピーカーとも下部袴部分(ベース)のダメージがかなりひどくパークルボードは「崩れ」
ベニヤ合板は「剥がれ」があり、細部の修復が必要です。




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↑ キャビネット/スピーカーとも下部袴部分(ベース)の材質は4辺の内、最後部はパーチクルボードで
あと3辺はベニヤ合板です。

画像は剥がれた破片です。


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↑ パーチクルボードの部分は崩れた部分と崩れかけいる部分を木工ボンドを塗布して固めます。


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↑ ベニヤ合板の部分で全体的な剥がれは取り除きます。


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↑ 袴部分(ベース)は黒色の塗装を行いました。


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↑ 上扉の開閉が中間で止まらずに扉が勝手に落ちてしまう不具合をヒンジの調整で修正いたしました。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL6

.02 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は半世紀の経年劣化で全体的に劣化が進んでいます。
チューナーアンプ/オートチェンジャープレーヤー修復が進みました。


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↑ スピーカーの内部の点検を行います。
真空管式のアンサンブルステレオは開放型のスピーカーですが、
セパレートステレオは密閉型の為内部の様子が見えません。


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↑ 後部板を取り外しました。


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↑ 低音スピーカー(ウーハー) と高音スピーカー(ツィーター)は正常です、コンデンサーも異常なしです。


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↑ 最初から気になっていましたスピーカーケーブルは経年劣化で被覆が固くなり変質変形しているため
交換をいたします。


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↑ 交換用のスピーカーケーブルに外した専用のスピーカープラグを付け替えておきました。


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↑ 取り外した後部板は内側に吸音材が貼り付けてあります。


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↑ 後部板の材質はベニヤ合板ではなく当時の合成材(パーチクルボード)です。
細かく粉砕した木片を接着剤で固めたものですが、経年劣化で変質して強度が低下して崩れが発生しています。
このまでは使用できないため、交換をいたします。


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↑ 580×417mmの丈夫な12mm厚のコンパネを使用いたします。


続きます




◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL5

.31 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
日本の電源周波数は、富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境に、わかれています。

●東側 (50Hz=ヘルツ)
●西側 (60Hz=ヘルツ)

電圧は一定の(100V=ボルト)ですがモーターは回転数が変化いたします。

レコードプレーヤーは回転数が最も重要になります。
50Hzのレコードプレーヤーを60Hzで使用しますと約12パーセント回転が速く回ります。
レコード盤をかけますと男性歌手の歌声が女性歌手の歌声になり早口になります。
60Hzのレコードプレーヤーを50Hzで使用しますと逆に遅くなります。


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↑ 50Hzのレコードプレーヤーを60Hz用に変換するにはリムドライブ(アイドラー)レコードプレーヤーの
場合はモーターキャプスタンを細くするか、それともアイドラーを大きくすれば回転数は遅くできますが、
非常に難しくなります。


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↑ そこで私が考案いたしました市販特定機器の「正弦波インバーター電源装置の組み込み」により
日本国中どこでも正常に動作する「ヘルツフリー化」を実現いたしました。 

画像[左] 正弦波インバーター電源    画像[右] スイッチング電源

二つの機器をプレーヤーに接続してフォノモーターの回転を60Hzから50Hzに変換した電源を供給して正常な
回転数にいたします。(50Hzから60Hzに変換する場合も同様です)。


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↑ 画像[上] 最初の状態

   画像[下] 正弦波インバーター電源/スイッチング電源の接続配線の改造後の様子です。


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↑ 正弦波インバーター電源装置を接続いたしました。


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↑ 33回転/3分の1LPレコードテスト中、簡易回転ストロボチェックで正常回転数、ワウ・フラッター
のチェック良好です。


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↑ 45回転EPレコードテスト中、簡易回転ストロボチェックで正常回転数、ワウ・フラッター
のチェック良好です。


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↑ エージングテスト中の様子です。





◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL4

.29 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理はチューナー/アンプシャーシーの劣化した
パーツの交換を行います。
特に経年劣化で液漏れや膨張した電解コンデンサーは限界寿命がとっくに過ぎていて今後の使用に
不都合が生じますので、安全の為の交換を行います。


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↑ チューナー/アンプシャーシーの全体像です。


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↑ 交換の為取り外した例年劣化の電解コンデンサーです。

1000μF/500μF/200μFの大容量ですが耐圧は低く25V~35Vです。


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↑ 交換が終わりました。


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↑ 交換後のチューナ/アンプシャーシーの全体像です。


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↑ シャーシー基板の裏面の様子です。


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↑ 画像の右側がチューナー/アンプシャーシーから別付で接続コネクターと外付の電源トランスその他
の部分の様子です。

後は「ヘルツ変換の問題」があります。




◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL3

.28 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は
レコードプレーヤーはオートチェンジャープレーヤーが搭載されています。
しかし、残念ながら色々なトラブルを抱えております。

解決策は
① 50Hz仕様の為回転数が速く使用不可
● 周波数変換の正弦波インバーター電源の採用する予定です。

② オートチェンジャーのセンタースピンドルが欠品しています。
● センタースピンドルのは入手不可能の為セミオートで使用することにいたします。

③ コンデンサーカートリッジが不良の為レコードの音が再現できません。
● 別途カートリッジに交換いたします。

④ ターンテーブルの回転時に異常音が発生します。
● メカの修復を行います。

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↑ 最初のカートリッジの様子。


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↑ コンデンサーカートリッジは経年劣化で機能いたしません。


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↑ シェル幅が僅か10mmに合わせる為、幅11mmのセラミックカートリッジの両サイドをヤスリで削り
サイズを合わせました。
プラグイン式の極細のL/Rの出力シールドワイヤーとの接合が難しく、直付の半田付は不可能でコネ
クター側が取り外せないため、不良のコンデンサーカートリッジを分解して接合ピン部を利用してセラ
ミックカートリッジの出力ピンに工夫をして半田付を行いました。


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↑ いよいよレコードテストです。


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↑ かなり難易度は高く失敗を覚悟でやり遂げました。

結果は上々です。


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↑ ターンテーブルの回転時にすれたような異音が発生しています。


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↑ 回転機構の修復を行います。


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↑ 異音の原因はすぐにわかりました。

アイドラーの軸受の油切れです。 全く油分なしで乾燥状態でした。 
アイドラーを外して注油でOKです。


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オートチェンジャーメカは連動動作が確実に移行するようになっています。
全部のカムやレバーの動きがスムーズになるように潤滑剤を噴射注入いたします。


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↑ フォノモーターのマウントは大丈夫です。


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↑ 50Hz仕様の標示がありますので、もちろん60Hzの関西圏では回転数が約12%程度早く回転いたします。

周波数変換の正弦波インバーター電源の取り付けを予定しております。

この希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 は
エキスポ70大阪万博の1970年頃のオールトランジスタの大型3点セパレートステレオ「リスボン」です。





◆1970年代Technicse 4チャンネルセパレートステレオ「SC-1200G」の修復修理(不具合発生)

.24 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
1970年代Technicse 4チャンネルセパレートステレオ「SC-1200G」は2018年11月に修復修理を行いました。
暫くして、「左からノイズが出る」とご相談を頂きました。 
「暫く様子を見ていただくように」ご説明をいたしておりました。


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↑ 今回、センター部のみをお持ち込みいただきました。

早速、別のテスト用スピーカーを接続してテストを行いました。

やはりフロント左から「歪んだような」 別の表現では「詰まったような」 「ラジオの選局がズレタような」
異常音が確認できました。 


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↑ フロントアンプユニット基板 [L] [R]   リアアンプユニット基板 [L] [R] と4基の同じユニット基板で構成 
しています。


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↑ 予想通りフロントアンプユニット基板内のトラブルを判明いたしました。

詳しく点検の結果、フロントアンプユニット基板内の「DC電源ヒューズホルダー」の接触不良でした。
経年劣化による金属疲労で弾力がなく接触片の当たりを強くしようとして触れると簡単に折れてしまいました。
基板用の交換用ヒューズホルダーが無いため2Aガラス管ヒューズに銅線を半田付して基板に直付をいたしました。
(ヒューズ切れを起こした時はトランジスタなど回路故障ですから基板を外して交換を行います)

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↑ 折れた接触片


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↑ 再発防止のため、4基すべてのDC電源ヒューズを同様の処置を行いました。




初回の処置



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↑ やはりこの機器の全ヒューズホルダーは耐久性が誹弱でした。


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↑ 初回の修復修理の時はAC100V電源回路のため、金属シャーシー用ヒューズホルダーに交換を
行いました。




◆希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理 VOL2

.23 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

希少な東芝SOLID STATE STEREO LISBON MS-35 の修復修理は中断いたしておりましたが再開いたしました。


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レコードプレーヤーはオートチェンジャープレーヤーが搭載されています。
点検の結果、色々な問題を抱えております。

① 50Hz仕様の為回転数が速く使用不可
② オートチェンジャーのセンタースピンドルが欠品しています。
③ コンデンサーカートリッジが不良の為レコードの音が再現できません。
④ ターンテーブルの回転時に異常音が発生します。

VOL1工程で、以上が不具合として確認いたしました。


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↑ このステレオはシャーシーの形状とマウント方式が凄く変わっています。


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↑ シャーシーの取り外し方法も今までにない変わった方式です。 


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↑ プレーヤーを外してこのボルト2本を先ず外します。


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↑ 垂直マウントのシャーシーの下側のボルト止めのナット2箇所を外します。


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電源トランスなどと接続のコネクターを外しておきます。


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↑ これで外せました。


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↑ 大型3点セパレートにしてはコンパクトなシャーシーです。




◆1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理 VOL7(脚付梱包)

.16 2019 家電品の修理 comment(1) trackback(0)
  
1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理は数々の難関を突破して
完成を迎えましたが、まだゴールへ向かわなければなりません。

遠距離にお届け、梱包・発送と云う重要な仕事が残っています。


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↑ 丸脚の場合は装着したままの梱包は何も補強しないで梱包することはいたしません。
ステレオ本体の重量が4本の細い足に掛り脚とキャビネットの底板にダメージを与え破損いたします。

本体を脚の長さより少しだけ高い台に置いて脚が接地しないようにして梱包をいたします。


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↑置台に使用する丈夫なターンボール函の内部に65kgに耐える補強の対策を行って使用いたします。
そのままでは重さに耐えられません。



私が独自で考案した「安全に送れて開梱が楽にできる梱包」は大型家電製品の段ボールを再利用して
製品のサイズに合わせて製作いたします。
手間と時間が掛っても安全にお届け出来て、簡単に開梱を第一に考えて行っております。




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↑ ステレオを採寸して、大型冷蔵庫の段ボールをカッターナイフで裁断して製作いたします。

ベース    横幅120cm・奥行44cm・深さ6cm函状で厚さ5mm段ボール3枚重ね
上フタ    横幅120cm・奥行44cm・深さ6cm函状で厚さ5mm段ボール2枚重ね


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↑ 周囲を囲む段ボールは洗濯機の段ボールを2台分使用いたします。

高さ81cmに裁断しておきます。


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↑ 組み立てますとこんな感じになります。


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↑ 梱包が完成した様子です。

開梱時は黄色のバンドを切断して上フタを外して、周囲を囲っている段ボールを上に抜き取ります。
3分で開梱できます。



デリケートなレコードプレーヤーは本来ハウリング防止の為スプリングでフアフアした感じにマウント
されていますので輸送中に猛烈に揺れます。

梱包時は必ず固定いたします。これも重要な対策が必要です。
輸送中の破損で最も多いのがレコードプレーヤーです。
また、トラックに積載時に縦済みによりプレーヤーが外れて落下することもあります。
この対策も必須条件になります。


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お客様のお手元にお届けできるまで気が抜けませんが、できる対策のすべてを行いました。


無事お届けできますよう祈るばかりです。





◆1960年代ビクター真空管コンポーネントアンプ「AST-300」とペアのビクターレコードプレーヤー「SRP-60P」のメンテナンス VOL2

.14 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
1960年代ビクター真空管コンポーネントアンプ「AST-300」とペアのビクターレコードプレーヤー「SRP-60P」の
メンテナンスは最後の段階で隠れたトラブルが判明いたしました。

事のきっかけは梱包前の清掃時にプレーヤを傾けたときに「ポロッと落下したカートリッジシェル」でした。
初期のネジ止め式のシェルの止めネジが緩んでいたのが原因でした。
外れて落下した時に何か硬いものにあたったのか不運にも針先が欠けていました。 

しかしまだ続きがあります。
この後、不注意を悔やみながら最後のすべての点検を行っておりました。
前工程で速度切り替えメカの不具合を修復を完了しておりますが、45回転から33回転に切り替えを行った時に
カムが外れて「スカスカ」になっているではありませんか・・・・・何度もテストを繰り返し万全の筈が・・・・・

頭を冷やし徹底的に原因追及して対策を行います。


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↑ プレーヤーの修復は工程VOL1で完了してエージングテストも順調でした。
もし、このまま発送していましたら、再修理で戻ってくるところでした。




4年前に初めて修復修理以来このプレーヤーで触っていない箇所はフォノモーターです。
今回も回転も正常で特に不具合もなく安心しておりました。
しかし、今振り返ってみると「78回転の時、回転音に少し異常を感じていました。
かすかに「シュルシュル」と云う音がしていました。 
今、考えると何か駆動系に不具合が隠れていたような気がします。




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↑ フォノモーターの状態を目視と手ごたえで点検しますと、極端な状態でもないが、防振ゴムの劣化で
かなり以前に修理をした時に3ヶ所の防振ゴムの内2か所をクッションゴムの代わりにスポンジで代用して
修理をした形跡がありました。
詳しく見るとスポンジが劣化してボロボロに崩れてモーターの重さでマウント鉄板が水平でなく斜めになって
いました。


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↑ 早速、フォノモーターを取り外します。


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↑ この通りです。 モーターの重さに耐えきれません。


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↑ 新しい防振ゴムを使用してモーターをマウントします。


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↑ フォノモーターは正常なマウント状態になりました。



今回のハプニングは古いことわざの「怪我の功名」でした。
偶然にカートリッジが外れて落下して→ダイヤモンド針が欠けて→フォノモーターの防振ゴムの劣化→速度切り替えメカの再修復

私はこのようなことはたびたび経験しています。
レトロオーディオの修復を「天職」と自覚して行っております。自然にその機器と通じ合うことがあります。
今回も「ありがとう」と心の中で感謝しています。



日本で唯一レコード交換針の製造販売のメーカー日本精機宝石工業株式会社「JICO」さんの
ホームページで全メーカーの数百種類のダイヤモンド交換針を検索して調べましたが、
本機ビクターレコードプレーヤー「SRP-60P」用の交換針はありませんでした。
そこで画像を頼りに似たもので使えそうな交換針を見つけました。




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↑ 画像左                       画像右
   最初のオリジナルのダイヤモンド針      今回のColumbia/DENON 「DSN-7」ダイヤモンド針


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↑ 非常に珍しい当時のMMカートリッジ(ムービングマグネット式マグネチックカートリッジ)です。
発電コイルで構成してあります。

交換針のカンチレバーの四角い筒状の中にマグネットが封入されてその先にダイヤモンド針が付いています。
四角い筒状をカートリッジのコイル内で針先からの音の振動を磁界の強弱と周波数に反応してコイル内で
音波信号に変換されてアンプで増幅してスピーカーから美しい音が流れます。


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↑ 針の四角いカンチレバーの太さが少し細いためセロテープを細く切って1回半巻き付けて挿入しました。


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↑ 音出しテストの様子です。 音質音量とも絶好調です。


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↑ 今度はカートリッジが外れないように上の止めネジをしっかり緩まないように気を付けました。





◆1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理 VOL6(完成)

.13 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理は最終工程を迎えました。


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↑ 完成画像です。


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↑ スライド扉を閉めた様子です。


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↑ 背面の様子です。
スピーカーは密閉式で厚い板と吸音グラスウールで塞いであります。


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↑ シャーシー収納部は真空管式で内部温度が上昇しますので通風を良くするため樹脂製の通風ネット
を取り付けました。


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↑ 操作パネルのラジオのダイヤルスケールのバックライトは6.3ボルト豆電球1個であまり明るくありません。

一旦シャーシーを収納してからECHO(エコー)調整のインジケーターの赤い照明の豆電球が切れているのに
気が付きまして、再度シャーシーを取り外して修理を行いました。


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↑ 到着後にキャビネットの底部に脚部を取り付けるのは大変困難になりますので、梱包時に脚部を
取り付けて発送の予定をいたしておりますす。





◆1960年代ドイツ製真空管式卓上電蓄「BRAUN SK/ PC 3」の修復修理

.07 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
 
1960年代ドイツ製真空管式卓上電蓄「BRAUN SK/ PC 3」の「レコードの音が出ない」修復修理ですが
クリスタルカートリッジの不良の交換修理の記録です。


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↑ 完成画像


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↑ プレーヤーのマウント状態を底板を外して確認いたしました。


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↑ このような形態で交換を行うのが適切であることを確認いたしました。


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↑ 画像左の不良のクリスタルカートリッジを取り外して、 画像右の新品のセラミックカートリッジに取り替えました。


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↑ 極細の出力シールドワイヤーの半田付を行いました。


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↑ プレーヤーのマウントを行いました。


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↑ テスト中の様子です。  音質/音量は良好です。


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↑ セラミックカートリッジはLP/SP兼用ですのでターンオーバーの必要はありません。
固定しております。 小さなツマミはダミーとして接着固定いたしました。





◆1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理 VOL5

.07 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理はシャーシーとプレーヤーを
キャビネットにマウントをいたします。
キャビネットにマウント後にトラブルが発生する場合がありますので慎重な作業になります。


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↑ キャビネット内部を清掃してシャーシーとレコードフレーやーをマウント中の様子です。


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↑ 正面からの様子です。


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↑ プレーヤーボードの4か所の防振スプリングの調整を行いました。


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↑ 美しく磨き込んだプレーヤーは輝いています。


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↑ レコード演奏テストの様子です。


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↑ エージングテスト終了後にプレーヤーブースの背面板を取り付けます。





◆1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理 VOL4

.06 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理は進んでまいりました。
まだ完成には至っていませんが、基本的に正常動作状態にこぎつけました。

レトロオーディオの修復修理は家電製品の修理と異なる点は「動作するようになった」時点ではまだ修復修理
が完了したとは云えません。
レトロオーディオには約半世紀の経年劣化があります。
電源回路の部品の劣化による絶縁不良などは発熱・発煙・発火に至る場合があります。
「安心、安全」を留意して過去事例に基づいて一部の部品交換を実施いたします。

次の工程がレトロオーディオ独特の作業になります。


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↑ 外観の劣化は100年50年経っても「性能・安心・安全」には全く影響はありません。
しかし、内部の電気回路は正常な動作を維持しなければなりません。


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↑ 100ボルトコンセントから電気を供給する「電源コード」と「電源ヒューズホルダー」の交換を行いました。

50年前の電気コードやプラグは信頼性はありません。
 

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↑ 画像[左]  ブロック型電解コンデンサー           画像[右] ダイオード(半導体)

  (単体の大容量電解コンデンサーを3個封入)               (交流電源を直流電源に整流する)


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↑ 過去に何度かブロック型電解コンデンサーの破裂がありました。
現在はブロック型電解コンデンサーは製造されていませんので単体の100μF400WV×3個をラグ板を
介して取り付けました。


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↑ 整流ダイオードの交換も行いました。


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↑ レコードプレーヤーのフォノモーターのスタート/ストップスイッチの接点から発生するパークノイズを
軽減させるチューブラーコンデンサーの交換を行いました。

劣化のためショートによる故障率は高く必ず交換をしています。





◆1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理 VOL3

.04 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)
  
1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理はレコードプレーヤー各部の点検
により修復を行います。


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↑ プレーヤーのダメージは大きく、ターンテーブルと速度切り替えツマミがありません。


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↑ オート機構のアームリターンギアの点検修復を行います。 メカをクリーニング注油を行います。


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↑ ターンテーブルを回転させるモーターのトルクを伝導するための重要なアイドラーは珍しく状態が良く幸運です。

メカをクリーニング注油を行います。


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↑ 裏側のオート機構のクリーニングと注油を行います。



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↑ フォノモーターをマウントしている3ヶ所の防振ゴムが経年劣化で溶けています。


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↑ 交換途上の画像です。


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↑ 3ヶ所の防振ゴムの交換を行いました。


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↑ 速度切り替えツマミとターンテーブル及びマットの3点が欠品していますので代わりのものを取り付けて
テストを行います。


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↑ テストは良好です。 カートリッジは作動しています。


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↑ 付属の針は針先が針先が痛んでいます。


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↑ レコード回転テスト中の様子です。





◆ビデオ入力端子の無いブラウン管テレビに地デジチューナーを接続する方法

.03 2019 家電品の修理 comment(1) trackback(0)

この度、 ◆1970年代レトロなブラウン管カラーテレビナショナル「TH20-A15」が最新デジタル液晶テレビに変身
の記事に関連したご質問をコメント欄より頂いておりました。

ビデオ入力端子があれば地デジチューナー出力を接続するだけで簡単ですが、
1980年以前のブラウン管テレビには殆どビデオ入力端子は内蔵されておりません。

詳細を過去記事を引用してご説明いたします。

●以下2016年1月22日掲載の記事を再掲載いたします。


1977年製コンソール型20インチナショナルカラーテレビ「TH20-A2」の修復修理は最終工
程に入りました。
今日、ご依頼者から「ブルーレイの試聴も可能なようにして欲しい」とご要望がありました。

普通にビデオ入力を設けることは回路構成上などいろんな条件により不可能です。
しかし、何とかしなければなりません。

これ以上簡単確実な方法はありえないと、自負しながら作業を行いました。


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↑ [地デジアンテナ出力]→[地デジチューナー]→[RFモジュレーター]→[アナログチューナー
VHF1CH]で受信・・・・・という事になりますので、入口が一つしかありません。
結局、今まで何度か行っている方法ですが最も確実で使いやすい方法をとりました。

アンテナ入力端子を外して、RFモジュレーターとその電源をマウントします。


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↑ アンテナ入力端子板を外します。


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↑ 一旦、付いているものを全部取り外します。


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↑ 下側にピンジャック板を取りつけます。


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↑ RFモジュレーターとその電源アダプターを取り付けます。

RFモジュレーターはカバーを外して中身だけを取り付けます。
電源はテレビの電源スイッチで連動させます。


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↑ 全てを接続して動作テストを行っています。

テレビとブルーレイ入力の切り替えは無電源AVセレクターを取り付けました。


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↑ 非常に使いやすく調子よくいっています。


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↑ このテレビの映像調整は自動調整になっていますが、

手動調整のボリュームは普段は殆ど使用しないた為と、前部には取り付け不可能の為
後部に取り付けました。




●RFモジュレーターはテレビの映像信号と音声信号をテレビ電波VHFの1CH又は2CHに変換する機器です。
●1980年以降のVHSビデオデッキにはRFモジュレーターが内蔵されているものがありますので、これを利用
 する方法もあります。




◆1970年代レトロなブラウン管カラーテレビナショナル「TH20-A15」が最新デジタル液晶テレビに変身

.28 2019 家電品の修理 comment(1) trackback(0)
  
懐かしいこのデザインに郷愁をそそられるお方は多いと思います。

1970年代日本の高度成長期の良き時代、誰もが憧れて、家庭の団欒の中心に存在したカラーテレビです。

この度このコンソールキャビネットに最新のデジタル液晶テレビを埋め込むご依頼をお請けしておりまして
期限があり準備が整いまして埋め込み作業を実施いたしました。


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↑ ナショナルパナカラー「TH20-A15」 20インチのブラウン管カラーテレビです。

何とも言えない雰囲気のコンソールキャビネットの存在感は昭和レトロを彷彿させます。
ロータリーチャンネルツマミを「カチャカチャ」乱暴に回して叱られた思い出もあるでしょう。


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↑ 内部の様子です。

オールソリッドステート(トランジスタ/半導体)です。


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↑ 20インチブラウン管とすべてのシャーシー部品を取り外します。


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↑ 左半分のアップ画像


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↑ 右半分のアップ画像


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↑ 遮蔽鉄板で囲われた20インチブラウン管です。 15kg程あります。


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↑ VHF/UHFチャンネル切り替えと、その他の調節部分でこれだけ多くの部品とスペースで成り立っています。

全てを撤去いたします。


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↑ 撤去の終わったキャビネット前面の様子です。


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↑ 撤去後のキャビネットの内部の様子です。




キャビネット側の器材撤去が整い組み込み用のデジタル液晶テレビの用意を行います。




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↑ 組み込みに使用するカラーテレビは東芝REGZA 24S11 です。
24型地上デジタル/110度CS/BS内内蔵テレビです。(外付USB HDDによる録画対応)

何故、20インチのブラウン管マスク(枠)に24インチの液晶テレビを用いるかを、ご説明いたします。

ブラウン管テレビの縦・横比は「3対4」に対して液晶テレビは「9対16」になり、かなり横長になります。
その為、縦方向にサイズを合わせて大きめの24インチになります。
しかし横方向はサイズが大きすぎて、少しかくれる部分がありますが仕方がありません。

それと、ブラウン管の画面が湾曲しているのに対して、液晶テレビは平面(フラット)になっています。

液晶テレビを組み込む前にスピーカー出力の配線を改良する必要があります。
液晶テレビに内蔵の超小型スピーカーでは音質音量が不足して良くありませんので木製キャビネットに取り
付け済のスピーカーに接続を行えるようにいたします。
新品の液晶テレビを分解して改造をいたします。


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↑ ここで問題が出てまいりました。

元のスピーカーのインピーダンスが珍しく120Ωてした。 
普通は4Ω~16Ωですがかなりのハイインピーダンスです。
この液晶テレビの出力インピーダンスは6Ωですので適合いたしません。
念のため接続してみましたが音量が小さく最大音量で30%程しか出ていません。


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↑ 在庫のインピーダンス8Ωのスピーカーを仮付してテストを行い解決いたしました。音質音量良好です。

液晶テレビを支える受け金具を2か所に取り付けました。


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↑ 液晶テレビをマウントして上下、左右の位置合わせを行いました。

左右の位置合わせの左側は画面左上に時刻表示が出ますが、デビ局により若干ズレがありますが、
適当な位置に合わせました。
右側はリモコンの受光部の問題があります。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ ダミーのCHツマミと電源ツマミ等を接着剤で固定いたしました。


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↑ テスト中の様子です。


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↑ ビデオ入力とアンテナ入力ケーブルの取り付けの様子です。


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↑ ビデオ入力端子を元のアンテナ入力端子板を改造して作りました。


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↑ 専用リモコン


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↑ 電源 「ON」 緑     リモコンはこの小さな開口部に向けて至近距離(50cm以内)から発射いたします。
離れ過ぎると感知いたしません。


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↑ 電源 「OFF」 赤


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↑ 電源 「OFF」時の状態 画面 黒





◆1960年代ナショナル真空管ステレオ「SE-6200A」の修復修理(総集編)

.24 2019 家電品の修理 comment(1) trackback(0)

昨年の12月暮れに関西圏のお客様から「相談に乗ってもらえないか」とご相談がありました。
内容は「お店のインテリアとマスコットとして設置したいレトロステレオを購入したいので、何か適当なものがあれば
見せて欲しい」と云うものでした。  大変お急ぎの事情に共感いたしました。

ご来店いただきまして在庫を観ていただきましたが、あいにく適当なものが見当たりませんでした。
オークションで探して落札をご提案いたしました。

年が変わり早々にオークションで入手なさったものを修理で持ちこまれました。


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↑ 完成画像


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↑ レトロ製品独特のあらゆる調節機能のボリュームとセレクタースイッチの接触不良を接点復活剤の投入により
すり合わせを行い修復いたします。


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↑ 6BM8 PPの出力回路はパワー音質には余裕がありますが、片側の音質音量が不調の為6BM8の
交換を行いました。


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↑ その他には大きな問題はなく幸運でした。




レコードプレーヤーは劣化が強烈で不安かありますが、全力で修復を行います。




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↑ プレーヤーは一連の内部メカの修復を行い動作を回復いたしました。


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↑ 今回のプレーヤーボードの劣化状態は凄く、過去の事例でもここまで酷いのは少ないと思います。


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↑ このプレーヤーボードの斑点状の錆には、手こずりました。

フレーヤーボードをペーパー掛けしてラッカーの吹き付け塗装の下塗りの時点で錆の斑点が薄くならず、
更に回数を増やしても効果がないことが分かり、下塗り塗料を変えました。

乾いてからラッカーの吹き付け塗装を2度重ねました。


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↑ 下塗りを含めて2度目の状態です。  仕上げにもう一度吹き付け塗装いたします。


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↑ プレーヤーが修復完成してマウント状態の画像です。


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↑ 完成の全体像です。 現在脚は取り付けしていません。

完成品は1月中にお引渡しを完了いたしました。


●修復修理の詳細部分の解説は省略させていただきました。



◆希少1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理 VOL6

.22 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理は最終仕上げ工程に入りました。
機能的には全体的に立派に蘇りました。 しかし、キャビネットの劣化がアンバランスに感じてしまいます。

ご依頼者とご相談の結果、キャビネットの再塗装を行うことになりました。


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↑ キャビネット外観の再塗装完了画像です。   存在感がアップいたしました。




↓ 再塗装前のキャビネットの外観の一部の様子です。  無数の傷、色褪せがあります。

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↑ 上扉の一部にある大きな剥離部分は浮き上がっている為、処置が不可能でこの状態になります。

見る角度で誤差があります。 あまり小細工しない方がよさそうですので、この状態でとどめます。


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↑ 脚部の塗装も行いました。





◆希少1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理 VOL5

.19 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

 
1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理は終盤にかかりました。


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↑ シャーシーとプレーヤーの組み込み後テストの様子です。


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↑ 重いシャーシーを垂直マウントは外す時より、取り付け時の方が数倍難易度が高くなります。


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↑ 外れて散乱していました「エコー」の「リバーブユニット」を組み付けます。


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↑ 組み込み後のテストを行っています。

トラブルがなく順調です。


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↑ スピーカーの後方に4本の弱いスプリングで吊下げられた人工的にエコーを発生させるアナログ式の
リバーブユニットです。
スピーカーの音波を一条の柔らかいスプリングでキャッチしてその音波を電気信号に変換してエコー波を
作り出しています。
現在のカラオケマイクのように「デジタルエコー」ではなく、超アナログ的な懐かしい郷愁をそそる雰囲気が
再現されます。


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↑ キャビネットの所々の小傷や色褪せが気になってきます。


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↑ 最初はレコードプレーヤーの動作時に30cmウーハーの共振によるハウリングの心配がありました。

しかし、プレーヤーの通常より高精度の防振バネの効果により、完全に吸収されてハウリングの心配は
払拭されました。


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↑ エージングテストを続けます。





◆希少1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理 VOL4

.18 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理は進んでまいりました。

レトロオーディオの修復修理で忘れてならないのは、「安心・安全」の問題です。
真空管ステレオの過去事例の中でも特に注意を怠らないのは、100V電源回路と真空管の直流電源回路の
200V~300Vの整流回路です。
100Vの交流から200V~300Vのリップルのない直流電源を整流真空管又はダイオード(半導体)と大容量の
電解コンデンサー等により「倍電圧整流」作用によって造られています。

特に電解コンデンサーは半世紀の経年劣化で発熱破裂する場合があります。
仮に現在は異常なく動作をしていても突然破裂することもあります。
修理テスト中に破裂に直面することがあります。


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↑ 最初の画像ですが別置きサブシャーシーの電源回路です。

大きいアルミ缶体に収まった「大容量ブロックコンデンサー」です。
(ブロックコンデンサーは現在製造されていません)

電解液が漏れています。  交換対象です。


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↑ プラス側に赤線の入った「大容量チューブラー電解コンデンサー」です。 

危険率の高い電解コンデンサーですので 交換対象です。


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↑ 交換対象パーツを取り外しました。


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↑↓ 電解液漏れが見られます。

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↑ 黄丸印は100μF450WV単体の電解コンデンサー2個に交換を行いました。


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↑ 黄丸印は100μF400WV単体の電解コンデンサーと整流ダイオード2個の交換を行いました。


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↑ 電源コードの交換も行いました。


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↑ 「安全・安心」の電源回路に修復を完了いたしました。





◆希少1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理 VOL3

.16 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理はチューナーアンプシャーシーの修復を行います。


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↑ 上面操作のシャーシーは垂直マウントを採用されていますので、取り付ボルトを外して、シャーシーを
下ろします。
最短にまとめてある各ケーブルを延ばしておきます。


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↑ 垂直マウントの場合はシャーシー表面ホコリの堆積が少ないのできれいです。


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↑ チューナーアンプシャーシーの不具合重点事項

①各ボリューム及びロータリーセレクタースイッチの接触不良
②左側スピーカーから音が出ていない
③音量ボリュームの音量が絞り切れない、0点でも音が出ている
④FM受信が不安定
⑤その他


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↑ シャーシー表面からの目視と打診ては大きな問題はありませんが真空管の脚ピンとソケットの接触不良は
改善を要しますので対策を行います。


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↑ 「左側から音が出ていない」 
左アンプの増幅回路に異常を確認いたしました。
双3極管12AX7の左のプレート電圧が0Vでした。 プレート抵抗470KΩの劣化断線でした。


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↑ 不良の抵抗   正常値は400KΩ台ですが   左 ∞Ω(断線)  右 2.5MΩ(抵抗値増大断線状態)



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↑ 黄丸印の抵抗と電解コンデンサーの追加交換により回路変更を行いました。  好結果を得ました。




次は音量が絞り切れないボリュームの修復を行います。




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↑ 画像の一番上の2連ボリュームの交換を行います。


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↑ 元の音量調整ボリュームは1MΩ(1000KΩ)Aカーブの2連ボリュームです。
因みにAカーブとは変化特性の意味ですが、普通のボリューム(可変抵抗器)はBカーブで抵抗値が
回転角度により直線的に変化します。
もし、これを音量調節に使用しますと音量が急大きく変化しして聞こえます。
これを改善したのがAカーブの変化特性です。  最初が緩やかに変化します。

元の音量調整ボリュームは軸が2重になりR/Lが別々に調整するボリュームです。
現在入手できませんので画像のようにR/L同時に調整するものに交換をいたします。


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↑ ボリュームを絞り切った場合は抵抗値が0Ω近くにならないといけないのですが、
125.1Ωですからかなりの音量が出ています。


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↑ ボリューム抵抗値が1MΩ(1000KΩ)の値が2.523MΩ(2523KΩ)ですから2.5倍に変化していました。


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↑ ツマミの軸受がギザギザのセレーション軸(ローレット)用になっていますので、
元のボリュームの軸を切り取り「シャフト接ぎ」を.使用して取り付けを行いました。

FM放送の受信はセレクタースイッチの接触不良が改善されたため受信可能となりました。


次工程に進みます。




◆希少1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理 VOL2

.14 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理はダメージの激しいレコードプレーヤーの修復修理
に取り掛かります。

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↑ 修復前に汚れ落としの洗浄剤により清掃を行いました。一部比較の為汚れを残しました。
  
   左を円形に切り取った奇抜なデザイン
   主な特徴
   ① 30cmの大型ターンテーブル採用のリムドライブ方式
   ② 16/33/45/78回転 速度調整付
   ③ 手動操作方式
   ④ マグネチックカートリッジ
   ⑤ ソフトリフター

初期状態   ① フォノモーターはローターのメタルロックで回転不能。
         ② ターンでブルのセンターシャフトの軸受け部分が緩みガタガタの状態。
         ③ 全体的に修復が必要


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↑ 可動部分に塗布したグリスなどの油分が経年劣化で変質固着しているため「2-26」を噴射注入により
時間を経て可動状態に戻します。


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↑ フォノモーターをマウントしている3ヶ所の防振ゴムが経年劣化により溶けたり崩れたりして原型をとどめて
おりません。
フォノモーターの上下位置が極端にずれています。


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↑ 防振ゴムの交換を行います。  取り外した防振ゴムの大きさが3分の1以下になっています。


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↑ このように3ヶ所の防振ゴムを交換します。

実際のプレーヤー取り付け時は上下が逆になります。 フォノモーターの荷重は3か所に分割されてかかります。


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↑ 防振ゴムの交換が終わりました。


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↑ モータースピンドルの取り付け位置をアイドラーの上下動の位置と合わせます。


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↑ 78/33/45/16回転切り替えレバーの位置とカムの動作を確認します。


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↑ 調整が終わりターンテーブルをはめ込みます。


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↑ マグネチックカートリッジ点検を行います。

ダイヤモンド針はかなり摩耗が激しく最後に交換を行います。


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↑ レコード演奏テストを行います。


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↑ 45回転EPレコードのテスト中の様子です。





◆希少1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理 VOL1

.14 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

予てよりおお持ち込み頂いておりました1960年代コロムビア真空管ステレオ「SSA-563」の修復修理
のお見積もりの仮修理の記録です。


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↑ 機器の状態は「電源が入らない」ので、先ず電源が入る状態にいたします。

サイズ W1040 H570 D400mm 別途脚部あり


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↑ 前面扉付 


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↑ 天板開閉扉  操作部・プレーヤー


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↑ 背面の様子


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↑ メインシャーシーとスピーカー

30cm低音スピーカー/10cm中音スピーカー/6cm高音スピーカーの3WAYシステムです。
アンプは30MP27のプッシュプル構成で凄い音が期待できそうです。

エコー装置のバイブマシンも収納されています。


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↑ こちらは電源部のサブシャーシーがありますが、電源が入らない原因を究明いたします。


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↑ この機器は「セミトランスレス方式」を採用しています。

一部の真空管ヒーターとパイロット電源、そして真空管のB電源の直流電源回路をこの小型の電源シャーシー
内部で造られています。


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↑ 診断の結果、整流回路のダイオードにシャントしているチューブラーコンデンサーがショートしていました。


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↑ とりあえず、ショートしたチューブラーコンデンサーを切り離して新しい電源ヒューズを取り付けました。

電源が入り息を吹き返しましたが、とぎれとぎれで正常動作はしませんが、ガリのオンパレードながら、
何とか一応の動作にこぎつけました。
シャーシー内部の緻密な修復は後ほどといたします。

レコードプレーヤーを最初に見た時にかなりのダメージです。
当時のコロムビアのプレーヤーの設計指向が他社と比較して重厚過ぎるのが気になるところです。

次の工程へ進みます。




◆1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理 VOL2

.13 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理はキャビネットからシャーシー
とレコードプレーヤーの取り外しを行います。

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↑ アンプシャーシーは多数の接続ケーブルが繋がっています。 直結とプラグ式と混在しています。

スピーカーの裏板とプレーヤーブースの背面板を取り外さないとシャーシーを外して下へ降ろせない状態です。


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↑ 可能な限り接続ケーブルを処理してシャーシーを取り外しました。


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↑ シャーシーに半世紀以上の堆積した粉塵です。 過去に修理などで触れた形跡はありません。

即、シャーシーの清掃を行います。


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↑ シャーシー内部の様子です。


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↑ 先ず、ボリュームの猛烈な「ガリ」接触不良の修復を行いました。

ラジオの受信などは安定した状態を取り戻しました。


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↑ セレクタースイッチの接触不良の修復を行います。
多接点スライドスイッチピアノ式のセレクターは当時ハイカラで高級機に採用されていました。


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↑ 接点復活スプレーを噴射注入後、丹念にすり合わせを行い修復を行いました。

ラジオなどは安定した受信を取り戻しました。




次はレコードプレーヤーの状態の確認を行います。



●欠品 ターンテーブル(レコード盤を載せて回転させる円盤)  ●欠品 回転セレクターツマミ
プレーヤーは修復の可能性がありますので次工程にて修復修理を行います。
   
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◆1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661FMG」の修復修理 VOL1

.10 2019 家電品の修理 comment(0) trackback(0)

予てよりお預かりしておりました、1965年製ビクター真空管式HiFiステレオオーディオラ「STL-661F」の修復修理
のお見積もりで、仮修理を行います。

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↑ ビクターアンサンブル真空管ステレオオーディオラのSTL611シリーズはフルモデルチェンジがなく
マイナーチェンジをたびたび行いながら3年間で販売累計30万台の当時の人気ステレオでした。


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↑ スライド扉を開いた状態です。


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↑ 通電OK   不完全ながらAM/FMラジオ受信可能


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↑ レコードプレーヤーは問題多発・・・・・ターンテーブル欠品   回転セレクターツマミ欠品、 動作不可状態


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↑ スピーカーはこの種類のステレオでは珍しく音質の良い密閉型になっています。

次工程でシャーシーとプレーヤーをキャビネットから取り外して点検を行います。




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